【北海道の絶景】室蘭工場群の夜景はSFの世界!寄り道を楽しみ夜を待つ一日

札幌在住の文筆家・写真家の吉田匡和です。

みなさんは、男性よりも女性が絶景と感じるスポットはどこかご存知ですか?

それは夜景です。

男性なら夜景を見ても「電気が付いている」程度にしか思わないですが、女性は「ロマンチック」と大喜び。そのためデートの定番にもなっています。

今回、室蘭で男性も感激のワイルドな夜景が見れると聞いて行ってきました。

もちろん助手席には...誰も乗っていません(涙)

本気と書いて「マジ」、輪厚と書いて「わっつ」と読む

96471:本気と書いて「マジ」、輪厚と書いて「わっつ」と読む

撮影/吉田匡和

高速道路を快適に飛ばします。
雲一つない最高な天気で、春らしい陽気に包まれています。
途中の輪厚(わっつ)サービスエリアで朝食を採りましょう。

豚丼を食ってブタになる

96472:豚丼を食ってブタになる

撮影/吉田匡和

朝からちょっとコッテリ気味ですが、大雪笹豚丼のミニサイズを注文しました。
仰々しいネーミングの割に、単に熊笹を飼料に育った豚だそうです。

思ったよりも油っぽくなく、しっかりとした味わいで、意外と朝からもイケます。

国道276号

96473:国道276号

撮影/吉田匡和

千歳で高速道路を降りて、一般道を使って美笛峠を目指します。
千歳川では釣りを楽しむ人を見かけました。
いくらなんでも雪解け水が冷たいでしょう?
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撮影/吉田匡和

恵庭岳の残雪と支笏湖の青さが、美しい光景を作り上げています。
ここでも釣り人が押し寄せていました。
どうやらブラウントラウトが釣れるようです。
外来魚だから、どんどん釣っちゃえ!

もう少し暖かくなると、ポロピナイの桟橋で竿を借りて、手軽に釣りを楽しむことができます。

無人地帯が続く

96475:無人地帯が続く

撮影/吉田匡和

美笛峠に到着しました。
峠の茶屋など気の利いたものはありません。

千歳市内から約100㎞離れた旧大滝村まで、民家も店も自販機もありません。
飲み物や食べ物の買い込み、ガソリンやトイレの用事は出発前に済ませないと一大事!

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撮影/吉田匡和

道の駅フォーレスト276近くにある廃墟です。

サイロと牛舎であることが見てとれ、この無人の地に牧場があったことが分かります。

何もない場所のように見えますが、ところどころに開拓者の苦難の痕跡が伺えます。

村名の由来となった隠れた名所

96477:村名の由来となった隠れた名所

撮影/吉田匡和

現在の伊達市大滝地区は、町村合併前は「大滝村」と呼ばれていました。
小さいながらも豊富な水量を湛える三階滝が、名前の由来となっています。

この時期は雪解け水のおかげで、見事な迫力!

甘露法水は絶対に飲むべき!

96478:甘露法水は絶対に飲むべき!

撮影/吉田匡和

滝の近くには甘露法水という水飲み場があります。

地下380m余りの金脈から流出した水で、ほのかに鉄分を感じる不思議な味。
天然水はあちこちで飲んでいますが、この水はトップランクでしょう。
料理やコーヒーなどに使わず、そのまま飲むのが一番おいしいと思います。

奥洞爺という名の裏街道

96479:奥洞爺という名の裏街道

撮影/吉田匡和

この界隈は山を挟んで洞爺湖の裏手になることから、最近では「奥洞爺」を名乗っています。
どちらかといえば「裏街道」と呼んだ方がシックリくる、通好みなルートです。

混浴温泉旅館「かわせみ」

96480:混浴温泉旅館「かわせみ」

撮影/吉田匡和

川辺に個人経営の温泉が数件だけあるシックな佇まいでしたが、数年前に大型ホテルが建設され、一気に客を奪われました。
それでも味のある温泉が残っているのは嬉しい限りです。
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撮影/吉田匡和

御宿「かわせみ」は、温泉好きに人気の宿です。

日帰り入浴は500円。

従業員はいず、賽銭箱のごとく料金箱が置かれ、「勝手に払って行ってね」というスタイルをとっています。
性善説で成り立ってますよ。

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撮影/吉田匡和

道央圏で数少ない混浴露天風呂です。

清流を見ながらの露天風呂は最高です!

温泉に入ってからの足湯

96483:温泉に入ってからの足湯

撮影/吉田匡和

少し離れたひかり温泉の前に足湯があったので浸かります。
浮かない顔をしているのは、何も考えずに座ったため、お尻が温泉で濡れてしまったから。

俺のバカ、バカ!

雪の羊蹄山と春の洞爺湖

96484:雪の羊蹄山と春の洞爺湖

撮影/吉田匡和

「裏街道」から「表街道」にスイッチ。

洞爺湖と羊蹄山が、こんなにキレイに見える場所は、そうはありません。

とっておきの場所を教えちゃいます。
前川果樹園の前浜が絶好の撮影スポットです!

カナディアンクラブ キツツキ

96500:カナディアンクラブ キツツキ

撮影/吉田匡和

流れとしては洞爺名物を食べたいところですが、洞爺の名物グルメって何でしょうかね?

なんとなくログハウスの「カナディアンクラブ キツツキ」に入ってみました。

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撮影/吉田匡和

ログハウスで宿泊もできるようで、洞爺に温泉を求めない人には最適。

「カナディアンクラブ」と名乗っているのに、レストランのディスプレイがインディオだったり統一性がないです(笑)

まぁいいか。

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撮影/吉田匡和

洞爺湖で、カナディアンで、インディアンで、ロコモコ!

四文字熟語にするなら「支離滅裂」なのらぁ~!

でも美味しかったですよ。
接客もよく満足度が高いお店でした。

昭和新山と有珠山

96487:昭和新山と有珠山

撮影/吉田匡和

昭和新山は火山活動によって、1943(昭和18)年にひょっこり畑にできた山で、有珠山は30年に1回くらいの割合で噴火する活火山。
最近では2000年に噴火しました。

当時、この近辺に住んでいましたが、朝起きると火山灰であたりが真っ白でした。

郷土の英雄は24回の優勝を誇る大横綱

96488:郷土の英雄は24回の優勝を誇る大横綱

撮影/吉田匡和

昭和新山と有珠山を有する壮瞥町の英雄は、なんといっても横綱・北の湖。

湖を「うみ」と呼ばせる強引な四股名は、洞爺湖を由来としています。

生前にお会いしたことがありますが、すごいオーラがありました。

室蘭の観光名所「白鳥大橋」を渡って

96489:室蘭の観光名所「白鳥大橋」を渡って

撮影/吉田匡和

本日の目的地、室蘭に到着!

室蘭は岬になっているため、関東以北最大の吊り橋である「白鳥大橋」が国道と市街地を結びます。
海を横切るので海風がハンパない!

室蘭市内の見どころ

96490:室蘭市内の見どころ

撮影/吉田匡和

「測量山」から市内を見下ろすと、入り江に沿って、たくさんの工場が並んでいるのが分かります。
観光地というより工業都市のイメージです。

地球岬

96491:地球岬

撮影/吉田匡和

「地球岬」は、水平線が丸く見えることから、そう呼ばれていると思っていましたが、アイヌ語の「ポロ・チケプ」(親である・断崖)から由来しているそうです。

工場群

96492:工場群

撮影/吉田匡和

工場群を夕日が照らしています。

無機質な建物の造形が鈍く輝き、不思議な光景を作り出します。

これがウワサの工場夜景

96493:これがウワサの工場夜景

撮影/吉田匡和

「まるでSFの世界のようだ」と、にわかに脚光を浴びているのが「工場夜景」です。

北海道室蘭市・神奈川県川崎市・三重県四日市市・福岡県北九州市・山口県周南市が5大工場夜景だそうで、工場夜景サミットを開催。

観光資源の乏しい街に、新たな観光地を作ろうと頑張っています。

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撮影/吉田匡和

ロマンチックというよりはメカニカルな迫力があり、男性も見とれてしまうほど。

悪の要塞都市っぽいですね。

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撮影/吉田匡和

「むろらん温泉ゆらら」の裏から撮影。

白鳥大橋とクルーザー、遠くに工場が見えます。
海風が冷たいので、撮影後は温泉で温まってください。

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撮影/吉田匡和

場所を変えて工場群を撮影。

海上から夜景を眺めるクルージングに参加する予定でしたが、風が強く欠航になってしまいました。
もちろん地上からでも十分夜景は堪能できます。

地元に愛される室蘭名物の店

96497:地元に愛される室蘭名物の店

撮影/吉田匡和

この日は室蘭に宿泊しました。

室蘭といえば「焼き鳥」が有名です。
さっそく一杯飲みに出かけます。

鳥辰は室蘭でもトップの人気店で、美味しそうな匂いと活気が外まで伝わってきます。

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撮影/吉田匡和

室蘭焼き鳥は、タレで焼いた豚精肉に洋からしを付けて食べます。

老舗だけあり焼き加減が絶妙で、これまで食べたどの焼き鳥とも次元が違うおいしさ!

通販もやっていますが、ぜひお店で味わってください。

夜景を見るまでの時間が、旅の楽しさ

96499:夜景を見るまでの時間が、旅の楽しさ

撮影/吉田匡和

大自然あり、温泉あり、夜景あり、美味しい食べ物ありの充実した一日でした。
札幌から室蘭までは約130㎞、高速道路で1時間半の距離ですが、一般道を使って寄り道をすると、最高のドライブが楽しめます。

「目的地」に行くことが旅ではなく、そこまでの過程が旅の醍醐味です。
ぜひ、みなさんも「寄り道旅」を楽しんでみてください。