絶景の蘇洞門と海の小浜 小京都・若狭小浜(前編) 

古くから中国や朝鮮、そして北前船(きたまえぶね)など多くの船が着く「海の玄関」として栄えてきた福井県小浜市。ここから奈良や京の都へ、多くの人とモノと文化が往き来してきました。

そんな小浜(おばま)の海の玄関口にあるのが「蘇洞門(そとも)」と言われる、日本海の荒波が幾千年もかけて創り出した奇岩・洞窟・断崖と、断崖から流れ落ちる滝などが6kmも続いている景勝地です。

今回は小京都・若狭小浜の海の絶景を楽しみましょう。(後編は、こちらから

出発は田烏の棚田とワカメ

まず向かったのは小浜市の東端に位置する田烏(たがらす)。
棚田と青い海と魚港の風景がピッたりマッチしていてキレイ、と聞いていました。
そろそろ田植えが始まったころかなと思い、寄ることに。

「流れの速いところでないと、おいしいワカメは採れない。
もう今年のワカメ漁はおしまいだ。」とは、田烏港の「民宿孫六」の店先でワカメを干している方。

97703:

撮影:榊

こんにちは、大阪から滋賀県高島市朽木小川(こがわ)に移住して20年になる榊 始(iti)と、妻(ご人)です。

案内する若狭小浜は、朽木小川を通る古くからの「鯖の道」の出発点である、おにゅう峠を超えた山向こうの町。

小浜、私は若狭湾の穏やかできれいな海に、ご人は新鮮な日本海の魚が安く買えるのに惹かれてよく訪れる場所です。

小浜の絶景ポイントは多い。
そこで、前編は海の小浜、後編は小京都と歴史の小浜に分けてご案内します。

#1  田烏の港とワカメ

97704: 田烏の港とワカメ

撮影:榊

田烏の漁村に到着しました。
棚田はどこかな?とキョロキョロ。
道路際でワカメ干しの作業をしている方に道を聞きます。

#2 田植え準備で水が張られた棚田

97705:田植え準備で水が張られた棚田

撮影:榊

集落から海岸線をチョイ上がって国道162号に出たすぐのところに、海に向かって棚田が広がっています。

#3 代搔き中の棚田

97706:代搔き中の棚田

撮影:榊

棚田には水が張られて、田植えの準備で代かきの最中です。
丁度、手押しの耕運機で代かきをしている方が。

「写真、撮ってもイイですか?」と声をかけ、「OK」を貰ったので、日本の原風景のデジカメショットを。

5月20日(土)には、田んぼの畔にローソクを灯す「棚田キャンドル」というイベントが開催されるそうです。

田烏の棚田の住所・アクセスや営業時間など

名称 田烏の棚田
住所 福井県小浜市田烏
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.its-mo.com/c/%E7%94%B0%E7%83%8F%E3%81%AE%E6%A3%9A%E7%94%B0/KNK_ZPOI%2C00000000000002894088/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

エンゼルラインは内外海半島(うちとみはんとう)を縫って走る

田烏から国道162号を小浜市内方面に向かって走り、阿納トンネルを抜けてすぐの信号を右折すると県道107号へ入ります。

少し走ると「マリンステーション小浜」が。
そこを右に上る道がエンゼルラインです。

#4 右に左に小浜湾と宇久湾・若狭湾の風景を楽しむ

97707:右に左に小浜湾と宇久湾・若狭湾の風景を楽しむ

撮影:榊

写真は小浜湾です。
遠くに小浜の市街が見えます。

エンゼルラインは、クネクネと曲がりくねった急坂。
ただ、2車線で離合には困りません。

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撮影:榊

宇久湾方面を見た眺めです。

このように、木々の合間に、左に小浜湾、右に宇久湾と若狭湾の善望が楽しめ、運転手以外は大満足できること受け合い。

#5 折り返し地点「久須夜ヶ岳」の展望台

97709:折り返し地点「久須夜ヶ岳」の展望台

撮影:榊

ここでようやく運転手の私も若狭湾の絶景が楽しめました。

半島のこちら側は宇久湾、その向こうに広がるのは若狭湾です。

広々とした駐車場には、何十台もサイクリング車が並んでいて、みなさんゴロンとなって休憩していましたよ。
そりゃ、海岸から600m近い標高まで、急勾配のクネクネ道を上って来たんでしょうしネ。

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撮影:榊

はるか彼方には越前海岸まで望めます。
海と空と山の青が一つになってしまいました。

これから向かう有名な絶景「蘇洞門」の絶壁はこの内外海半島の先端部にあります。

エンゼルラインの住所・アクセスや営業時間など

名称 エンゼルライン
住所 福井県小浜市若狭
営業時間・開場時間 7:00−19:00 冬季閉鎖
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://wakasa-obama.jp/TouristAttract/TouristAttractDetail.php?53
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

若狭小浜お魚センターで若狭の魚をゲット

フィッシャーマンズ・ワーフにようやくたどり着きました。
駐車場、ひる時のせいもあるのか、ほぼ満車状態。

まずはフィッシャーマンズ・ワーフの向いにある「若狭小浜お魚センター」をのぞきます。

#6 新鮮でおいしい若狭小浜の魚センター

97712:新鮮でおいしい若狭小浜の魚センター

撮影:榊

ここは朝採れた新鮮な魚や、一夜干しにした魚を売っているのですが、センターは朝早いので到着した12時過ぎにはもう閉まりかけの店も。

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撮影:榊

また、一箱売りが殆どなので、二人住まいにはチョッと多すぎ。

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撮影:榊

でも、ここの一夜干しは、本当においしい。

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撮影:榊

ご人も今日の夕食用にゲット。

ここの食堂でひるメシをと思ったんですが、行列ができていたので、残念ながらパス。

若狭小浜お魚センターの住所・アクセスや営業時間など

名称 若狭小浜お魚センター
住所 福井県小浜市川崎2−5−1
営業時間・開場時間 7:00−売り切れ次第終了
利用料金や入場料 七輪焼き広場:大人300円 子供100円
参考サイト http://wakasa-obama.jp/Food/foodDetail.php?85
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若狭フィッシャーマンズ・ワーフから始まる断崖美を楽しむ旅

「蘇洞門めぐり」の出発は13時。

その前に、フィッシャーマンズ・ワーフの中にある海鮮にぎりコーナーで買ってから、味噌汁サービ付き(無料)で、備え付けのテーブルで腹ごしらえを。

若狭フィッシャーマンズ・ワーフの住所・アクセスや営業時間など

名称 若狭フィッシャーマンズ・ワーフ
住所 福井県小浜市川崎1丁目3−2
営業時間・開場時間 8:30−17:00(夏期) 9:00−17:00(冬期)
利用料金や入場料 店舗・施設による
参考サイト http://www.wakasa-fishermans.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

#7 いよいよ絶景の蘇洞門へ

97716:いよいよ絶景の蘇洞門へ

撮影:榊

「蘇洞門めぐり」の出発はフィッシャーマンズ・ワーフの遊覧船乗り場から。

#8 さぁ、見えてきましたヨ

97717:さぁ、見えてきましたヨ

撮影:榊

見えてきたのは蘇洞門の入り口、松が崎と三ツ岩です。

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撮影:榊

南蛮からやってきた「唐船」をつないだという唐船島です。

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撮影:榊

白糸の滝です。
年中水量がかわらないそうですよ。

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撮影:榊

有名な大門です。
この門の左にもう一つ、小門があります。

ここで遊覧船は港へと方向転換します。

#9 一路フィッシャーマンズ・ワーフへ

97721:一路フィッシャーマンズ・ワーフへ

撮影:榊

陸と反対方向を見ると、どこまでも続く海と水平線と空の青。

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撮影:榊

絶景を振り返りながら名残を惜しみます。

波も穏やかで、青空と日本海、そして聳え立つ奇岩の海岸線を堪能する、50分でした。

蘇洞門めぐりの住所・アクセスや営業時間など

名称 蘇洞門めぐり
住所 福井県小浜市川崎1丁目3−2
営業時間・開場時間 9:00−16:00 冬季運休
利用料金や入場料 大人2,000円 小人1.000円
参考サイト http://www.wakasa-fishermans.com/sotomo.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

最後にアクセスを

私たちは、滋賀県高島市からなので、国道367号・303号を使い、福井県に入ります。
小浜市内まではいつもなら国道27号を使うのですが、今回は小浜市田烏まで県道を走り、その後国道162号で小浜市内に入りました。

阪神方面からは舞鶴若狭道を走り、小浜市内・蘇洞門には小浜インターで下ります。
田烏の海を先に楽しむのならもう少し走り、若狭上中インターで下りましょう。

京都からは京都縦貫自動車道から綾部JCTで舞鶴若狭道に入り小浜を目指し、名古屋方面からは北陸道から敦賀JCTで舞鶴若狭道に入ります。

公共交通利用の方は、JR湖西線の近江今津駅からJRバスで小浜までが早いようですよ。

いずれも2時間半ほどで到着です。

海の若狭・小浜から

草刈りが終わり、きれいに整備された棚田と港に青い海、海と空が融和してしまったような青・碧・藍。
はるか彼方まで続く水平線に穏やかな海と切り立った海岸線。
今回は海の若狭を堪能しました。

こんな絶景続きの若狭湾、小浜に旅してみませんか?

後編は、こちらから