観光する前に知りたい!神秘のパワースポット「清明神社」の歴史と見どころ

公開日:2020/3/5 更新日:2020/3/5

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清明神社の見どころ

一の鳥居(いちのとりい)

昭和37年に建てられた堀川通沿いにあるのが一の鳥です。
額に掲げられた金色に輝く神紋である「晴明桔梗」が特徴的。
鳥居の額には、一般的には神社名やお祀りしている祭神の名前を掲げることが多いのですが、清明神社の鳥居には神紋が掲げられているので、全国的にも珍しいです。
晴明桔梗印は、祭神である安倍晴明が創られた陰陽道に用いられる祈祷呪符のひとつと言われています。



旧・一條戻橋(きゅういちじょうもどりばし)

清明神社の一の鳥居をくぐると、左側に旧・一條戻橋があります。
本来の一条戻り橋は、1995年(平成7年)に新しく架け替えられており、晴明神社から南へ約100メートルのところにある堀川に架かっています。
一条戻り橋と安倍晴明は縁が深く、陰陽師であった安倍晴明は、この橋で蘆屋道満に殺害された父である安倍保名を呪法を駆使して蘇生させたと伝えられています。
また、安倍晴明は、常に身の回りの世話をさせる精霊の一種である式神という十二神将を使ってたと言われ、この式神の風貌が恐ろしく安倍晴明の妻が恐れたため、この一条戻橋の橋の下に式神を呪し置いて、必要な時に召喚したと言われています。
また、源頼光の四天王の一人と言われる「渡辺綱」が、一条戻り橋で美しい女性に「夜更けが怖いから送って欲しい」と頼まれたので、その女性を馬に乗せたところ、たちまちその女性は鬼と化した。
渡辺綱は、その鬼を退治しようとしたが鬼は愛宕山に急ぎ逃げ帰った。
渡辺綱はその鬼の腕を切り落としたが、その腕の処置に困ったので安倍晴明に相談したという『鬼女伝説』でも有名な橋です。
また、現在の京都でも「戻る」という名がついたこの橋を嫌って、嫁入りや葬式の列はこの一条戻り橋に近づかないのが習わしとなっています。
清明神社では、先代の一条戻り橋で使われていた欄干の親柱を境内に移して、昔の風情をそのままに安倍晴明に縁の深い「旧・一條戻橋」を境内に再現しています。

晴明井(せいめいい)

二の鳥居をくぐってすぐ右手に清明井があります。
ここは、安倍晴明の念力によって湧いた井戸と言われています。
病気平癒の効果があるとされており、水の湧き出るところは、その歳の恵方を向いていて、吉祥の水が得られると有名です。
恵方は毎年変わるので、立春の日にその向きを変えます。
有名な千利休が茶会において、この清明井から汲んだ水を沸かして、それを茶の湯として利用していたとも言われており、豊臣秀吉もその茶を服されたと伝えられてます。
最近、この井戸はパワースポットとして大変人気で有名。
この井戸を携帯の待ち受け画面にすると、病気平癒の効果があると言われており、写真を撮る人々の姿が多く見受けられます。
この水は実際に飲むことができ、普通に飲んでみるとちょっと苦みが残り、飲み難さがあります。
しかし、一度沸かしてから、白湯として飲むと凄く甘味が出ると評判です。

本殿・末社・齋稲荷社(ほんでん・まっしゃ・いつきいなりしゃ)

境内のもっとも奥に、本殿があります。
本殿は1905年(明治38年)に再建されたもので、至る所に晴明桔梗があしらわれ厳粛で厳かな雰囲気に包まれています。
祭神は安倍晴明と稲の精霊が神格化された五穀・食物を司る倉稲魂命(うがのみたまのみこと)です。
本殿北側には、お稲荷さまと天満社・地主社が祀られるお社である齋稲荷社があります。
齋(いつき)とは、このお稲荷さまが、鴨神社(下鴨神社・上賀茂神社)に仕える斎王が篭る齋院御所にあったことに由来します。
安倍晴明自身が、お稲荷さんの化身とも言われていたり、安倍晴明の母である葛の葉(くずのは)がお稲荷さんの眷属・神使とされる狐の化身だったとも言われており、安倍晴明とお稲荷さんは深い縁があります。

厄除桃(やくよけもも)

晴明神社には、「厄除桃」と呼ばれる大きな桃の像があり、多くの人が撫でていきます。
桃は、古来から陰陽道では、魔除け・厄除けの果物とされています。
『古事記』・『日本書紀』などの書物にも桃が魔物を追い払う様が描かれています。
「厄除桃」その名の通り、自身の厄を変わりに受け取ってくれるそうです。
この桃を撫でて 自身の厄をこの桃に移せば清々しい気持ちになることができるのではないでしょうか?

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