現地在住者が解説!ニュージーランド留学の為のビザの取り方

昨今、移民などの問題でビザが取りにくい国も出てきているようですが、ニュージーランド政府は留学生の受け入れにとても力を入れているので、規定をクリアすれば比較的簡単にビザが取得できます。また政府は留学生が安心して学業に専念できるように、学校側に対して様々な基準を作り教育制度を整えているので高水準の教育を受けることができます。留学生には魅力的な国ですね。現地在住の筆者がニュージーランドのビザについてお話しします。

ニュージーランドの学生ビザ、基礎情報

ニュージーランドの学生ビザ、基礎情報

image by iStockphoto

ニュージーランドの学生ビザ取得には、政府の規定をクリアしている学校に3ヶ月以上のフルタイム就学(週20時間以上)する人で、入学前に学費を全額支払わなければいけません。
基本、期間は学費が支払われた間となりますが出航猶予期間としてプラス1カ月間はニュージーランドに滞在できるようです。
就学期間は最大4年まで。

学生ビザの場合、パートタイム(週20時間以内)の労働が許されています。

ニュージーランド国内で就学するには必ず海外留学保険に入っていなければいけません。

学生ビザに必要な書類

学生ビザに必要な書類

image by iStockphoto

・パスポート:滞在期間+3ケ月以上残存有効期間のあるもの

・申請者の証明写真

・航空券の予約確認書:片道の場合は帰りの復航空券の購入資金を証明する必要あり

・ニュージランド滞在中の生活資金の証明書類 (英文)

・入学許可証と学費を支払った際の領収書:学校側のサイン必須

・宿泊費を支払った際の領収書:18歳未満の申請者の場合

・指定医からの健康診断書:6ヶ月以上滞在の人のみ

・犯罪経歴証明書:17才以上で、ニュージーランドでの滞在予定期間が2年を超える場合

申請時に必要書類が全てそろっていない場合は受領されずに返却されてしまうので提出する時はしっかり必要書類を確認しましょう。
書類に不備がなければ大体3週間程でビザが発行してもらえますが余裕を持って出発の2カ月前くらいにはビザ申請しておきましょう。

自分でチャレンジしてみよう!学生ビザ申請

申請の方法は1番メジャーなのは無料でできるオンライン申請、そのほかにVFSニュージーランドビザ申請センター窓口申請、または郵送での申請。
申請手続き手数料と郵便代金で6000円程度掛かります。

ニュージーランド国内でも申請可能ですがビザ申請料金が250ドル必要。

ビザ申請センターのウェブサイトから順を追って申請していけばエージェントに頼らなくとも自力でビザを申請する事は可能。
このような手続きも英語の勉強の1つだと思って自分でトライしてみるべきだと思います。

現地で学生ビザの延長とほかのビザへの切り替えが可能

すでに現地に留学していて学生ビザを延長したい場合は、学校からの成績表や出席表が必要。
出席率は大事なので留学中はできるだけサボらず学校にはきちんと通いましょう。

ニュージーランドの滞在期間+滞在予定期間が2年以上になる場合は犯罪経歴証明書も必要。
日本だと2週間程度で取れますが現地からだと大使館経由での発行になるので3ヶ月はがかかります。
学生ビザの延長申請費用は250ドル。

学生ビザがら他のビザへの切り替えも可能。
具体的には、学生ビザからワーキングホリデービザ、観光ビザ、ワークビザに変更可能。

ニュージーランド滞在中にパートナーができて離れたくないという人は、2人の関係者をうまく証明できればパートナービザも取れてしまいます。
実際このケースになる人結構多かったりしますね。
この場合は証明のために2人の写真を日付付きでこまめにとっておくと役に立たつかも。

ビザの延長や変更は移民局の判断になるので場合によっては却下されることもあり。
学生ビザの有効期限が切れる遅くとも30日前までには申請するのを忘れずに!

ニュージーランドには、オークランド、ウェリントン、クライストチャーチの3ヶ所に移民局があります。

Eビザ(電子ビザ) 、渡航の際にはコピーを忘れずに!

Eビザ(電子ビザ) 、渡航の際にはコピーを忘れずに!

image by iStockphoto

昔はパスポートにビザのステッカーが貼られていましたが、現在はビザの詳細が記載されたレターがEメールで送られてくるのでそのレターを必ず印刷して空港でチェックインする時にパスポートと一緒に提出してください。
忘れてしまうと飛行機にのれないことがあるので要注意。

またニュージーランド入国時にもパスポートと共に入国管理官に提示なければなりません。
筆者は以前オークランド空港で学生らしき人に滞在先や学校、なぜニュージーランドに勉強しに来たのかしつこく質問をしている入国管理官を見た事があります。
その学生さんは英語が堪能ではないようだったので返答に苦戦していました。
入国の際は滞在先、学校名、滞在予定日数なんかをすぐに答えられるようにあらかじめ回答を準備しておくとちょっとイジワルな入国管理官にであってもスムーズに入国できるかもしれませんね。

他にも就学できるビザがあります

留学のための学生ビザについて簡単に説明しましたが学生ビザ以外でもニュージーランドで勉強できるビザがあります。
それはワーキングホリデービザと観光ビザ。
どちらも就学の期間は限られていますが申請は学生ビザに比べると簡単。

ワーキングホリデービザで学校に通う

ニュージーランドのワーキングホリデービザは日本国籍を持つ18歳以上31歳未満の人が申請できるビザ。
期間は1年間。
6ヶ月までの就学が認められていて、滞在中の就労も可能。
ビザの申請料金はこちらも無料。
短期で就学予定の人や現地に着いてから学校を決めたい、旅行もしたい、海外で働いてみたいといろんな事を経験したい人にはうってつけのビザですね。
しかしこのビザは人生のうち1度しか利用できないので注意。
ワーキングホリデービザは滞在中の制限が少なく海外生活のいいとこ取りができるビザですので、楽しく遊んで過ごして帰国になってしまったなんて人の話はよく聞きますからきちんと計画と目標を立てる事をオススメします。

観光ビザで学校に通う

観光ビザは3ヶ月以内の滞在はビザ申請が不用。
3ヶ月以上滞在したい場合は、出国前にビザ申請をするか現地で延長申請できます。
最大9ヶ月まで滞在可能。
3ヶ月以内は学校に通うことができますが働く事はできません。

このビザも日本からの申請料は無料ですがニュージーランド国内から申請する場合は申請料金が必要です。

観光ビザでの留学は往復の航空券を購入して、語学学校に申し込み宿泊施設を確保すればOK。
気軽に留学できてしまいます。

どのビザにも共通して言える事ですがパスポートの有効期限を調べておくのを忘れずに!滞在期間+3ヶ月以上必要です。
滞在中に期限が切れてしまうものや期限ギリギリのものは留学前に更新してください。

強制送還!?

ニュージーランドは移民の国なのでいろいろな国の人がさまざまな種類のビザを持って生活しています。
他の国に比べてビザがおりやすいのですが、年々規定は厳しくなってきているのは事実です。

ビザの期限が切れているのにニュージーランドに滞在しているオーバーステイや労働の許可が下りていないビザでの不法労働。
ニュージーランドは持ち込み禁止の物が多く植物や食べものの輸出入が規制されています。
靴の裏やゴルフクラブに着いた泥でさえ検疫所で引っかかります。
それらの持ち込みをしてしまうと入国できなくなってしまう事もあるようです。
学生ビザで入国する場合、学校の出席率が足りないという理由でも強制送還される場合があるので気をつけましょう。
強制送還されたら、最低でも5年間はNZに再入国することは認められません。
ブラックリストに名前が乗ってしまいます。
強制送還されずとも場合によっては高額な罰金を支払う羽目になったと言う話もあります。
移民局には対して知らなかったの言い訳では通用しません。
ビザが簡単にとれる上に適当な移民局のスタッフがいるニュージーランドだからと言って甘く見ては大変な事になってしまいます。

他の国と比べると

他の国と比べると

image by iStockphoto

英語圏の留学先といえばニュージーランド以外ではアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアがメジャー。
各国ごとに簡単に説明します。

アメリカはなんと言っても最先端の国、世界トップクラスの大学が集まっており、またさまざまなジャンルの学校があります、しかしビザの制限が厳しく何より学費が高額。
銃社会のアメリカは治安も気になりますね。

イギリスへの留学は語学留学でも英語力が必要。
条件や制限が多くビザ取得のハードルが高いようです。
逆に言えば日本人が少なく留学中は英語環境を維持できます。

カナダのビザは観光ビザ、ワーキングホリデービザで就学できる期間がニュージーランドよりも少し長い上に学生ビザの就学可能期間に制限がありません、しかしどのビザも申請料金が必要です。

オーストラリアはニュージーランド同様留学生へのサポートに力を入れています。
しかしビザ申請料金がとにかく高い、学生ビザの申請料金はなんと500ドル以上、現地で更新の際は700ドル必要。

ビザの取得は留学の第一歩

ビザ申請は大変そうな作業ですが順序よくこなせば難しい事ではありません。
しかし申請しっぱなしではなく常に申請のプロセスをチェックしておく事をオススメします。
おかしな点やなかなかビザが下りない場合時は必ず問い合わせをしましょう。
申請が完了したときの達成感は大きいですよ。
海外生活への自信にもつながると思います。
筆者も今まで様々なビザの申請を試行錯誤しながら自分で申請しました。
どのビザもちゃんと取ることができましたよ。
不安な人はエージェントを利用するのも在学中のサポートが受けられるので心配事が減り学業に専念できるかもしれませんね。
ビザをゲットして人生を変えるような素晴らし留学生活をニュージーランドで送ってみませんか?
photo by iStock