【京都】東寺の夕暮れが京都の街に染み渡る

さまざまな歴史的建築が遺るいにしえの街、京都。

その中でもひときわ古い歴史を持つ建物が、京都市南区にある世界遺産、東寺(教王護国寺)です。

このお寺がいったいどのような歴史を持ち、そしてこの場所でどのような絶景を楽しむことができるのか?

関西の観光地専門ライターであるこの賀川奈伸雄が案内致します。

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東寺へ向かう前に和風スイーツを

97278:東寺へ向かう前に和風スイーツを

撮影/賀川奈 伸雄

まずは京阪電車にて丹波橋へ。
ここから近鉄電車に乗り換えます。

そして、降りるのは京都駅少し前の近鉄東寺駅。

東寺はここから歩いて数分のところにあります。

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撮影/賀川奈 伸雄

このまままっすぐ東寺へ向かってもいいのですが、その前にこの場所でしか食べることのできない名物スイーツを味わっていきましょう。

よほど遅くに出かけない限り、時間はたっぷりあるはずです。

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撮影/賀川奈 伸雄

これが東寺のすぐそばにある茶房「一会」で食べられる和菓子、その名も「東寺餅」。

つるつるした見た目がかわいらしいですね。

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撮影/賀川奈 伸雄

抹茶と一緒にいただけば、気分はあたかも京都人。

ほっと一息つきながら、しっとりした甘みを楽しみましょう。

茶房&ギャラリー 一会の住所・アクセスや営業時間など

名称 茶房&ギャラリー 一会
住所 京都府京都市南区東寺東門前町91
営業時間・開場時間 10:00−16:00
利用料金や入場料 抹茶と東寺餅セット 700円
参考サイト http://cafegalleryichie.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

東寺の境内を見て回ろう

97282:東寺の境内を見て回ろう

撮影/賀川奈 伸雄

さて、今回のメインスポット、東寺に到着です。

このお寺が建てられたのは、なんとおよそ1200年前。

建立の背景にあったのは、弘法大師空海らによって広められていた密教(真言宗)。

それを以て国を繁栄させるという「鎮護国家」の目的のため、桓武天皇によって建てられました。

建立後、桓武天皇は空海にこの寺を下賜。

以後、平安時代の争乱や応仁の乱といった戦火を乗り越え、今日までその姿を留めています。

それでは、この広大な東寺の境内を見て回りましょう。

東寺の住所・アクセスや営業時間など

名称 東寺
住所 京都府京都市南区九条町1
営業時間・開場時間 5:00−17:00
利用料金や入場料 境内無料
参考サイト http://www.toji.or.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

如来を祀る「大日堂」と、さまざまな宝が納められた「宝蔵」

97283:如来を祀る「大日堂」と、さまざまな宝が納められた「宝蔵」

撮影/賀川奈 伸雄

ここは「大日堂」。
建てられたのは江戸時代と、寺内のお堂の中ではもっとも遅くに建てられました。

なぜ大日堂という名前なのかというと、この東寺が大日如来を本尊としているからです。

密教において大日如来は非常に重要で、宇宙の真理そのものとすら言える存在。

そのことを考えれば、この大日堂が如何に大事な場所であるかが分かりますね。

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撮影/賀川奈 伸雄

この蔵のような建物は「宝蔵」。

弘法大師が唐の国から持ち帰った法具や曼荼羅(まんだら)など国宝級の寺宝が納められていました。

また、この宝蔵自体も重要文化財に指定されています。

この蔵に用いられているのは「校倉造」という建築方法。

適度な湿気を保つさまざまな工夫により、収蔵している宝をカビや変色から防ぐことが可能なのです。

同じく国宝級の宝が納められていた奈良の正倉院も、この校倉造が用いられています。

大日堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 大日堂
住所 京都府京都市南区九条町1
営業時間・開場時間 5:00−17:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.toji.or.jp/dainichido.shtml
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

薬師三尊像が鎮座する「金堂」と密教世界を内包した「五重塔」

97285:薬師三尊像が鎮座する「金堂」と密教世界を内包した「五重塔」

撮影/賀川奈 伸雄

そして、この東寺の本堂がこの「金堂」。

最初にこの金堂が建てられたのは796年でしたが、その後応仁の乱によって焼失してしまいました。

以来150年間、関ヶ原の合戦後に再建されるまで、この東寺には本堂がない状態が続いたそうです。

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撮影/賀川奈 伸雄

安土桃山時代の特徴である天竺様と和様が合わさったこの建築物の中には、重要文化財である薬師三尊像が鎮座しています。

敷地内は有料で拝観可能となっているので、その姿を目に留めておきましょう。

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撮影/賀川奈 伸雄

そして、この東寺の中でも一際目立つ建物が、この「五重塔」。

五重塔といえば奈良法隆寺にあるものが有名ですが、その高さは約55メートルもあり、法隆寺のそれより大きいのです。

この五重塔には弘法大師が唐より持ち帰った仏舎利(お釈迦様の骨)が安置されています。

また、内部の壁や柱には曼荼羅、そして真言八祖像等の仏教画を描かれており、小さな密教的空間を形成。

だからでしょうか、この五重塔の中にいると、心が不思議と落ち着いてきます。

金堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 金堂
住所 京都府京都市南区九条町1
営業時間・開場時間 8:00−17:00
利用料金や入場料 大人500円 高校生400円 中学生以下300円
参考サイト http://www.toji.or.jp/kondo.shtml
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

絶景、夕暮れの東寺五重塔

日が暮れ、あたりの空が黄金色に染まりはじめた頃がこの東寺の見所です。

17時になると東寺の中には入れなくなってしまうので、近くにある歩道橋などから眺めるようにしましょう。

その場合、通行人にぶつからないようご注意ください。

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撮影/賀川奈 伸雄

これが夕暮れを迎えた東寺の光景です。

夕日に照らされたたずむ五重塔の雄大さ、そして美しさときたら!

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撮影/賀川奈 伸雄

この京都の地に息づいてきた、1200年の伝統の空気を感じさせてくれます。

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撮影/賀川奈 伸雄

時間が絶ち、夕焼けの色が濃くなると、寺内はすっかり影に包まれてしまいました。

黒と黄金色のコントラストがすばらしいですね。

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撮影/賀川奈 伸雄

歩道橋の上から夕暮れ東寺とのツーショット。

眺める角度によってさまざまな景色を見ることができます。

京都駅にある「京都タワー」からも五重塔を見ることもできるのですよ。

五重塔の住所・アクセスや営業時間など

名称 五重塔
住所 京都府京都市南区九条町1
営業時間・開場時間 8:00−17:00(春季・秋季の特別公開時)
利用料金や入場料 大人800円 高校生700円 中学生以下500円(金堂・講堂の拝観料含む)
参考サイト http://www.toji.or.jp/gojunotou.shtml
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

絶景の後は豆腐ラーメンを楽しんで

東寺の耽美な夕暮れを楽しんだ後は、京都ならではのご当地ラーメンなどいかがでしょうか。

近鉄東寺駅すぐそば、お寺から出て徒歩2分のところにあるこの「豆八」では、世にも珍しいお豆腐を使ったラーメンが食べられるのです。

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撮影/賀川奈 伸雄

「豆腐なんかラーメンに入れて大丈夫なの?」と一瞬たじろいでしまいますが、意外にもその相性はバツグン!

京都の一流絹ごし豆腐に醤油ダシがしっとり染み込み、大変にイケるお味です。

黄色いちぢれ麺とのコンビもよい食感なので、どんどん食べることができてしまいます。

お豆腐なのでカロリー控えめという点もうれしいですね。

おとうふラーメン 豆八の住所・アクセスや営業時間など

名称 おとうふラーメン 豆八
住所 京都府京都市南区西九条川原城町8
営業時間・開場時間 11:00−15:00, 17:00−21:00(土のみ通し営業) 月曜定休
利用料金や入場料 おとうふラーメン 820円〜
参考サイト https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260604/26028902/dtlmenu/photo/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

京都の夕暮れは東寺で是非!

京都の歴史を1200年間見つめてきた東寺。

夕焼けに映えるその姿を一目見れば、京都がもっと好きになりますよ。

東寺は近鉄線「東寺」駅から歩いて5分。

宿泊施設は「KYOSTAYいろは東寺」や「新・都ホテル」がおすすめです。