政府公認ガイドが教える!フィレンツェ観光完璧ガイド

レオナルド・ダ・ヴィンチにミケランジェロといった誰でも知っている天才を生んだ町、それがフィレンツェです。数あるイタリアの観光地の中でも人気トップを誇り、毎年150万人の観光客が訪れます。赤い屋根が印象的な花のマリア大聖堂に、屋外の美術館とも言えるシニョーリア広場、そして「ヴィーナスの誕生」などの名作が揃うウフィツィ美術館と、小さな町ながらみどころたっぷり。そんなフィレンツェを効率良く回るヒントをフィレンツェの政府公認観光ガイドの筆者が教えます!

フィレンツェのおすすめ観光ルートはこう!

比較的小さな町でありながら、イタリアの美術の半分はこの町にあると言われるフィレンツェ。
滞在期間別のおすすめコースを紹介します。

他の町から日帰りで訪れる半日コース

ローマやミラノなど主要都市からも約2時間程度でアクセスできるフィレンツェ。
ビジネスでこられた方も電車で日帰り観光できるのがフィレンツェの魅力です。
中央駅の真向かいに立っているのがサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。
白と緑の幾何学模様のファサードは15世紀のもの。
そこからフィレンツェのシンボルとも言えるドームに歩いていきましょう。
赤い屋根のドームは今でも世界で3番目の大きさを誇ります。
そこからシニョーリア広場で屋外に並ぶ本物の彫刻を見て、ヴェッキオ橋から夕日を眺めれば、忘れられない思い出になるでしょう。

のんびりゆったり1日コース

1日ゆっくりフィレンツェの町で過ごす方にはぜひ美術館に行っていただきたいと思います。
フィレンツェはルネサンスが生まれた場所。
ダ・ヴィンチやミケランジェロを育て、ラファエロが学んだ土地です。
そんな巨匠たちの作品をたっぷり観賞できるのがウフィツィ美術館。
助手のダ・ヴィンチの絵を見て師匠が筆を折ったという伝説の「キリストの洗礼」もここにあります。
美術観賞のあとは緑たっぷりのボボリ庭園に行ってみましょう。
フィレンツェを統治したメディチ家の美学に基づいた華麗な庭で貴族気分をたっぷり味わってください。

日曜日でも入れる?各施設の開館日

ヨーロッパでは日曜日に閉まる施設が多いですが、観光都市フィレンツェは比較的開いているところが多いのが特徴です。
ただし、ドームを含めて教会は日曜日の午前中はミサのため一般の入場はできません。
主要な美術館は開館しています。
反対に月曜日は美術館がお休みなので、ドームや大聖堂を訪問するのがオススメです。
中心地のお店は飲食店もブティックもほとんど日曜日が開業しています。
日曜日はショッピングとグルメを楽しんで、次の日からの観光に備えるのもいいかもしれません。

所要時間はどれくらい?フィレンツェの街中を歩くヒント

観光地として大人気でありながら全てが近くにあるというのがフィレンツェの町の魅力です。
観光スポットから別の場所までもほとんどが徒歩距離。
端から端から歩いても40分程度で大体見て回ることができます。
メジャースポットであるドームからシニョーリア広場までは約10分、美術館巡りをする方であれば、ウフィツィ美術館からミケランジェロのダビデ像があるアカデミア美術館まで約20分程度です。
町歩きを楽しみたい方であれば2時間程度。
町の真ん中を流れるアルノ川を見ながら、ベストショットが撮れる場所を探しながら歩きましょう。

ツアーを利用しよう!特別入場できるのがお得!

効率よく回りたい方にオススメしたいのがツアーの利用です。
約2時間程度のウォーキングツアーで、フィレンツェの主要場所を効率よく回ることができます。
建物や彫刻の説明があるのも嬉しいところ。
ただ見ているだけではなく目からウロコの情報が満載です。
そしてもう一つのツアーの魅力が、通常では入れない場所に入場できること。
映画「インフェルノ」で話題になった、ヴェッキオ宮殿の秘密のルートもツアーでのみアクセス可能。
普通の観光じゃ絶対見れない!そんな貴重な体験をしてみませんか?

ルネサンスを制覇しよう!美術館攻略ガイド

13世紀頃からヨーロッパ経済の中心として栄えたフィレンツェ。
美術館や教会に世界的に有名な芸術作品が収められています。
限られた時間の中で効率よく芸術鑑賞ができるヒントをお伝えします。

至宝が並ぶウフィツィ美術館を堪能しよう!

フィレンツェの美術館で絶対に外したくないのがこのウフィツィ美術館です。
U字型の優美な建物は1560年に役所として建てられました。
作品は時代系列に並べられており、スタイルの変遷を知ることができます。
たくさんある作品の中で見ておきたいのがボッティチェリの「春」と「ヴィーナスの誕生」そしてミケランジェロの唯一持ち運び可能な絵画「聖家族」です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの20歳の頃の貴重な作品があるのもここ。
世界の至宝を堪能しましょう。

ミケランジェロの力強さを感じるダビデを見よう!

美術というと絵画を思い浮かべがちですが、ルネサンスは古代ローマの彫刻の人体表現を参考にしました。
天才ミケランジェロもその一人。
フィレンツェが誇る彼の最高傑作がダビデ像です。
中心地のシニョーリア広場にもコピーが置いてありますが、ぜひ本物を見て欲しいと思います。
アカデミア美術館はこのダヴィデのために作られたとも言える美術館。
ここにはそのほかに「囚人」と呼ばれる4体の彼の作品があります。
大理石の中に閉じ込められた「囚人」達と堂々としたダビデ。
ミケランジェロの力強さを感じてください。

インフェルノで話題になったヴェッキオ宮殿に行こう!

トム・ハンクス出演の話題作「インフェルノ」の舞台となったのがフィレンツェです。
その中でもヴェッキオ宮殿は94mある塔から重要人物が落下したり、五百人広間に残されたメッセージ、そして秘密のドアからの秘密のルートなど、映画の数々のシーンに登場しました。
最初に建設が始まったのは日本の鎌倉時代と歴史ある建物。
映画でも取り上げられましたが、五百人広間のメッセージを辿ればダ・ヴィンチの幻の壁画が見つかるかもしれません。
映画のドキドキを感じながら鑑賞してみましょう。

まだまだあるおすすめの美術館

tournatoscana (引用元:Instagram)

美術館を一つ一つ回るだけで10日間くらいは費やせるのがフィレンツェの魅力。
前述の3つはもちろんですが、ラファエロのファンにオススメしたいのがパラティーナ美術館です。
メディチ家の広大な宮殿の中にあるこの美術館は有数のラファエロのコレクションを誇ります。
「小椅子の聖母」「ヴェールの女」など優しい表情の女性を描いたラファエロの作品がたくさん。
そしてもう一つ、元修道院のサンマルコ美術館も清純なマリアの姿に心洗われます。
フィレンツェを中心に観光する方にオススメしたい美術館です。

複雑な休館日と開館時間を知っておこう!

観光ガイドをしている筆者でも苦労するのが各施設の開館日と開館時間です。
メジャーな美術館は夕方まで開館していますが、前述のサンマルコ美術館や、ミケランジェロが建築も担当したメディチ家礼拝堂は午前中のみの開館。
そして日曜日と月曜日が交互に休みという複雑な仕組みになっています。
最新情報は大聖堂や駅の前にある観光センターで確認してください。
夏は夜間延長をしていたり、普段非公開の庭園が開放されるなど、お得な情報が得られるのもここです。
見たい場所の開館時間をしっかり確認しておきましょう。

予約はしたほうがいい?

せっかくフィレンツェに来たから美術館に行ってみよう!と意気込んでウフィツィ美術館に行ったところ2時間待ちの行列、というのが観光都市フィレンツェの底力です。
4月から10月にかけてのフィレンツェはどこも観光客でいっぱい。
ウフィツィ美術館とアカデミア美術館に必ず入場したい方には予約するのをオススメします。
インターネットで購入することができ、予約料は4ユーロ。
紙に印刷して引き換えます。
現地に数日滞在する場合は、街中にある販売所で購入することもできます。
予約券を利用して効率よく観光しましょう。

 

 

美術館巡りをする人は共通券を利用しよう!

leid_marinho (引用元:Instagram)

美術を堪能するのがメイン!という方にオススメするのがフィレンツェカードと呼ばれる共通券です。
最初の使用から72時間有効で、72施設に入場でき、72ユーロというお得なチケット。
この券を持っていると予約なしでも予約券を持っているのと同じ扱いになるので、行列に並ばなくていいのも嬉しいポイント(ドームは予約必要)です。
オンラインでも主要な美術館でも購入できます。
1施設につき入場は1回なので、効率よく回れるよう計画を立てましょう。

 

 

フィレンツェのホテルどこに泊まる?

街全体が世界遺産に登録されているフィレンツェ。
今でも13世紀に建てられた建物が現役で活躍しています。
歴史を感じられるオススメホテルを紹介します。

高級ホテルで最高の贅沢を味わう フォーシーズンズ・フィレンツェ

fsflorence (引用元:Instagram)

フィレンツェで最高級のホテルがここ、フォーシーズンズ。
街のど真ん中から徒歩約15分。
もともと貴族が狩猟のために建てた別荘でした。
屋内にある中庭は15世紀建設当初のまま。
中央にはミケランジェロの彫刻のコピーが当時の雰囲気を醸し出しています。
どこを歩いても貴族になった気分を味わえるのですが、このホテル一番の自慢は庭園です。
広大な庭園にはプールがあり、都会からほど近い場所で最高の贅沢を味わうことができます。

 

 

ヴェッキオ橋の上に泊まろう!トーレ・マンネッリ

_favrooms_ (引用元:Instagram)

普通じゃできない経験をしたい方にオススメしたいのが、トーレ・マンネッリ。
なんとヴェッキオ橋の上に立っている塔なんです。
ヴェッキオ橋の2階は映画「インフェルノ」でも使用された君主専用の空中回廊でした。
しかし持ち主が君主の命令に従わなかったので、この塔が現在まで残ることとなりました。
360度遮るものなしの景色を一人占めできるのはこのホテルの宿泊客だけの特権。
アルノ川を眺めながら、君主にも屈しなかった貴族の気分を味わってください。

 

 

13世紀の家に住むように泊まろう!カーザ・デイ・ティントーリ

歴史の感じられる建物にお手頃な金額で泊まりたい、という方にオススメのB&Bがこちらです。
カーザ・デイ・ティントーリとは「染物職人の家」という意味があります。
シニョーリア広場からも徒歩5分程度のこの場所は13世紀頃には染物職人がたくさん住んでいました。
その当時の家を若い夫婦がテーマ別に各部屋を装飾して作ったB&Bです。
観光客に家にいるように過ごしてほしい、という気持ちが伝わるアットホームな雰囲気で旅の疲れを癒しましょう。

 

 

フィレンツェの天気を知ろう!

暑さや寒さ、遠い異国に行く時にはどんな服装をしたらいいか、どんなものを持っていったらいいか気になるところだと思います。
観光ガイドとして、これがあった方がいい!と思うものを紹介します。

年間のフィレンツェの気候ってどんな感じ?

イタリアと聞くと灼熱の太陽が常に燦々と照っているイメージがあると思います。
しかし、イタリアの中部より北は四季があって冬は冷え込みます。
気温でいうとフィレンツェは東京や大阪と同じ程度と考えておけば問題ありません。
大きく違うのは日照時間。
冬は8時ごろに明るくなり16時半には暗くなります。
反対に夏は21時ごろまで明るく、イタリア人たちは夜遅くまでドリンクを楽しんでいます。
11月と2月は雨が多い季節。
観光客も少ないので、美術館やカフェなどでゆっくりするのに最適です。

服装はどうすればいい?

日本の大都市と大きく変わらない気候のフィレンツェ。
服装で特に迷うことはありませんが、夏は直射日光が強いので気になる方は羽織るものを持っておきましょう。
また湿気が少ないので、初夏の日中は暑くなりますが夜には涼しくなります。
天候も温度も変わりやすいのがフィレンツェの特徴。
8月にひょうが降ったこともあるので、臨機応変ができる服装を用意しましょう。
冬は温度以上に寒く感じられることもあります。
レッグウォーマーや耳マフなどがあれば、外での美術鑑賞にも最適です。

旅行の際に持っていきたいものは?

フィレンツェに住んで2年。
年中欠かすことがないのがサングラスです。
真冬でも天気のいい日は真っ青な空が広がるフィレンツェ。
夏は特に必需品です。
そしてもう一つ年中活躍するのが虫除けスプレー。
イタリアはまだまだエアコンがないお店がたくさんあります。
そして驚くことにイタリアの蚊は12月でも生息しています。
冬に必須なのがカイロです。
クリスマスシーズンはイルミネーションが綺麗なので、寒さ対策をバッチリして夜の散歩を楽しみましょう。

空港からフィレンツェ市内までのアクセス

実際にフィレンツェを訪れるとなると気になるのがアクセス。
特に空路で入国する人にとってはどのように市内にアクセスするかは気になるところです。
タクシーとバス、便利なアクセスを説明します。

タクシーを利用しよう!

空港から市内まで一番便利なのがタクシーです。
フィレンツェのペレトラ空港は大きくなく、荷物を受け取って外に出るとタクシー乗り場の案内があります。
それに従って進むと次々に来るタクシーに乗って市内に入ることができます。
嬉しいのは空港から市内であれば料金は一律なこと。
夜間や休日は割増料金がありますが、最大で30ユーロ程度。
それに追加で、トランク1つにつき1ユーロの手数料がかかります。
支払いは現金のみなので、ユーロを現金で用意しておきましょう。

バスでもアクセスできる?

安価で市内にアクセスしたい人にオススメなのがバスの利用です。
朝の5:30〜夜の0:30まで運転しており、夜間早朝以外は30分ごとに発着しています。
フィレンツェの中央駅まで約20分。
大きな荷物を置く場所もあります。
片道6ユーロ、往復で買うと10ユーロです。
帰りの便もフィレンツェ空港を利用の方は、空港内で往復チケットを買っておきましょう。
バスの運転手から購入する場合は片道のチケットしか販売していないので注意してください。

天才を生んだ街を存分に味わって

世界中から観光客を惹きつけてやまないフィレンツェ。
そしてたくさんの観光客がリピーターとなってまた訪れるのです。
その最大の魅力が街中に溢れる芸術。
どこを歩いても数世紀前の芸術が溢れています。
美しさのためなら多少の不便さも厭わないのがフィレンツェ人の誇り。
そんな芸術を愛する精神がルネサンスの天才たちを生み、西洋美術の中心として世紀を超えて現代の私たちを魅了し続けるのです。
ぜひ本物を見て天才の熱い思いを感じてください。

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