紀元前800年代には港町として栄えていた街。モロッコ「エッサウィラ」観光で見たい絶景10選

エッサウィラの町は、紀元前800年代には港町として栄えていました。旧市街メディナは、通りが碁盤の目のように整然としていてとても歩きやすく、白壁にブルーの窓枠の建物が続いています。スーク(市場)では、野菜や木の実、魚などが並びとてもにぎやかです。

エッサウィラの歴史

エッサウィラの歴史

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気候は一年を通じて絶えず穏やかで、古代から、船乗りたちはここをモロッコ沿岸貿易の中継地として利用していました。
西暦1世紀、エッサウィラの名はすでに、古代紫の生産地としてローマ世界に知れ渡っていました。
10世紀になると、町はアモグドルと名付けられ、スース地方やモロッコ南部全域からの品物が港で積み下ろしされました。
15世紀には、ポルトガル人がこの町を交易の足場とし、彼らは名前をモグドゥラと変え、ついで、スペイン人がモガドゥル、最後にフランス人がモガドルと呼びました。

エッサウィラの住所・アクセスや営業時間など

名称 エッサウィラ
名称(英語) Essaouira
住所 Essaouira, Morocco
営業時間・開場時間
利用料金や入場料
参考サイト http://whc.unesco.org/en/list/753
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

港の入り口に城塞を築く

港の入り口に城塞を築く

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1506年、町の防備を固めるため、ポルトガル王ドン・マヌエルは港の入り口に城塞を築きました。
その遺跡が今もいくつか残っています。
16世紀からはポルトガル人がモガドルに大勢住むようになり、この地でサトウキビの栽培を発展させました。
1764年、アラウィー朝のスルタン、シーディ・ムハンマド・ベン・アブドッラーは、ヨーロッパとの交易を独占していたアガディールを抑え込むため、この港を海軍基地にしました。

エッサウィラ城塞の住所・アクセスや営業時間など

名称 エッサウィラ城塞
名称(英語) Essaouira Citadel
住所 Essaouira Citadel, Essaouira, Marrakesh-Tensift-El Haouz, Morocco
営業時間・開場時間 9:00−17:30
利用料金や入場料 10ディルハム
参考サイト https://www.facebook.com/pages/Essaouira-Citadel/
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フランス人によって設計された

フランス人によって設計された

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この計画を実行するため、スルタンはフランス人の捕虜テオドール・コルニュ技師に新しい町の設計図を引かせました。
こうして、広い道がいくつも走る長方形の町が建設されました。
このとき、モガドルはテオドール・コルニュの図面にちなんだアラビア語から、エッサウィラ(図)、あるいはエス・サウィラ(城壁をめぐらしたところ)と名を変え、現在に至っています。

さまざまな民族や部族が住んでいた

さまざまな民族や部族が住んでいた

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スルタン、ムハンマド・ベン・アブドッラーはサレやアガディールにいたヨーロッパの領事たちや、王の顧問など大金持ちの王族をエッサウィラに移しました。
ユダヤ人は昔から大勢住んでいました。
スルタンたちは、エッサウィラの女性たちの美しさと賢さに魅了され、多くの女性がフェズのハーレムに連れ去られたといわれています。
この町は、昔からモロッコ国民を構成する、ハハ族、シアドマ族、グワーナ族などさまざまな民族や部族が住んでいました。

たくさんのトロール船が浮かぶエッサウィラ港

たくさんのトロール船が浮かぶエッサウィラ港

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エッサウィラ港は、町を囲む城壁の足元、延々と続く美しくやわらかい砂浜の端に建設されました。
ここでは数多くのトロール船が造られていますが、エッサウィラの造船所では、チーク材とユーカリ材を使い、昔ながらの方法でトロール船が造られています。
朝は、魚市の売り声でにぎやかで、港には屋台が並び、イワシやイカ、カニなどがこんがりと焼かれ、その場で魚を選んで料理してもらうことができます。
港にはオレンジジュース屋台が並んでいます。

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エッサウィラ港の住所・アクセスや営業時間など

名称 エッサウィラ港
名称(英語) Port d’Essaouira
住所 Port d’Essaouira, Essaouira
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.anp.org.ma/Services/Portessaouira/Pages/Presentation.aspx
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今も受け継がれる伝統工芸の技術

今も受け継がれる伝統工芸の技術

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かつて、エッサウィラの旧ユダヤ人街メッラハには4000人ものユダヤ人が住んでいました。
この頃エッサウィラはユダヤ人職人の作る透かし彫り金属細工で知られていましたが、現在ではユダヤ人の姿はほとんどみられません。
しかし、今もなおその技術が受け継がれています。
寄木細工、皮革製品、鍛金技法を用いた銀や銅の金属細工品、宝飾品、陶器などの伝統工芸品が有名です。

メッラハの住所・アクセスや営業時間など

名称 メッラハ
名称(英語) Mellah
住所 Mellah, Essaouira
営業時間・開場時間 店舗による
利用料金や入場料 店舗による
参考サイト http://www.essaouira.nu/culture_jews_mellah.htm
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旧市街で一番にぎやかなムーレイ・エル・ハサン広場

旧市街で一番にぎやかなムーレイ・エル・ハサン広場

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港寄りにある最もにぎやかな広場です。
オクバ・ベン・ナフィ通りの時計台から中へ入って行き、細い路地を進んでいくと、通りの一部を切り取ったような四角い広場に出ます。
ほとんどの建物が白い建物にブルーの窓枠に統一されており美しく、カフェで休んでいる人の姿も多く見られます。

ムーレイ・エル・ハサン広場の住所・アクセスや営業時間など

名称 ムーレイ・エル・ハサン広場
名称(英語) Moulay Hassan Square
住所 Moulay Hassan Square, Essaouira, Morocco
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.riad-lunetoile.com/the-famous-place-moulay-hassan/
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オーソン・ウェルズ監督作品「オセロ」のロケ地

オーソン・ウェルズ監督作品「オセロ」のロケ地

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1949年、オーソン・ウェルズ(アメリカ合衆国の映画監督、脚本家、俳優)はシェークスピアの悲劇を映画化したオセロのロケ地として、風と太陽に幾世紀もさらされた自然の石だけに備わる美と重厚さが備わるエッサウィラの城塞の雄大な景色を選びました。
絶壁沿いに突き出した城塞に大砲が配置されている場所が映画に使われています。

モロッコ南部でしか採れないアルガンオイル

モロッコ南部でしか採れないアルガンオイル

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アルガンオイルとは、モロッコ南部にしか生育しないアルガンツリーの種から作られる植物性にオイルです。
アルガンツリーの実はオリーブに似ていて、滋養分豊かな食用油が採れます。
昔から美容オイルや調味料として重宝されています。
1ℓの油を採るには100kgの塾した果実を10時間挽かなければならないといわれ、純度の高いものはその分値段も高く、薄めてあるものは比較的安価です。

乾燥地帯に生息するアルガンツリー

乾燥地帯に生息するアルガンツリー

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アルガンツリーはモロッコにしかない木で、特にアトラスの東山麓やアンティ・アトラス、エッサウィラ地方にたくさん見られます。
この木の実は、堅い殻の中に2つの種子があり、この種子から香りの強いオレンジ色の油が採れます。
また、常緑の緑は、空中に育った牧草ともいわれ、驚くべきことには、ヤギはこれに目がなく、木の上にじょうずによじ登って、枝や葉を食べます。

モロッコ人もあこがれるエッサウィラ

多くのモロッコ人が、一度は行ってみたいとあこがれるエッサウィラ。
のんびりした雰囲気で、買い物もゆったり楽しめます。
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