鞍馬寺、どんなご利益が?京都一のパワースポット、楽しみ方を徹底解説

天狗伝説、そして牛若丸伝説が残る神秘の場所、京都鞍馬寺。ここにはたくさんの見所、そして絶景があります。関西のグルメや観光を専門に扱うライターである私賀川奈伸雄が、この鞍馬寺の魅力を詳しく紹介。この記事を読めば、あなたも鞍馬に行きたくなるかも?

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叡山電鉄で鞍馬駅到着、そのまま仁王門へ

94718:叡山電鉄で鞍馬駅到着、そのまま仁王門へ

撮影/賀川奈 伸雄

京阪出町柳駅より叡山電車で終点鞍馬駅へ。

日本の駅百選にも選ばれたことのある、素朴な雰囲気が心地よい駅です。

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撮影/賀川奈 伸雄

駅を出て左手に歩くと見えてくるのが、鞍馬寺の「仁王門」。

平日にも関わらず、観光客でにぎわっていました。

見上げるほどに大きなこの門が作られたのは寿永元年(1182年)から寿永三年(1184年)の間とされていますが、明治24年(1891年)に焼失し、その後再建されています。

画像では見えにくいですが、門の両脇に鎮座しているのが「仁王像」。

「東大寺南大門」の「金剛力士像」を手がけた運慶の嫡男、湛慶の作です。

鞍馬寺の住所・アクセスや営業時間など

名称 鞍馬寺
住所 京都府京都市左京区鞍馬本町1074
営業時間・開場時間 9:00−16:30
利用料金や入場料 愛山費300円
参考サイト http://www.kuramadera.or.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

スタミナに自信のある方は是非「健脚コース」で上ろう

94720:スタミナに自信のある方は是非「健脚コース」で上ろう

撮影/賀川奈 伸雄

門を入ったところで受付の方に入場料300円を払い、寺内へ。

ここからはやや急な坂道が続きます。

ルートとしましては、そのままずっと坂道を歩く「健脚コース」と、ケーブルカーに乗って頂上付近の「多宝塔」まで運んでもらう「ケーブルコース」の2つ。

体力に自信のない方は後者をオススメしますが、「我こそは」と思う方は是非、前者をお選びください。

行く途中でさまざまなスポットを見ることができます。

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撮影/賀川奈 伸雄

たとえばこれは「魔王之碑」。
今からおよそ650万年前に金星から地球に降り立った「護法魔王尊」なる者の存在を示す不思議な碑であり、その上から「魔王の滝」が流れ落ちています。

こうした場所も、健脚コースでしか見ることができません。

鞍馬山ケーブルの住所・アクセスや営業時間など

名称 鞍馬山ケーブル
住所 京都府京都市左京区鞍馬本町
営業時間・開場時間 8:40−16:30
利用料金や入場料 ケーブル寄進:大人片道200円 子供片道100円
参考サイト http://www.kuramadera.or.jp/nyuzan.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

文化財の拝殿と53メートルの杉の木「由岐神社」

94722:文化財の拝殿と53メートルの杉の木「由岐神社」

撮影/賀川奈 伸雄

上がり坂を大体10分ほど歩いたところで見えてくるのは「由岐神社」。

「京都三大奇祭」のひとつである「鞍馬の火祭」の舞台となる、鞍馬寺の鎮守社です。

その由来は天慶三年(940)の平安時代と非常に古く、天変地異に悩まされた都を守るために建立されたのがその由来とのこと。

慶重十二年(1607年)に豊臣秀頼によって再建されたこの本殿は、中央に通路をとって二室に分けられた「割拝殿」という珍しい建築方法が用いられており、国の重要文化財に指定されています。

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撮影/賀川奈 伸雄

もうひとつの見所が、この巨大な御神木。

その大きさなんと53メートル。

樹齢800年を越えるこの木は「大杉さん」として親しまれており、一心に願いごとをすればそれを叶えてくれるのだとか。

皆さんもお願いしてみましょう。

由岐神社の住所・アクセスや営業時間など

名称 由岐神社
住所 京都府京都市左京区鞍馬本町1073
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.yukijinjya.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

鞍馬寺本殿金堂から堪能できる京都の絶景

長い長い坂道を登り切ると、ようやく鞍馬山頂上、鞍馬寺本殿金堂に到着です。

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撮影/賀川奈 伸雄

赤く荘厳なこの建物は、仁王門より更に昔の宝亀元(770年)に建立。

この中に安置されているのは、毘沙門天、千手観世音、そして護法魔王尊。

これら三体が文字通り「三身一体」となることによって、宇宙的なすさまじいパワーを持つ「尊天」になるといわれています。

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撮影/賀川奈 伸雄

また、金堂の両脇には「阿」「吽」の二虎像が安置されています。

この二匹は毘沙門天の使いであり、宇宙のはじまりから終わりを内包しているのです。

こうした不思議な謂れを持つゆえ、この場所はパワースポットしても人気が高く、多くの方がそれを目的として訪れています。

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撮影/賀川奈 伸雄

金堂を拝観した後は、向かい側からその景色を眺めてください。

京都洛中を俯瞰するその光景は、この建物の神秘性をより深く感じさせてくれるでしょう。

鞍馬山に点在する牛若丸ゆかりの場所

鞍馬といえば、やはり源義経こと牛若丸。

日本史における高名な英雄の一人であり、今なお多くの人々に愛される彼の足跡が、この地には数多く遺されています。

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撮影/賀川奈 伸雄

これは「息つぎの水」。

牛若丸として剣術の訓練に励んでいた頃、ここからわき出る水で喉の渇きを潤したとされています。

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撮影/賀川奈 伸雄

気の根が地表から露出しているこの不思議な場所は「木の根道」。

牛若丸はこの根に足を取られないよう注意しながら、天狗を相手に兵法の修業をしていたといわれています。

他にも、牛若丸ゆかりの場所は鞍馬寺に数多く存在しています。
是非、探してみてください。

息つぎの水の住所・アクセスや営業時間など

名称 息つぎの水
住所 京都府京都市左京区鞍馬本町1074
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.kuramadera.or.jp/annai.html#section20
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

素朴な雰囲気が心地よい「心天狗」で手打ちそばをいただく

94729:素朴な雰囲気が心地よい「心天狗」で手打ちそばをいただく

撮影/賀川奈 伸雄

充分に鞍馬寺を楽しんだので、そろそろ下山することにしましょう。

ケーブルカーを使えば、疲れることなく数分で下りることができます。

時刻はそろそろお昼どき。

せっかくの鞍馬観光だから、おいしいものが食べたいですね。

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撮影/賀川奈 伸雄

私がおすすめしたいのは「心天狗(こてんぐ)」というお蕎麦屋さん。

昔ながらの日本家屋を彷彿とさせる内装はくつろぎ感たっぷり。

疲れた身体の息抜きには最適です。

店主も大変ご丁寧な方で、非常に好感が持てるお店でした。

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撮影/賀川奈 伸雄

自慢のメニューは、みょうがやねぎ、おろし大根などたくさんの薬味が盛りつけられた「心天狗そば」。
細身ながらもしっかりした手打ちそばの歯ごたえが絶品。

ほどよい大きさのおにぎりもふわっとしていて、家庭的な優しい味でした。

和み家 心天狗の住所・アクセスや営業時間など

名称 和み家 心天狗
住所 京都府京都市左京区鞍馬本町246
営業時間・開場時間 9:00−17:00
利用料金や入場料 心天狗そば 820円
参考サイト http://nagomiyakotengu.web.fc2.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

鞍馬自慢のスイーツは「雍州路」で召し上がれ

京都鞍馬といえば、忘れてはならないのが和風スイーツ。
その豊かな自然素材で作られたさまざまな和菓子は、他府県では味わうことができないでしょう。

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撮影/賀川奈 伸雄

スイーツのおすすめスポットは、仁王門すぐそばの甘味処「雍州路(ようしゅうじ)」。
風通しのよい空間が和菓子タイムにはうってつけ。

このお店ではお土産も販売されていますので、必要であれば購入されるのもいいですね。

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撮影/賀川奈 伸雄

私が頼んだのは、京都名物わらび餅。
ぷるんぷるんのお餅に、ヘルシーなのに甘味たっぷりなお砂糖やきなこがたっぷりで、たまらないおいしさでした。

スイーツを食べた後は、お茶を味わいながらしばし休憩。

鞍馬の午後はまるで時間が止まったかのようで、窓から差し込む日差しが非常に気持ちよかったです。

雍州路の住所・アクセスや営業時間など

名称 雍州路
住所 京都府京都市左京区鞍馬本町1074−2
営業時間・開場時間 10:00−18:00 火曜定休
利用料金や入場料 本わらび餅 600円
参考サイト http://www.yoshuji.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

神秘の地鞍馬で絶景からパワーを補充しよう

京都一のパワースポットと名高い鞍馬には、絶景とおいしいものがあふれています。

このすばらしさ、さまざまな都道府県の方に味わっていただきたいですね。

鞍馬駅へは電車以外にも京都バスが出ていて、距離は京阪出町柳駅から1時間。

宿泊先は「くらま温泉」や「貴船べにや」がおすすめですよ。