風情ある加賀百万石の城下町金沢でおすすめの歴史的観光スポット15選

金沢の魅力と言えば何といっても、江戸時代に加賀百万石の城下町として栄えた、古き良き時代を彷彿とさせる街並みではないでしょうか?今回は、ノスタルジックタウン金沢の歴史的な観光スポットをご紹介したいと思います。これを見れば、金沢の魅力に取りつかれること間違いなし。金沢観光をご検討中の方、ぜひ参考にしてくださいね。

金沢ってこんな町

金沢ってこんな町

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金沢は、天文15(1546)年に、本願寺が布教の拠点となる金沢御堂を建てたことから始まり、江戸時代の天正11(1583)年には前田利家公が金沢城に入り、加賀百万石の城下町として発展させました。
城のまわりには今でも武士や商人たちで賑わう街となり、城下を守るように寺が建設されました。

今でも、武士のまち、寺のまち、芸のまち、商人のまち、用水のまち、三文豪の軌跡を巡るまちなど、歴史的な見所が多い街となっています。
また、雨の似合う街としても知られており、雨に日にしっぽりと歩いてみるのも、金沢らしい観光かも。

#1 加賀百万石の前田家の居城!金沢城公園

加賀百万石の前田家の居城!金沢城公園

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金沢城は、藩政時代の約290年間、加賀藩主前田家の居城となり、金沢のまちを形づくった藩主たちの居城跡です。
明治以降は陸軍の拠点として、戦後は金沢大学のキャンパスとして使われ、現在は市民の憩いの公園となっています。
石川門や三十間長屋などの藩政時代の建物や再建された菱櫓、今も美しい姿を見せる石垣も見る価値ありです。

#2 日本三名園の一つ!特別名勝 兼六園

日本三名園の一つ!特別名勝 兼六園

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ミシュランで3つ星を獲得した金沢屈指の観光地で、日本三名園の一つの兼六園。
延宝4(1676)年に5代藩主前田綱紀が別荘を建てて周辺に庭園を造ったのが始まりです。
11万4000m以上もある回遊池泉式庭園で、江戸時代を代表する大名名園とされています。
宋の李格非の「洛陽名園記」に因み、6勝と呼ばれる「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」から成る、6つの庭園美を味わいながら巡るのがおすすめです。
高台から見る、日本海や医王山の山並と水の流れの眺望も素晴らしいものがあります。

#3 美しい前田家奥方の御殿!成巽閣

美しい前田家奥方の御殿!成巽閣

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13代藩主前田斉泰の母「眞龍院」の隠居所として兼六園内に造営した御殿です。
1階は武家書院造、2階は数奇屋風書院造、柿葺(こけらぶ)きで造られています。
謁見の間にある美しい欄間や松の間の硝子絵など部屋ごとに異なる装飾も見物です。
建物は国の重要文化財、庭園は国の名勝に指定されています。

#4 金沢らしさを味わうなら!珠姫の寺・天徳院

金沢らしさを味わうなら!珠姫の寺・天徳院

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3代藩主前田利常の妻として、徳川家より輿入れした珠姫の菩提寺です。
このお寺は、金沢城下最大の規模を誇る寺院で、見どころは何といっても二層建ての重厚な山門といえるでしょう。
3歳位で金沢に入り14歳で結婚、7人の子を儲けた後、24歳でなくなりました。
その生涯をからくり人形により、物語として上演しています。

#5 四面五彩のステンドグラスが魅力的!尾山神社

四面五彩のステンドグラスが魅力的!尾山神社

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初代藩主利家と正室のお松の方を祀る神社です。
和漢洋の3様式を取り入れた神門は、国の重要文化財に指定されています。
最上階にある、四面五彩のステンドグラスが輝き、エキゾチックな雰囲気を醸し出しています。
また、神門から伸びる避雷針は、日本最古のものです。

#6 朱塗りが美しい小さな東照宮!尾崎神社

朱塗りが美しい小さな東照宮!尾崎神社

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小規模ながら日光東照宮を模した朱塗りの社殿が美しい、徳川家康、三代藩主前田利常を祀る社です。
金沢の東照宮と呼ばれ、本殿をはじめ、拝殿、透塀、幣殿まで境内には、多くの重要文化財があります。
至る所に葵の御紋があるので、それを探しながら観光するのも魅力です。
小さいけれど、東照宮並みのご利益があるパワースポットとしても知られています。

#7 武士のまちをゆっくり散策!長町武家屋敷跡

武士のまちをゆっくり散策!長町武家屋敷跡

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藩政時代に土塀と石畳が続く長町武家屋敷跡には、上・中級武士が住んでいた界隈です。
土塀や長門が続く細い通りを歩くと、江戸時代の加賀藩の武士たちの暮らしぶりが甦って来るような気がします。
塀は家々によって高さが違い、この高さは石高を現しているとか。
加賀藩重臣の家や足軽の家、薬の老舗なども紹介されています。
「まいどさん」というボランティアガイドさんがいらっしゃるので、長町の歴史を教わりながら巡るのもおすすめです。

#8 前田家重臣の豪華な屋敷!武家屋敷跡 野村家

前田家重臣の豪華な屋敷!武家屋敷跡 野村家

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長町にある武家屋敷跡です。
格式を重んじた武家屋敷跡を公開しています。
加賀藩のお抱え絵師で、狩野派の画家佐々木泉景による山水画や総檜造りの天井、ギヤマン入りの障子戸など、文化的にも評価が高いようです。
濡れ縁から見る日本庭園も美しく、曲水や古木、奇岩を巧みに配した庭は、海外ファンも多く一見の価値があります。

#9 金沢城のお膝元に終結した寺院群 寺町寺院群

金沢城のお膝元に終結した寺院群 寺町寺院群

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元和2(1616)年頃、かつての一向一揆を懸念した藩が、一向宗寺院を寺のお膝元に置き、これを囲むように他のお寺を配しました。
寺間寺院群は70もの寺院が集まり、忍者寺とも呼ばれる妙立寺や金沢三文豪の一人室尾犀星ゆかりの雨宝院など魅力的な寺院が集まっており、残したい日本の音風景100選にも選ばれています。

#10 着物を着て歩きたい人気観光地!ひがし茶屋街

着物を着て歩きたい人気観光地!ひがし茶屋街

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現在は国の伝統的建造物群保護地区に指定されている、文政3(1820)年に加賀藩主前田家が、城下に点在していたお茶屋を集めて作った花町です。
金沢に3つあるひがしとにしと主計(かぞえ)茶屋街の中でも最大規模を誇っています。
国指定重要文化財の志摩をはじめ、メイン通りには風情がある格子のお茶屋や町屋がズラリと並び、江戸時代のままの区画は体感してみる価値ありです。
町屋カフェに入って当時の風情を感じながらの休憩も素敵ですね。

#11 金沢の古き良き時代を彷彿させる主計町茶屋街

金沢の古き良き時代を彷彿させる主計町茶屋街

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浅野川大橋の手前にある、レトロなお茶屋が並ぶ情緒ある、ひがし茶屋街と同じく国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているエリアです。
ひがし茶屋街は観光地化されていますが、こちらは江戸時代の趣をそのまま感じられるスポット。
一歩裏道に入ると狭い路地と千本格子の庶民向け遊郭跡が続いており、作家の五木寛之氏が名付けたあかり坂やかつて旦那衆が通った際に使った、主計町茶屋街から久保市乙剣宮に向かう暗がり坂の石段も雰囲気がよく素敵です。
現在も4軒の茶屋が残っています。

#12 金沢の商人のまちを今に伝える!尾張町

金沢の商人のまちを今に伝える!尾張町

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金沢の城下町の魅力は武家屋敷だけではありません。
昔ながらの店構えを残す、商人のまちも見どころです。
藩政時代に金沢の経済の中心として栄えた尾張町には、古くから続く老舗も残っています。
外は黒漆喰、内部は白漆喰で作られたかつて銀行を利用した町民文化館や昔ながらの商屋を再現した尾張町老舗交流館も見る価値ありです。

#13 金沢最古の多目的用水!大野庄用水

金沢最古の多目的用水!大野庄用水

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天正年間(1573~92)に、利長の家臣富永佐太郎によって完成した金沢最古の用水。
灌漑、物資運搬、防火、防御、融雪などの多目的用水で、金沢城築城にも役立てられたようです。
全長約10.2kmある長い用水で、長町という名前は用水沿いの「長い街」から来ているとか。
犀川に近い方から、一の橋から八の橋まであり、ゆっくり風情を感じながら散策するのにおすすめです。

#14 泉鏡花の全てを語る記念館!泉鏡花記念館

泉鏡花の全てを語る記念館!泉鏡花記念館

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室尾犀星や徳田秋聲と並ぶ、金沢三文豪の一人泉鏡花の記念館です。
「高野聖」や「歌行灯」などで有名な作家で、幻想的な鏡花の世界を満喫できます。
彼の生家跡に建てられた記念館で、館内には直筆の原稿や書簡、遺品などが並んでいます。
代表作は世界観を表現して展示され、作品の紹介のほか彼の生涯と生活感覚まで鏡花の魅力がいっぱい詰まっています。
室尾犀星や徳田秋聲の記念館もあるので合わせて訪れてみてはいかがでしょう。

#15 赤レンガの建物が魅力的!石川四高記念文化交流館

赤レンガの建物が魅力的!石川四高記念文化交流館

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金沢最大の繁華街、香林坊の近くにある、赤レンガ造りの建物が印象的な文化交流館です。
明治24(1891)年に建てられた「旧第四高等中学校本館の校舎」を利用しており、館内には昔の教室を活かした休憩室や四高の資料の展示があり、有料ゾーンには石川県ゆかりの文学者の資料も展示しています。

江戸時代に一大城下町として栄えた、金沢は加賀藩ゆかりの史跡がいっぱいです

伝統とモダンが融合した加賀百万石の城下町の金沢。
城下町の歴史を体感しながらゆっくり散策するのにピッタリの観光地です。
今回ご紹介した以外にも、江戸時代に開設された金沢市民の台所「近江町市場」、小ぢんまりと庶民的な雰囲気を色濃く残すにし茶屋街などまだまだ歴史的な観光地がたくさんあります。
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