山全体が桜色に!“世界遺産”にして“日本一の桜の名所“「吉野山」に行ってきました!

皆様こんにちは、Churakoです。

2004年にユネスコの世界遺産に認定された「紀伊山地の霊場と参詣道」。吉野山はこの世界遺産に山全体が登録されており、古来より、「日本一の桜の名所」と呼ばれ親しまれています。評判を聞いてはいても、都市部からは遠いことと、「人出がすごい」ということで行くのをためらっている方も多いのではないでしょうか?

今回は、私が実際に吉野山に桜を見に行ってみた実感を込めて、レポートさせていただきたいと思います!

吉野山と桜

96326:吉野山と桜

撮影/Churako

「一目千本(”一目に千本見える豪華さ”という意味)」と言われますが、実際には全山にシロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が植えられているという「吉野山」。
2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産認定されましたが、吉野山は大峰連山の北の端から南に向かって続く尾根一帯(約8km)を指し、その山全体が世界遺産に含まれています。

エリアは4つに別れ、下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれています。
山の気候もあり、関西エリアの中でも遅咲きで、山桜が下から上に向かって見ごろをずらして咲き登っていきます。
そのため、全てが咲いている様子は見ることができないのですが、山肌がピンク色に染まる様子は遠目に見ても圧巻です。
シーズンは4月中旬~下旬ですが、その年によって異なりますので、開花情報を確認してくださいね。

桜や紅葉の見頃などのお知らせは吉野山観光協会のほかfacebookでも告知しています。
ぜひ事前に確認してくださいね

吉野山へのアクセス

96327:吉野山へのアクセス

撮影/Churako

吉野山へは近鉄電車が便利です。

大阪の阿部野橋(「あべのハルカス」がある場所。
地下鉄御堂筋線の「天王寺駅」と隣接)から、

特急ですと約1時間15分ほどですが、特急券は桜の時期はほとんど売り切れだったりします。
でも快速急行や急行などの予約がいらない電車でも行くことが可能です。
桜の時期ですと臨時列車も運行します。

特急と急行ですが、「橿原神宮前(かしはらじんぐうまえ)」以降は単線なので、そこまで到着までにかかる時間は変わりません。
とはいえ、急行だと座れないことがありますので確実に座りたい方は予約して特急券を買いましょう。

吉野駅につきました!

96328:吉野駅につきました!

撮影/Churako

駅を出たらめっちゃ混んでいます!

ロープウェイとバス乗り場がありますが、まずは中千本まで行ってくれるというバスに乗ることに。
遠くにバスが見えるのがお分かりいただけますでしょうか。
あそこまで行列です。
こちらのバスはICカードが使えます。

今回はガイド記事ということもあり、中千本からバスをさらに乗り継いで奥千本から下るルートを歩いてみることにしましたが、「ライトに吉野を楽しみたい!」ということであればロープウェイもしくは徒歩で千本口まで行って、その付近を散策するのも良いと思います。
お店もトイレもたくさんありますしね。

中千本から奥千本までバスに乗ってみた

96329:中千本から奥千本までバスに乗ってみた

撮影/Churako

中千本で降りると程よく桜が咲いていたのですが、せっかくだしガイド記事なのだからと、階段を上って少し歩いたところにある竹林院前から奥千本までバスに乗ってみることに。
しかしそのバスは1時間30分待ちだと言われました。

心なしか笑顔が虚ろに…

吉野山MAPなどを見ると、1時間30分もかければ奥千本まで歩けそうなのですが、とんでもない(強調したい)。

山道なので本格的に登山に慣れている方やトレッキングの格好で来ている人ならともかく、結構な急坂のため、奥千本まで行きたい方は絶対バスがお勧めです!(と、バス停で並んでいるときに列にいた吉野山リピーターのご夫妻に教えていただきました)ということでここでも並ぶことに。
取材日は平日なのでこれでも空いている方なのだとか。
ちなみにこのバスではICカードは使えないので、切符を買う必要があります。

世界遺産・吉野山の人気を思い知るのでした。

バスルートはコチラから。

桜の時期は通常のバスルートと異なり、交通規制が行われます。

奥千本まで一気にいけるバスはなく、中千本でいったん降りた後、竹林院前で奥千本行きに乗る必要があります。
また、竹林院~奥千本の間の停留所には留まりません。
ご注意を!

奥千本に到着!

96330:奥千本に到着!

撮影/Churako

ようやく奥千本に到着しました!吉野駅からここまでですでに2時間かかっています(バスなのに)。

しかし…本来であれば桜が咲いているはずの時期ですが、2017年は気温が低かったのでまだ咲いていませんでした!(ショック…)

ここまで来たら桜を求めて降りるしかありません。
リアルタイムの開花情報はちゃんとチェックしましょう!(自戒)

金峯神社

96331:金峯神社

撮影/Churako

奥千本のバス停を降りるとすぐに金峯神社(きんぶじんじゃ)への入り口が。
金峯神社は吉野山の地主神をまつっていて、平安時代の書物にもその名が見える古い神社。
中には義経が追手から逃れるために隠れたという「義経隠れ塔」もあります。

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撮影/Churako

ここで促されて上ると結構な急こう配です。
鳥居に「修行門」とありますが、まさに私の吉野山での修行が始まった感がありました(大げさ)。

せめて沿道の桜が咲いていてくれたらな…と思いながら登るのでした。

金峯神社の住所・アクセスや営業時間など

名称 金峯神社
住所 奈良県吉野郡吉野町吉野山1651
営業時間・開場時間 7:00-16:30
利用料金や入場料 参拝無料 / 義経隠れ塔: 300円 
参考サイト http://www.town.yoshino.nara.jp/kanko-event/meisho-kanko/shisetsu/yoshinoyama/kinpu-jinja.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

吉野山で川魚

96333:吉野山で川魚

撮影/Churako

奥千本のバス停で川魚を売る屋台を発見しました。
奥千本~上千本には売店や自販機がないので貴重です。
天女魚(あまご)とお茶を購入。
鮎と天女魚とどうしようか悩みましたが、ハラワタを抜いてあるという天女魚に決定。

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撮影/Churako

天女魚(あまご)はあっさりしていて食べやすいです。

自販機とかないので、お水やお茶持参は必須かも(ゴミは必ず持ち帰りしてくださいね)。
そもそも奥千本は修行の場なのだと改めて思うのでした。

奥千本~上千本

96335:奥千本~上千本

撮影/Churako

上千本口まで2.7km、がんばるぞ!

ここから上千本まではこの時は桜が咲いていなかったのですが、咲いていたら素敵だったんだろうな~というスポットはいくつかありました。

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撮影/Churako

こんな感じで。
途中の高城山展望台から。

高城山展望台までは結構な急こう配の坂を、メインルートを外れて登るので後々足腰にきます。
桜目当ての方であれば、見ごろのものがない場合はパスしていいかも知れません。
ちなみにツツジと紅葉が素晴らしいそうです。

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撮影/Churako

いやー吉野山は杉がたくさんありますねー(違う)

途中すれ違う人もいましたが、降りるのも結構つらい急な坂が多いですね。

いつになったら桜に会えるのかと思いながら歩くと、

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撮影/Churako

ようやく花矢倉展望台に到着。
ここは「中千本」付近が一望に見渡せるスポットで、その景色は壮観なのだとか。
たくさんの人が来ていましたよ。

期待して入ります。

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撮影/Churako

展望台から。
これは有名な吉野の景色ですね!手前も桜なのでこれが咲いていれば完璧なのですが…しかし上千本から下はきれいに咲いていそうなので歩く気力がわいてきました!

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撮影/Churako

道すがらようやく咲いている桜を見つけ安堵を覚える私。

上千本~中千本

96341:上千本~中千本

撮影/Churako

ようやく上千本に到着。
下りだったせいもあり、奥千本から1時間ほどで到着しました。
この付近は咲いている桜も多くなってきましたよ。

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撮影/Churako

下に見える道を下っていきます。

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撮影/Churako

緑とピンクのコラボレーションですね!桜が綿菓子みたいで可愛いです。

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撮影/Churako

道すがら見つけた可愛い桜

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撮影/Churako

春爛漫ですね。

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撮影/Churako

桜が咲いているところを巡りながら下まで下っていきます。

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撮影/Churako

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撮影/Churako

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撮影/Churako

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撮影/Churako

後醍醐天皇の御製。

吉野山といえば、「太平記」の時代に後醍醐天皇が南朝を開いた場所なのでこのような石碑も。
今回は回れませんでしたが、後醍醐天皇陵も吉野にあります。

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撮影/Churako

立派な枝垂れ桜。
上から見た桜の中に入っていった感じですね。

吉野山グルメ その1 ごんげんらいすカフェ

96352:吉野山グルメ その1 ごんげんらいすカフェ

撮影/Churako

さて、中千本まで戻ってくると人の賑わいとお店がたくさん。

いい加減お腹も空いたと思っていると、

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撮影/Churako

香ばしいお餅を焼くにおいが!

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撮影/Churako

ここは「ごんげんらいすカフェ」といって、創業100年を超える「水本米穀店」が営むカフェ。

大峰山脈から流れる水で育った、希少価値の吉野産ヒノヒカリでお餅や米菓子を作っています。

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撮影/Churako

英気を養うためにこちらのお店でお団子を食べることに。
頼んだのは、みたらしと醤油。
お団子は白餅やよもぎから選べます。

1つ100円。
美味しくてペロリでした!

もはや花より団子です。

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撮影/Churako

店内はこんな感じで米菓販売も。
人気は吉野の名物葛をつかった「葛の葉せんべい」と「生おかき」だそうです。
他にも美味しそうなおかきがたくさん!

米菓好きにはたまらないお店ですね。

ごんげんらいすカフェの住所・アクセスや営業時間など

名称 ごんげんらいすカフェ
住所 吉野郡吉野町吉野山2295
営業時間・開場時間 9:00-17:00 (季節により延長)
利用料金や入場料 吉野団子:1本 130円
参考サイト https://www.shokokai.or.jp/chiiki/29/294411Sn474/index.htm
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

吉野山グルメ その2 矢的庵(やまとあん)

96357:吉野山グルメ その2 矢的庵(やまとあん)

撮影/Churako

お団子を食べた後に、そういえばお昼を食べてなかったことを思い出しました。
遅いお昼ですがこちらのお蕎麦屋さんで食べることに。

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撮影/Churako

古民家を改装した店内は落ち着いた雰囲気。

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撮影/Churako

天ぷらとざるそばを頼みました。

ここでは手ごね、手打ちの信州そばがいただけます。

そばつゆは吉野の名水を使って丁寧に出汁をとった優しいかえしです。
そばはものすごくコシが合ってしなやか。
のど越しもツルリと素晴らしい。

天ぷらは季節のワラビ、ししとう、しいたけ、ユキノシタ、シメジ、新玉ねぎ、新ごぼう、新ジャガです。
ワラビやユキノシタはこのお店でしか出していないそう。

確かにユキノシタの天ぷらなんて初めて食べました。
すごいパリパリでクセがなくて美味しかったですよ~

あっという間に完食。
ごちそうさまでした(笑)

季節営業の店舗も多い吉野山で、通年営業している貴重なお蕎麦屋さんです。

矢的庵の住所・アクセスや営業時間など

名称 矢的庵
住所 奈良県吉野郡吉野町吉野山2296
営業時間・開場時間 11:00-17:00(時期により変更あり)
利用料金や入場料 ざるそば: 1,000円 / 季節の天ぷら: 800円
参考サイト http://www.yamatoan.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

中千本~下千本

96360:中千本~下千本

撮影/Churako

ここからは一番観光地化されたルート。
この時はやや散り始めだったのですが、まだまだ桜が残っていましたよ。

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撮影/Churako

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撮影/Churako

道中にはお店もたくさん。

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撮影/Churako

このまま駅まで降りようかと思いましたが、このあたりで桜が咲いているのであれば、景色が美しいというロープウェイに乗ってみることにしました。

吉野山ロープウェイ

96364:吉野山ロープウェイ

撮影/Churako

吉野山ロープウェイは、本来であれば1時間に3本程度の運行です。
しかし、この季節はつねにピストン運行しているので、見た目ほど待ち時間はありませんでした。

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撮影/Churako

車窓から…という写真を撮りたかったのですが、残念ながらぎゅうぎゅう詰めで乗るので景色は撮れませんでした。

そして日本最古のケーブルカーというだけあって揺れるので、思いがけずスリルを味わえましたよ。

吉野山駅に戻るあたりで、18時からのライトアップのお知らせアナウンスをしていました。

昼ではなく夕方から来て下千本~中千本のあたりでご飯を食べたりしてゆっくりするのもいいですね。

次回はぜひ夜のライトアップを見てみたいです。

吉野山ロープウェイの住所・アクセスや営業時間など

名称 吉野山ロープウェイ
住所 奈良県吉野郡吉野町大字吉野山79
営業時間・開場時間 通常期:9:20-17:40 / 観桜期:7:40-19:40
利用料金や入場料 運賃 片道:大人 360円 ,小人 180円 / 往復:大人 610円,小人 310円
参考サイト http://www.yokb315.co.jp/top.htm
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

吉野山へ行く時の注意 まとめ

ここで私が実際に吉野山を踏破して感じた注意事項をまとめておきます。

吉野山へのお花見の際はよろしければ参考にしてください。

(1)とにかく歩きやすい靴で!

登山靴とまではいいませんが、スニーカーレベルの靴は必須です。

(2)普段運動しない人は中千本くらいまでがおすすめ

中千本までは比較的道も急こう配ではなく、かつお店やトイレもあります。
お子様連れでも楽しめるのはこのくらいかと思いました。

(ロープウェイの行き帰りだけでも思ったよりも距離があります)

上まで行かなくても、開花時期によっては十分楽しめます。

(3)開花情報を必ずチェック!

今回のようにすべて歩くつもりでなければ、咲いていないところを回るのは時間と体力を消耗します。
開花情報はきちんとチェックしましょう。

(4)特急券は事前に予約を!

急行でも行けますが、疲れていても座れない可能性があることを考えると、特急券を事前に予約しておく方が良さそうです。

(5)時間に余裕をもって、とにかく無理をしない。

吉野山はどこでも人が混雑しており、思っているよりも行程に時間がかかります。
それでも来たからには頑張ってしまう方が多いのか、何度か救急車が山の上に登っていきました。
この季節は区間によってはバスが運休しているので、奥千本~中千本の間は歩くしかありません。

しかし山の上に登れば登る程、休憩するところも飲食店もないので、奥千本はそれなりに日ごろハイキングとかが趣味の人が行くべき場所かも。

せっかくの吉野山ですから、自分のペースで美しさを楽しみたいですね。

世界遺産 吉野山で雄大な自然に触れよう!

96366:世界遺産 吉野山で雄大な自然に触れよう!

撮影/Churako

もともとは花見のためでなく、ご神木であったヤマザクラ。

かつては修験道の信仰のあかしとして道沿いに植え続けられたそうです。

今回は4エリアを回ったためあわただしくお届けしましたが、ご覧の通り桜は順番に咲くので、咲いている場所にフォーカスしてあわせて史跡巡りなどをするのもお勧め。

世界遺産に指定されるだけあって、圧巻の吉野山の桜。

ぜひあなたもその目で確かめてみてくださいね。

photo by PIXTA , iStock and so on.