江戸時代の最悪の法「生類憐れみの令」ってなぜおきたの?真実は?

公開日:2020/3/6 更新日:2020/3/6

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一気に花開いた元禄文化

経済が安定していくと、心の余裕ができて文化が発生するとは昔からいいますが、この元禄文化は現在に至るまでの文化の基本が生まれるほどのパワーがありました。
じっくりと書いていくと大変なことになりますので箇条書で紹介させていただきます。

【俳句】俳句といえば「松尾芭蕉(まつおばしょう)」ですよね。
平安時代からある和歌や連歌のお上品なものと違い「わび」「さび」など余分な物は一切排除して短い文章で世界観を伝えるという素晴らしいものが生まれました。

【小説】代表は「井原西鶴(いはらさいかく)」の『好色一代男』『好色一代女』などの色物(恋愛小説)『日本永代蔵』などのサクセスストーリー『世間胸算用』などの町人の悲喜劇、飾らず登場人物が欲望に忠実で生き生きと描かれるという小説の大変革をしました。

【戯曲】今でいえば三谷幸喜みたいな脚本家といえばわかりやすいでしょうか。
とんでもない人が出てきました。
「近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)」!『曽根崎心中』『心中天網島』『冥土の飛脚』『女殺油地獄』など、歴史上の人物だけでなく当時の庶民が人間らしく生きていく姿を描いています。
他にも歌舞伎で有名な『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』の「竹田出雲」などもいます。

【歌舞伎】歌舞伎の最初は「出雲阿国(いずものおくに)」の女性ばかりの演者でしたが風紀に悪いと、若い男の子達の「若衆歌舞伎」が発生して「女形(おやま)」が誕生します。
しかしこれも風紀によろしくないと禁止されたりの中で、成人男性が演じる「野郎歌舞伎」という形で現在まで生き抜いています。

【人形浄瑠璃】中世の時代からあった傀儡(操り人形)の芸に、三味線や義太夫がはいり、近松門左衛門や竹田出雲の脚本家とあわさって隆盛していきました。

【落語】現在は江戸も上方の落語も同じように思われていますが、江戸は座敷や銭湯、上方は京都の日蓮宗の説教師のお説法からはじまったといわれています。

【絵画】美術の本を開くとたいがい載っている「尾形光琳(おがたこうりん)」「俵屋宗達(たわらやそうたつ)」という寺社やお城やお屋敷の屏風や壁絵のパイオニアや狩野派、「見返り美人」で有名な「菱川師宣(ひしかわもろのぶ)」という浮世絵のルーツなどもこの時代です。

これは一部ですので「なんだか面白そう」と思われたら調べてみるのも面白いかもしれませんね。

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