百人一首にも詠まれた「若草山」から古都奈良の景色を望む

古代の歴史がそのまま残るロマンの町、奈良県。

法隆寺や東大寺などのお寺が有名ではありますが、実は数々の絶景スポットにも恵まれた、観光マニアご用達の場所なのです。

関西専門観光ライターであるこの賀川奈伸雄が今回ご紹介するのは、奈良県奈良市にある若草山。

いったいどのような絶景が待ち受けているのか、乞うご期待。

若草山に行く前に立ち寄りたい、奈良駅周辺のオススメスポット

96552:若草山に行く前に立ち寄りたい、奈良駅周辺のオススメスポット

撮影/著者

まずは近鉄大阪線に乗り、近鉄奈良駅へ。
落ち着いた雰囲気のよい町です。

この奈良駅周辺、数多くの観光スポットに恵まれており、観光客が絶えません。

それらを全部見て回るだけでも1日軽く潰せてしまいます。

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撮影/著者

そんなスポットのひとつが、近鉄奈良駅から歩いてすぐのところにある「奈良公園」。

ここの目玉はなんといっても鹿。

古くから鹿と共存してきた奈良では、このように町のあちらこちらを鹿が歩いています。

とても人なつっこく可愛らしいので、観光客にも大好評です。

そんな鹿たちの好物は10枚150円の鹿せんべい。

これを買うと「ちょうだいちょうだい!」と鹿たちが鼻を近づけてくるので、食べさせてあげましょう。

意地悪すると頭突きをされてしまうかも?

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撮影/著者

お次に紹介したいのが「猿沢池」。

町の中央に存在するこの池は、決してきれいに澄むことも汚く濁ることもないそうです。

何の変哲もない人工池であるはずのこの場所になぜそのような伝説が存在するかは不明ですが、そのゆるやかな雰囲気が人気となり、奈良市民の憩いの場となっています。

近くには売店もありますので、奈良散策での休憩場所にはオススメです。

奈良公園の住所・アクセスや営業時間など

名称 奈良公園
住所 奈良県奈良市
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://nara-park.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

いざ登ろう、若草山に

奈良市内の散策が一通り終わったらいざ若草山へ。

場所は奈良市の北、奈良公園の方をずっと先に行ったところにあります。

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撮影/著者

その標高は約340m。

それほど大きな山ではありませんが、ふつうの山のように木々が周囲を覆っておらず、日光をそのまま浴びることになってしまうので非常に汗を掻きやすいです。

水分は必ず持参していきましょう。

入山料は大人150円。
障害者手帳等を持っていれば無料で入ることができます。

先ほども説明しましたが、非常に短い芝しか生えておらず、見晴らしが非常によいことがこの若草山の特徴です。

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撮影/著者

「天の原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」という百人一首の歌は多くの方が知るところですが、この三笠山というのは若草山のことです。

歌に詠まれるほど、この山が人々の生活に息づいていたということがお分かりいただけるでしょう。

また、奈良県にはこの若草山が深く関わる行事として「山焼き」があります。

毎年1月に行われるこの行事は、山へ段階的に火をつけていき、最終的にはほぼ全土を焼いてしまうというダイナミックなもの。

これによって古い芝を除去し、新芽の発育を促進しているのです。

若草山の住所・アクセスや営業時間など

名称 若草山
住所 奈良県奈良市雑司町
営業時間・開場時間 9:00−17:00 冬季閉山
利用料金や入場料 大人150円 小人80円
参考サイト http://www.pref.nara.jp/6553.htm
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

若草山の頂上から奈良を望む

30分ほど坂の登り下りを繰り返していき、いよいよ若草山の山頂につきました。

すると、4本足の影がちらほらと。

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撮影/著者

そう、鹿です。

実はこの若草山、鹿たちの生息地でもあります。

山の激しい斜面で余裕そうに草を食べていたり、そばにある古墳にたむろしていたりと、頂上へとやってきた人間たちにかまうことなくのんびりムード。

ここまで鹿とふれあえるような場所は、日本広しといえどこの奈良県奈良市だけでしょう。

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撮影/著者

そんな鹿たちと戯れながら、頂上の景色を眺めることとなります。

この若草山からはご覧の通り奈良市が一望可能。

山上の心地よい風もあいまって、気分はまるで上代歌詠みのごとし。

若草山の夕暮れ、そして夜景

96559:若草山の夕暮れ、そして夜景

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頂上の景色を見てすぐ帰るというのはもったいないこと。
時間に余裕があるなら、夕暮れの若草山も楽しみましょう。

西日が当たりやすいこの山は、その夕暮れの風景も叙情たっぷり。
このような寂しげな景色を「黄昏」というのでしょうか。

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撮影/著者

ですが、若草山はこれからが本番。

若草山の夜景は「新日本三大夜景」に数えられるほどの景観。

古都奈良の生活の光が、まるで蛍のように瞬いています。

ただし、下山の際はご注意を。

若草山には明かりがありませんの道中は真っ暗。

足を踏み外せば、坂道を転んで大ケガしてしまう可能性があります。

どうしても下りられなさそうな場合は、無理せず頂上付近の駐車場でタクシーを呼びましょう。

念のため、下記の電話番号をメモしておいてください。

近鉄タクシー

0120-123-558

奈良に旨いものアリ!和だし茶漬けを楽しんで

若草山を登り下りすればお腹が減ってしまうことでしょう。

ここはひとつ、近鉄奈良駅周辺でおいしい食事を楽しみませんか?

よく「奈良に旨いものなし」などということを言う方がおられるようですが、それは何の根拠もない真っ赤なウソ。

その証拠に、私がこれから旨いものをご紹介しましょう。

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撮影/著者

それが「風神」のお茶漬け。

有明のりに南高梅、ヒノヒカリ等絶品素材をふんだんに使ったごはんを、鹿児島かつおぶしと北海道こんぶのだしでサクサクといただけば、思わず顔がほころぶほどのおいしさ。

また、このお店はお酒もおいしいです。

奈良若草山の絶景を楽しんだ後は、お茶漬けと晩酌を楽しむこととしましょう。

疲れたカラダだと、ビールや日本酒がより一層おいしくなること間違いなし。

酒旬菜 お茶漬け 風神 近鉄奈良駅前店の住所・アクセスや営業時間など

名称 酒旬菜 お茶漬け 風神 近鉄奈良駅前店
住所 奈良県奈良市東向中町5−1 浅川ハーベストビル2F
営業時間・開場時間 11:00−15:00, 17:00−24:00(月曜は夜営業のみ)
利用料金や入場料 お茶漬け 500円〜
参考サイト http://www.fujin-nara.com/fujin_nara.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

奈良の風景は若草山で決まり!

奈良県若草山は古くから多くの人々に親しまれてきた歴史ある場所。

そこから古都奈良の風景を楽しむというのも、なかなか乙なものですよ。

お車でお越しの場合は「宝来IC」や「天理IC」をお使いください。

宿泊先は「奈良ホテル」や「東横INN近鉄奈良駅前」がオススメです。