【語学留学経験者が解説!】英語が話せなくても留学できる?!

「語学留学をするのに英語が全く話せないけど大丈夫?」そんな心配をしている人は沢山いると思います。でも英語を上手に話せるようになるために海外に留学するんです、英語が話せなくても大丈夫!なんとかなります。なんとかはなるけどそこから上手に話せるようになるかは勉強と努力次第の側面もあり、気になる部分を海外在住の筆者が自身の経験をお伝えします。

初めての留学 筆者の体験談

初めての留学 筆者の体験談

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初めての留学

英語がうまく話せないまま留学がスタート。
飛行機はJALだったので日本人のキャビンアテンダントさんがいて英語は話さず、留学先に着いてからも語学学校を決めた時に、日本の現地エージェントさんを利用したのでホームステイ先までシャトルで送ってもらう。
ホームステイ先は看護師さんのホストマザーとスイス人の学生が1人、ホストマザーは仕事が忙しくあまり家にはおらず、ときどき隣部屋の学生と電子辞書を片手におしゃべり。
基本は自分の部屋にいるか、学校の友達と遊び夜に帰宅。
困った時はエージェントや学校の日本人生徒に相談。
喋れないなりにもなんとなく生活ができていました。

最低レベルからのスタート

筆者が初めて海外の語学学校に通った時の英語力ですが、語学学校のクラスは1番レベルの低いクラス。
高校の時の英語の成績はそれほど悪くはありませんでし、留学前に駅前留学をしていました。
単語の本も買って勉強しました。
でもクラスは最低レベル、授業はちんぷんかんぷん、ひたすら気配を消して先生に当てられないようにやり過ごす毎日でした。

運命の友人達

運命の友人達

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語学学校は入学日が決まっていて筆者と同じ入学日の生徒はだいたい20人くらい、入学初日にはゲームなどをして交流を深めるレクリエーションがあり、そこで全員が顔見知りになってからクラス分けをします。

運良くレクリエーションで友達ができ、いつの間にか10人位(韓国人、日本人、台湾人、コロンビア人)の仲良しグループが出来上がりました。
英語がある程度話せる子達ばかりでした。
友達との会話はなんとか単語は聞き取れる程度で会話。
とにかく勢いとノリで厚かましく会話に入っていきました。
日本人はイメージが良いのかみんな興味を持って話しかけてくれます。

友人に後から聞いた話ですが、筆者の英語は文法はめちゃくちゃ、話していることは予測で理解してくれていたようで今考えるととても恥ずかしいです。

英語の上達はただの錯覚

語学学校には1カ月しか行ってなかったのですが勉強は宿題をする程度、毎日放課後には飲みに行ったり、ショッピングをしたり週末は観光。
ホームステイをしていましたがホストファミリーとの時間はほとんどなく、とにかく友達とあそんでばかりでした。
友達との会話はなんとか通じるし遊ぶ中で英語は少しづつ上達していると感じていました。

留学当初より英語は上達してはいましたがそれは友達との間だけ、ネイティブの英語は相変わらず聞き取れず、スーパーのお肉やさんで「ハムを100g下さい」の注文さえ恐ろしくて言えませんでした。
友達と一緒にいれば何かあっても助けてもらえていたのでそれに甘えていたんでしょうね。
この時、本当にマズイなと思い友達が薦めてくれた分厚い文法のテキストを購入、そこから机に向かっての英語の勉強がはじまりました。

机の上の勉強は日本でもできます

語学力をつけたい人は文法の勉強は日本で完璧に仕上げておくべきで、短期留学ならなおさらです。
単語も沢山知っているほど良いと思います。
筆者の初めての留学は海外の友達を作って貴重な経験をする点では文句なしの留学でしたが語学力の点では海外に行っても英語が喋れるようにはならない事を思い知らされた経験でした。
その悔しい思いが英語に本腰を入れるきっかけになりました。

再チャレンジ 筆者の体験談

大学、イングリッシュコース

大学、イングリッシュコース

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最初の留学が終わり帰国、それから5年後、筆者は大学のイングリッシュコースに半年間通いました。
母国語が英語でない人が英語を学ぶクラスでリスニング、ライティング、スピーキング、リーディングの授業があります。
最後にそれぞれの試験を受け、全てパスできれば卒業証書がもらえます。
さらに大学に入学できる語学力があるとみなされ、そのまま大学に進学できます。
恥ずかしながら筆者はライティングとリーディングの試験、見事不合格。
仕事をしながら学校に通っていたこともあり、今考えると勉強の要領が悪く、勉強量も圧倒的に足りなかったと思います。
とっても悔しい思いをしその後はライティングとリーディング力を伸ばすためIELTSという試験を受けることにしました。

ポリテクニック

その後、ポリテック(国立の総合専門学校、コースによっては短大、大学卒業相当の資格がもらえる)に入学。
やっと語学学校から抜け出し専門的な事を学ぶ事ができました。
授業は100%ではないですがある程度理解できましたし、分厚いテキストも読み、課題のエッセーやレポートも書きました。
何と言ってもネイティブの地元大学生と同じテストを受けている自分に感動。
試験をパスできた時は語学学校で試験に落ちた時の事を思い出し、諦めなくて良かったと改めて思いました。

英語はできるに越したことはない、でもそれ以外にも大切なこと

英語の基礎

筆者がポリテックでビジネスを学んでいた時、クラスメイトに日本の大学を1年間休学して留学してきた男の子がいました。
彼は某有名大学の学生、初めての授業の時に英語に自信がないと言っていましたが彼は普通に授業を受け、クラスメイトと会話し、最終試験も見事パスして帰国していきました。
英語の基礎クラスにも通わず直接ビジネスクラスに入学、さすが某有名大学生、英語の基礎がきちんとできているんだなぁと感心してしまいました。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力

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語学学校で知り合った韓国人の男の子、彼はあまりリスニングもスピーキングも成績が良い方ではなくむしろ英語が不得意なようでした。
しかし彼は簡単な単語しか使っていないのに様々なシチュエーションをうまく英語で表現できて言葉のチョイスにセンスがあり面白い。
彼と話をするときは毎回、大爆笑。
話すテンポも良く、相手の話を良きコミュニケーション能力が高い人なんだと感じました。

学校の英語のテストで点数が良かった、英検〇級持ってます。
そんな英語が得意と言う人=英会話ができる人というわけではないようです。
コミュニケーション能力は大切ですね。

海外デビューしてください

海外で英語をうまく話すようになるにはやはり攻めの姿勢で何事にもチャレンジすることが必要だと思います。
誰も自分の事をしらないアウェイな土地に行くからには、自分の居場所は自分で作るしかありません。
英語ができないからと大人しく、目立たず、誰かがかまってくれるのを待っていても何も始まりません。
ポリテックの構内で良く見かけでいた日本人の男の子、話した事はありませんが見た目はおとなしそうな感じ、決して人気者とは言い難い雰囲気。
しかし彼は構内で募金のプロジェクトを立ち上げ中心人物としてそのプロジェクトを成功させ、沢山の生徒から慕われていました。
海外では行動力が重要です。

留学前に考えておくこと

実際のところ留学前はどれくらいの英語力が必要?

英語ができなくても海外で生活できます。
特に大都市には日本人はたくさんいますし日本のコミュニティができあがっています。
留学エージェントを使えば様々なサポートをしてくれます。

海外の生活を体験してみたい、観光をしたいという目的であれば留学前の英語力はゼロでもなんとかなります。
海外の人と英語を話してみたい、友達を作りたいという目標ならば多少の英語力は必要になってきます。
ネイティブと話したいとなればもっと英語力は必要ですし、何かを学ぶとなれば試験をパスしなければいけない場合も出てくるのでライティングやリーディングの力もつけなければいけません。
留学前の語学力は目的と目標次第で変わってくると思います。

なぜ英語を学ぶのか?

なぜ英語を学ぶのか?

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英語が話せなくてもなんの問題もなく日本で生活できます。
正直に言えば海外に住む、または英語を使って仕事をする以外、英語に大金と膨大な時間をかける見返りは少ないと思います。
もちろん英語ができれば世界はひろがります。
海外旅行がもっと楽しめます、なので自分がどのようになりたいのか英語を学ぶ目的、目標を明確にするべきです。
ダラダラと意味なく勉強しても身につきませんし時間とお金の無駄。
留学前に一度冷静に考えてみてそして意味のある留学生活を送れるように計画を立ててみてください。

海外に住めば英語がなんとかなるは間違い

これは筆者が海外生活もう少しで10年たとうとしているのにも関わらず、いまだにネイティブの会話が聞き取れなかったり本を読んでも完全に理解できない、他にも不自由な事がたくさんあります。
何度もこれではまずいと本腰を入れて勉強しては挫折し、少しづつ少しづつですが上達していることからもやはり住んでいるだけでは上達しない言う事を身をもって経験。
英語学習に終わりはありません、やってもやってもやるべき事は山ほど。
少しづつでも継続して勉強、努力をする必要があります。

英語力ゼロでもなんとかなりますが、やっぱりできるにこしたことはない

やはり海外に行く以上、ある程度英語が話せた方が生活に困りませんし、行動範囲も広がりますね。
英語は努力しなければ伸びません。
特に大学に留学、海外での仕事などは決して甘くありません。

筆者のように失敗や後悔が英語学習のモチベーションや目標を設定するきっかけになったりしますが、限られた特別な海外滞在期間、有意義に過ごすためにも出来るだけ英語に触れる時間を増やしてください。
留学が決まればモチベーションもあがるでしょうし、その勢いで早速勉強をはじめてみてはどうでしょうか?

英語学習の目的や目標をしっかり決めて準備万端で留学をスタートさせてください。

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