もみじの天ぷらを食べながら眺める絶景!大阪府「箕面公園」、箕面の滝

大阪といえば、ビル街などの都会的なものを連想される方が多いかもしれません。ですが実は大阪にもたくさんの自然があります。関西専門の観光地ライターである私、賀川奈伸雄が今回訪れた箕面公園もそのひとつ。特に「箕面の滝」は一見の価値あり! その魅力をじっくりとお伝えします。

阪急線で箕面駅へ

94664:阪急線で箕面駅へ

撮影/賀川奈 伸雄

まずは梅田駅から阪急線で箕面駅へ。

途中、石橋駅で乗り換える必要がありますので、お忘れなきよう。

急行だとうっかり乗り過ごしてしまうかもしれませんよ。

94665:

撮影/賀川奈 伸雄

そうして箕面駅へ到着。
ここで記念写真をパシャリと一枚。

箕面公園はすぐそばの大きな坂道を歩いたところにあります。

準備はこの駅前でしっかり整えておきましょうね。

もみじの天ぷらを食べておこう

94666:もみじの天ぷらを食べておこう

撮影/賀川奈 伸雄

箕面公園へ通じる道中には、さまざまな食べ物のお店があります。

その中でオススメしたいのが「もみじの天ぷら」。

その名の通り、もみじをカラッと揚げて天ぷらにしたものなのです。

食べるにはちょっと勇気がいるかもしれませんが、これがまたおいしい。

小麦粉に砂糖やごまをまぶして作った衣は甘味たっぷりで、パリパリとした歯ごたえがクセになること請け合いです。

このもみじの天ぷらは秋だけでなく、一年を通じて味わっていただくことができます。
箕面を散策しながらサクサクっといただくのが、この界隈ではオツです。

偉人との意外なつながり「野口英世像」

94667:偉人との意外なつながり「野口英世像」

撮影/賀川奈 伸雄

駅から徒歩数分歩いたところで箕面公園に到着。

この公園ではどのような方でもお散歩を楽しむことができるよう、最初の方は2つのルートに別れています。

ひとつは勾配のついた山道、もうひとつは平坦な舗装された道。

ご自身の体力と相談してルートを選ぶことをおすすめします。

94668:

撮影/賀川奈 伸雄

そうして道を行くこと約10分、蛇腹な坂を上がったところにあるのが「野口英世像」。

日本史の教科書や1000円札でもおなじみの人物ですね。

黄熱病に苦しむ南米の人々のためにその生涯を捧げた彼の像が、いったいなぜこの箕面に?

それには彼の母親が深く関わっています。

94669:

撮影/賀川奈 伸雄

15年もの長いアメリカ留学から一時帰国した野口は、年老いた母シカをこの箕面に連れて行き、その風景を共に楽しみました。

足腰がすっかり悪くなった母をいたわるその様からは彼の親孝行ぶりがひしひしと感じられたそうで、それに感動を覚えた人々の手によってこの像が建てられたということです。

もみじ天ぷらを食べつつ、日本史に残る偉人の意外なエピソードに思いを馳せてみるのもいいですね。

引き返した理由とは? 「唐人戻岩」

94670:引き返した理由とは? 「唐人戻岩」

撮影/賀川奈 伸雄

最初は二手に別れていた道も、やがて一本道に。

鳥の鳴き声を聞きながら木々の間を歩いていると、目の前になにやら大きな岩が。

これが「唐人戻岩(とうじんもどりいわ)」です。

「唐人」とは、中国大陸に住む人をはじめとした外国人の総称。

この大岩には、ある外国人にまつわるエピソードが伝えられています。

なんでも彼は聞きしに勝る箕面の滝を一目見んとするため、海を渡ってはるばる箕面の山を訪れたものの、ちょうどこの大岩のあたりまで来たところですさまじい滝の音に怖気を感じ、逃げるように引き返してしまったそうです。

この言い伝えが真実かどうかは定かでないですが、ここで耳を澄ませば、山奥から滝が水面を打つ音が聞こえてきます。

果たして、唐人すら逃げ帰ったという箕面の滝はどれほどのものなのでしょうか。

マイナスイオンのド迫力! これが箕面の滝だ

94671:マイナスイオンのド迫力! これが箕面の滝だ

撮影/賀川奈 伸雄

空気心地よく歩きやすい山道を歩いていくと、いよいよ目的の場所、箕面の滝にたどり着きました。

その落差およそ30メートル。
崖から流れ落ちる水流がいきおいよく滝壺を打ちつける「日本の滝百選」の一つです。

遙か昔から修検場として知られていたこの場所ですが、江戸時代より絶景が見られる観光地として多くの人々に親しまれるようになりました。

当時の観光ガイドブック的な書物「摂津名所図会」にも、この場所が絵とともに紹介されています。

94672:

撮影/賀川奈 伸雄

ズームレンズを使ってわかるその力強さ。

水しぶきがまるでそれぞれ生命を持っているかのような勢いです。

先ほど述べた摂津名所図会にも「滝壺より泡を飛ばすこと珠(たま)の如し」と、その美しさを賞賛する一文があります。

94673:

撮影/賀川奈 伸雄

箕面の滝とのツーショット。

自然が作り出したパワフルなこの風景を眺めれば、お仕事などで疲れた心もたちまちのうちに癒されてしまうでしょう。

箕面の滝を眺めながら「行者そば」を楽しむ

94674:箕面の滝を眺めながら「行者そば」を楽しむ

撮影/賀川奈 伸雄

箕面の滝までおおよそ1時間程度歩き続けて、お腹が減ってきました。

ということで、箕面の滝すぐそばにある食堂「楓来坊」で昼食。

このお店では、二階から滝を眺めながら食事をすることができるのです。

94675:

撮影/賀川奈 伸雄

オススメは箕面名物「行者そば」。
大自然を彷彿とさせる茶そばに、可愛らしい楓のかまぼこや真っ白なたけのこが添えられています。

味もすっきりしていて食べやすいです。

食べ終わった後は、激しく流れる滝を眺めながらしばしの休憩。

甘酒やクラフトビールを楽しむのもいいですね。

30分程休憩した後は、昼寝をしてしまいそうなまぶたをこすりながら帰路へ。

ゆるやかな下り坂となっているので、行きよりも楽な道のりとなっています。

箕面の山で大正ロマン「山本珈琲館」でコクのある一杯

94676:箕面の山で大正ロマン「山本珈琲館」でコクのある一杯

撮影/賀川奈 伸雄

せっかく箕面へ来たからには「山本珈琲館」にも訪れておきたいところです。

大正時代の洋館のようなこちらのお店は雰囲気たっぷり。

店内には年代もののマグカップや食器、コーヒーメーカーなどがきれいに陳列されていて、あたかもさる華族のお屋敷へ招かれたかのよう。

94677:

撮影/賀川奈 伸雄

自慢のメニューは「万葉」。

レトロ感たっぷりなポットで注がれるコーヒーは非常に風味豊か。

苦みの中にうれしいほどのコクがあり、飲んでいるだけなのに心が朗らかになります。

大自然に包まれた箕面の山奥で味わう絶品コーヒー、是非とも皆さんも体験していただきたいです。

疲れた下半身に足湯で癒しを「ゆずるの足湯」

94678:疲れた下半身に足湯で癒しを「ゆずるの足湯」

撮影/賀川奈 伸雄

山道を往復して、楽しかったけれど足がクタクタ。

そのような帰り道に立ち寄っていただきたいのが、この「ゆずるの足湯」。

足湯には下半身のむくみや疲労を改善する働きがあり、そこに天然柚子のエキスがとけ込むことで、さらなる効果が期待できるのです。

柚子のほんのりとした優しい香りに包まれながら、箕面で楽しんだ疲れを癒しましょう。

また、この場所は皆様のご寄付によって運営されておりますので、お帰りの際は入り口そばの募金箱へいくらかのお金をよろしくお願い致します。

箕面の自然をめいっぱい楽しもう

箕面にはたくさんの魅力的なスポットが存在しています。

関西の方、そして多都道府県の方にも是非お越しいただきたいです。
自動車でお越しになられる場合は新御堂筋や国道171号線をご利用ください。

また、宿泊先としましては「箕面温泉スパガーデン」や「みのお山荘 風の社」がおすすめですよ。