あなたはいくつ知ってる?政府公認観光ガイドが選ぶイタリアのおすすめ観光地20選

ヨーロッパ半島から長ぐつのようににょっきり突き出たイタリア半島。ここはアジア、ヨーロッパ、アフリカと3つの大陸を交差点として紀元前より栄えてきました。様々な文化が入り乱れ、融合し、ヨーロッパの最先端の文化の土地として発展しました。そんなイタリアはどこの街も魅力たっぷり。最近ではリピーターの方も増え、休みごとに観光に来られる方もいます。見たい場所がたくさんあって選べない!という方のために、政府公認観光ガイドの筆者がイチオシの観光地TOP20を紹介します。

#1 古代の世界の中心地 時を超えて人を魅了し続けるローマ

古代の世界の中心地 時を超えて人を魅了し続けるローマ

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イタリアの中でも絶対はずしたくないのがローマ。
なんといっても2千年以上の歴史を誇る遺跡が街のそこかしこにあります。
「ローマの休日」を始めたくさんの映画の舞台としても取り上げられました。
広場にはバロック様式の噴水が水しぶきを上げ、道を歩けばローマっ子たちの笑い声が聞こえる…アン王女のようにこの街では誰もが心を躍らせてしまいます。
遺跡を通してローマ時代から現代にまで受け継がれる歴史を感じられます。

#2 数多くのルネサンスの天才を生んだ芸術の街 フィレンツェ

数多くのルネサンスの天才を生んだ芸術の街 フィレンツェ

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レオナルド・ダ・ヴィンチにミケランジェロ。
現在でも天才中の天才として知られる芸術家が多くの作品を残したのがこのフィレンツェです。
15世紀から16世紀にかけてルネサンスはこの街で花開き、その後イタリアだけでなくヨーロッパの芸術のお手本となりました。
その中でもひときわ輝くのが赤い屋根のドーム。
街を一望できるミケランジェロ広場からはこのドームとそれを取り囲む赤い屋根の街並みが広がります。
ヨーロッパ全体に影響を与えた最高の芸術を堪能してください。

#3 夢と現実が入り混じる魅惑の街 海に浮かぶヴェネツィア

夢と現実が入り混じる魅惑の街 海に浮かぶヴェネツィア

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どの街もそれぞれの個性があって魅力的なイタリアの中でも群を抜いてロマンチックなのがヴェネツィアです。
海に面した干潟の上に作られた街で、歴史的に東と西の交差点として様々な文化が入り混じりました。
特に2月に行われるカーニバルの時期には、時代衣装に身を包み仮面で顔を隠した人たちが街中を歩いていて、夢と現実の差がわからなくなってしまうほど。
海の幸に舌鼓を打ったら、ゴンドラに乗ってこの街でしか体験できない思い出を作りましょう。

#4 世界中のセレブたちも憧れる イタリアンモードの中心地ミラノ

世界中のセレブたちも憧れる イタリアンモードの中心地ミラノ

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プラダにアルマーニ、ドルチェ&ガッバーナと常に世界の最先端を行くイタリアン・ファッション。
その中心地がミラノです。
街のど真ん中にひときわ厳かにそびえ立つドゥオーモがあり、その隣には19世紀を代表する建築ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアが広がり、ショーウィンドーを見るだけでも高級感を味わえます。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるのもここ。
世界遺産を見た後は、おしゃれなミラネーゼたちの最先端のファッションを眺めるのも楽しみです。

#5 見ないと死ねない イタリア人の陽気さと情熱が入り混じるナポリ

見ないと死ねない イタリア人の陽気さと情熱が入り混じるナポリ

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イタリアには「ナポリを見て死ね」という諺があるほど魅力たっぷりなのがナポリ。
サンタルチア港からはヴェスヴィオ火山が見え海を中心に発展したこの街の歴史を感じることができます。
しかし、街中に入ると窓の間に干された洗濯物がはためき、ドラマかと思うような大きな仕草で話すナポリ人たちが目に入ります。
本気か冗談か、それをうまくかわして会話を楽しむのもナポリっ子たちの得意ワザ。
イタリアの中でもダントツ食事が美味しいのもこの街。
会話に食事に「生きる」喜びを存分に感じられます。

#6 恋のお悩みをジュリエットが解決してくれる 川に彩られた街ヴェローナ

恋のお悩みをジュリエットが解決してくれる 川に彩られた街ヴェローナ

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大きすぎない美しい街を探している人にオススメなのがヴェローナです。
街全体が世界遺産に登録されており、S字にカーブする川を中心に落ち着いた街が広がります。
シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台になったことでも有名です。
街には「ジュリエッタの家」があり、ロミオが愛の告白をしたバルコニーは大人気の観光スポット。
ジュリエットに手紙を出すと「秘書」と呼ばれる人たちが返事を書いてくれるとか。
恋に悩んでも悩まなくても、中世の街並みに心癒されます。

#7 太陽の光と洞窟の青 色彩の眩しさを感じたいアマルフィ海岸とカプリ島

太陽の光と洞窟の青 色彩の眩しさを感じたいアマルフィ海岸とカプリ島

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イタリアの魅力の一つが色彩の豊かさです。
住んでいると、真冬でも真っ青な空が広がることがあり、この色が独自のファッションセンスを生むのだなぁと感じます。
そしてそのイタリアの華麗な色彩を一番感じられるのがアマルフィ海岸とカプリ島です。
ナポリの南に広がるアマルフィ海岸は断崖にカラフルな家が張り付くように立っています。
その海岸の先にあるカプリ島の青の洞窟の中に入れば、真っ青な空間の中で神秘的な体験をすることができます。
南イタリアの豊富な色彩を楽しみたいスポットです。

#8 遺跡と食事と人情と 人間の歴史と情熱を感じられるシチリア島

遺跡と食事と人情と 人間の歴史と情熱を感じられるシチリア島

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イタリア半島の南にある大きな島シチリア島。
ここはアラブやアフリカ、そして北のノルマンの文化が全て集まった独特の雰囲気が漂います。
今でもイタリアの中で独特の地位を占めています。
州都のパレルモ、海辺のタオルミーナ、遺跡で有名なシラクーサ、どこも魅力たっぷり。
そしてシチリアのもう一つの魅力が食事です。
海の幸に柑橘類、そしてデザートと美食のイタリア人も魅了するレシピがたくさんあります。
人懐っこいシチリア人に混じって市場で居酒屋で、新鮮な食材を味わってみましょう。

#9 どこまでも広がる緑の丘で深呼吸したい トスカーナ州

どこまでも広がる緑の丘で深呼吸したい トスカーナ州

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緑のなだらかな丘に糸杉の道、そしてその真ん中に立つ田舎の家。
そんな絵葉書のような風景が実際に広がるのがトスカーナ州です。
緑の丘はオリーブとブドウ畑。
そんなトスカーナはイタリアでも有数のワインの産地として知られています。
のんびりとした風景に惹かれてヨーロッパやアメリカから長期ステイでくる人たちもたくさん。
そして日本では意外に知られていないのがテルメと呼ばれる温泉です。
トスカーナ州は特に上質のテルメがあることでも有名。
目に舌に体に、全身で癒されてください。

#10 地中海の太陽を満喫できる チンクエテッレとイタリアン・リヴィエラ

地中海の太陽を満喫できる チンクエテッレとイタリアン・リヴィエラ

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フランスのニースやモナコ王国から海岸線を辿っていくと、地中海の明るさたっぷりのイタリアン・リヴィエラに到達します。
一年を通して温暖な気候のため、ヨーロッパのリゾート地として人気です。
その先にあるのが世界遺産に登録されたチンクエテッレ。
イタリア語で5つの土地を意味するこの場所は漁村でしたが、断崖絶壁のため交通手段が船しかありませんでした。
そんな経緯から発達した村は、一歩中に入ると複雑に入り組んでいます。
タイムスリップした気分で昔ながらの路地を散歩してみてください。

#11 2千年前の火山の噴火を今に伝える遺跡の町 ポンペイ

2千年前の火山の噴火を今に伝える遺跡の町 ポンペイ

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ナポリの南にあるポンペイの町はローマ時代に大きく栄えました。
大商人の屋敷が並び、上下水道が配置された現代でも通用する発達した町です。
しかし紀元79年に近くのヴェスヴィオ火山が噴火。
町は全て灰の下に埋もれてしまいました。
19世紀に発掘され当時の屋敷や町の様子を見ることができます。
そして灰の下で亡くなった人たちの姿を石膏で型取ったものも展示されており、2千年前の人たちの息遣いを感じることができます。
色鮮やかなまま残ったフレスコ画を見ながら当時の人たちの思いを感じてみましょう。

#12 アルベロベッロとプーリア州

アルベロベッロとプーリア州

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まるで小人が出てきそうなとんがり帽子の家。
そんなおとぎ話のような風景が広がるのが南イタリアにあるアルベロベッロです。
夏の日差しの強さと乾燥から守るために作られたと言われているトゥルッリ。
世界遺産に登録されて世界中から注目を浴びるようになりました。
プーリア州はそれ以外にも素敵な街がいっぱい。
長ぐつのかかとにあるレッチェの街ではたっぷりバロック建築を鑑賞することができます。
プーリア州は街によって様々な表情を見せる必見のエリアです。

#13 ボロネーゼもパルミジャーノもここ出身 ボローニャとエミリアロマーニャ州

イタリアの中央にあるボローニャの街はヨーロッパの名門大学の街として中世より発展しました。
半円のアーチが続く街並みはボローニャの特徴。
しかしここの最大の魅力はイタリア一美味しい料理です。
ミートソースを表すボロネーゼはイタリア語で「ボローニャ風」を表します。
モルタデッラと呼ばれるボローニャハムもここ。
美食の文化はエミリアロマーニャ州全体のもの。
パルミジャーノ・チーズもバルサミコ酢も全てこの地域が産地です。
美味しいイタリアンを極めたい方はぜひ足をのばしてください。

#14 コロンブスを生んだ地中海の王者 ジェノヴァ

コロンブスを生んだ地中海の王者 ジェノヴァ

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イタリアの北西部に位置する港町ジェノヴァはアメリカ大陸を発見したコロンブスの出身地です。
海洋貿易で栄えたこの街は現在でも港に船が並びます。
そんな経済力を背景に作られた王宮と貴族の家は世界遺産に登録されました。
海外からの来賓を迎え入れるため、贅沢の限りを尽くして建てられた邸宅群は中に入ると言葉を失う豪華さです。
また赤の宮殿、白の宮殿と名付けられた建物は現在は美術館になっており、ヨーロッパの至宝を鑑賞できます。
潮風に吹かれながら海の王者となった街を散策しましょう。

#15 自然の美しさと造形美が交差する ロンバルディア州コモ湖

自然の美しさと造形美が交差する ロンバルディア州コモ湖

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スイスの国境近くに広がる湖水地方は、別荘地としてローマ時代から権力者たちに愛されてきました。
アルプスの山麓に広がる湖は妖精が出てきそうなほど澄んでいます。
豊かな自然を生かしてここに別荘を建てた貴族たちは、建築や造園に力を入れました。
コモ湖にあるグランド・ホテルは旧エステ家別荘を利用したもの。
裏にはイタリア式庭園が広がり、自然と人工の融合美を感じられます。
そのままの自然よりプラスアルファの美しさを求める方にぴったりのリゾート地です。

#16 アルプスの恵みをいっぱいに受けたワインを味わいたい ピエモンテ州

アルプスの恵みをいっぱいに受けたワインを味わいたい ピエモンテ州

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ワイン好きなら飲んでみたいイタリアンワインがバローロ。
その産地がピエモンテ州です。
白ワインのモスカート・ダスティもここが産地。
北、西、南をアルプスに囲まれた土地を生かして上質のワインが生まれました。
ブドウ畑の風景は世界遺産にも登録されました。
この土地でワイン作りが始まったのは紀元前5世紀にも遡ると言われています。
何世紀にも引き継がれてきた歴史を感じられるワイナリーを訪れるのもおすすめ。
アルプスの恵みを受けた美味しいワインを召し上がれ。

#17 中世の堅固な城壁とその下に広がる緑にうっとりする ペルージャとウンブリア州

中世の堅固な城壁とその下に広がる緑にうっとりする ペルージャとウンブリア州

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イタリア半島のほぼ真ん中に位置する、ハート形をした州がウンブリア州です。
緑の州とも呼ばれるこのエリアはのんびりとした平地と、丘の上に築いた街がコントラストを見せてくれます。
ウンブリア州で行っておきたいのがペルージャ。
中田選手が所属したことで有名になりましたが、ペルージャは石の城塞に守られた坂の町。
中世に迷いこんだ気分で坂を登ると、目の前にはウンブリアの豊かな緑の土地が広がります。
近くにあるアッシジの聖堂と合わせて回るのがオススメです。

#18 統一イタリアが産声をあげた政治と産業の中心地 トリノ

統一イタリアが産声をあげた政治と産業の中心地 トリノ

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2006年冬季オリンピックの開催地になったトリノ。
ここは伝統的にサヴォイア王室が統治した場所で、王宮や王族が眠る教会が世界遺産に登録されています。
イタリアが統一したのは実はまだ歴史的に最近のこと。
日本の明治維新とほぼ同じ時期、1861年にサヴォイア家が初めてイタリアを統一しました。
イタリア近代史の中心地であるトリノ。
自動車メーカー、フィアットが設立されたのもこの町で、自動車博物館もあります。
華やかな王宮とイタリアの技術をしっかり感じられる町です。

#19 カフェと中央ヨーロッパの香りがする海辺の町 トリエステ

カフェと中央ヨーロッパの香りがする海辺の町 トリエステ

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イタリアン・エスプレッソで人気のイリーズ。
このブランドが生まれた町がトリエステです。
イタリアの最北東に位置し、スロヴェニアがすぐ隣。
歴史的にもオーストリア帝国の一部であったりと、イタリアにありながらにしてどこか中央ヨーロッパの香りがする町です。
海に面しており、町の中央の運河は文化人達を魅了しました。
そしてここで見ておきたいのが崖に立つミラマーレ城。
海に突き出た白亜の城は絵本の中に入ったように感じるほどの美しさ。
ガイドブックに載っていない旅をしたい人にオススメの落ち着いた町です。

#20 高級リゾートと先住民の遺跡が混在する紺碧の島 サルデーニャ

高級リゾートと先住民の遺跡が混在する紺碧の島 サルデーニャ

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イタリアの西に広がるティレニア海にぽっかりと浮かぶのがサルデーニャです。
イタリア半島からも距離があり、現在に至るまでイタリアの中でもエキゾチックな島として知られています。
地域によって全く違う様相を見せるのもこの島の特徴。
北部は故ダイアナ妃も訪れたという高級リゾート地として知られ、真っ青な海が広がります。
内陸部では女性達が今でも伝統的な黒の衣装に身を包んで生活しており、サルデーニャの歴史を感じることができます。
新しさと伝統とを一つの島で体験してください。

行きたい場所は見つかりましたか?ワクワクしながら計画しよう!

見所満載のイタリア。
厳選してお届けしましたが、魅力のほんの一部。
気になる場所が見つかったらぜひ旅行計画を立てましょう。
一つの場所にゆっくり滞在するのもよし、交通機関をうまく使って色々な場所を回るのもよし、イタリアの満喫方法は様々。
料理一つをとっても全く違うのがイタリアです。
地元の人たちと交流して、それぞれの場所の特徴を感じながら旅行してみましょう。
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