【留学フィンランドの大学院留学って何が学べる?費用は?快適?

皆さんは、北欧の教育レベルは世界でもトップレベルだとご存知でしたか? 中でもフィンランドは世界教育水準ランキングで1位に君臨する程質の高い教育が受けられる国。日本でも北欧雑貨や家具などは非常に人気が高いですよね。今回はそんなフィンランドの大学院留学について、お話させて戴こうと思います。

自然が豊かな「フィンランド」

自然が豊かな「フィンランド」

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皆さんは「フィンランド」と聞いて、何を想像されるでしょうか。
壮大なオーロラに、美しいフィヨルド。
景色の荘厳さは世界中のどの国にも引けを取りません。
また、もしかしたら北欧のひとつということで、冬は寒いというイメージもあるかもしれませんね。
大学院留学をするにしてもその国について基本情報程度は知っておかなければなりませんから、まずはフィンランドという国について以下ご紹介です。

ロシアのすぐそば!フィンランドの「人口・面積」

フィンランドは北欧、つまりヨーロッパの北東に位置する小さな国です。
面積は33万㎢程度ですから、日本を少し小さくした感じでしょうか。
そう聞いただけで親近感が湧いてきそうですね。
人口は約548万人。
面積は日本とそう変わらない大きさでありながら、人口は日本のどの都道府県よりも少ないという結果です。
なんだかのんびりとした国民性になりそうですね。

落ち着いた雰囲気で勉強に集中するには良い環境かもしれません。

バルト海の乙女・フィンランドの「首都」

フィンランドの首都は「ヘルシンキ」。
別名「バルト海の乙女」などとも呼ばれています。
近代的な街並みと美しい緑のコントラストが、訪れる者たちの目を惹き付けます。
フィンランド最大の都市ですが、街の中に公園や自然が当然のように交じっているため、安心感を与えてくれますね。
そして日本人として欠かせないのが北欧雑貨や家具の存在。
ヘルシンキでももちろんショッピングが出来ますから、留学中の息抜きにはうってつけです。

2つに設定された「公用語」

「フィンランドってそもそも何語?」と気になる方もいらっしゃるかと思います。
当然ですよね。
我々日本人は義務教育のうちから英語は習いますが、それ以外の言語には一切触れずに育ちますから。
第3言語以降は興味が無ければ知識などあるはずもありませんよね。

ここフィンランドでの公用語は、一応フィンランド語とスウェーデン語という風に設定されています。
“一応”と表記したのは、フィンランド人のほとんどは難なく英語を理解することが出来るからです。

私にも留学中やワーキングホリデー中に出来たフィンランド人の友人がいますが、ほぼネイティブと同様の英語を話します。
何故かと訊ねてみると、子どもの頃から英語のテレビ番組などが当たり前のように放映されているからとのことでした。

大学院などでも英語で行われているプログラムやコースもありますから、フィンランドの公用語が分からないからと諦める必要はありませんよ。

尊重し合い共存する「民族」

日本はほぼ日本人のみで構成されている国ですから、民族と聞くとあまりピンと来ないかもしれません。
しかし、海外では多くの国が多民族で成り立っています。
互いの文化や習慣、その全てを尊重し合って生きているのですね。

そこでフィンランドの民族はと言うと、フィンランド人はもちろんですが、その他にはスウェーデン人とサーメ人がいます。
サーメ人とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、北ラップランドという地域に住んでいる人たちのことです。
「これぞ北欧!」と思われるカラフルな伝統衣装はとても可愛らしいですよ。

勉強の傍ら、そういった国ならではの事情などを知ることが出来るのが海外留学の醍醐味ですね。

世界にも名の知れた「エンターテイメント」

フィンランドには日本人にとっては堪らない、最高のエンターテイメントが待っています。
まず、世界的に知れたサンタクロースはフィンランド出身。
雪が降りしきる中トナカイに引かれて子どもたちのもとへやって来るサンタクロースのイメージは、流石北欧ですね。

そして更にはムーミン。
これは日本にもファンが多いのではないでしょうか。
フィンランドの小説や絵本などから生まれたムーミン、実はここ、フィンランドにはムーミン谷も存在するのです。
毎年6月~8月にオープンしていることもあり、その時期になると観光客で賑わいます。
留学をするのであれば、一度は訪れておきたい場所ですね。

気を付けておきたい「治安」

海外留学をするにあたり、最も調べておかなければならないポイントのひとつは治安です。
特に日本は世界でも有数の安全な国であるため、やはり日本人は防犯意識に欠けていることもあります。

フィンランドは欧州の中では安全な方だと言われていますが、それでもスリや置き引きなどに遭わないよう気を付けたり、夜のひとり歩き、また危険な雰囲気の場所には近付かないように心掛けましょう。
危ない目に遭うと、それだけで留学生活が楽しくなくなってしまいます。

ヨーロッパは正反対の「時差」

日本とフィンランドの間には、6~7時間の時差が生じています。
何故1時間の差が出てくるのかと言うと、フィンランドはサマータイム制を取り入れているから。
サマータイムを実施している期間は6時間、それ以外の時は7時間、日本の方が進んでいます。

日本が朝になってやっとフィンランドが夜中だということを考えると、なんだか不思議な感じがしてしまいますね。
留学中には時差を気を付けなければ、誤って家族などに変な時間に電話を掛けてしまったということにもなりかねません。

長期留学で必要な「在留許可」

長期留学で必要な「在留許可」

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大学や大学院などでもし長期滞在をする場合、フィンランドではビザに値する「在留許可」を取らなければなりません。
これは3ヶ月以上の滞在となった場合のみ取得必須になってくるものですが、オンラインでも申請出来ます。
大学院に留学するときはほとんどの場合が長期滞在だと思いますから、これを忘れないように取得しておきましょう。

航空券を用意していても許可書が取れていないと留学生活をスタートすらさせられない、ということになってしまいます。
しかしオンライン申請が終わると、結局フィンランド大使館まで行かなければなりません。
全行程は手間が掛かるだけでそう難しくはありませんが、申請から到着までに少なくとも2週間強は掛かりますから、時間には余裕を持った行動をお勧めします。

物価が高い北欧。気になるフィンランドの費用は…

物価が高い北欧。気になるフィンランドの費用は…

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物価が高いと言われている北欧。
確かに私もフィンランド人の友人に聞いた話では、外食は本当にコストが掛かるからあまり出来ないというようなことを言っていました。

しかし教育水準の高い北欧の中には留学生に対しても授業費を無料にして学校を開放しているところがある程。
気になるフィンランドはどうなのでしょうか?

フィンランドはここ数年、留学生に対しても無料で学士課程・博士課程の取得を解放していましたが、2017年8月よりEU圏外、および英語プログラムを受講する学生への有料化を開始。
日本人はそのどちらもに当て嵌まることがほとんどでしょうから、きっちり学費を支払うことになるわけですね。
それも1年間で約130万円~と、元々が無料だっただけにやはり少々お高く感じてしまうところ。
海外留学で最も重要なのはお金ですから、よく考えてから決断する必要がありそうです。
また、フィンランドでは留学生のアルバイトも認められていますが、物価が高いことに変わりはありません。
生活費のことも考えなければなりませんね。

大学院で学べること

大学院で学べること

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次に、フィンランドの大学では一体何を学べるのかをお話したいと思います。
元々特定の専門分野についての勉強がしたいというところから留学先を探し始め、フィンランドに行きついた人は困らないかもしれませんが、中には「フィンランドという国に興味があって…」「ムーミンが好きで…」と、フィンランドという国を先に選んだ方もいるかと思います。
理由は何だって良いのです。
きっかけは些細なことだったにも関わらず、気が付いたらそれが自分のやりたいことになっていたというようなことも少なくありません。

そういった方にぜひお勧めしたいのは、教育学。
フィンランドが北欧の中でも特に優れた教育水準を誇る国だからというのももちろんありますが、教育というのは国民性を表しているもの。
教育を知れば、その国についても深く知ることが出来ますよ。

大学院で必要な応募資格は

大学院で必要な応募資格は

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我々は留学生としてフィンランドに渡ることになりますが、決して審査が無いというわけではありません。
フィンランドの大学院で修士課程を履修することになった場合、同じ専攻、または関連する分野での学士課程を終えている必要があります。

また、英語で開催されているプログラムやコースもありますが、スウェーデン語やフィンランド語のプログラムを受講したいという方で語学力が不足している場合は、大学院入学前に付属の語学学校などでまずは語学を勉強することになりますよ。

卒業後の進路は人それぞれ

卒業後の進路は人それぞれ

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フィンランド留学を終えても、英語圏とはまた違いますから卒業後の進路は気になるところ。
しかしこれは人それぞれです。
不安であれば留学センターなどを利用してサポートを受けたりアドバイスをもらったりするのもひとつの手。

また、中には現地でインターンシップを受けているうち気付けば現地就職をしていた、という人もいたりします。
やはり海外留学、夢は無限大ですね。
例え前例が無いことでも折角海外に飛び出すのですから、やりたいと思ったら挑戦してみましょう。

明確な目的を持って、有意義な時間を過ごそう

海外留学をするということは決して簡単なことではありません。
出発するだけでもビザや費用の問題など様々ですが、渡航後は更に多くの問題がのしかかってきます。
大学院であるなら勉強の専門性のレベルもより高くなってきますから、尚更です。
目的意識をパワーに変え、訪れる困難を乗り切って下さいね。
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