モロッコ観光の王道「ラバト」で見たい絶景10選

モロッコの首都ラバト。活気に満ちたカサブランカの街とは違い、静かで落ち着いた雰囲気を持つ街です。現国王ムハンマド6世の王宮や、かつての王朝の遺物が残るラバトを紹介します。

赤茶色の城壁に囲まれた カスバ・ウダイヤ

赤茶色の城壁に囲まれた カスバ・ウダイヤ

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カスバ・ウダイヤは、17世紀にムーレイ・ラシッドによって造られた城塞です。
城壁はムワッヒド朝時代に築かれたもので、幅2.5m、高さ8~10mあります。
18世紀に気性の荒いウダイヤ族の軍隊をここに駐屯させたことから、この名前が付きました。
ウダイヤ族は、13世紀にモロッコに侵入し、モロッコ中を荒らしまわったのち、ラバトに腰を落ち着けました。
アラウィー朝スルタンのムーレイ・イスマイールは、ラバト周辺を暴れまわっていたザエル族の侵入を防ぐため、ウダイヤ族にラバトの防衛をゆだねました。

白と青のコントラストが美しい ウダイヤのカスバ(内部)

白と青のコントラストが美しい ウダイヤのカスバ(内部)

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入り組んだ路地は、まぶしいくらいの青い壁が印象的な南スペインの雰囲気で、白と青のコントラストが美しい建物が並んでいます。
城壁と頑強な門(ウダイヤ門)で囲まれた街には、ウダイヤ庭園、ウダイヤ博物館などがあります。
庭園には噴水や池、草花の間に歩道もあり、小鳥のさえずりが聞こえ、ゆっくりと散歩を楽しむことができます。
庭園の東側にはカフェもあります。
城壁の上に設けられたテラスからは、ブー・レグレグ川の景観を楽しむことができます。

カスバ・ウダイヤの住所・アクセスや営業時間など

名称 カスバ・ウダイヤ
名称(英語) Kasbah des Oudayas
住所 Kasbah des Oudayas, Rabat
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.rabat-maroc.net/oudayas.html
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街のランドマーク ハサン塔

街のランドマーク ハサン塔

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1196年に着工されたモスクは、ハサン塔の名前で知られる当時のミナレットが残されているだけです。
ハサン(善)という名称の言われは知られていません。
スルタンのヤアクーブ・エルマンスールのもくろみは、イラクのサーマッラー・モスクをしのぐ、イスラーム世界最大のモスクを建立することでしたが、1199年に彼が死ぬと、モスクは未完のまま放置されました。
本来の計画によれば、モスクのミナレットは高さ80mになるはずでしたが、200本の円柱だけが残る廃墟にそびえる塔の高さは44mしかありません。

ハサン塔の住所・アクセスや営業時間など

名称 ハサン塔
名称(英語) Tour Hassan
住所 Boulevard Mohamed Lyazidi, Rabat
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Hassan_Tower
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彫刻が美しい ムハンマド5世廟

彫刻が美しい ムハンマド5世廟

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ハサン塔の正面にあるムハンマド5世廟は、モロッコの独立に献身したスルタンの名を長く伝えるためのものです。
廟墓は1961年から69年にかけて建立されました。
設計はベトナムの建築家ボ・トアンで、王族の共同墓地の建築から着想を得たと言われています。
この建物を建造するため、ボ・トアンはモロッコの職人400人を招集しました。
装飾は建物の内部に集中しています。
外観は高さ3.5mの基壇をめぐらし、屋根はピラミッド型で緑色のタイルで覆われています。

ムハンマド5世廟の住所・アクセスや営業時間など

名称 ムハンマド5世廟
名称(英語) Mausolé Mohamed V
住所 Boulevard Mohamed Lyazidi, Rabat
営業時間・開場時間 日中(12:00-14:00を除く)
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.rabat-maroc.net/lemausolee.html
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白い棺が美しい廟内

白い棺が美しい廟内

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階段を上ったところがムハンマド5世の棺を安置するクッパ(墓の上に建てられるドーム型の建物)。
バルコニー式の廊下を伝って、棺を納めたホールに入ると、花崗岩をピカピカに磨いているため、棺はトルコ石色の水の上に浮かんでいるようです。
死後10年にあたる1971年10月30日にスルタンの遺体が墓室に運ばれると、神学者が昼夜を問わず相次いで訪れ、コーランを朗唱しました。
片隅には、1983年12月に亡くなった王子ムーレイ・アブドッラーの墓があります。

天井の美しいドーム

天井の美しいドーム

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12本の骨組みを持つホールのドームは、彫刻したマホガニーとサン・ゴバン社(フランス)製の多色のステンドグラスでできていて、直径2.3m、重さ1.5tの大きなシャンデリアをささえています。
ムハンマド5世廟入り口とハサン塔前広場にはゆったりとした白と赤のブルヌース(フード付きマント)をまとい、銀と象牙をはめ込んだモフラ(儀式等に使う装飾的な武器の銃)を手にした近衛兵が立っており、記念撮影をしてもらうこともできます。

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白い壁に緑の屋根が美しい 王宮

白い壁に緑の屋根が美しい 王宮

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現国王ムハンマド6世(在位1999年7月23日~現在)とその家族が住んでいます。
1864年に建てられ、最高裁判所、国立大学、アフル・ファス・モスク、旧奴隷地区を含む城壁の中に、2000人以上の人々が住んでいます。
構内には小さな競馬場や、黒人親衛隊の兵舎もあり、王宮の正面にあるこの国最大のムハンマド5世大学では約2万人が学んでいます。
金曜には祈祷のためにモスクへ行く国王のパレードが行われます。

ラバト王宮の住所・アクセスや営業時間など

名称 ラバト王宮
名称(英語) Royal Palace in Rabat
住所 Cité Universitaire Rabat
営業時間・開場時間 非公開
利用料金や入場料 非公開
参考サイト http://www.rabat-maroc.net/dar-al-mahkzen.html
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活気にあふれる 旧市街メディナ

活気にあふれる 旧市街メディナ

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ラバトのメディナは、ブー・レグレグ川と大西洋に挟まれたところにあります。
面積は60ha、シーディ・ファタフ通り、スイカ通り、コンスル通りの3本の大通りがあります。
南はモリスコ(アンダルス人の城壁)がメディナと中心市街とを分けています。
城壁は17世紀にアンダルス人が築きました。
旧市街の西側は、12世紀にムワッヒド朝が築いた6つの門を持つ城壁で閉ざされています。
メディナの南にあるハッド門は色とりどりのスーク(市場)に面し、ここから屋内の常設市場、中央食品市場に行くことができます。

メディナ・ド・ラバトの住所・アクセスや営業時間など

名称 メディナ・ド・ラバト
名称(英語) Medina Rabat
住所 Médina de Rabat, Rabat, Rabat-Salé-Zemmour-Zaër, Maroc
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.morocco.com/attractions/medina-of-rabat/
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食品や日用品のお店が並ぶ スイカ通り

食品や日用品のお店が並ぶ スイカ通り

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この中で一番にぎやかな通りがスイカ通りです。
通りには露店とレストランがびっしりと並んでいます。
シーディ・ファタフ通り、スイカ通りの交わるところにはムーレイ・スリマーンのモスクは、1812年に同名のスルタンによって建立されました。
スイカ通りを行くとグランド・モスクの前に出ます。
1882年に全面的に修復されたモスクで、14世紀にマリーン朝が建立したモスクと伝えられています。
スイカ通りの終わりがスーク・エッスバーで、織物商人と宝石商人がせわしげに小米に励んでいます。

スイカ通りの住所・アクセスや営業時間など

名称 スイカ通り
名称(英語) Rue Souika
住所 Rue Souika, Rabat, Rabat-Salé-Zemmour-Zaër, Maroc
営業時間・開場時間 店舗による
利用料金や入場料 店舗による
参考サイト http://www.travel-in-morocco.com/modules/smartrabat/rabat.php?id=26
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カーペットの市が立つ コンスル通り

カーペットの市が立つ コンスル通り

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各国の外交官は1912年まで、この通りに居住することを義務ずけられていました。
コンシュラ・ド・フランス通りは袋小路の道で、突き当たりにかつてのフランス領事館邸があります。
詩人アンドレ・シェニエの父で、領事を務めたルイ・シェニエは、1767年から82年にかけて62番街に住んでいました。
コンスル通りを行くと、スーク・エルゲゼル(羊毛市場)に出ます。
この広場にはカーペットの市が立ちます。
ラバトのカーペットは中心に円形や六角形の模様、その周りは様々なモチーフを使った赤色の模様が広がり、さらに花や動物、またはトルコ風の幾何学模様をアレンジした幅広の帯が外側の部分を取り巻いています。

コンスル通りの住所・アクセスや営業時間など

名称 コンスル通り
名称(英語) Rue des Consuls
住所 Rue des Consuls, Rabat
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.cityzeum.com/la-rue-des-consuls-souk-de-rabat
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アラブとヨーロッパ2つの文化が混在するラバト

ラバトの市街地の北側を占めるメディナ(旧市街)には生き生きとした庶民の生活が残っており、アラブらしい活気に満ちたスーク(市場)の軒を連ねる店々を見て歩くだけでも楽しむことができます。
また、南側の新市街には、フランス風のおしゃれなレストランやカフェが並んでいます。
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