芸術を愛する世界遺産の街「ウィーン歴史地区」で見たい観光スポット9選

「音楽・芸術・建築の都」として名高い町、ウィーン。ハプスブルク帝国時代の栄華の名残を感じさせる建造物がいたるところに残り、多様な芸術が交錯しています。その歴史と栄華が刻まれた「ウィーン歴史地区の厳選スポットをご紹介します。

長い歴史を背負った「ウィーン歴史地区」

長い歴史を背負った「ウィーン歴史地区」

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西欧と東欧の中間に位置し、常に波乱万丈の歴史を歩んできたオーストリア。
その首都であるウィーンは、紀元前にハルシュタット文明(青銅器時代後期)が発祥したのちローマ帝国などによる支配を経て、13世紀以降はハプスブルク王朝の都として繁栄してきました。
そのため、旧市街には様々な時代の建造物群が保存されています。

#1 ハプスブルク家の居城「ホーフブルク宮殿」

ハプスブルク家の居城「ホーフブルク宮殿」

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ハプスブルク家とともに歴史を歩み、そして発展してきた宮殿です。
ヨーロッパを凌駕していたハプスブルク家が、1918年までの約650年間もの長い間、居城としていました。
歴代皇帝がそれぞれに改築・拡張を繰り返した結果、複雑で入り組んだ造りになっています。
ミヒャエル広場に面しているのが13世紀から18世紀に建てられた旧王宮、リンク沿いにあるのが19世紀〜20世紀に建てられた新王宮です。

ホーフブルク宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 ホーフブルク宮殿
名称(英語) Hofburg
住所 Michaelerkuppel, 1010 Wien
営業時間・開場時間 9:00−17:30 (7−8月は18:00まで)
利用料金や入場料 大人13.90ユーロ 学生12.90ユーロ 子供8.20ユーロ
参考サイト http://www.hofburg-wien.at/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

#2 カタコンベを備えた「シュテファン大聖堂」

カタコンベを備えた「シュテファン大聖堂」

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ハプスブルク家の支配が始まる前の12世紀に建造が始まったこの聖堂は、当初ロマネスク様式でした。
その後、ルドルフ4世の命で、ゴシック様式に改修されました。
代々カトリックを庇護してきたハプスブルク家のプライドをかけて、現在のような巨大建造物に。
その大きさはカメラのファインダーに収まらないほど。
寺院地下のカタコンベ(地下墓地)には、ペストにかかり亡くなった方々の骨と歴代皇帝の内臓を収めた大小様々な銅壺が安置されています。

シュテファン大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 シュテファン大聖堂
名称(英語) Stephansdom
住所 Stephansplatz 3, 1010 Wien
営業時間・開場時間 [月-土]6:00−22:00 [日祝]7:00−22:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.stephanskirche.at/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

#3 美術ギャラリー「ベルヴェデーレ宮殿」

美術ギャラリー「ベルヴェデーレ宮殿」

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「上宮」と「下宮」に分かれている、バロック様式の豪華な宮殿です。
軍人プリンツ・オイゲン公の夏の離宮として18世紀初頭に建てられました。
彼の死後は、ハプスブルク家のマリア・テレジアの手に渡ることに。
現在はオーストリア・ギャラリーとして美術作品の展示を行っています。
「ベルヴェデーレ」の意味は、イタリア語で「美しい眺望」です。

ベルヴェデーレ宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 ベルヴェデーレ宮殿
名称(英語) Schloss Belvedere
住所 Prinz Eugen-Straße 27, 1030 Wien
営業時間・開場時間 10:00−18:00
利用料金や入場料 大人20ユーロ 学生/シニア17ユーロ 18歳以下無料
参考サイト http://www.belvedere.at/
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#4 日本画の影響を受けた?「グスタフ・クリムト」

日本画の影響を受けた?「グスタフ・クリムト」

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「ベルヴェデーレ宮殿上宮」には、ウィーン分離派のグスタフ・クリムトの「接吻」「ユディト」、エゴン・シーレの「死と乙女」といった傑作が一堂に会しています。
クリムトの「接吻」の金地の背景は、江戸時代の屏風絵を連想させませんか?1873年のウィーン万博で広く知られることになった日本美術の影響を、クリムトの作品でも見ることができます。
「下宮」では、オイゲン公の豪華で趣味の良い居室が公開されています。

ベルヴェデーレ宮殿上宮の住所・アクセスや営業時間など

名称 ベルヴェデーレ宮殿上宮
名称(英語) Oberes Belvedere
住所 Prinz Eugen-Straße 27, 1030 Wien
営業時間・開場時間 10:00−18:00
利用料金や入場料 大人14ユーロ 学生/シニア11.50ユーロ 18歳以下無料
参考サイト http://www.belvedere.at/
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#5 世界3大オペラ劇場「ウィーン国立歌劇場」

世界3大オペラ劇場「ウィーン国立歌劇場」

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パリのオペラ座、ミラノのスカラ座とならび世界3大オペラ劇場の一つ。
1869年宮廷オペラ座として、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」でスタートしました。
第2次世界大戦において戦災を被るものの、1955年に再開しました。
歴代総監督にはマーラーやカラヤンといった錚々たる顔ぶれが揃っています。
オペラ鑑賞だけでなく、豪華な内装はガイドツアーで見学が可能です。

ウィーン国立歌劇場の住所・アクセスや営業時間など

名称 ウィーン国立歌劇場
名称(英語) Wiener Staatsoper
住所 Opernring 2, 1010 Wien
営業時間・開場時間 公演による
利用料金や入場料 ガイドツアー7.50ユーロ
参考サイト http://www.wiener-staatsoper.at/
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#6 金色ドームが目を引く「分離派会館」

金色ドームが目を引く「分離派会館」

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クリムトを中心に若い世代の芸術家や建築家によって結成された「分離派」。
その活動拠点として建設されたのが、この「分離派会館」です。
月桂樹の葉を型どった金色のドームが、モダンで斬新なデザインで印象的。
現在は、新進アーティストたちのギャラリーになっています。

分離派会館の住所・アクセスや営業時間など

名称 分離派会館
名称(英語) Vienna Secession
住所 Friedrichstraße 12, 1010 Vienna
営業時間・開場時間 10:00−18:00 月曜休館
利用料金や入場料 大人9.50ユーロ 学生/シニア6ユーロ 10歳以下無料
参考サイト https://www.secession.at/
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#7 「美術史博物館」の膨大なコレクション

「美術史博物館」の膨大なコレクション

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ハプスブルク家が長い年月をかけ収集した絵画、工芸品が収蔵されている、欧州屈指の博物館です。
その規模の大きさから、ヨーロッパ三大美術館の一つと言われています。
特に、見どころは2階にある15〜18世紀にかけての名画コレクション。
フェルメール、レンブラント、ルーベンスといった巨匠の作品が展示されています。
ブリューゲルの最高傑作と名高い「農家の儀礼」「雪中の狩人」もここに。
2階にはカフェも併設されており、収蔵品の数々はもちろん館内の装飾も素晴らしいので、ぜひゆっくりと時間をかけてまわることをお勧めします。

美術史博物館の住所・アクセスや営業時間など

名称 美術史博物館
名称(英語) Kunsthistorisches Museum
住所 Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien
営業時間・開場時間 10:00−18:00(木曜は21:00まで) 月曜休館(夏季は無休)
利用料金や入場料 大人15ユーロ 学生/シニア11ユーロ 19歳以下無料
参考サイト http://www.khm.at/
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#8 自然科学好きな人にはたまらない「自然史博物館」

自然科学好きな人にはたまらない「自然史博物館」

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美術史博物館に向かい合って立っているのが、「自然史博物館」です。
マリア・テレジアの夫であるフランツ1世のコレクションをベースに、太古の化石や鉱物、剥製など、自然科学全般にわたる膨大な数の展示品が並べられています。
紀元前約2万5千年前ごろの「ヴィレンドルフのヴィーナス」など、歴史的・文化的に意味を持つ貴重な発掘品も。

ウィーン自然史博物館の住所・アクセスや営業時間など

名称 ウィーン自然史博物館
名称(英語) Naturhistorisches Museum Wien
住所 Burgring 7, 1010 Wien
営業時間・開場時間 9:00−18:30(水曜は21:00まで) 火曜休館
利用料金や入場料 大人10ユーロ シニア8ユーロ 学生5ユーロ 19歳以下無料
参考サイト http://www.nhm-wien.ac.at/
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#9 フィアカー(観光用の馬車)で巡ることも!

フィアカー(観光用の馬車)で巡ることも!

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ウィーンに欠かせない存在、それが「フィアカー」と呼ばれる観光馬車です。
気品溢れるウィーンの町並みに溶け込んでいます。
2頭立ての馬車で観光地を巡る、優雅なひとときはいかがでしょう。
ウィーン観光のハイライトに是非!

フィアカーの住所・アクセスや営業時間など

名称 フィアカー
名称(英語) Fiaker Unternehmen Silvia Paul
住所 Albrechtskreithgasse 28, 1160 Wien
営業時間・開場時間 予約制
利用料金や入場料 40分80.00ユーロ−
参考サイト http://www.fiaker-paul.at/en/
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芸術を愛する町へ

石畳の道を歩けば、随所に歴史の息吹を感じる建物が立ち並ぶ「ウィーン歴史地区」。
町歩きの参考になれば幸いです。
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