世界が認めた大地の遺産!室戸ジオパークを体験しよう!

室戸ジオパークは、四国東南部、高知県室戸市全域を対象としたユネスコ世界ジオパークです。ジオパークとは、「大地(ジオ)」と「公園(パーク)」を組み合わせた言葉で、大地の遺産を保全し、教育や観光などに活かす活動を行い、地域振興につなげるためのプログラムです。以前は、前身の国際組織である世界ジオパークネットワークが認定を行なっていましたが、現在はユネスコの正式事業となっています。日本では8地域が認定されており、室戸ジオパークは2011年9月に認定されました。室戸地域には各所様々、魅力的な現地サイトがありますが、中でもオススメは、プレートの運動による岩盤の隆起がよく分かる室戸岬突端部。地表に隆起した地層や亜熱帯植物などを間近に見ることができます。今回は、室戸ジオパークの魅力に迫ります。

高知龍馬空港から室戸へ!

94132:高知龍馬空港から室戸へ!

高知龍馬空港ロビーには、名称の由来となった坂本龍馬さんの像があります。(撮影/田舎ライター)

どうも!高知生まれ高知育ちの田舎ライターです。
今回は地元高知の室戸ジオパークを取材します。

出発点は高知龍馬空港。
空港から室戸ジオパークの拠点となる室戸世界ジオパークセンターまでは、車で55号線を通って約1時間半ほど。
土佐くろしお鉄道や路線バスなど公共交通機関での移動も可能ですが、空港からはレンタカー利用が便利です。

途中、自動車専用道路がありますが、時間はそれほど変わらないので、景色を楽しめる55号線が良いですよ。

あいにくの雨ですが、まずは観光拠点となる室戸世界ジオパークセンターへ向かいます!

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室戸市に入ります。ジオパークの案内がありますね。(撮影/田舎ライター)

高知龍馬空港の住所・アクセスや営業時間など

名称 高知龍馬空港
住所 高知県南国市久枝乙58
営業時間・開場時間 7:30−20:40
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.kochiap.co.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

室戸世界ジオパークセンターは室戸観光の拠点です

94164:室戸世界ジオパークセンターは室戸観光の拠点です

室戸ジオパークセンターは入場無料です。(撮影/田舎ライター)

ジオパークセンターに到着!

このセンターは、ジオパークに関連した室戸の自然、歴史、産業などに関する展示施設で、市内のグルメスポットなど観光情報も入手できる情報拠点です。
今年3月に始まった「幕末維新博」の地域会場にもなっています。

ジオパークの現地サイトはたくさんあるので、ここでどこに行きたいか情報交換してから向かうのが効率的ですよ。

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ジオパークセンターは「幕末維新博」の地域会場にもなっています。(撮影/田舎ライター)

室戸世界ジオパークセンターの住所・アクセスや営業時間など

名称 室戸世界ジオパークセンター
住所 高知県室戸市室戸岬町1810−2
営業時間・開場時間 9:00−17:00
利用料金や入場料 ガイドツアー900円〜
参考サイト http://www.muroto-geo.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

サイト巡りはガイドさんを頼みましょう

94168:サイト巡りはガイドさんを頼みましょう

展望台の麓に鎮座する中岡慎太郎像。室戸には縁はなかったはずですが、なぜかここに立っています。(撮影/田舎ライター)

ジオパークではガイドさんを頼めば、より充実したサイト巡りができます。
料金は900円。
事前予約が必要なので、HPなどから申し込んでくださいね。

今回ガイドしてくれたのは山本さん。
実質的なガイドさんは10名ほどで、それぞれが自己流のガイドプランをお持ちだそうです。

では、室戸岬突端部分、「深海ゾーン」に向かいましょう。
センターから岬近くの観光案内所までは6kmほどです。

大地の誕生を間近で見られる世界でも稀な場所です

94165:大地の誕生を間近で見られる世界でも稀な場所です

展望台から見た室戸岬突端部。海に向かって岩が連なっているように見えませんか?(撮影/田舎ライター)

まずは、案内所から徒歩5分ほどの展望台に向かいます。

展望台からは、岬の突端、深海ゾーンを一望できます。
なぜ「深海」なのかというと、約1600万年前に深海に降り積もった砂や泥の堆積層「タービダイト」が、プレート運動に伴い隆起。
「付加体」として地表に現れ、その様子を間近で見られる世界的にも稀なゾーンだからです。

確かに、ボコボコと突き出した岩が海に向かって連なっているのが分かります。

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展望台へと続く遊歩道。(撮影/田舎ライター)

特異な岩の形に思わず足が止まります。

94166:特異な岩の形に思わず足が止まります。

地表に突き出したタービダイト。不思議な景色です。(撮影/田舎ライター)

実際に深海ゾーンを歩きましょう。

展望台からはただの岩に見えていたものが、近くに来ると、幾重ものタービダイトの塊であることが分かります。

ニョキッと地表に先端部を突き出している特異な形のものもあり、思わず、足が止まります。
プレート同士のぶつかりによって、付加体が隆起しているのが良く感じられますね。

特に知識がなくても、特異な景色を楽しめるポイントですよ。

岩にしがみつくバケモノのような木があります

94167:岩にしがみつくバケモノのような木があります

アコウの木。クモのバケモノみたいです。(撮影/田舎ライター)

岬には、亜熱帯性の植物がたくさん植えています。
その代表的なものが「アコウ」の木。
何本もの枝を横方向に伸ばすバケモノのような木で、岩にしがみつくように力強く根を張っています。
春頃、その枝にデキモノに見える、赤い実のような花をつけます。

とにかく、見た目の印象が強い木ですね。

室戸のイチオシ「キンメ丼」をいただきます

94169:室戸のイチオシ「キンメ丼」をいただきます

室戸イチオシのキンメ丼。各店でメニュー開発を競っているようです。(撮影/田舎ライター)

室戸ジオパークのグルメを紹介します。

今回、ランチにいただくのが「キンメ丼」。
室戸沖で採れた金目鯛などをご飯に乗せた丼で、市内のいくつかのお店で味わうことができます。
今回は「夫婦善哉」にお邪魔しました。

こちらのキンメ丼(1,600円)は一度冷凍したものを揚げたキンメで、この方が鮮度を保てるのだそうです。
この日は、キンメの他にブリが乗っていました。
甘辛に味付けされたキンメは、ホクホクした食感を楽しめました。

調理方法などはお店によって異なるので、キンメ丼巡りも面白いかもしれません。

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「遍路の駅 夫婦善哉」はその名の通り、25番札所の津照寺の近くにあります。(撮影/田舎ライター)

遍路の駅 夫婦善哉の住所・アクセスや営業時間など

名称 遍路の駅 夫婦善哉
住所 高知県室戸市室津2605
営業時間・開場時間 9:00−17:30
利用料金や入場料 キンメ丼 1,600円
参考サイト http://www.shokokai.or.jp/39/3920110003/index.htm
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

室戸で贅沢な時間を過ごすなら「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」へ

94170:室戸で贅沢な時間を過ごすなら「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」へ

白い色とフラットなデザインが印象的なウトコの外観。(写真提供/ウトコ)

せっかく室戸に行くのなら、贅沢な時間を過ごしたい、という方には、「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」(以下、ウトコ)があります。
「ウトコ」は、オーナーの名字のウ、室戸のト、高知のコを合わせた言葉です。

ウトコの魅力のひとつは、海洋深層水プール。
海洋深層水とは、水深200m以深の海水のことで、ミネラル分が豊富で水質が清浄だと言われています。

ウトコのスパトリートメントは、プールにのんびり浮かんだ後、オールハンドトリートメントを施すことで、心身のより深いリラクゼーションを得るためのサービスです。

星野リゾートでは、いくつかの施設で同様のスパサービスを提供しているそうですが、「これだけ贅沢に海洋深層水を使うプールは他にはない」とのこと。
近くに海洋深層水の取水施設がある室戸ならではの、贅沢なサービスだと言えますね。

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スパではこのようにプカプカ浮かびます。海水なので強い浮力があるそうです。(写真提供/ウトコ)

「プチお遍路さん」を体験する宿泊プランもあります

94172:「プチお遍路さん」を体験する宿泊プランもあります

ウトコのフロント。洗練された接客スタイルが印象的でした。(撮影/田舎ライター)

ウトコのお食事は、夕食は鰹をふんだんに使用した黒潮のイタリアン。
朝食は柚子をふんだんに使用した爽やかな柚子朝食です。

全ての客室は太平洋を一望できるオーシャンビューで、美しい日の出を拝めるほか、海を眺めながら、読書を楽しめるライブラリーもあります。

ウトコには様々な宿泊プラン、サービスがあります。
ユニークものとしては、卒業生を対象に3月1日から5月31日までの期間限定で販売している、お遍路さんの衣装の貸出付きプラン「卒業OHENRO」や、室戸岬遊歩道に出かけるゲストへのコーヒーセットの貸し出しなど、室戸にちなんだサービスがあります。

スタッフの方が「室戸の魅力を発信していくことも、私たちの仕事です」とおっしゃっていましたが、まさに地元室戸と絡めた提案になっていますね。

「地理女」の卒業旅行なんかに、バッチリはまる感じがします。

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タイフーンテラスからの日の出。(写真提供/ウトコ)

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鰹のアンティパスト。※メニューは季節や仕入れ状況などにより変更になることがあります。(写真提供/ウトコ)

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空海さんと一緒に卒業旅行。精神も清められます。(写真提供/ウトコ)

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ウトコでは地酒も販売しています。(撮影/田舎ライター)

星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパの住所・アクセスや営業時間など

名称 星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ
住所 高知県室戸市室戸岬町6969−1
営業時間・開場時間 チェックイン14:00 チェックアウト11:00
利用料金や入場料 2名1室利用時1泊2食付き1名あたり24,000円~
参考サイト http://utocods.co.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

あなただけのジオパークの魅力を探せます

94236:あなただけのジオパークの魅力を探せます

室戸岬にはお月見も楽しめるスポットがあります。(撮影/田舎ライター)

室戸ジオパークの魅力は伝わりましたか?

知識がなくても楽しめるし、知識が増えれば楽しさも増す、そういう絶景スポットなんです。

今回ご紹介したのはほんの一部なので、実際に現地へ行って、あなただけのジオパークの魅力を発見して見てはいかがですか?