北海道の歴史と海鮮をたどる!小樽・余市ロマンチック街道

「最近、おいしい魚を食べてないな」一度体が欲すると、いてもたってもいられなくなるのが悪い癖。「そうだ、美味しいものを食べるドライブに行こう」そう思い立つや否や、車のキーを握りしめて家を飛び出しました。

この記事を書いた人/吉田匡和

札幌市在住、夏はバイクでツーリング、冬は雪山を楽しむアウトドア派フリーライターです。Wondertripでは山奥を分け入ったり、崖をよじ登らなくては出会えない「絶景」ではなく、見落とされてしまいがちな絶景や、隠れた絶景、自分だけが知っている絶景など、北海道のよいところをたくさん紹介しています。どうぞ宜しく。
サイト
BuleOrca〖ブルーオルカ〗
http://buleorca.jugem.jp/

美味しい海鮮を目指して

93070:美味しい海鮮を目指して

撮影/吉田匡和

高速道路を使い、一路日本海を目指します。
今回のルートは余市~小樽。
それぞれ歴史的な建造物が残る街です。
いずれも新鮮な魚介が期待できますよ。

本日最初の海鮮

93073:本日最初の海鮮

撮影/吉田匡和

途中の金山サービスエリアでひとまず休憩。
一食目の魚介として選んだのは、ミニかに鮭フレーク丼。
リーズナブルなので、おにぎりを2個買うのと値段は変わらず。
味はそれなりですが、朝食としてはまずまずです。

余市町の歴史は江戸時代から続く

93075:余市町の歴史は江戸時代から続く

撮影/吉田匡和

小樽で高速道路を降りて、国道5号線で余市を目指します。
積丹半島の付け根にある余市町は、江戸時代から大正時代にかけてニシン漁が盛んに行われていました。
最盛期の大正時代にはすでに16000人を超えていたことからも勢いがあったのでしょう。

歴史が封印された歴史的建造物

93074:歴史が封印された歴史的建造物

撮影/吉田匡和

余市について最初に立ち寄ったのは、和人によるアイヌ交易の拠点として置かれた旧下ヨイチ運上家。
松前藩が和人とアイヌとの交易の場所として設置した施設で、重要文化財に指定されています。

寒風を受けながら思う

93076:寒風を受けながら思う

撮影/吉田匡和

続いては旧余市福原漁場を訪れました。
「網元」と呼ばれた元締めの屋敷で、労働者はここに住み込んで働いていました。
いずれも冬季間は閉鎖されているため中に入ることはできませんが、寒風を受けながら見ると当時の様子が偲ばれます。

竹鶴政孝の情熱が注がれたウイスキー

93077:竹鶴政孝の情熱が注がれたウイスキー

撮影/吉田匡和

余市はニッカウヰスキー発祥の地。
NHKの連続テレビ小説「マッサン」の主人公は、ニッカウヰスキーの創業者「竹鶴政孝」がモデルとなったといわれています。

余市に根付くウイスキー文化

93093:余市に根付くウイスキー文化

撮影/吉田匡和

広島の造り酒屋の三男として生まれた竹鶴氏は、摂津酒精醸造所や寿屋(現サントリー)などで酒造りを学び、1934年4月に余市でウイスキー作りを開始します。
それが現在のニッカウヰスキー余市蒸留所に発展しました。

飲んだら乗るな、乗るなら飲むな

93078:飲んだら乗るな、乗るなら飲むな

撮影/吉田匡和

重厚な建物からモルトの香りが漂ってきます。
小雪がちらつき、ドラマのワンシーンに迷い込んだようなロケーションは、まさに絶景。
見学後に試飲することもできますが、運転があるので控えます。
いくら耳元で石川さゆりが「♪ウイスキーがお好きでしょ」と歌ってくれてもダメです。

リンゴジュースからスタート

93079:リンゴジュースからスタート

撮影/吉田匡和

余市産のリンゴをつかった美味しいジュースをいただきます。
ウイスキーを熟成させるためには時間がかかるので、竹鶴氏はそれまでの運転資金としてジュース販売を行っていたそうです。

待望の海鮮タイム!

93080:待望の海鮮タイム!

撮影/吉田匡和

お昼を食べに町内の柿崎水産を訪れました。
一階は鮮魚店、二階は食堂になっていて、夏ともなると多くの観光客が訪れる有名店です。
「新物」と書いてあったので、いくら丼を注文。
オレンジの粒が口の中ではじけ、美味しさが広がりました!

歴史がたたずむ街「小樽」

93081:歴史がたたずむ街「小樽」

撮影/吉田匡和

お腹がいっぱいになった後は、車を走らせて小樽に向かいます。
小樽市は北海道でも歴史のある町で、経済の中心が札幌に移るまで「北のウォール街」と呼ばれる主要都市として機能していました。

街並みはロマンチック

93082:街並みはロマンチック

撮影/吉田匡和

今でも旧三井銀行小樽支店や旧日本郵船小樽支社など、昭和初期に建設された重厚な建物が残されています。
また自然も豊富で、マリンクルーズやスキー・スノーボードなど、一年を通して様々なスポーツを楽しむことができます。

アザラシに逢いに行く

93083:アザラシに逢いに行く

撮影/吉田匡和

「祝津海岸に時々アザラシが出現する」と聞き、まずは祝津パノラマ展望台に向かいました。
荒々しい波が岩を砕き、その上でくつろぐアザラシの姿が...見えません。

ズームレンズを使って隅々まで見ましたが、一頭も確認できませんでした。
これが現実ってやつですね。

ガラス作りが発展した理由

93084:ガラス作りが発展した理由

撮影/吉田匡和

路地を歩くとガラス製品の店が目につきます。
小樽でガラス作りが盛んになった理由は、漁業と関係しています。
昔の浮き球はガラスでできていたため、ニシンが豊漁だった当時には欠かせない物でした。
そこからガラス作りが発展していったといわれています。

新鮮な魚に誘われて

93085:新鮮な魚に誘われて

撮影/吉田匡和

再び車に乗り、海産物を買いに「新南樽市場」に向かいます。
活気に溢れる市場で地元の人もよく買い物に来ます。
新鮮な魚が豊富な中、選んだのは寒ふのり。
生のふのりは磯の香りが強く、それでみそ汁を作ればおかずがいらないほどのウマさ。
北海道のソウルフードです。

小樽のB級グルメ!海鮮あんかけ焼きそば

93087:小樽のB級グルメ!海鮮あんかけ焼きそば

撮影/吉田匡和

夜まで時間があったので、ウイングベイ小樽に場所を変えて早めの夕食にします。
選んだのは小樽名物海鮮あんかけ焼きそば。
いわゆるB級グルメとして地域復興のために編み出された新メニューです。

思わぬフードファイト!

93088:思わぬフードファイト!

撮影/吉田匡和

出てきたあんかけ焼きそばのボリュームにビックリ。
早く食べきったらお金をくれるとか、そういう企画なのかと思うくらいジャンボ。
3分の1くらい食べたところで残そうかとも思いましたが、「食べ物は残さず食べろ」という、我が家の家訓を忠実に守って完食。
この量は要注意ですよ。

運河の夜景が雪灯りに映える

93089:運河の夜景が雪灯りに映える

撮影/吉田匡和

あたりが暗くなったので、小樽の絶景を見に運河へ向かいましょう。
冬は夜景のあかりが雪に反射して、幻想的な世界が誕生します。

冬限定の隠れスポット

93090:冬限定の隠れスポット

撮影/吉田匡和

定番の小樽観光案内所前の広場から見る夜景もいいですが、おススメは北運河のオタルゴールドストーン近くにかかる橋からの眺め。
運河の夜景と天狗山のナイタースキーの照明を見ることができる、冬限定の隠れスポットです。

余市・小樽の冬は、美味しいものと美しい景色がいっぱい

味覚、視覚、嗅覚、すべて楽しむことができました。
静かな冬のドライブもよいものですよ。
みなさんも余市・小樽の絶景を見つけに行きませんか?