ローマ在住者が伝授!「真実の口」の観光完璧ガイド

日本人観光客にとどまらず、世界中からローマにやってきた観光客が大挙してやってくる「真実の口」。若き日のオードリー・ヘップバーンが演じた『ローマの休日』に登場したことで一躍有名になったこの観光名所、あらためておさらいをしてみましょう。

「真実の口」とはなに?

 

「真実の口」とはなに?

ローマ観光といえば、マストといってよいほど外せない観光スポット「真実の口」。

考えてみれば不思議な名前です。

その名の由来や歴史について調べてみましょう。

「真実の口」ってなにを指すの?

 

「真実の口」ってなにを指すの?

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私たちが「真実の口」と呼んでるのは、古代ローマ時代のマンホールのふたなのです。
イタリア語では「ボッカ・デッラ・ヴェリタ」。

古代ローマ時代、マンホールのふたには「雨水を飲み込む」という意味をかねて、水に関わる神の顔がよく彫られていたそうです。
古代ローマの遺跡からは、「真実の口」以外にもさまざまな「顔」を彫った装飾がみつかっています。
街のあちこちの噴水や給水所に、「顔」が装飾されるのはそういった古代の伝統を踏襲しているわけですね。

古代ローマ時代には、もちろん「真実の口」などという名前はついておらず。

この名前がついたのは、中世の伝説からなのです。

オードリー・ヘップバーンが演じた「ローマの休日」では、嘘つきが「怪人面」の口に手を入れるとかみ切られてしまう、という伝説を伝えていましたね。

実際には、どこからそのような伝説が生まれたのでしょう。

「真実の口」の伝説とは

 

「真実の口」の伝説とは

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森の神ファウヌスであるとか海の神であるとか、あるいはローマ神話の最高神ユピテルであるなどさまざまな説がある「真実の口」。

現在は、「サンタマリア・イン・コスメディン教会」の前廊部分に置かれていますが、ここに設置されたのは1631年のこと。

しかし中世からその存在は知られており、12世紀の巡礼者用ガイドブックにはすでに「真実の口」の説明が載っているのです。
キリスト教徒の巡礼者たちにとって、ローマに残る古代の異教の遺物は大変珍しく、遺跡や遺物についての説明がたくさんあり、「真実の口」もその一つとして登場しています。

その伝説は多数あり。

1.帝政末期にある貴族の男が、一人の女性をだましました。
男は「真実の口」に呼び寄せられ、「お前は誠実か」と尋ねられます。
男は「はい」と答えますが、実際には誠実ではなかったので、「真実の口」から悪魔が飛び出して男の手に噛みつきます。
男はローマに伝わる神々の復活を誓い、ようやく手を離してもらったというお話。

2.中世ドイツに伝わる「真実の口」の伝説では、「不義を犯した女は『怪人面』に手を食いちぎられる」と伝えられている。

というわけで、相手を裏切った男や女の不実を暴き出すのが「真実の口」であるという伝説が、中世からあったのですね。

ところが、ある事件をきっかけに「真実の口」はその効力を失ってしまうのです。

中世も後期の頃、不義密通を犯したある女が「真実の口」に試されることになりました。

手を食いちぎられたくない女は、愛人にこうささやきます。

「私が『真実の口』の前に引き出される日、あなたは狂人のふりをして人々の前で私に抱きついてください」。

愛人の男は、言われたとおりに人々の前で女に抱きつきます。

女は、「真実の口」の前に引き出されると、「私を抱いたのは夫と、先ほどの狂人の男だけです」と誓います。

これは事実でしたから、女の不義密通を「真実の口」は見破ることができず、その神性を失ったのだとか。

「怪人面」とか「真実の碑」と呼ばれていたこのマンホールが、「真実の口」と呼ばれたのは1485年のこと。

それ以降、ずっとこの名前で通っています。

「真実の口」へのアクセス

 

「真実の口」へのアクセス

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「真実の口」へはどのように行くのでしょうか。

地下鉄を利用するのであれば、B線「チルコ・マッシモ駅」で下車。
駅からは徒歩で10分弱。
「チルコ・マッシモ」を横切るように歩き、鐘楼のある教会が「真実の口」がある「サンタ・マリア・コスメディン教会」です。

テルミニ駅からバスを利用するのなら170番、75番。
「真実の口」で下車できます。

また、64番、40番、H ならば、「ヴェネツィア広場」で下車し、徒歩で10分。
「ヴェネツィア広場」からは、「テアートロ・ディ・マルチェッロ通り」を道なりに。

見学時間は9:30-17:50。

教会の一角にありますから、肌の露出が大きい衣服やゴムぞうりなどのカジュアル過ぎるスタイルはNG。

また、昨年から「真実の口」の見学・撮影には2ユーロを支払うことになりました。

小銭はしっかり用意していきましょう。

真実の口の住所・アクセスや営業時間など

名称 真実の口
名称(英語) Boca de la verdad
住所 Piazza della Bocca della Verità, 18, 00186 Roma
営業時間・開場時間 9:30−17:00(冬期) 9:30−18:00(夏期)
利用料金や入場料 2ユーロ
参考サイト http://www.turismoroma.it/cosa-fare/bocca-della-verita
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

「真実の口」だけじゃない。その教会の美しさ!

 

「真実の口」だけじゃない。その教会の美しさ!

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「真実の口」だけを見て、それがある教会を見ないのはもったいない!

「真実の口」がある「サンタ・、マリア・イン・コスメディン教会」についても勉強してみましょう。

「サンタ・マリア・イン・コスメディン」教会の歴史

 

「サンタ・マリア・イン・コスメディン」教会の歴史

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美しい鐘楼が特徴の「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」。

この辺りは、古代ローマ時代には首都の中枢部でした。
ギリシア神話の英雄「ヘラクレス」に捧げられた神殿があったとも伝えられています。

キリスト教会の建立がはじまったのは、伝説によれば6世紀。

古文書に残る記録では、782年に法王ハドリアヌス一世によって増築が始まっています。

当時、この地区にはギリシア人のコミュニティーがあったため、「ギリシア人地区の教会」と呼ばれていたのだとか。
実際、現在もこの教会はビザンチン典例を守るメルキ教会の運営となっています。

1118年に、この教会の司祭が「ゲラシウス二世」として法王となった際には、すでに「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」という名になっています。
「コスメディン」とは、ギリシア語で「装飾」を意味しており、ギリシア・コミュニティーとの縁の深さがわかりますね。

現在の教会の形となったのは、1123年。

1700年代には、バロック式の玄関が建築されてことがありますが、教会全体に調和しないため1800年代に現在のロマネスク様式に戻されたという歴史も。

その後も、歴代の法王たちの保護を受け、数々の修復を乗り越えて現在にいたります。

「サンタ・、マリア・イン・コスメディン教会」のみどころ

 

「サンタ・、マリア・イン・コスメディン教会」のみどころ

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小規模ながら格式のある教会「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」。

ローマにある教会は、1527年の「ローマ略奪」のさいにその多くが破壊されてしまったため、バロック様式の教会が多いの現実。

その中で、シンプルで中世の面影を濃く残す「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」は一見の価値有り。

まず、「真実の口」を訪れる人には目印となる「鐘楼」。

七層の「鐘楼」は、典型的なロマネスク様式。
ローマの街に残るロマネスク様式の鐘楼の中でも、最も美しいといわれているものです。

内部は、8世紀の創建時に忠実に3つの身廊が。

18本の柱は、イタリア各地から集められた素材で作られています。

床や柱のモザイクは、コズマーティ様式。
12世紀から13世紀に、4世代にわたってモザイクの技を伝えたコズマ一族の工房による作品で、見飽きることのない美しさです。
コズマーティ様式のモザイクは、「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」のほか、「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」、「サン・クレメンテ大聖堂」、「サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ大聖堂」などでも見ることができます。

祭壇前にある「天蓋」は、ゴシック様式。

中央の祭壇上部や両脇に残るフレスコ画は、失われてしまったモザイクからインスピレーションを経て後世に描かれたものだそうです。
シンプルな建築と、モザイクの繊細な美しさが調和する空間ですね。

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の住所・アクセスや営業時間など

名称 サンタ・マリア・イン・コスメディン教会
名称(英語) Basilica di Santa Maria in Cosmedin
住所 Piazza della Bocca della Verità, 18, 00186 Roma
営業時間・開場時間 9:30−17:00(冬期) 9:30−18:00(夏期)
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://060608.it/it/cultura-e-svago/luoghi-di-culto-di-interesse-storico-artistico/chiese-cattoliche/basilica-di-santa-maria-in-cosmedin.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ローマにある「真実の口」以外の「怪人面」

 

ローマにある「真実の口」以外の「怪人面」

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「真実の口」は古代ローマ時代のマンホール。

しかしローマにある「怪人面」、実は「真実の口」だけではないのです。

ローマで「怪人面」めぐりはいかがでしょう?

「ジュリア通り」にある「怪人面の水飲み場」

 

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La fontana del mascherone, addossata al muro che separa via Giulia dal Lungotevere, non lontano dal prospetto posteriore di palazzo Farnese, venne realizzata – presumibilmente nel secondo quarto del XVII secolo – a spese dei Farnese (come dimostrerebbe il giglio del coronamento) da Girolamo Rainaldi (1570-1655), lo stesso architetto che in quegli anni realizzava le fontane gemelle su piazza Farnese. Originariamente isolata al centro di un piccolo slargo, che ospitò nel 1660 un teatro all’aperto (il muro retrostante fu edificato infatti alla fine dell’Ottocento), è composta da una antica vasca termale in granito, collocata al centro di un bacino leggermente incassato nel livello stradale e lastricato con frammenti di marmi policromi. Il fondale della vasca è costituito da un prospetto marmoreo, coronato da un giglio in metallo; al centro si trova il celebre mascherone antico che versa l’acqua. ••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••• Roma – Fontana del Mascherone •••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••???????????????? Fotografia di @nonsipuofarestavita ••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••• #monumentoapp •Quando l'arte smette di avere segreti e il turismo culturale abbraccia la tecnologia più avanzata. •Questo è monumento. •Seguici e scoprirai molto di più. •••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

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蛇行するテヴェレ川の脇をまっすぐに伸びる「ジュリア通り」。

ミケランジェロのパトロンであった法王ユリウス二世によって敷設された道路です。

フランス大使館である「ファルネーゼ宮殿」や、訪れる人もまれな「犯罪学に関する美術館」がある「ジュリア通り」は、閑静で洗練された建物が並ぶ道。
お散歩にはもってこいです。

その一角に、「怪人面」の口から水がこぼれ落ちる給水場があります。

「真実の口」にくらべると、大きく見開いた目が特徴のこの「怪人面」、「ファルネーゼ宮殿」が整備された1570年頃にこの場所に置かれたのでは、と推測されていますが、史料で確認されるのは1626年頃。

「怪人面」の上には、ファルネーゼ家の紋章である百合の花の彫刻があります。

また、「怪人面」の下にある花崗岩の桶も古代ローマ時代のもの。

記録によると、現在は水が流れている「怪人面」の口、過去にはここからワインが出てきたこともあったのだとか。

1720年、「マルタ騎士団」の総長選挙が行われたさいに、「ジュリア通り」はローマ貴族も参加しての盛大なお祭りの舞台となりました。
その日の夕方から、「怪人面」の口からワインがこぼれ出て、なんと翌日の朝4時までワインのサービスが続きました。
ローマっ子は大喜びし、美酒に酔ったとのこと。

怪人面の水飲み場の住所・アクセスや営業時間など

名称 怪人面の水飲み場
名称(英語) Fontana di Mascherone
住所 Via Giulia, 00186 Roma
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.sovraintendenzaroma.it/i_luoghi/roma_medioevale_e_moderna/fontane/fontana_del_mascherone_in_via_giulia
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ルネサンス時代に作られた「怪人面」

 

ルネサンス時代に作られた「怪人面」

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「真実の口」から、「アヴェンティーノの丘」にあがると78000平方メートルの広さを誇る「サヴェッロ公園」があります。

「オレンジの庭 」と呼ばれる庭園の一角にあるのが、「怪人面」の給水場。

貝殻が髪の毛のように彫られ、太い眉、波打つ口ひげがユーモラスな「怪人面」です。

この「怪人面」が作られたのは1593年。
建築家ジャコモ・デッラ・ポルタの図案から、石工のバルトロメオ・バッシが彫り上げた作品です。

「アヴェンティーノの丘」は、ローマにある七つの丘のひとつ。

静かな佇まいが美しい公園で、午後の一時を憩いで見てはいかがでしょう。

サヴェッロ公園の住所・アクセスや営業時間など

名称 サヴェッロ公園
名称(英語) Parco Savello Giardino degli Aranci
住所 Via di Santa Sabina, 00153 Roma
営業時間・開場時間 7:00−18:00(10月-2月) 7:00−20:00(3月,9月) 7:00−21:00(4月-8月)
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.sovraintendenzaroma.it/i_luoghi/ville_e_parchi_storici/passeggiate_parchi_e_giardini/parco_savello
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

「真実の口」からアクセスできる観光地

 

「真実の口」からアクセスできる観光地

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「真実の口」で写真を撮ったあと、どこへいこう?

見るものはたくさんあります。
興味や時間にあわせて、観光スポットをまわってみてください。

古代ローマ時代の戦車競技場跡「チルコ・マッシモ」

 

古代ローマ時代の戦車競技場跡「チルコ・マッシモ」

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「真実の口」の裏手にある細長い広大な敷地、それが「チルコ・マッシモ」と呼ばれる古代ローマ時代の戦車競技場跡です。

現代でいうところのF1サーキットのようなもので、現代人と同様ローマ人もこうした競技に熱狂したのですね。

「真実の口」がある「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」を背にして「チルコ・マッシモ」内に建ってみましょう。

左手に見えるのが、歴代皇帝や富裕なローマ貴族たちの住居があった「パラティーノの丘」。
現在も、「チルコ・マッシモ」からは当時の建物の遺跡がよく見えますね。

右手に見えるのが、「ローマの七つの丘」のなかで最も南にある「アヴェンティーノの丘」です。

ちょうど二つの丘のあいだに、「チルコ・マッシモ」が建設されたことがよくわかりますね。

この地に娯楽施設が初めて設けられたのは、まだローマが王政であった紀元前6世紀。

本格的な競技場の建設は、紀元前46年にユリウス・カエサルにのって開始。

その後、初代皇帝アウグストゥスをはじめとする皇帝たちが、市民に娯楽を提供する場所として手厚く保護してきたのが「チルコ・マッシモ」なのです。

長さ600メートル、横幅140メートルの競技場は、なんと25万人の観客を収容できました。

ローマ帝国崩壊後、「チルコ・マッシモ」は葡萄畑や野菜畑として使用されたのだそうです。
そのため、農作業に必要な水車まであったという記録もあり。

1145年からは、ローマの有力貴族フランジパーネ家の所有となります。
「チルコ・マッシモ」の南側に、「モレッタ」と呼ばれる塔が残っています。
これが、フランジパーネ家が「チルコ・マッシモ」内に建設した要塞のなごり。

13世紀にはこの塔に、ヤコパ・デイ・ノルマンニという女性が住んでいたことでも知られています。
ヤコパは、「アッシジのフランチェスコ」の信奉者で、聖フランチェスコとのあいだに交わされた親密な書簡で有名な女性。

1959年には、チャールストン・ヘストン主演の「ベン・ハー」が撮影されたことでも知られています。

「チルコ・マッシモ」は、現在でもコンサートなどで使用されますが、2001年に中田英寿選手が所属していたサッカーチーム「A.Sローマ」が優勝したさいには、ファンたちが「チルコ・マッシモ」に結集してお祝いしたのが記憶にあたらしいところ。

チルコ・マッシモの住所・アクセスや営業時間など

名称 チルコ・マッシモ
名称(英語) Circo Massimo
住所 Via del Circo Massimo, 00186 Roma
営業時間・開場時間 10:00−16:00(火−金は団体予約のみ) 月曜休
利用料金や入場料 一般5ユーロ 減免4ユーロ
参考サイト http://www.sovraintendenzaroma.it/i_luoghi/roma_antica/monumenti/circo_massimo
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ローマの七つの丘のひとつ「アヴェンティーノの丘」に登る

 

ローマの七つの丘のひとつ「アヴェンティーノの丘」に登る

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ローマには、古代ローマ時代から知られた七つの丘があります。

「アヴェンティーノの丘」はその中で、最も南側にある丘。

ここに登って、ローマを見渡してみましょう

春限定 「アヴェンティーノの丘」に広がる「バラ公園」

 

「真実の口」のある「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」から、「チルコ・マッシモ」を左に見つつ、「アヴェンティーノの丘」に登る丘陵地に、ローマ市が毎年春に一般公開している「バラ公園」があります。

1100種にも及ぶバラの花が植えられ、えもいわれぬ芳香が。

花びらが緑色のバラや、日を重ねるにつれて花びらの色が変化するバラなど、世界各地の珍種もあり。

カップルで訪れるには最適の公園ですが、眼下に「チルコ・マッシモ」、それを挟んで向こう側には「パラティーノの丘」を望めるローマでも有数のパノラマが楽しめるとあって、観光客だけではなくローマ市民も憩っています。

この「バラ公園」にもローマならではの歴史があり。

この地には、紀元前3世紀から春と花と豊穣の女神である「フローラ」に捧げた花畑があったんだそうです。
古代ローマ時代から、人々はここで春の訪れを祝ったのだとか。

1600年からは、この近くに「ゲットー」があることからユダヤ人の所有となり、ブドウや野菜が植えられたそう。

1932年ごろ、ある伯爵夫人によって「バラ園」の造成がはじまり、大変な苦労を重ねて現在の姿に。

1950年からは、「バラ公園」はローマ市の所有となっています。

ローマ市立バラ園の住所・アクセスや営業時間など

名称 ローマ市立バラ園
名称(英語) Roseto di Roma Capitale
住所 Via di Valle Murcia, 6, 00153 Roma
営業時間・開場時間 8:30−19:30
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.comune.roma.it/pcr/it/newsview.page?contentId=NEW619967
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創建は5世紀!初期キリスト教建築の面影を伝える「サンタ・サビーナ聖堂」

 

創建は5世紀!初期キリスト教建築の面影を伝える「サンタ・サビーナ聖堂」

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「アヴェンティーノの丘」を上がってしばらく歩いたところにあるのが「サンタ・サビーナ聖堂」。

「聖サビーナ」は、西暦120年頃に殉教したローマの貴族女性。
2世紀に列聖された彼女をまつるこの教会は、422年から10年かけて建設されました。

細長い聖堂に、窓から光が差し込む美しさは、初期キリスト教会の建築をそのまま伝えていると言われています。
内部の装飾も非常にシンプル。

16世紀にはドメニコ・フォンターナが、17世紀にはフランチェスコ・ボッロミーニという歴史に残る芸術家たちによって、修復が施されています。

「サンタ・サビーナ聖堂」は、1222年にローマ法王よりドミニコ宗派の創立者ドミニコに与えられ、現在もドミニコ修道会の所有。

この聖ドミニコに関わる伝説も「サンタ・サビーナ聖堂」には残されています。

聖堂に入って左手に、らせん状の模様がある白い柱が。
「悪魔の柱」と呼ばれるこの柱、伝説によると祈りを捧げていた聖ドミニコに悪魔が投げつけた柱の一部なのだとか。

殉教者たちの骨を守って祈っていた聖ドミニコは、この柱を粉々にしたという言い伝えがあります。

実際は、1527年に聖堂の修復の責任者であったドメニコ・フォンターナが、殉教者たちの遺骨を移動するさいに故意か事故かは不明ながら折ったもの、なのだとか。

また、入口にある木製の扉は、5世紀のオリジナルのもの。
28枚のパネルから作られたこの扉、18枚がオリジナルで残りました。
ローマに残る木製の教会の扉としては、最も古いものです。
こちらも、キリスト教会初期の素朴な彫りが美しいのでぜひご覧ください。

テヴェレ川沿いに建つ「サンタ・サビーナ聖堂」の外には、「オレンジの庭」と呼ばれる美しい庭園もあります。
ここからはテヴェレ川とその対岸の景色を堪能できるスポット。
お散歩コースにも最適です。

サンタ・サビーナ聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 サンタ・サビーナ聖堂
名称(英語) Basilica di Santa Sabina all’Aventino
住所 Piazza Pietro D’Illiria, 1, 00153 Roma
営業時間・開場時間 8:15−12:30, 15:30−18:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.060608.it/it/cultura-e-svago/luoghi-di-culto-di-interesse-storico-artistico/chiese-cattoliche/basilica-di-santa-sabina-all-aventino.html
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「マルタ騎士団の館」から「サン・ピエトロ大寺院」のクーポラを見る

 

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「サンタ・サビーナ聖堂」か歩いてすぐのところにあるのが「マルタ騎士団の館」。

「マルタ騎士団」などと聞くと、まるで中世の物語に入り込んだような錯覚を起こしますが、正式の名を「ロドス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会」というこの修道会、伝統と格式を守って現在も残っているのです。

「アヴェンティーノの丘」にある「マルタ騎士団の館」には、総長の住居のほかイタリア大使館まであります。
つまり、「マルタ騎士団の館」は治外法権なんですね。
あちらこちらに、赤地に白の十字架が染め抜かれた旗が見えます。

テヴェレ川沿いのこの地には、中世にはベネディクト修道会に所属する要塞が建っていました。

その後、かの有名な「テンプル騎士団」の所有となり、「テンプル騎士団」が没落したあと「マルタ騎士団」の所有に。

現在建つ宮殿は、18世紀に建てられたものです。

そしてここで見なくてはいけないのは、「サン・ピエトロ大聖堂」のクーポラ。

「ヴィッラ」と呼ばれる敷地内への入口の扉に、小さな穴が空いています。

その穴をのぞき込むと、「サン・ピエトロ大聖堂」のクーポラが完全な形で視覚に!

ここは名所となっていますので、観光客が並んでいます。
迷うことはないと思いますよ。

マルタ騎士団の館の住所・アクセスや営業時間など

名称 マルタ騎士団の館
名称(英語) Gran Priorato di Roma dell’Ordine di Malta
住所 Piazza dei Cavalieri di Malta, 4, 00153 Roma
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.romasegreta.it/ripa/piazza-dei-cavalieri-di-malta.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

「真実の口」周辺で、食べる!

 


「真実の口」から周辺をお散歩、お腹が空いたらさあ、どこへ行こう?

ローマの風景を眺めつつ、洗練された料理を楽しむ「リストランテ・ルーフ・ガーデン・チルクス」

 

「真実の口」からはローマ市街方面に歩いてわずか1分のところにある「リストランテ・ルーフ・ガーデン・チルクス」。

ホテルの最上階にあるこのレストラン、ローマを一望できるバルコニーで、素材にこだわった地中海料理を楽しめます。
その料理の彩りの美しさは、カップルでのランチやディナーにももってこいですが、カルボナーラなどのローマの郷土料理ももちろんあり。

人混みをさけてゆっくりと食事をしたい方にはお薦め。

 

リストランテ・ルーフ・ガーデン・サーカスの住所・アクセスや営業時間など

名称 リストランテ・ルーフ・ガーデン・サーカス
名称(英語) Ristorante Roof Garden Circus
住所 Via Luigi Petroselli, 47, 00186 Roma
営業時間・開場時間 12:00−15:00, 19:30−23:00
利用料金や入場料 予算40ユーロ〜
参考サイト 詳細はこちら
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ストリート・フード感覚で切り売りピッツァを食べる「ピッツァ・アル・マッシモ」

 

「真実の口」から「チルコ・マッシモ」方面に向かって5分足らずのところにある「ピッツァ・アル・マッシモ」。

ローマでは学生たちもよく利用する、切り売りピッツァのお店です。

食べたい分だけ食べたいピッツァを切ってもらい、量り売りしてくれるこの手のお店、丸い大きなピッツァは食べきれないという人にも便利。
「アランチーニ」と呼ばれるライスコロッケも評判高し。

ほぼストリート・フード感覚で食べることができる、安価で美味のピッツェリアです。

ピッツァ・アル・マッシモの住所・アクセスや営業時間など

名称 ピッツァ・アル・マッシモ
名称(英語) Pizza al Massimo
住所 Via dei Cerchi, 55, 00186 Roma
営業時間・開場時間 8:00−22:00
利用料金や入場料 ピッツァ2ユーロ〜
参考サイト https://www.facebook.com/pg/Pizza-al-Massimo-1129638217063836/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

カジュアルレストラン、でも味は一級 「オステリア・チルコ」

 

「真実の口」から「チルコ・マッシモ」方面へ。

イタリア人たちの間で評判の高い「オステリア・チルコ」は、最近ローマでは大流行の「自家製ハンバーガー」も楽しめるレストラン。
内装もモダンで、きどらない家庭料理を楽しめます。

イタリア人のリピーターも多い「オステリア・チルコ」ですが、ローマの中心地からは少し外れているため観光客は少なめ。
ローマっ子たちの喧噪の中で、カジュアルな料理を楽しんでください。

オステリア・チルコの住所・アクセスや営業時間など

名称 オステリア・チルコ
名称(英語) Osteria Circo
住所 Via dei Cerchi, 79, 00186 Roma
営業時間・開場時間 10:00−翌2:00
利用料金や入場料 予算30ユーロ〜
参考サイト https://www.facebook.com/Osteriacirco/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

お散歩中にジェラートが食べたくなったらここ 「ジェラテリーア・アイ・チェルキ」

 

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I miss #gelato ???

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こちらのジェラテリーアも、「真実の口」から「チルコ・マッシモ」方面に向かったところにあり。

イタリアン・ジェラートの王道、チョコレート味、ヘーゼルナッツ味だけではなく、季節のフルーツのジェラートも絶品。

「チルコ・マッシモ」付近は、夏の観光は直射日光を直接浴びることになります。

体も心もリフレッシュするために、ぜひローマのおいしいジェラートを味わってみてください。

ジェラテリーア・アイ・チェルキの住所・アクセスや営業時間など

名称 ジェラテリーア・アイ・チェルキ
名称(英語) Gelateria ai Cerchi
住所 Via dei Cerchi, 61, 00186 Roma
営業時間・開場時間 11:30−22:00
利用料金や入場料 ジェラート2.50ユーロ〜
参考サイト http://www.gelateriacerchi.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

「真実の口」グッズを買うなら「三越ローマ店」へ

 

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真実の口のお菓子たち #romamitsukoshi

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日本人のみならず、世界中の観光客の人気を集める「真実の口」。

その形をしたおみやげは、ローマ中で売られています。

でも、少し変わったものが買いたいというひとは、ぜひナツィオナーレ通りにある「三越ローマ店」へ。

「三越ローマ店」には、「真実の口」のレプリカがあることで有名。

その縁で、「真実の口」の形をしたチョコレート、「怪人面」が彫られたペン、などなどのオリジナルグッズが数多くあり。

日本人観光客の駆け込み寺ともいわれる「三越ローマ店」は、フリーwi-fi、清潔なトイレも完備。

イタリア語に囲まれてのローマ観光、ちょっと息をつきたくなったらおみやげを買いがてら、日本語も通じる「三越ローマ店」に寄ってみてはどうでしょう。

三越ローマ店の住所・アクセスや営業時間など

名称 三越ローマ店
名称(英語) Mitsukoshi Roma
住所 Via Nazionale, 259, 00185 Roma
営業時間・開場時間 10:45−19:15
利用料金や入場料 商品による
参考サイト http://www.mitsukoshi.it/ja/
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ローマの街の中心からは少し外れた「真実の口」、でも見るものはたくさん!

 

ローマの街の中心からは少し外れた「真実の口」、でも見るものはたくさん!

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「真実の口」はもはや、ローマ観光のマスト。

とはいえ、お買い物ができるローマの中心からは少し外れています。
この辺りには、古代ローマ時代の遺跡が多くあり、「真実の口」を見物し写真を撮ったあとにも見るものは盛りだくさん。

ローマの街を見下ろせる「アヴェンティーノの丘」、古代ローマ人の娯楽施設「チルコ・マッシモ」などなど、自然に囲まれた穏やかなローマを楽しむことができる観光コース、ぜひお試しあれ!

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目的地

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