観光ガイド資格保有者が直伝!イタリア旅行であなたがするべき100の体験

ローマにミラノ、ヴェネツィアにフィレンツェ。イタリアは都市の名前を聞くだけでも行きたくなる場所がいっぱい。それに加えてジェラートにパスタ、ピザやチーズなど本場のイタリアンも食べてみたい、というのがイタリア旅行の醍醐味です。したいことがあって迷っている方のために、イタリア観光ガイドがオススメ体験を紹介します。イタリア観光ガイドの資格を持つ筆者がお届けします。

イタリア人になりきってみよう!

イタリア人になりきってみよう!

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旅行に行ったら観光も楽しみですが、現地の生活を見るのも醍醐味です。
イタリア人になりきっての体験を紹介します。

#1 エスプレッソをカウンターで飲んでみよう

イタリア人の生活の一部になっているコーヒー。
街を歩くとバールと呼ばれるカフェが角ごとにあります。
イタリア流のコーヒーの飲み方は立ったままカウンターでエスプレッソを一口で飲み干して、スマートに去っていくこと。
喫茶店でコーヒーというと少し休憩という私たち日本人にとっては物足りなさも感じますが、郷に入っては郷に従え。
旅行の間はイタリア人の真似をしてスマートに苦いエスプレッソを飲み干してみませんか?ぜひカウンターに立って「ウン カッフェ、ペルファボーレ」と注文してください。

#2 甘いクロワッサンとカプチーノでイタリア的朝ごはん

イタリアに住み始めて約2年。
最近イタリア人ぽくなったなぁと感じることの一つが朝ごはんです。
イタリア人の朝はブリオッシュと呼ばれる甘いクロワッサンに一杯のカプチーノから始まります。
それをバールのカウンターで流し込んで仕事に向かうのがイタリア流。
最初は抵抗のあった甘いクロワッサンも最近はこれがないと朝が始まらないほど。
ジャムやクリームなど様々な味が並びます。
そしてイタリアの鉄則がカプチーノは朝にしか飲まないのです。
イタリア人に混じってカウンターで朝ごはんを食べてみましょう。

#3 食前の一杯 アペリティーボを楽しもう

食べることとおしゃべりが大好きなイタリア人。
そんな彼らからよくお誘いが来るのが「アペリティーボ」。
アペリティフ、つまり食前酒という意味のイタリア語ですが、実は食前酒片手におつまみを食べながらおしゃべりするというもの。
人気のお酒はスパークリングワインやカンパリベースのスプリッツというカクテルです。
おつまみは豊富な種類をバイキングで食べられる形式が主流。
イタリア人に負けずにおしゃべりに花を咲かせてみてください。

#4 食後の締めもアルコール 食後酒を飲んでみよう

食前酒のアペリティーボは楽しめたでしょうか?驚くことにイタリア人はこの後フルコースを楽しみます。
プリモと呼ばれるパスタにセコンドと呼ばれる主菜(肉や魚)を食べ、最後はデザートで終わります。
よくこれだけ食べられるなぁと感心するのですが、最後に消化を促進してくれるのが食後酒です。
イタリアではディジェスティーボと呼ばれ、様々な種類があります。
ほとんどがアルコール度数40度ほど。
ショットグラスに入れてキュッと締めてください。

#5 好きな具材を選んでパニーノを注文しよう

さてさて、そんなに食べられませんという方にオススメなのが街で売っているサンドイッチ、イタリア語ではパニーノと呼ばれています。
バールなどで出来上がったものを注文するのは簡単ですが、ぜひイタリア人になりきってオーダーメイドに挑戦してください。
というのはイタリアでは様々な種類のハムやチーズがあります。
おいしい組み合わせをお店の人に聞くとアドバイスしてくれます。
そしてオーダーすると大きなハムを機械で切ってサンドイッチにしてくれます。
ぜひオリジナルなパニーノを注文してみましょう。

#6 イタリア人の生活がわかるスーパーに行ってみよう

食べ物はレストランやストリートフードだけではありません。
イタリア人のリアルな生活を知ることができるのがスーパーです。
何より嬉しいのはチーズやパスタの種類の豊富さ。
ワイン一本とチーズを買えばホテルでも小さなパーティーができます。
ちょっとフルーツが欲しいというときにも便利です。
気をつけたいのがイタリアは全て量り売りということ。
野菜でもフルーツでも、自分の好きな分量をとって秤にかけて値段ラベルを貼ります。
イタリア人の胃袋の縮図とも言えるスーパーにチャレンジしてみましょう。

#7 メルカートでシニョーラに囲まれながらお買い物しよう

食にこだわりが強いイタリア人は新鮮な食材にこだわります。
そんなイタリアのマンマたちの強い味方がメルカート(市場)。
住宅街の広場などにも八百屋さんやチーズ屋さんが並びます。
イタリアでは成人女性をシニョーラと呼びますが、彼女たちはメルカートの常連です。
店員さんを待っていてもパワフルなシニョーラに先を越されてしまうこともしばしば。
そんなシニョーラたちに混じって生のイタリアを感じてください。

#8 市民の足 市バスに乗ってみよう

食べ物以外で市民の生活に密着しているのが市バスです。
大都市では地下鉄も通っていますが、イタリアのほとんどの都市は城壁に囲まれていたので今でも小規模。
そんな街で市民の味方になってくれるのが市バス。
ちょっとした郊外に出るのも楽しみです。
ただし乗り方は日本と全く違います。
イタリア市バスの三原則を紹介します。

1. バスは手を上げないと停留所で止まりません。

2. 切符は事前にタバコ屋さんで購入しましょう。

3. バスに乗ったら打券を忘れずに。

この3つを忘れず市バスの小旅行を楽しんでください。

#9 イタリア語で挨拶してみよう

イタリアに来てぜひ挑戦して欲しいのがこれです。
イタリア人は本当におしゃべりが大好き。
街中でも家でもいつでも電話、そしてカフェに入っておしゃべり、お酒を片手におしゃべり、と常に話しています。
そんなイタリア人と仲良くなれる簡単なイタリア語を紹介します。

チャオ!:親しい間柄での挨拶。
会ったときにも別れるときにも使えます。

グラッツェ!:ありがとう。

ミ・キアーモ◯◯:私の名前は◯◯です。

ピアチェーレ:よろしく。

これに加えて、親しい友人同士は会ったときに頬を合わせてキスをします。
長期滞在の人には特にチャレンジして欲しい経験です。

#10 イタリア人のジョークに切り返してみよう

イタリア語で挨拶ができるようになった方の上級編がこちらです。
イタリア人はお茶目にさらっとジョークを言って来ます。
先日もレストランで写真を撮っていたら「写真はダメだよ」と言われびっくりすると「僕を入れてくれたらオッケー」とすかさず笑顔でウィンクされました。
そんなセリフにこちらもさらっと返せるようになったらあなたもイタリア人の仲間入り。
ちなみにこの時には「イケメンすぎてシャッターが押せないわ」と返しておきました。
ぜひイタリア流の会話を楽しんでください。

本場のイタリアンを味わおう!

本場のイタリアンを味わおう!

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日本でも大人気のイタリアン。
一口にイタリアンと言っても地域によって名物が異なります。
本場でこそ食べたいイタリア料理を紹介します。

#11 豊富なパスタ 300種類の中から選んでみよう

イタリアンといえばパスタ。
実はパスタの種類は300種類とも言われています。
最初にイタリアに住み始めた頃はその種類の豊富さに圧倒されて、辞書を引き引きチャレンジする気分で注文しました。
スパゲッティやペンネは定番ですが、日本ではあまりお目にかかれないものを紹介します。
一つがオレキエッテ。
耳型をしたパスタでソースが絡まりやすいのが特徴です。
もう一つがヌーディ。
ラヴィオリの皮がない(ヌード)状態のパスタです。
日本では食べられないメニューに挑戦してください。

#12 一人で一枚がイタリア流 ピザを食べよう

イタリアのもう一つの名物がピザ。
持ち帰りのピザでも職人さんが手で生地を作り、薪のオーブンで焼いてくれます。
ぜひイタリアで食べて欲しいのが本場のモッツァレラを使ったマルゲリータ。
チーズがトロッと溶けたのが最高においしいのです。
日本ではLサイズありそうなピザ。
イタリアでは一人一枚が基本です。
女性同士でもカップルでも一人一枚。
もしちょっと多いなぁと感じたらクラストの部分を残してください。
塩味の効いたピザにはビールがよく合います。
お腹いっぱい味わってください。

#13 バジリコの香りがたっぷり ジェノヴェーゼを味わおう

最近は日本でも本当に美味しいイタリアンが食べられるようになりました。
それだからこそ、旅行の時にはイタリアでしか食べられない味をぜひ味わっていただきたいと思います。
その中でオススメするのがジェノヴェーゼ。
フレッシュなバジリコとオリーブオイル、潰した松の実とパルメジャーノで作るソースはハッキリ言ってなまものです。
街角のお惣菜屋さんでは今日作ったジェノヴェーゼを置いています。
調理スペースのある場所にお泊りの方はパスタを軽く茹でてバジリコの味をたっぷり味わってください。

#14 イカスミで口を真っ黒にしよう

イカスミで真っ黒になったスパゲッティをイタリアンレストランで食べたことがあるでしょうか?イカスミは海洋都市として発展したヴェネツィアの名物料理。
モザイクが美しいサンマルコ大聖堂を見て、憧れのゴンドラに乗ったら味わってほしいメニューです。
フォークでくるくる巻いて口に含むと口いっぱいに磯の香りが広がります。
ヴェネツィアの位置するヴェネト州はシーフードによく合う白ワインの産地としても知られています。
ぜひ白ワイン片手にゴンドラの街で本場のイカスミを味わってください。

#15 血の滴るフィオレンティーナで精をつけよう

内陸のフィレンツェではお肉料理が豊富。
その中でも一番のご馳走がビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、フィレンツェ風Tボーンステーキです。
お店には必ずというほどメニューに載っています。
このステーキ、なんと注文がキロ単位!なので注文すると大きな骨付のステーキが運ばれてきます。
そしてほとんどの場合が血の滴るレアの状態で提供されます。
というのはレアで提供できるのは新鮮さの証拠。
火で軽く炙るくらいが理想なのです。
とはいえもう少し焼いてほしい場合は遠慮なく「ウェルダン」を注文してくださいね。

#16 イタリアンなモツにチャレンジしよう

モツ料理はもつ鍋やホルモンだけではありません。
イタリアでも伝統的に食べられています。
牛の胃袋はトリッパと呼ばれ、トマトで煮込んでアツアツにして食べます。
第4胃袋のギアラはランプレドットと呼ばれ、フィレンツェではストリートフードとして大人気。
どちらもよく煮込んであり、味がしみているので食べ応えたっぷりです。

労働者のおじさん達がこれを朝ごはんに食べている光景を見ることもしばしば。
赤ワインと一緒にイタリアンなモツを味わってください。

#17 ハムとソーセージ サルメリアに挑戦しよう

今でも街の小さな商店が活躍するイタリア。
その中でもぜひ行ってほしいのがサルメリアと呼ばれるハム屋さんです。
ハムやソーセージなどイタリアでは種類が豊富。
サルメリアでは色々な種類が並んでいます。
サラミを買ってホテルでおつまみとして食べるのにも最適ですが、勇気のある方はお店の人に直接注文してみましょう。
サルメリアでは大きなハムが置いてあることもしばしば。
それを指差して欲しい分量を伝えると薄く切ってくれます。
伝統的技法で作った美味しいハムをぜひ召し上がれ。

#18 空き瓶を持ってワインを買いに出かけよう

ワインの国イタリア。
初めて来た時になんでもないハウスワインの美味しさに感動しました。
街のワイン屋さんには大きな木製や金属製の樽が並んでいます。
なんと空ビンを持っていくとそこにワインをリフィルしてくれるのです。
地元のテーブルワインがメインですが、お店によってはイタリア各地から運んできたワインを味わえるところも。
最後にはしっかりコルクを締めてくれるので安心です。
寝かせたワインが美味しいのはもちろんですが、旅先ならではの樽直接のワインも試してみるのはいかがでしょうか。

#19 本場のティラミスを食べよう

イタリアのドルチェといえばやっぱりこれ、ティラミス。
エスプレッソの苦味が効いた生地に、マスカルポーネの甘さと上に振りかけられたココアが絶妙なハーモニーを醸し出し、まさに一番人気の名にふさわしいイタリアンドルチェです。
比較的最近できたドルチェですが、料理教室の先生もその産地は複数あって特定できないとか。
コーヒーに合うのももちろんですが、個人的なオススメは赤ワイン。
マスカルポーネの甘みに赤ワインの少し渋さを楽しんでください。

#20 カンノーロでフレッシュなリコッタチーズを味わおう

カンノーロというお菓子をご存知でしょうか。
イタリアの南にあるシチリア島のお菓子ですが、筒型のクッキーの中にリコッタチーズを入れます。
フレッシュなリコッタチーズで食べるのが本当に美味しいのでオススメ。
お店によっては筒型のクッキーのみ置いているところがあります。
これは実は注文してからリコッタチーズを詰めてくれるからです。
映画「ゴッドファーザー」でも登場するシチリア人の大好物。
滞在中にぜひ一つトライしてみてください。

イタリアの観光名所を巡ろう!

イタリアの観光名所を巡ろう!

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どの街を訪れても帰りたくなくなるような景色が広がるイタリア。
ザ・観光名所も魅力的です。
絶対行っておきたい観光名所を紹介します。

#21 コロッセオで古代ローマを感じよう

#21 コロッセオで古代ローマを感じよう

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「グラディエーター」という映画をご存知でしょうか?古代ローマではローマ市民と奴隷に身分が分かれており、市民たちは奴隷たちが剣闘士として猛獣や他の奴隷たちと戦うのを娯楽として見ていました。
それが行われていたのがコロッセオです。

ローマ帝国下の街には必ずこの円形闘技場がありました。
コロッセオができたのは紀元80年。
ここに水を張って模擬海戦を催したこともあるとか。
ここで様々な戦いが催されたくさんの命がなくなったと思うと感慨深いものがあります。

#22 スペイン広場で観光気分に浸ろう

数あるローマの観光名所の中でも忘れたくないのがスペイン広場。
大きな噴水に大きな階段と、ポスターや映画で見たそのままの光景をリアルで見るのは嬉しくなります。
スペイン広場とはここにスペイン大使館があることからついた名前です。
その名の通り、この場所は常に観光客でいっぱい。
そしてそれを目当てにした屋台がたくさん出ているのも観光気分を盛り上げてくれます。
他の観光客の合間を縫って、有名な舟の噴水から階段の上のオベリスクまで写真を撮って観光客気分に浸ってください。

#23 ゴシックの傑作ミラノのドゥオモを見よう

イタリアン・モード最先端の街として知られるミラノ。
この街のシンボルとも言えるのがドゥオーモです。
ゴシック建築の代表作として知られるこの教会は135本もの尖塔が立っており、見るだけで圧倒されます。
着工したのは14世紀後半(室町時代)ですが、最終的に完成したのは19世紀(江戸時代)。
そんな時間的にも空間的にも壮大なドゥオーモ。
内部はステンドグラスが高い天井まで飾られています。
最後には屋上に登ってミラノの街を上から眺めてください。

#24 全てが絵のようなヴェネツィアの町を歩こう

#24 全てが絵のようなヴェネツィアの町を歩こう

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海に面した干潟の街ヴェネツィア。
街の合間に運河が流れており、それを縫うようにゴンドラが通っていきます。
街の中には車はおろか自転車すらありません。
色とりどりの壁の家が並んでいる中を歩くとまるで異空間に来たよう。
そんなヴェネツィアの街の一番のオススメが夕暮れ時。
サンマルコ広場からカモメたちが一斉に飛び立つ様や、アカデミア橋からの茜色に染まった海の風景など、どこを見ても絵の様な街に酔いながら歩いてみてください。

#25 本当に斜めなピサの斜塔の写真を撮ろう

数あるイタリアの観光名所の中でも面白いのがピサの斜塔。
本当に傾いてるの?と最初は懐疑的だったのですが、実際に見るとその傾き具合に驚きます。
建設が始まったのは12世紀。
隣にある大聖堂のための鐘楼として大理石で建てられたのですが、海の近くにあるピサは地盤が緩く建設中から傾き始めました。
2001年に工事が終わり、現在では塔に登ることもできます。
世界中の観光客に混じってオリジナルな斜塔の写真を撮ってください。

#26 絵葉書のようなミケランジェロ広場に登ろう

筆者が個人的にオススメなのがこのミケランジェロ広場。
ガイドブックで見る様なフィレンツェの風景がそのまま見えるのが、小高い丘の上にあるこの広場です。
いつ行っても美しいのですが、夜になってライトアップされた姿は格別。
左にはヴェッキオ橋、右にはサンタクローチェ教会、そして真ん中に女王の様に輝くのがフィレンツェが誇る赤い屋根のドームです。
街を取り囲むトスカーナの丘から吹く風を感じながら最高の景色を堪能してください。

#27 夕日に輝くシエナの大聖堂に感動しよう

#27 夕日に輝くシエナの大聖堂に感動しよう

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フィレンツェから電車で約1時間行くとシエナの街に着きます。
世界遺産に登録されているこの街は、まるで中世をそのまま凍結して現代に持ってきたようです。
扇型に広がったカンポ広場を見下ろすように立つレンガ色のマンジャの塔から鐘が響くと、もうそこは別世界。
そんな歴史を感じるシエナの街のもう一つの魅力が大聖堂です。
白とピンクの大理石の建築の一番上にはモザイクが輝きます。
夕暮れ時に行けばさらに感動すること間違い無しです。

#28 これを見ないで死ねない ナポリの卵城に行こう

#28 これを見ないで死ねない ナポリの卵城に行こう

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南イタリアを代表する海の街ナポリ。
イタリアでは「ナポリを見て死ね」という言葉があるほど魅力たっぷりの街です。
街をドキドキしながら歩くこと自体が観光、とも言えますが、ここで絶景を見たければ卵城に行ってみましょう。
おまじないとして城の基礎の中に卵を埋め込んだことから卵城の名前がつきました。
もともと要塞として建てられた建物なので、ナポリの街並みはもちろん、歌でも有名なサンタルチア港、遠くはポンペイを破壊したヴェスヴィオ火山まで見えます。

#29 ポンペイで2000年前の生活を知ろう

#29 ポンペイで2000年前の生活を知ろう

商業都市として繁栄を誇りながらも火山の噴火によってある日一瞬のうちになくなってしまった伝説の都市、ポンペイ。

19世紀に発掘され、現在ではローマ時代の繁栄を知る遺跡として世界中から観光客が訪れます。
現代でも通用するような水道のシステムや酒屋さんなど、人が生きていた姿をそのまま感じられるのが特徴です。
美術が好きな方はぜひ神殿や貴族の館でフレスコ画を鑑賞してください。
2000年経った今も色鮮やかな壁画に当時の繁栄を感じることができるでしょう。

#30 アグリジェントで古代に想いを馳せよう

もう一つ遺跡をご紹介します。
シチリア島は紀元前8〜3世紀頃ギリシャの植民地でした。
その中で栄えた街の一つが南西部に位置するアグリジェントです。
ここにはギリシャ植民地時代の神殿の遺跡が20ほど残っています。

南イタリア特有の真っ青な空に照りつける太陽、その中に2500年の歴史を超えて立つ神殿を見ると人間の歩んできた道を自然と考えさせられます。
建てられた時代によって少しずつ異なる建築様式をみながら古代に想いを馳せてください。

イタリアの田舎を満喫しよう!

イタリアの田舎を満喫しよう!

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ポスターや写真でイタリアの田舎の風景をみたことがあるでしょうか?なだらかな丘にオリーブやワイン畑が広がる風景を見ると心癒されます。
そんな経験ができるイタリアの田舎を紹介します。

#31 アグリツーリズモに泊まってみよう

一般的な観光はもう飽きたというイタリア通の方にお勧めしたいのがアグリツーリズモ。
イタリアでは農家が空いている部屋を民宿のように貸してくれるシステムがあります。
泊まるだけという利用方法も可能ですが、できれば食事ができるところに泊まってください。

実際に畑で採れた食材を使っての料理は新鮮さが違います。
のどかな風景に浸りながら美味しい料理を食べて日々の疲れを癒してください。

#32 イタリアの温泉テルメに行こう

#32 イタリアの温泉テルメに行こう

イタリアにも温泉があるってご存知でしょうか?漫画「テルマエ・ロマエ」でも出てきましたが、伝統的にイタリアには温泉やお風呂に浸かる文化がありました。
現在ではテルメと呼ばれ、自然の温泉が人気です。

日本のように宿泊してゆったり過ごすこともできるのですが、もちろん日帰りでの利用も可能。
また滝のように流れている場所で温泉を浴びることもできます。
街での観光に疲れたら少し足を伸ばして温泉に癒されに行きませんか?

#33 ワイナリーでワインの製造工程を知ろう

イタリアの食卓に欠かせないワイン。
イタリアワインの特徴は今でも小さな工場で作っているところが多いことです。
代表的なブランドもありますが、まだまだ家族経営で良い品を少量で作っているところを見かけます。
ワインの製造は畑から。
良い土壌を守りながら作っている小さなワイナリーを訪れてみませんか。
ワイン畑から製造工程、そして最後はテイスティングとフルに楽しめます。
工場主が出てきて熱く語ってくれるのも小さな工場ならでは。
ワインに込める魂を感じてください。

#34 オリーブオイルのテースティングをしよう

イタリアの田舎はワイン畑とオリーブ畑でできていると言っても過言ではないほど。
そしてどちらもイタリアの食卓に必ず並ぶ必需品です。
イタリアのオリーブオイルは質が高いことで知られていますが、それは今でも一つ一つが手摘みだから。
EU産のものが安い価格で売られても、イタリア産のものはやはり根強い人気があります。
新オリーブオイルが出る季節は秋。
美味しいオリーブオイルは味見をしないとわからないもの。
お店でテースティングをして上質のオリーブオイルを味わいましょう。

#35 電車に乗って少し遠出してみよう

大きな街でも一歩外にでると田園風景が広がっていたりします。
高速電車を使って街と街の間を行き来する方はたくさんいらっしゃると思いますが、ぜひローカル線にもチャレンジしてください。
1時間ほど行けば全く別の街が広がります。
通勤や通学で使う人たちに混じれば見えてくる風景も少し変わってきます。
ちょっとした小旅行にぴったりですが、忘れたくないことが2つあります。

1.買った切符を打券してください。

2.ドアの開閉は手動です。

この2つを忘れずに小さな冒険に出てみませんか。

#36 小さな町を訪問しよう

#36 小さな町を訪問しよう

メジャーな観光都市だけでも見るところがいっぱいのイタリア。
でもツアーではいかないような小さな町にも大きな魅力がたっぷりなんです。
もともとイタリアは、都市ごとに自治を行っていました。
今でも城壁に囲まれた町がたくさん残っています。
どの町にもそこに住む人たちが守ってきた歴史や伝統が生きています。
町によっては観光客もたくさんいますが、代々受け継がれてきたものを感じられるのが小さな町の魅力。
足を伸ばして何世紀も変わらないイタリアを見に行きませんか。

#37 乗馬を体験してみよう

乗馬をされたことはあるでしょうか?イタリアの田舎で挑戦したいのが乗馬。
何重にもうねる丘を眺めるのもいいですが、実際にその中を駆け抜けるのはもっと楽しめます。
乗馬をしたことがない方は、乗馬場で指導を受けることもできます。
馬ものんびりとした田舎で育っているので親しめます。
今でも田舎に行くと大きなスペースを仕切って放牧されている馬がのんびりと過ごしているほど。
馬と一緒になって大自然を感じてみてください。

#38 ヨガリトリートに参加しよう

最近イタリアを訪れるアメリカ人の間で人気なのがヨガ・リトリート。
筆者もシチリアとトスカーナで参加しましたが、ただヨガだけではなくて「楽しむ」ことが含まれるのが特徴です。
朝はヨガで始まり、たっぷりの朝ごはん、その後テルメやワインテースティングを楽しみ、最後はまたたっぷりのフルコースディナーをみんなで一緒に食べます。
そこでできた友情は一生もの。
人生に疲れたな、と思ったらヨガリトリートで体をストレッチして美味しいものを食べて元気になりましょう。

#39 アッシジで優しさに触れよう

田舎の町でオススメしたいのがアッシジ。
ここはイタリアで最も信仰されている聖人の一人、聖フランシスの町です。
彼はここに生まれ、全てを捨てて信仰に生きました。
そんな素朴な人柄を慕ってたくさんの信者が今でもこの町を訪れます。
この町の特徴はピンク色の石でできた教会です。
まるで聖フランシスの優しい人柄を表すかのよう。
町の人も巡礼者を優しく迎え入れてくれます。
小鳥にも説教をしたという聖フランシスの真心を感じてください。

#40 ペルージャで坂の街を歩いてみよう

比較的大きな町ながらのんびりした雰囲気が漂うのがペルージャ。
中田英寿選手が在籍したことでも有名になりました。
この町はもともとエトルリア人と言ってローマ時代の前に住んでいた民族が作った町です。
町を守るために丘の上に建てられたので今でも坂を上り下りしながら歩きます。
中世の古い町の所々に古いエトルリアの遺跡が残っているのが印象的。
丘の上に建っているので緑豊かなウンブリアの景色を一望できるのもこの町の魅力です。

イタリアの自然の優しさ触れよう!

イタリアの自然の優しさ触れよう!

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イタリアというと芸術や建物が思い浮かびますが、山に海に豊かな自然があることでも知られています。
そんな自然を満喫できる方法をご紹介します。

#41 南アルプスでハイキングしよう

スイスとの国境を背にする北イタリア。
北西部のアオスタ渓谷からはモンブラン、マッターホルンなど4000m級のアルプスの山がそびえ立ちます。
ここは他の地域から隔離されているので手付かずの自然が残っているのも魅力の一つ。

山を眺めるだけでも心洗われますが、せっかくなのでハイキングをするのはいかがでしょうか。
トリノから約2時間半ほど電車に乗って南側からのアルプスの風景を見に行きましょう。

#42 世界の名峰を背にスキーを楽しもう

アルプスで楽しみたいのがスキー。
イタリア語でチェルヴィーノと呼ばれるマッターホルンの麓にあるチェルヴィニアはスキーの絶好スポットとして知られています。
4447mあるマッターホルンを控えているので夏でもスキーが可能。

雪山が待てない人にはぴったり。
そしてまっさらのヴァージンスノーで滑りたい方にはヘリコプタースキーがオススメ。
日本ではなかなか経験できないスケールの大きなスキーを楽しみましょう。

#43 絶景を楽しめるロープウェイに乗ろう

南アルプス地方でもう一つ楽しみたいのがロープウェイ。
モンブランはイタリア領とフランス領をまたがるのですが、それを行き来できるのがモンブラン・ロープウェイです。
空の上からの国境越えだけでなく、その壮大な景色も大きな魅力。

夏でも氷河を頂に乗せているモンブラン。
このロープウェイでは自然はもちろんのこと麓の町や緑豊かな林を見ることもできます。
自然の大きさに抱かれたいと思ったらぜひ空中散歩にトライしてみてください。

#44 最高に美しい湖水地方で癒されよう

#44 最高に美しい湖水地方で癒されよう

歴史的にヨーロッパの文化人に愛されてきた湖水地方。
いくつもの湖が点在する地域です。
どの湖もそれぞれの魅力がありますが、共通するのはまるでおとぎ話に出てくるかのような美しさ。

その中でもマッジョーレ湖のベッラ島(美しい島)にはボッロメオ家の宮殿があり、自然を取り入れつつバロックの庭に仕立て上げています。
遊覧船で湖を回ることもできるので、船の上から現実離れした世界に遊びに行ってみませんか。

#45 サンマリノで絶景を見よう

#45 サンマリノで絶景を見よう

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イタリアの山はアルプスだけではありません。
イタリア半島の背骨と言われるのがアペニン山脈。
そこに世界で5番目に小さな独立国家、サンマリノ共和国があります。
首都のサンマリノ市は標高750mのティターノ山の山頂にあり、眺めが抜群。

眼下に広がるのはサンマリノの領地です。
遮るもののない山頂からはアドリア海を見ることもできます。
山の風に吹かれたくなったらちょっと足を伸ばして国境を越えてみませんか?

#46 青の洞窟で神秘体験をしよう

南イタリアに浮かぶカプリ島。
ここで一番有名なのが青の洞窟です。
小さな船に乗って洞窟の中に入ると神秘的な青い空間に包まれます。
秘密はこの入りにくい小さな入り口。
この小さな入り口から入る光が洞窟の中を照らして独特の色合いを出すのです。
天候によって入れるかどうかが決まるので、余裕のある方は島に泊まるのもありかもしれません。
洞窟だけでなく高台からの景色などカプリ島にはほかにも魅力がたくさん。
ぜひのんびり過ごして青の洞窟に感動してください。

#47 言葉も違うの?サルデーニャに行ってみよう

#47 言葉も違うの?サルデーニャに行ってみよう

サルデーニャはイタリア半島から離れてティレニア海に浮かぶ島です。
ここは独自の文化が今でも生きており、海に山に大自然を感じることができます。
現在でも内陸部では伝統衣装を着た人を見ることもちらほら。

ヌラーゲと呼ばれる古代サルデーニャ人が築いた砦が残っているのも印象的です。
イタリア人に聞くとサルデーニャ人同士で話していると言葉がわからないとか。
そんな独自の文化を大切に守っている島に冒険してみましょう。

#48 ジェノヴァの水族館で海の動物に触れよう

#48 ジェノヴァの水族館で海の動物に触れよう

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海洋大国として繁栄したリグーリア州のジェノヴァ。
ここはアメリカ大陸を発見したコロンブスの出身地でもあります。
彼の新大陸発見を記念して建設されたのがジェノヴァ水族館です。
ジェノヴァの旧港に作られた水族館はヨーロッパ最大規模。

1492年の旧世界と新世界の出会いがコンセプト。
海を制したジェノヴァならではの海の動物とのふれあいが楽しめます。
水族館を出たら潮風を頬に感じながら散歩道を歩いてみましょう。

#49 船で海外に行ってみよう

#49 船で海外に行ってみよう

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ヨーロッパ大陸から突き出たイタリアは三方を海に囲まれています。
そんなイタリアだからこそチャレンジしてみたいのが船の旅。
南のバーリからはクロアチアのドブロニクやギリシャに足を伸ばすことができます。

その中でもオススメなのがフランス領コルシカへの旅。
フィレンツェから約1時間半電車に乗ってリヴォルノ港まで行けば、ナポレオンの生まれ故郷コルシカへと足を延ばすことができます。
船に乗って旅愁を感じながら国境を越えてみましょう。

#50 自転車で風を感じてみよう

山や草原が好きな人にトライして欲しいのが自転車です。
その中でも、なだらかな丘が広がるトスカーナ地方はツーリングに最適。
バスや電車だとどうしても町を見ることになってしまいますが、その点自転車だと等間隔に並ぶ糸杉も、合間に放牧されている牛を見ることもできます。
好きな場所で止まって写真を撮ることができるのも魅力の一つ。
観光用の自転車をレンタルすることができるので、地図を片手に大きな自然に包まれてください。

イタリアの芸術を鑑賞しよう!

イタリアの芸術を鑑賞しよう!

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自然の美しさに感動したら、人が技術を駆使して作った最高の芸術を鑑賞しましょう。
イタリアは歴史的にヨーロッパ各地から芸術鑑賞に来た土地。
そんな芸術大国のイタリアの中でも必見の作品を紹介します。

#51 レオナルドの傑作「最後の晩餐」を見よう

#51 レオナルドの傑作「最後の晩餐」を見よう

ルネサンスのオールマイティな天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼が作った中でも最も重要な作品の一つがこの「最後の晩餐」です。
ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の食堂に描かれたこの作品。
どうしてもここで見ないと行けないのは、この作品は壁画で持ち運びができないからです。

壁に付着しにくい油絵を敢えて使用して描かれたこの作品。
本物を見て映画でも話題になったレオナルドの秘密に迫ってください。

#52 芸術の宝庫サン・ピエトロ大聖堂に圧倒されよう

#52 芸術の宝庫サン・ピエトロ大聖堂に圧倒されよう

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カトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂。
ローマ教皇のために最高の芸術家がイタリア中から集まり、最高の作品が収められました。
その中でも死ぬまでに見ておきたいのがミケランジェロの「天地創造」と「最後の晩餐」です。
「天地創造」は聖書に記されたこの世の始まり「最後の晩餐」はこの世の終わりを表しています。
ミケランジェロの凄さはその圧倒的な力強さ。
聖書のストーリーが生身のように伝わってきます。
天才の力作に感動してください。

#53 ボルゲーゼ美術館でバロックの傑作に触れよう

ローマの魅力は古代遺跡に加えて17世紀に発展したバロック芸術です。
ボルゲーゼ美術館にはバロックの巨匠ベルニーニの傑作が展示されています。
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのために作られた」と言われるほどの腕前を持った彫刻家です。
この美術館での必見は「アポロとダフネ」。
アポロの求婚を断ったダフネが月桂樹の木に変身する途中を彫刻で見事に表しています。
大理石とは思えない最高の技術を堪能しましょう。

#54 ウフィツィ美術館でルネサンスを知ろう

#54 ウフィツィ美術館でルネサンスを知ろう

フィレンツェを代表する美術館、ウフィツィ。
ここにはルネサンスを中心とした名作が並びます。
特に必見なのが世界最大級のボッティチェリのコレクション。
1000年ぶりに描かれたヌード「ヴィーナスの誕生」やそれと対になると言われる「春」など、ルネサンス期のベースになった新プラトン主義を表す作品が並びます。
あまりの弟子の出来栄えに、レオナルド・ダ・ヴィンチの師匠が絵筆を折ったと言われる伝説の作品もこの美術館の収蔵品です。
ルネサンス芸術の真髄に触れてください。

#55 ミケランジェロの力作「ダヴィデ」に感動しよう

#55 ミケランジェロの力作「ダヴィデ」に感動しよう

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ミケランジェロ29歳の大作がダヴィデ。
巨人ゴリアテに少年ダヴィデが石で立ち向かったという旧約聖書のお話に基づいています。
その何者にも屈しない勇敢な姿はフィレンツェ共和国の象徴となり、今でも町の中心にコピーが置かれています。

ここで見ることもできるのですが、できればアカデミア美術館に足を伸ばしてぜひ本物を見て欲しいと思います。
弟子の手を借りずに一人で仕上げたとされるダヴィデ像。
本物を見てミケランジェロの気迫を感じてください。

#56 サンマルコ大聖堂でビザンチン芸術を堪能しよう

ヴェネツィアの中心となるのがサンマルコ大聖堂。
ドームが連なるこの大聖堂の中に入ると金色に輝くモザイク画に圧倒されます。
海洋都市として栄えたヴェネツィア。
現在のトルコに首都があった東ローマ帝国とも近くビサンチン文化を色濃く残しているのが特徴です。
特に中央祭壇にあるパラ・ドーロは光り輝くばかり。
また宝物館には十字軍の際に持ち帰った中東からの品が並び、ヴェネツィア芸術に影響を与えた様子が伺えます。

#57 ラヴェンナのモザイク画に心打たれよう

さらに古いモザイク画を誇るのがラヴェンナの町です。
ここは5世紀に崩壊するまで西ローマ帝国の首都でした。
その後も東ローマ帝国のイタリア半島の拠点となり、モザイク画を始めとするビサンチン文化を色濃く今でも残しています。
8つの教会が世界遺産に登録されている中で皇妹だったガッラ・プラチーディアの廟は必見。
一歩中に入るとシンプルな外観からは想像もつかない世界が広がります。
モザイクでできたの満天の星の天井に心奪われてください。

#58 スクロヴェーニ礼拝堂で別世界を感じよう

ヴェネツィアから高速電車で約30分の小さな町、パドヴァ。
大学の町として歴史がある町ですが、この町に中世の芸術を語る上で忘れられない小さな礼拝堂があります。
ルネサンスの父と呼ばれるジョットーによってフレスコ画が施されたスクロヴェーニ礼拝堂です。
父と自分の罪を贖うために建てられたこの礼拝堂。
中に入ると上から下までみっちりとジョットーの壁画で埋め尽くされています。
まるで別世界に入ったかのように錯覚する空間に足を踏み入れて見るのはいかがでしょうか。

#59 マントヴァで宮廷の文化に触れよう

知名度は高くはないのですが、芸術の宝庫としてご紹介したいのがマントヴァの町です。
湖に囲まれた小さな町は、ローマ教皇も一目置いたとされるルネサンスの才女イザベッラ・デステの嫁ぎ先でもあります。

教養高い彼女によってマントヴァで宮廷文化が花開きました。
この町で見ておきたいのが、宮廷文化の中心となったドゥカーレ宮殿。
マンテーニャの手による「結婚の間」の天井画は思わず外が見えるのかと錯覚してしまいます。
才女が発展させた教養高い芸術を堪能してください。

#60 文化の交差点パレルモでアラブ・ノルマン様式に浸ろう

ギリシャやアラブ、そして北はノルマン民族まで、文化の交差点となったのがイタリアの南に位置するシチリアです。
その中心となったパレルモは、13世紀にすでにノルマン王の宮廷で人種や宗教に関わらず才能を発揮していたという国際都市。
それを表すのがノルマン王宮です。

アラブ人が築いた城の上にノルマン人の王が宮殿を建てました。
中にあるパラティーナ礼拝堂は金のモザイクに圧倒されますが、その中にもアラブ様式を残しています。
異文化が混じり合った独特の美しさをぜひ味わってください。

イタリアの世界最高の技術・品質を堪能しよう!

イタリアの世界最高の技術・品質を堪能しよう!

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モードの最先端、イタリア。
最高の芸術を生んだのは最高の技術。
今でも職人の技術がそこかしこに生きています。
そんなイタリア人の誇りでもある世界最高峰の技術を紹介します。

#61 モードの最先端ミラノでショッピングを楽しもう

#61 モードの最先端ミラノでショッピングを楽しもう

イタリアといえばプラダやグッチなど名だたるブランドの生まれた土地です。
その中でもミラノはモードの最先端。
街を歩いていてもファッショナブルに着飾った人たちが目に止まります。
見るだけでも十分にモードを楽しめるのですが、できれば実際に身に付けたいもの。
筆者が一番イタリアらしいと感じるのはドルチェ&ガッバーナ。
日本人の感覚では想像しないような柄があってオリジナルさ満載。
ミラノにはたくさんお店があるので、ぜひ中に入って最先端のモードを感じてください。

#62 オーダーメイドを作ってみよう

イタリアにはたくさんのハイブランドがありますが、元々は職人技術が発達したものです。
すごいのはその伝統が今でも受け継がれていること。
街を歩くと職人さんの工房が目に止まります。
そんな中ぜひトライして欲しいのがオーダーメイド。
特に最近は若い職人さんがセミオーダーメイドに対応していて、観光客にとっても手軽にオリジナルな品物を作ることができるようになりました。
楽しい旅行の思い出にスペシャルなお土産をどうぞ。

#63 ブランド美術館で誕生ストーリーを知ろう

今では有名ブランドもその地位を築くまでには様々なストーリーがあります。
そんな歴史を見ることができるのがブランド美術館。
フィレンツェにはフェラガモ美術館とグッチ美術館があります。
これらの美術館が面白いのは歴代の商品を見ることができること。

そしてフェラガモ美術館では靴を作るための足型が展示されており、マリリン・モンローやマイケル・ジョーダンの足型を見ることができます。
ブランドの誕生ストーリーを知ってさらにショッピングを楽しみましょう。

#64 職人の技が光る革製品を買おう

今でも代々職人の技が引き継がれていくイタリア。
特に革製品に関しては技術の高さが世界でも有名で、海外からたくさんの留学生が学びに来ています。
そんなイタリアならではの革製品をお土産にするのはいかがでしょうか。

財布やカバンといったオーソドックスなものから、手袋や革ジャケットなどデザイン性の高さも魅力の一つです。
一つオススメしておきたいのが路上ではなく店舗で買うこと。
安いものは工程の一部のみがイタリアだったりします。
受け継がれてきた質の高い技術の製品の良さを味わってください。

#65 ヴェッキオ橋で宝石に目を奪われよう

フィレンツェを代表する橋がヴェッキオ橋、イタリア語ではポンテ・ヴェッキオと呼びます。
この橋の上は通路になっていて君主が通る道として使用されていました。
元々この橋には肉屋さんが並び、古くなった肉を川に捨てていました。

君主が通るようになってからその臭いに耐えられず、すべて金細工屋に変えるよう命じたことから今でもジュエリーショップが両サイドに並びます。
歴史的な橋の上できらびやかな宝石に目を奪われてください。

#66 スカラ座でオペラに行こう

イタリアはクラシック音楽の技術の高さでも有名です。
特にオペラはプッチーニやヴェルディといった有名な作曲家を生んだことでも知られています。
この時代のオペラの多くはイタリア語で書かれており、音楽学校を意味するコンセルヴァトリオで未来のオペラ歌手たちが腕を磨いています。
その中でもミラノにあるスカラ座は世界的にも有名なオペラ劇場。
「蝶々夫人」も荒川静香選手で有名になった「トゥーランドット」も初演はここでした。
そんな伝統的な劇場でイタリア音楽の真髄に酔いしれてください。

#67 クレモナで最高のヴァイオリンを知ろう

最高の音楽を作るのは最高の楽器から。
オーケストラで欠かせないヴァイオリン。
その中でもトップのヴァイオリニストたちが競って手に入れる名器がストラディバリウスです。
物によっては億単位で取引されるというストラディバリウスはイタリア北部の町クレモナで生まれました。
ここにはその歴史と発展を知ることができるヴァイオリン博物館があります。
小ホールもあり、コンサートが開催されているので音楽好きにはぴったり。
世界最高の技術が生まれた町で音を楽しんでください。

#68 世界初のカフェ フローリアンでお茶しよう

現存する世界で最も古いカフェと言われているのがヴェネツィアにあるカフェ・フローリアン。
創業は1720年で数々の文人や芸術家たちが利用してきました。
稀代のプレイボーイ、カサノヴァもここの常連だったとか。

中はアンティークな雰囲気をそのまま残しており、中に入るとまるでタイムスリップしたように思えます。
クラシックの生演奏がされており、さながら貴族になった気分を味わえます。
高級な雰囲気に浸ってコーヒーを啜るのも旅行のいい思い出となるでしょう。

#69 中世に戻った気分で馬車に乗ろう

イタリアの町は今でも数百年前の建物がそのまま生きています。
そんな古い町でぜひ試してもらいたいのが馬車。
大きな町では観光客用の馬車が名所の前に止まっています。
これに乗って町を回ればまるで中世に戻ったよう。
そして御者さんの町の案内もとても楽しめます。
古い町は景観のため石畳を敷いているところも多く、アスファルトに慣れている日本人にとっては足が疲れることもあるので、そんな時にもオススメです。
優しい馬と一緒に特別な旅の思い出を作ってください。

#70 世界三大珍味のひとつトリュフを食べよう

数々の美味しい物があるイタリアの中で珍味と呼ばれるのがトリュフ。
秋になると独特の香りがするこのキノコの料理がメニューに出始めます。
その中でも絶対にトライしてみたいのが白トリュフ。
高級なトリュフの中でも中部イタリアでしか取れない貴重な物。
ステーキやサラダの上に数枚かけて香りを楽しみながら味わうのがオツな食べ方。
香りが気に入ったらぜひ瓶詰めのトリュフソースを買って、日本でもイタリアの高級な香りを味わってください。

お祭りを楽しもう!

お祭りを楽しもう!

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陽気なイタリア人はお祭りが大好き。
イベントにかける情熱はすごいなぁと感心してしまいます。
そんなイタリア人魂に触れるお祭りを紹介します。

#71 カーニヴァルで仮装しよう

イタリアを代表するお祭りといえばヴェネツィアのカーニヴァル。
復活祭前に40日間行われる断食の前に宴を催したのが始まりとされています。
この季節になるとヴェネツィアでは仮面を被り、豪華な衣装に身を包んだ人たちが町中にいっぱい。
伝統的な衣装に身を包んだ人たちが世界最古のカフェ・フローリアンでお茶をしている様子は現実の物とは思えないほどの迫力があります。
町では小さな仮面も売っているので、恥ずかしがらずに身に付けてカーニヴァル気分を味わいましょう。

#72 復活祭のお神輿の花火に圧倒されよう

カーニヴァルから約5週間後に復活祭を迎えます。
古くは春を迎えるお祝いであったとも言われるこのお祭り。
フィレンツェではスコッピオ・デル・カッロというお神輿が町の中心の教会ドゥオモの前に運ばれます。

スコッピオとは爆発という意味で、このお神輿には爆竹が仕掛けられています。
数分間爆竹が鳴り響く中、鳩の人形が紐を伝って大聖堂の祭壇に火をつけるのがこのお祭りのクライマックス。
ハデな音とともにフィレンツェっ子たちと一緒に春を迎えてみるのはいかがでしょうか。

#73 インフィオラータで花を愛でよう

お祭りでは盛り上がるのが大好きなイタリア人ですが、そんな中で心洗われるのがインフィオラータのお祭り。
聖体の祝日といって5〜6月(年変動)に行われます。
ウンブリア州の小さな町スペッロではこの前日から町をあげて花びらで道路に絵を描くのです。

前日に行くとおばあちゃんたちが軒先に座って花びらをちぎって用意しています。
そして夜になると道路をキャンバスに見立てて花びらの絵に取り掛かります。
たった1日限りの貴重なお祭りで心洗われてみましょう。

#74 500年前から続くサッカー カルチョ・ストーリコを見よう

イタリアといえばまずサッカーを思い浮かべるという方も多いと思います。
イタリア人たちも熱狂的に自分の好きなチームを応援します。
サッカーの起源となったと言われるスポーツが、フィレンツェで6月に行われるカルチョ・ストーリコ。

「伝統的サッカー」という意味を持つイタリア語のこのイベントは、屈強の男性たちがボクシングのように戦います。
ローマ時代の兵士訓練が元だったこのイベント。
熱い男たちの戦いを見て一緒に燃えてみてください。

#75 シエナのパリオで熱くなろう

中世そのままの姿が残るシエナ。
そのシエナ市民たちがこのために生きているといっても過言でないほど大事なイベントがパリオと呼ばれる競馬です。
世界一美しい広場と呼ばれるカンポ広場がパリオの舞台。

コントラーダと呼ばれる区画ごとに分けられた17のチームで競争を繰り広げます。
勝ったチームは宴会で大盛り上がり。
毎年7月2日と8月16日に行われます。
伝統的な建物に囲まれた広場中を馬が颯爽と走る姿に感動すること間違い無しです。

#76 サンレモ音楽祭でイタリアン・ポップを楽しもう

イタリアン・ポップの祭典と言えるのがサンレモ音楽祭。
この音楽祭で優勝した「ヴォラーレ」が世界的にヒットし、サンレモ音楽祭も世界的に有名になりました。
年1回開催されるこの祭典で優勝した歌はイタリアでの成功を約束されたようなもの。

イタリアの公共放送RAIで中継もされます。
サンレモの町自体もイタリアン・リヴィエラに位置し、地中海の雰囲気たっぷり。
イタリアの音楽の「今」を知るのに最適のイベントです。

#77 現代アートの祭典ヴェネツィア・ビエンナーレを鑑賞しよう

イタリアの芸術は数世紀前のものだけではありません。
ヴェネツィアで2年ごとに開催されるビエンナーレは世界でもトップクラスの現代アートが集まる展覧会です。
ルネサンスも花開いたこの町は歴史的に芸術が根付いています。

現代アートを集めたペギー・グッゲンハイム美術館があるなど、新しいものを取り入れる土壌もあります。
旧造船場や公園に設けられたパビリオンが会場。
歴史的建造物の中で見ると一味違う現代アートを鑑賞してみましょう。

#78 新ワインのお祭りで乾杯しよう

新ワインといえばボジョレヌーボーが有名ですが、イタリアでは11月11日の聖マルティヌスの日に新ワインをお祝いします。
ちょうど収穫の季節にあたり、神への感謝を捧げたのが始まりです。
仲間同士で仲良くワインを傾けるのが一般的なお祭り。

この時期になるとワイン屋さんの前に「新ワイン」と書かれた文字を見るようになります。
スフーゾでも紹介したように、空ビンを持って樽から直接入れてもらうワインを飲んでみましょう。

#79 プレゼピオでクリスマス気分を味わおう

イタリアではクリスマスの飾りつけは12月8日の「無原罪の御宿り」の日に始まります。
教会にはプレゼピオと呼ばれるキリスト生誕のシーンを表す人形たちが飾られます。
マリアとヨセフ、そして羊飼いたちがいますが、真ん中のゆりかごは空っぽ。

24日の夜クリスマスのミサで赤ちゃんのイエス・キリストが置かれます。
この季節は日が短くなり、クリスマス・イルミネーションを楽しめるのも特典。
特別な季節をイタリアで満喫してください。

#80 爆竹とシャンパンとコンサートで年越ししよう

クリスマスは家族と過ごす日であるのに対して年越しは友達同士でハデに祝うのがイタリア流。
カウントダウンの数時間前から町ではコンサートが開催され、多くの人出で賑わいます。
年を越す瞬間には花火と爆竹で大騒ぎ。

この爆竹は夜中まで続きます。
そして乾杯にはシャンパン。
町のワイン屋さんはこの日は延長営業で多くのワインを売りさばきます。
イタリア人に混じってシャンパン片手に華やかに年越しを祝ってみませんか?

イタリアにはロケ地がいっぱい。映画の名シーンを訪れよう!

イタリアにはロケ地がいっぱい。映画の名シーンを訪れよう!

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数々の映画の舞台になったイタリア。
大きな街も田舎の風景も雰囲気たっぷりです。
映画のシーンを実際に見ると感動も深まるもの。
主人公になりきれるとっておきのスポットを紹介します。

#81 「ローマの休日」真実の口に手を入れよう

ローマとオードリー・ヘップバーンに魅了される永遠の名作「ローマの休日」。
主人公のアン王女とグレゴリー・ペック扮する新聞記者が真実の口に手を入れるシーンはオードリーの可愛さ満天。
実はこのシーン、グレゴリー・ペックのアドリブで、アン王女が驚くのは演技ではなくリアルな反応だったとか。

嘘をついたら手を噛まれてしまうという伝説の口、実は古代ローマのマンホールの蓋だと言われています。
アン王女になりきって、真実の口に手を入れてみてください。

#82 「甘い生活」ローマの噴水を楽しもう

イタリアを代表する映画監督フェリーニの名作が「甘い生活」。
たくさんの女優が出演する中で、アニタ・エクバーク演じるアメリカ人女優がトレヴィの泉に入る名シーンがあります。
整った彼女が噴水の中にいるとまるで彫刻の一部のよう。

もちろん撮影用なので噴水に入ることはできませんが、ローマには美しい噴水がいっぱい。
ナヴォーナ広場やバルベリーニ広場など、見るだけで芸術鑑賞できます。
特に夏は熱くなるローマ。
噴水のそばでほっと一息つきましょう。

#83 「食べて祈って恋をして」ローマっ子のようにスパゲッティを食べよう

他人から見れば順調に見えていた結婚生活を送りながら、自分を失っていることに気づいた主人公が世界を旅をする様子を描いた「食べて祈って恋をして」。
主人公のジュリア・ロバーツが最初に訪れるのがローマ。

ここでの生活で彼女は「生きる」エネルギーをチャージします。
ローマのシーンでは実に多くの「食べる」シーンが登場します。
最後にレストランで一人美味しそうにトマト・スパゲッティを食べる姿には生きる喜びが溢れています。
ローマっ子のようにくるくるとフォークで巻いてスパゲッティをお腹いっぱい味わってください。

#84 「インフェルノ」の謎に迫ろう

美術や歴史を独自の解釈で紐解くことで人気のダン・ブラウン。
彼の最新作はダンテの「神曲」を元に人類を消滅させるウィルスを阻止するという壮大なストーリー。
映画「インフェルノ」にはフィレンツェの名所がたくさん出てきます。

謎を解くカギとなるダンテのデスマスクが置かれているのがヴェッキオ宮殿。
映画でも登場した秘密の通路はツアーで実際に見ることが可能です。
ラングドン教授になった気分でフィレンツェに隠された秘密を紐解いてみませんか?

#85 「冷静と情熱の間」約束の場所クーポラに登ろう

イタリアを舞台にした日本映画が「冷静と情熱の間」。
小説は男性と女性それぞれの視点から辻仁成さんと江國香織さんが描かれました。
男性の主人公、阿形順正はフィレンツェで絵画修復士を志して勉強しているという設定で、映画ではフィレンツェの街がたくさん出てきます。

学生時代の恋人あおいとの約束を果たすため、彼女の30歳の誕生日にクーポラに登る順正。
地上100mを越すこの場所からはフィレンツェを全て見ることができます。
最高の景色が見える場所で映画の感動を味わってください。

#86 「イングリッシュ・ペイシェント」のフレスコ画を見よう

第二次世界大戦中、人妻と恋に落ちてしまったスパイを描いた名作「イングリッシュ・ペイシェント」。
その後、彼は名前のわからない患者としてジュリエット・ビノシュ演じる看護師に介抱されます。
その場所がイタリアのトスカーナ。

美しい自然の風景で有名ですが、この中でビノシュの恋人が修復中の教会で壁画を見せるシーンがあります。
この作品はフィレンツェから約1時間のアレッツォの町で見ることができます。
ルネサンスの隠れた天才ピエロ・デッラ・フランチェスカの大作をぜひ自分の目で見てください。

#87 「ライフイズビューティフル」の町に行こう

アレッツォの町で撮影されたもう一つの有名な映画が「ライフ・イズ・ビューティフル」。
ユダヤ人強制収容所に息子と共に収容されながらも、持ち前の明るさを失わない主人公が印象的です。

彼が親子三人で自転車に乗って坂を下りるシーンはアレッツォの中心、グランデ広場。
広場の裏側にはファサードに何本もの柱が立つピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会があります。
どんな逆境にも明るく前向きな主人公の真の強さを感じてください。

#88「トスカーナの休日」田舎の村で人情に触れよう

仕事も結婚も順調に見えた主人公に突如訪れた夫の浮気。
離婚の傷を癒すように訪れたイタリアで一目惚れしてしまった田舎の古い家を衝動的に買ってしまいます。
イタリアの田舎の人情に触れるうちに人間的な感情を取り戻していく主人公。

この映画の舞台がコルトーナという小さな町です。
この映画のおかげで一躍有名になりました。
現在でもイタリアには人生に迷ったアメリカ人を始めとする観光客が長期滞在しています。
田舎の風に吹かれながら、本当の人生の喜びを見つけてみませんか。

#89 「アマルフィ 女神の報酬」南イタリアの太陽を感じよう

織田裕二演じる外交官黒田康作が活躍する映画「アマルフィ 女神の報酬」。
多くのシーンがローマで撮影されましたが、タイトルとなったアマルフィ海岸は世界遺産に登録される南イタリアのリゾート地です。

アマルフィのドゥオーモはロマネスク様式で建てられており、海洋王国として栄えた町を象徴するようにエキゾチックな雰囲気が漂います。
もう一つ映画に登場するのが同じアマルフィ海岸にあるポジターノの町。
急な斜面に色とりどりの家が並ぶ様子をぜひ自分の目で確かめてください。

#90 「太陽がいっぱい」シチリアの海に行こう

アラン・ドロンの出世作となった「太陽がいっぱい」。
アラン・ドロンが演じるのは、息子を連れ帰ってほしいというアメリカ人の金持ちからの依頼でイタリアに向かう貧しい青年。
自分を蔑む金持ちの息子をふとしたことから殺してしまい、物語が急展開していきます。

ヨットに乗って彼らが向かったのはシチリア。
南の海の美しさと、その強さから人を狂わしてしまう太陽。
陽気な中に潜む危うさを感じながら、映画と変わらない景色を眺めてみましょう。

イタリアで実際に体験してみよう!

イタリアで実際に体験してみよう!

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旅の魅力は実際にものに触れたり感じたりすること。
一生思い出に残る経験ができるものを紹介します。

#91 ヴェネツィアングラス作りを体験しよう

色とりどりのガラスが目に美しいヴェネツィアングラス。
ヴェネツィアの町を歩くとお土産やさんに並ぶ商品に思わず目を奪われてしまいます。
このヴェネツィアングラスを作っているのがムラーノ、サン・マルコ広場から船で約50分の島です。

実際に職人さんが昔ながらにガラスを吹く姿を見ることもできます。
その中でもぜひ体験してほしいのが、ガラス作り体験。
職人さんの説明を聞いてモザイクやビーズ作りに挑戦できます。
自分が作ったオリジナルな作品を持って帰りましょう。

#92 ヴェネツィアの代名詞ゴンドラを堪能しよう

干潟の町ヴェネツィアは今でも交通は船のみ。
町の中には車一台通っていません。
そんな中で絶対に乗っておきたいのがゴンドラ。
屈強のゴンドリエーレの歌を聴きながら船に乗って見るヴェネツィアは全く違った景色を見せてくれます。

一台ごとに少しずつデザインが違うのもゴンドリエーレたちの誇りを表します。
ツアーを使えば乗り合いを利用することもできます。
ぜひゴンドラに乗ってヴェネツィアの海を堪能してください。

#93 貴族になったつもりで別荘を訪問しよう

イタリアでは小さな町に昔ながらの建物が多く残っています。
その中でも訪問したいのが、貴族たちが贅を尽くして建てた別荘。
古くはローマ時代のものもあり、モザイクでできた床など現代の家にも使ってみたくなるようなデザインもあります。

フランス王妃を2人生んだメディチ家はイタリアの多くの場所に別荘を持ち、2013年に世界遺産に登録されました。
入るだけで圧巻の別荘の数々を巡って貴族になった気分をあじわってみませんか。

#94 小人になった気分でトゥルッリに泊まろう

普通のホテルじゃ物足りない!という方にぜひ泊まっていただきたいのが南東部プーリア州にあるトゥルッリ。
中でもアルベロベッロの町は白い壁にとんがり屋根が並んで、まるでおとぎ話の国に来たような気分が味わえます。

壁は二重構造になっているので、この地方特有の夏の暑さでも比較的涼しく過ごせるのが特徴です。
レストランとして営業しているところもあるので、日帰りで訪れてもトゥルッリを十分楽しむことができます。

#95 イタリアンマンマと料理しよう

食べることと生きることに情熱をかけるイタリア人。
どのレストランに入っても美味しいのですが、やっぱり彼らの一番の味はマンマが作ったおふくろの味。
イタリア人のお友達がいる方は家庭料理を味わう機会もあると思いますが、短期間の旅行の場合は料理教室を体験するのはいかがでしょうか。

家庭の味を知りたい観光客のために田舎の料理教室を紹介してくれるサービスもあります。
おおらかなマンマに教わったレシピで日本に帰っても美味しいイタリアンを食べましょう。

#96 イタリア人に混じってサッカーを応援しよう

イタリア人が熱くなるサッカー。
比較的小さな町でもチームがあって、スタジオにはファンが詰めかけます。
町には応援グッズを売っている店もあり、好きなチームのものをお土産にするのも楽しみの一つ。

もしシーズン中であればトライしたいのがスタジオでの応援です。
好きなチームを応援している時のイタリア人は大盛り上がりに盛り上がります。
一緒に応援すればみんな仲間。
熱いファンたちに混じってイタリア人の気分を味わってください。

#97 アレーナの野外劇場で盛り上がろう

ロミオとジュリエットの舞台と知られるヴェローナ。
この町には古代ローマ時代の円形闘技場アレーナが残っています。
そしてここで毎年夏に行われるのが野外オペラ。
1万8千人を収容できる大きな劇場ですが、野外オペラはほぼ完売するほどの人気ぶり。

歌手やオーケストラも力が入ります。
オペラは歌だけでなくセットや衣装など演出も迫力満点です。
野外だからこそのスケールの大きな演出で最高の感動を味わってください。

#98 ジュリエットに恋のお願いをしよう

#98 ジュリエットに恋のお願いをしよう

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いつの時代も恋の悩みは尽きないもの。
フィクションでありながら永遠に恋人の代名詞となっています。
ヴェローナにはジュリエットの家があり、ジュリエットの銅像の左胸に触ると恋の願いが叶うという言い伝えがあります。

そしてジュリエットに恋の悩みを相談することができるのも魅力の一つ。
映画でも取り上げられましたが「ジュリエットの秘書」と呼ばれる人たちから返事が届きます。
恋に悩んだらヴェローナでジュリエットにお願いしましょう。

#99 ジェラートを食べながら町を歩こう

イタリアン・ドルチェの代表格、ジェラート。
町を歩くとジェラート屋さんがいたるところにあります。
オススメはディスプレー用のジェラートの山を置いていないところ。
「アルティジャナーレ」と書いてあるお店は手作りしており、外にジェラートを出していません。

値段によって大きさが変わってきますが、ありえないほど高く盛られたジェラートは絶対に写真に収めたくなります。
イタリアの町をジェラート片手に歩いてイタリア気分を満喫しましょう。

#100 イノシシの鼻に触ってイタリアに戻ってこよう

旅人を魅了して止まないイタリア。
100の体験の最後は魅力たっぷりのイタリアに戻ってくる方法を伝授したいと思います。
フィレンツェのメルカート・ヌオーヴォと呼ばれる革製品を売っているロッジャの横にイノシシの銅像があります。

ローマ時代のものをモデルに作られたこのイノシシ。
鼻を触るとまたフィレンツェに帰ってくることができるという伝説があります。
もう一度イタリアに来たいと思った方はぜひこの鼻をしっかり触ってください。

さあ、イタリア旅行に行こう!

イタリアでできる100の体験、お楽しみいただけたでしょうか?体験は実際にやってこそ意味があるもの。
ぜひ実際に体験してあなた自身の100の体験を作ってください。
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