ローマ在住者が伝授!「フォロ・ロマーノ」の観光完璧ガイド

年間、600万人の観光客がやって来る「フォロ・ロマーノ」。「コロッセオ」や「カンピドーリオの丘」、「パラティーノの丘」と並んで、古代ローマ遺跡では最も人気の高いスポットです。1980年に、「ローマ歴史地区」の一部として世界遺産にも登録された「フォロ・ロマーノ」。紀元前にまでさかのぼる「フォロ・ロマーノ」の歴史を見ていきましょう。

「フォロ・ロマーノ」の歴史

 

「フォロ・ロマーノ」の歴史

「フォロ・ロマーノ」というイタリア語で言われても、ピンと来ないのが実情。
その意味は?歴史は?「フォロ・ロマーノ」見学の前に、ざっとおさらいをしてみましょう。

「フォロ・ロマーノ」とはどんな意味?

 

「フォロ・ロマーノ」とはどんな意味?

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「フォロ・ロマーノ」はイタリア語、古代ローマの公用語であるラテン語では「フォルム・ロマヌム」という名称です。
「ローマの公共広場」という意味で、このあたりが古代ローマ時代の街の中心であったことを示しています。

実際、「フォロ・ロマーノ」には、政治の中枢である「元老院」、商業の中心である「商取引の市場」、法の中心である「裁判所」などがあり、市民集会もよく開かれていたそうです。

「フォロ・ロマーノ」はいつごろできたの?

 

「フォロ・ロマーノ」はいつごろできたの?

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「フォロ・ロマーノ」があるあたりは、古代は湿地帯で人が住みにくい場所でした。
そこに人が集まり始めたのは、紀元前10世紀から紀元前7世紀頃といわれています。

ロムルスによるローマ建国は紀元前753年、紀元前6世紀には「カンピドーリオの丘」や「パラティーノの丘」に挟まれた「フォロ・ロマーノ」のあたりの整備が本格的に始まったもよう。

また、ローマ建国まもなくの紛争の舞台にもなりました。
ローマ建国当時、ローマ人には女性が不足していたため、同盟相手のサビーニ人の女性を強奪、怒ったサビーニ人とローマ人の闘争が「フォロ・ロマーノ」周辺で展開したこともあったようです。

紀元前6世紀には、「フォロ・ロマーノ」の辺りに下水溝が整備され、道も凝灰岩で舗装がされ、政治や商業の中心となる広場が作られるように。
また、現在まで残る「ヴィア・サクラ(聖なる道の意)」も起源は紀元前6世紀。

やがて、王政ローマの特徴であった「政治集会」が「フォロ・ロマーノ」で開催されるようになります。

また、ローマが共和制に移行する紀元前5世紀には、「フォロ・ロマーノ」内にローマ人の神たちに捧げる神殿が次々に建設されます。

紀元前210年、「フォロ・ロマーノ」を大規模な火事が襲い、神殿や牢獄、数々の宮殿も焼失。

独裁者と呼ばれたスッラにより、カンピドーリオのある西側から再整備が進められ、その後ユリウス・カエサル、初代皇帝アウグストゥスにより「フォロ・ロマーノ」は完成。
その後も、歴代の皇帝たちが増築改築修復を繰り返します。

西ローマ帝国が滅亡すると、「フォロ・ロマーノ」は放置され、ルネサンスの時代には数々の宮殿建設の資材として使用される運命に。

20世紀の前半には、ムッソリーニによって「フォーリ・インペリアーリ通り」が敷設され、「フォロ・ロマーノ」は北と南に分断されることになりました。

「フォロ・ロマーノ」へのアクセス、チケット購入方法は?

 


いざ「フォロ・ロマーノ」を見学、となると気になるのはアクセス方法や切符の買い方。
時間を無駄にしないように、さらっとおさらいです。

「フォロ・ロマーノ」へのアクセスと料金

 

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「フォロ・ロマーノ」に行くのに最もわかりやすいのは、地下鉄B線「コロッセオ」駅で下車すること。

駅を出ると、目の前に「コロッセオ」がそびえています。

駅から右にまっすぐ伸びている道が「フォーリ・インペリアーリ通り」。
この通り沿いに、「フォロ・ロマーノ」入口があります。

そのほかバスは、

75番、81番、673番、175番、204番

トラムは3番が、「コロッセオ」前の停留所で停車します。

「フォロ・ロマーノ」入場料は12ユーロ。

「コロッセオ」「フォロ・ロマーノ」「パラティーノ」の共通券で、2日間有効です。

「コロッセオ」の切符売り場はかなり混み合っていますが、「フォロ・ロマーノ」と「パラティーノ」はそれほど待たずに切符は購入可。

しかし心配な方は、オンライン予約がおすすめ。

入場料12ユーロに予約料2ユーロが加算されます。

また、毎月第一日曜日は入場料が無料。

混み合う「コロッセオ」は無理でも、敷地が広い「フォロ・ロマーノ」と「パラティーノ」は入場料無料でもゆっくり見学できるかもしれませんよ。

「フォロ・ロマーノ」の見学時間

 

「フォロ・ロマーノ」の見学時間

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「フォロ・ロマーノ」は、屋根があるところが少なく、雨の日や真夏日は見学が困難です。

見学時間も季節によって変わりますので、ご注意ください。

開場時間

1月2日-2月15日  8:30-16:30

2月16日-3月15日 8:30-17:00

3月16日から3月の最終土曜日 8:30-17:30

(3月の最終末はイタリアは夏時間に変わりますのでご注意ください)

3月の最終日曜日から8月31日 8:30-19:15

9月1日-9月30日  8:30-19:00

10月最終日曜日から12月31日  8:30-16:30

フォロ・ロマーノの住所・アクセスや営業時間など

名称 フォロ・ロマーノ
名称(英語) Foro Romano
住所 Via della Salara Vecchia, 5/6, Roma
営業時間・開場時間 8:30-19:15(3/25-8/31), 8:30-17:00(2/16-3/15), 8:30-19:00(9/1-9/30), 8:30-18:30(10/1-10/27), 8:30-16:30(10/28-2/15)
利用料金や入場料 一般12ユーロ(コロッセオ,パラティーノとの共通券)
参考サイト http://www.coopculture.it/en/ticket.cfm?office=Foro%20Romano%20e%20Palatino&id=4
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

「フォロ・ロマーノ」について知ろう

 

「フォロ・ロマーノ」について知ろう

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ただ漫然と遺跡を見ていてもつまらない。
どんな建物があり、なにに使われていたのか、「フォロ・ロマーノ」を勉強してみましょう。

「フォロ・ロマーノ」内にはどんな建物や施設があったの?

 

「フォロ・ロマーノ」内にはどんな建物や施設があったの?

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古代ローマの技術力を実感できるさまざまな建物の遺跡を、見学順路に沿って見ていきましょう。
見学時間は、最短でも1時間は見ておくのが無難です。

#1 「アントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿」

 

「フォーリ・インペリアーリ通り」の入口からはいってまず目に入ってくるのが、古代の神殿と中世の教会が一体化したような「アントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿」。

アントニヌス・ピウスは、五賢帝の4番目の皇帝で、「ピウス(慈悲深い」」というあだ名がついていることでもわかるように、大変紳士的な皇帝でした。
妻のファウスティナとは非常に仲が良く、140年にファウスティナが亡くなるとアントニヌス・ピウスは大変悲しみ、彼女に捧げる神殿を建設します。

高さが17メートルもある円柱が特徴のこの神殿に、161年に亡くなった夫のアントニヌス・ピウスも祀られました。

7世紀から11世紀にかけて、この神殿はキリスト教の教会となります。

「サン・ロレンツォ・イン・ミランダ・ダル・フォーロ教会」と名づけられているのは、聖人のロレンツォがここで殉教したという伝説があるからだそうです。

#2 「凱旋門」まで伸びる「聖なる道」

 

「アントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿」からその先に見える「凱旋門」をつなぐのが「聖なる道(ヴィア・サクラ)」。

ローマの創始者ロムルスが、サビーニ族との戦争の終結を祝って名づけたと言われていて、カンピドーリオの丘からコロッセオまで続く道でした。

歴代の皇帝たちの凱旋式を行った通りとしても有名な道。

#3 バジリカ・アエミリア(公会堂)

 

「アントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿」の隣にあるのが「バジリカ・アエミリア」。

数々の執政官を輩出したローマの名門貴族アエミリウス家の名前を取って、「バジリカ・アエミリア」と呼ばれる公会堂あとです。
実際、アエミリウス家の当主たちがその建築に力を注ぎました。

横100メートル、縦30メートルの広さがあった公会堂は、最初の建物が紀元前210年頃に建てられました。
集会を行うホールや、商業取引の場として使用されたほか、商業施設も入っていたようです。

紀元前14年に、初代皇帝アウグストゥスにより再建され、その後も改装修復が行われました。

西暦22年の改装のあとの「公会堂」について、古代ローマ時代の博物学者プリニウスは「ローマで最も美しい建物」と述べています。

410年のローマ略奪のさいに焼失。

#4 ローマ帝国の中枢「元老院議事堂」

 

西洋史に詳しくない方でも、「元老院」という言葉はご存じではないでしょうか。

ローマの貴族階級や属州の有力者たちが集った場所です。

古代ローマの政治の中心であった「元老院議事堂」。
私たちが「フォロ・ロマーノ」で目にすることができる「元老院議事堂」は、ユリウス・カエサルが紀元前44年頃に改築したものと伝えられています。

実際に目にすると、「こんなに狭いの?」と思うかたも多いかもしれません。

屋根や壁の一部は、中世には教会として使用されていたために修復されたものです。

ここで元老院たちが議論を交わし、ローマという大国の方針が決定されたのだと想像するとわくわくしますね。

#5 セプティミウス・セウェルスの凱旋門

 

「元老院議事堂」の前に建つのが「セプティミウス・セウェルスの凱旋門」。

「フォロ・ロマーノ」の遺跡のなかでもひときわ目立つ建築物です。

建設されたのは202年。
パルティア戦争の勝利を記念し、ローマの元老院がセプティミウス・セウェルス帝とその二人の息子カラカッラとゲタに贈った凱旋門です。

セプティミウス・セウェルスが亡くなったあと、共同皇帝として即位したカラカッラとゲタですが、212年にカラカッラは弟のゲタを暗殺。
凱旋門に彫られたゲタに関する場面はすべて削り取られています。

コロッセオを挟んで「フォロ・ロマーノ」の反対側にある「コンスタンティヌスの凱旋門」は、「セプティミウス・セウェルスの凱旋門」の影響を濃く受けて315年に建設されました。

#6 タブラリウム(公文書館)

 

「法律」をことのほか重要視したローマ人たちが法律や公的文書を保管した建物。

現在まで残るのは、紀元前78年に当時の執政官によって建てられたものです。

「タブラリウム」の上部に、ルネサンスの時代に現在の市役所となる宮殿を設計したのがミケランジェロ。

カピトリーノの丘に向かう斜面に三層で建設されており、現在はカピトリーノ美術館から「タブラリウム」の2階部分を見学できます。

#7 ローマの国庫が置かれていた「サートゥルヌスの神殿」

 

「公文書館」からUターンして南側にまわります。

まず目にするのは、「フォロ・ロマーノ」の西に位置していた「サートゥルヌスの神殿」。
サートゥルヌスは農耕の神で、毎年12月17日から23日まで行われるサートゥルヌスに捧げる祭りをローマ市民は楽しみにしていました。

「サートゥルヌス」に捧げられた神殿の創建は、紀元前497年。
権力者たちによって改築や修復が繰り返され、現在目にするものは3世紀後半に建てられたものの遺構です。

古代ローマ時代には、神殿として神を祀るだけではなく、国庫が置かれ元老院で決議された法文なども保管された非常に重要な建物でした。

#8 ユリウス・カエサルが建てた「バジリカ・ユリア」

 

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ユリウス・カエサルが、紀元前54年頃から建設を始めた公会堂「バジリカ・ユリア」。

現在は土台部分しか見ることができません。

民事裁判所としても使用を主にしていましたが、内部には集会所や食堂、官公庁の事務所もいくつか存在した多目的建築物でした。

ユリウス・カエサルが紀元前44年になくなると、あとを継いだ初代皇帝アウグストゥスがその建築を受けつぎ建物を完成させました。

#9 3本の柱だけが残る「カストルとポルックス神殿」

 

「バジリカ・ユリア」の隣にある3本の円柱が、「カストルとポルックス神殿」。

カストルとポルックスは、それぞれ馬術と剣術に優れたギリシア神話の英雄でした。
まだ王政時代のローマの戦争で、カストルとポルックスがローマを助けるために登場したという伝説もあるのだとか。

神殿の創建は紀元前484年。

紀元前2世紀頃から、「カストルとポルックスの神殿」は、元老院議員たちの会議の場として使用され、また神殿前の階段は演説にも使われるなど、公的な役割も果たしてきた神殿です。

現在残っている柱は、2代皇帝ティベリウスが再建したものの一部。

#10 死後に神格化された「カエサル」の神殿

 

「ユリウス・カエサルが火葬された場所」という説明が残る不思議な建物がありますが、そこに「カエサルの神殿」がありました。
死後に神格化された人物は、ローマを建国したロムルスに次いでユリウス・カエサルが二人目。

後に初代皇帝となるアウグストゥスは、ローマの全権を掌握するきっかけとなるアクティウムの海戦後、養父であったカエサルの神格化を決定し、「カエサルの神殿」を建設したのです。

#11 聖域であった「ヴェスタの神殿」

 

「フォロ・ロマーノ」のなかでも最も古い歴史を持つといわれるのが「ヴェスタの神殿」。

伝説によると、その建設を命じたのは紀元前7世紀に生きたローマの二代目の王ヌマであったといわれています。

「神聖な火」を守る6人巫女たちは、純潔であることを誓わされ、誓いを破ると厳刑に処されました。

貴族階級であった女性たちの中から選ばれた巫女たちは、ローマの市民や権力者の尊崇を受け社会的地位も非常に高かったそうです。

火事で損傷を受けるたびに再建されてきましたが、392年にローマ帝国内でキリスト教以外の宗教が禁止されると、「ヴェスタの神殿」の「神聖な火」も消されその機能を失いました。

寺院が円形であったことがわずかにわかる程度の遺構が、現在も残っています。

#12 聖なる女性たちの住居「ヴェスタの巫女たちの家」

 

ローマ社会の中でもとくに高い身分とされていた「ヴェスタの巫女」たち。

彼女たちが普段生活をしていたのが、「ヴェスタの神殿」と隣接する建物です。

「巫女たちの家」は、紀元前2世紀頃から建てられていたようですが、当初はそれほど大きな規模ではありませんでした。

初代皇帝であったアウグストゥスは神祇官も兼ねていたため、彼の奉献で紀元前12年に大規模で豪奢な「巫女たちの家」が建設されました。

現在目にすることができる「巫女たちの家」は、19世紀後半の発掘で発見されたもので、おそらくトライアヌス帝時代に建設されたもの。

392年にキリスト教以外の宗教が禁止されると、「巫女たちの家」はローマ皇帝の所有となり、後にはキリスト教初期のローマ法王が住居となったこともあります。

#13 謎が残る「ロムルスの神殿」

 

「巫女たちの家」の向かい側、「アントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿」と「マクセンティウスのバジリカ」に挟まれている丸い建物が「ロムルスの神殿」。

「ロムルス」と聞くと、我々はローマ建国の父ロムルスを思い出しますが、この神殿に祀られているのは4世紀初期の皇帝マクセンティウスの息子ロムルスです。
父に先だって早世したこの息子を神格化し、父マクセンティウスが建てた宮殿と言われています。
もともと、この場所には「平和の神殿」があったのだとか。

しかし、宮殿建設中にマクセンティウスは「ミルウィウス橋の戦い」でコンスタンティヌスに敗れて戦死。

コンスタンティヌス帝の時代に完成した神殿は、実は元老院からコンスタンティヌス帝へ捧げられたものという説もあります。

6世紀には、医師たちの守護聖人である双子のコズマとダミアーノの名を冠した教会になりました。

#14 その巨大さに圧倒される「マクセンティウスのバジリカ」

 

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「ロムルスの神殿」の隣にある、とんでもなく大きな建築物が「マクセンティウスのバジリカ」。

マクセンティウス帝が失脚したあとは、コンスタンティヌス大帝があとを継いで完成させたため「マクセンティウスとコンスタンティヌスのバジリカ」とも呼ばれています。

308年頃から建設が始まった「マクセンティウスのバジリカ」が建てられた場所には、もともと1世紀にドミティアヌス帝が建設した建物があったそうです。

「マクセンティウスのバジリカ」は、奥行65メートル、横幅100メートル、天井までの高さが25メートルという強大な建築物でした。
屋根までの高さを加えると、35メートルもあったのだとか。
裁判に関する事務所として使用されていたもよう。

茶色が目立つ建物ですが、本来は白色であったそうです。

ルネサンスの時代に、ローマの宮殿や教会の建築のために「マクセンティウスのバジリカ」からは柱や装飾が取り外されてしまいました。

また、バジリカの南側は847年の地震で倒壊してしまったので、現在目にすることができるのは建物の北側部分ということになります。

コンスタンティヌス大帝は、このバジリカに自分の巨大な彫刻を設置したと言われ、その一部がカピトリーノ美術館で見ることができます。
教科書にもよく登場する、目が異様に大きいあの彫刻です。
頭の部分だけで2,5メートルもあります。

1960年のローマオリンピックでは、レスリングの試合がこの「マクセンティウスのバジリカ」で開催されました。

#15 ローマ市民に人気のあった皇帝ティトゥスの「凱旋門」

 

ティトゥス帝は、父ヴェシパシアヌス帝とともにユダヤ戦争を戦い、父の死後皇帝となったもののわずか2年で亡くなった皇帝。

わずか2年の帝位であってもティトゥス帝の人気は高く、弟でティトゥス帝のあとを次いだドミティアヌス帝によってその死の直後、西暦81年から凱旋門の建設がはじまりました。
ユダヤ戦役の勝利を称えるため、というのがその理由です。
高さは約15メートル、幅は13メートル。

中世の時代には、「ティトゥス帝の凱旋門」はローマ貴族たちの抗争に利用され、要塞となっていたこともあります。

ルネサンスの法王たちによって修復が進められ、現在までその姿を残している「凱旋門」。
古代ローマ時代の凱旋式の様子が美しいレリーフで施されています。
後世に作られる「凱旋門」のモデルとなったことでも有名。

2015年には、「チルコ・マッシモ」からティトゥス帝に捧げられたもうひとつの凱旋門の遺構が見つかって話題になりました。

「フォロ・ロマーノ」からアクセス可能な見学地

 

「フォロ・ロマーノ」からアクセス可能な見学地

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「フォロ・ロマーノ」周辺には、古代ローマ時代の遺跡がたくさん残っています。
一日を古代ローマの遺跡の見学に費やすのも、きっと良い刺激になりますよ!

ローマの観光地のなかでは人気ナンバーワン「コロッセオ」

 

ローマの観光地のなかでは人気ナンバーワン「コロッセオ」

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数あるローマの見どころのなかでも観光客の人気ナンバーワン、それが「コロッセオ」。

西暦80年に完成した巨大な競技場は、ローマの皇帝たちがローマ市民に提供する「娯楽」のシンボルでもありました。
楕円形の競技場は、それぞれの直径が188メートル×156メートル。

5万人以上の観衆を収容した競技場では、剣闘士たちや動物の戦いが繰り広げられ、ローマ市民を熱狂させました。

映画「グラディエーター」にも登場した、古代ローマの最も著名な遺跡です。

「フォロ・ロマーノ」の入場券で「コロッセオ」も見学可能。

ただし、「コロッセオ」は人気の遺跡だけあって混み合います。

見学時間をよく考慮しましょう。

コロッセオの住所・アクセスや営業時間など

名称 コロッセオ
名称(英語) Colosseum
住所 Piazza del Colosseo, 1, 00184 Roma
営業時間・開場時間 8:30-19:15(3/25-8/31), 8:30-17:00(2/16-3/15), 8:30-19:00(9/1-9/30), 8:30-18:30(10/1-10/27), 8:30-16:30(10/28-2/15)
利用料金や入場料 12ユーロ{フォロ・ロマーノ,パラティーノと共通) 17歳以下無料
参考サイト http://archeoroma.beniculturali.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ローマ皇帝たちの居住区「パラティーノの丘」

 

「パラティーノ丘」も、「フォロ・ロマーノ」のチケットと共通券になっています。

「フォロ・ロマーノ」から「チェリオ・ヴィベンナ通り」を歩いたところに、「パラティーノの丘」の入口があります。

ローマ建国の父ロムルス、共和国時代の著名な貴族、アウグストゥスをはじめとする歴代皇帝たちはこの丘に居を構えていました。
数々の遺跡が緑の中に残り、遺跡見学だけではなく散策も楽しめる「パラティーノの丘」。
「チルコ・マッシモ」に面して建っていた皇帝たちの宮殿跡は、遺跡からもその豪奢を感じることができます。

また、ルネサンスの時代になるとパラティーノの丘の自然を愛する貴族が美しい庭園を設計しており、ティベリウス帝の宮殿の上にその庭園を見ることができます。

「パラティーノの丘」もそれほど混み合うことはありませんので、ゆっくりのんびりローマを楽しみたい方にはおすすめ。

パラティーノの丘の住所・アクセスや営業時間など

名称 パラティーノの丘
名称(英語) Palatino
住所 Via di San Gregorio, 30, 00186 Roma
営業時間・開場時間 8:30-19:15(3/25-8/31), 8:30-17:00(2/16-3/15), 8:30-19:00(9/1-9/30), 8:30-18:30(10/1-10/27), 8:30-16:30(10/28-2/15)
利用料金や入場料 12ユーロ(コロッセオ, フォロ・ロマーノと共通)
参考サイト http://www.turismoroma.it/cosa-fare/palatino?lang=en
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ゆっくり見学できる「トライアヌス帝の市場」

 

ゆっくり見学できる「トライアヌス帝の市場」

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人類史上初の「ショッピングセンター」ともいわれる「トライアヌス帝の市場」。
「フォロ・ロマーノ」とは、「フォーリ・インペリアーリ通り」を挟んだ反対側にあります。

「フォロ・ロマーノ」がある「フォーリ・インペリアーリ通り」からも、「トライアヌス帝の市場」を見ることができます。

とくにその美しさでは定評がある「トライアヌス帝の円柱」は、「フォーリ・インペリアーリ通り」からじっくりと鑑賞可能。

しかし、古代ローマ人の気分になって「トライアヌス帝の市場」を歩いてみたい人は、ナツィオナーレ通りにある入口から入場しましょう。

西暦100年頃に、五賢帝の一人トライアヌス帝によって建設された商業施設が「トライアヌス帝の市場」と呼ばれるものです。
クィリナーレの丘の斜面を利用して建設された市場は、緩い曲線を描くように設計されていて、古代ローマ時代の生活を実感できる遺跡のひとつ。
商店街となっていた店舗の大きさなど、当時の生活がよくわかります。

見学者も多くないため、心ゆくまでゆっくり鑑賞できるのが「トライアヌス帝の市場」のよいところ。

入場料は13ユーロ。

遺跡内にある「フォーリ・インペリアーリ博物館」と開催中の展示会も見学可能。

オンライン予約の場合には、予約料が1ユーロかかります。

日本語の表記もありますので、下記をご覧ください。

開館時間は9時半から19時半まで。

ただし、チケットの販売は閉館1時間前で終了します。

トライアヌス帝の市場の住所・アクセスや営業時間など

名称 トライアヌス帝の市場
名称(英語) Mercati di Traiano. Museo dei Fori Imperiali
住所 Via Quattro Novembre, 94, 00187 Roma
営業時間・開場時間 9:30−19:30
利用料金や入場料 大人13ユーロ 減免10ユーロ
参考サイト http://www.mercatiditraiano.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

「フォロ・ロマーノ」周辺で食べる!

 

「フォロ・ロマーノ」を歩き、疲れてしまったらエネルギー補給!「フォロ・ロマーノ」周辺のレストランをご紹介いたします。

1894年創業「タベルナ・デイ・クアランタ」

 

「コロッセオ」から「クラウディア通り」に入り番地「40番」のところにあるのが「タベルナ・デイ・クアランタ」。

1894年創業のこの庶民的なレストランでは、リーズナブルな値段でローマの郷土料理やレストランのオリジナルメニューを楽しむことができます。

金曜日には、ほかの日にはない魚介メニューも登場。
量も豊富なので、観光で歩き回って胃の中が空っぽという人も満足できるレストランです。

コロッセオから徒歩で3分

タベルナ・デイ・クアランタの住所・アクセスや営業時間など

名称 タベルナ・デイ・クアランタ
名称(英語) Taverna dei Quaranta
住所 Via Claudia, 24, 00184 Roma
営業時間・開場時間 12:00−15:30, 18:00−24:00
利用料金や入場料 予算20ユーロ〜
参考サイト http://www.tavernadeiquaranta.com/en/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

おいしいピッツァを食べるのなら「ルッツィ」

 

「コロッセオ」から「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ通り」を5分ほど歩いたところにある「ルッツィ」。

パスタやお肉料理だけではなく、本格的なピッツァも味わえるお店です。
本格的なローマ料理は地元の人たちにも大人気。
値段と料理の質も、観光地とは思えないと評判です。

ホームページがないので、予約したい方はこちらを参照に。

LUZZI

Via di San Giovanni in Laterano, 88

TEL 06 709 6332

ルッツィの住所・アクセスや営業時間など

名称 ルッツィ
名称(英語) LUZZI
住所 Via di San Giovanni in Laterano, 88
営業時間・開場時間 12:00−24:00 水曜定休
利用料金や入場料 予算10ユーロ〜
参考サイト http://www.trattorialuzzi.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

おしゃれな雰囲気のなかで食事をしたい方には「カフェ・プロパガンダ」

 

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"Hotel Avanguardia", in collaborazione con Velier, proporrà ai suoi viaggiatori la scoperta di un distillato diverso ogni mese: tutti i martedì e mercoledì un “viaggio gustativo” per riportare alla luce i sapori senza tempo. L'obiettivo è quello di trasformare i “bevitori” frettolosi in palati adulti e consapevoli del bere facendo loro degustare distillati purissimi ? Aprile sarà interamente dedicato al Whisky nipponico: il Nikka. Pronti per la degustazione? Per info e prenotazioni: ☎ 06 9453 4255 ? info@caffepropaganda.it #Caffèpropaganda #viaClaudia15 #Roma #Colosseo #hotelavanguardia #Velier #Nikka #whisky #whiskylover #drink #aprile #drinkinrome #picoftheday #deguatazione #igers #bestplace #rome #nikkawhisky #coffeygrain #yoichi #miyagikyo #singlemalt #instamoment

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2011年に開業以来、大人気のレストラン「カフェ・プロパガンダ」。

インテリアデザインもシックな店内で、ローマの郷土料理をはじめ、盛りつけも洗練されたさまざまな料理を味わえます。

お値段は少し高めですが、優雅な雰囲気でゆっくりと食事をしたい方にお薦めです。

カフェ・プロパガンダの住所・アクセスや営業時間など

名称 カフェ・プロパガンダ
名称(英語) Caffè Propaganda
住所 Via Claudia, 15, 00184 Roma
営業時間・開場時間 12:00−翌2:00
利用料金や入場料 予算20ユーロ〜
参考サイト http://www.caffepropaganda.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ジェラートを食べるならここ「フロール」

 

「フォロ・ロマーノ」から、「カヴール通り」を歩いて5分ほどのところにある「フロール」。

2011年に、ジェラートを心から愛する二人の創業者によって開業、またたくまに人気のお店の仲間入りをしました。
かわいらしい内装とジェラートの鮮やかなカラーが美しいお店です。

素材の味をしっかり伝えるジェラートも人気ですが、ブリオッシュとともに食べるジェラート、フローズンヨーグルト、クレープ、などなどスイーツに目がない若い女性たちが喜ぶメニューが盛りだくさん。

日ざしが強いローマで、ぜひおいしいジェラートを楽しんでみてください。

フロールの住所・アクセスや営業時間など

名称 フロール
名称(英語) FLOR Gelato
住所 Via Cavour, 337, 00184 Roma
営業時間・開場時間 10:00−23:00(金-日は24:00まで)
利用料金や入場料 ジェラート4.50ユーロ〜
参考サイト http://www.gelatiflor.com/site/?lang=en
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古代ローマ人たちの夢のあと「フォロ・ロマーノ」

 

古代ローマ人たちの夢のあと「フォロ・ロマーノ」

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一千年の歴史を誇る古代ローマ、その大国の中心にあったのが「フォロ・ロマーノ」です。

法や技術力、政治力、軍事力を駆使し、現在の英国からアフリカにいたるまでの大国を築いたローマは、歴史の中でもまれに見る長寿国でした。
その中枢にあった「フォロ・ロマーノ」で、執政官や皇帝たちが国や国民を守るために議論を闘わせ、決議を下し、戦争から戻れば凱旋式を行っていたのです。

私たちが現在目にする遺跡の一つ一つにも、そうした過去に生きた人々の思いが眠っていることを感じながら、長い歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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出発地

目的地

大人 子供 幼児

大人:ご搭乗時の年齢が11歳以上、子供:11歳未満 幼児:2歳未満