日本人のルーツがわかる!?沖縄「ガンガラーの谷」で古代人の足跡をたどる旅

wondertripをご覧の皆様、はいたーい。沖縄地元ガイドのChurakoです。

今回は沖縄本島の南城市にある「ガンガラーの谷」をご紹介します。

ガンガラーの谷は数十万年前に洞窟の天井が崩れてできた谷。

そこには約2万年前の古代人が暮らしていた鍾乳洞が今も残っていて、亜熱帯の森や鍾乳洞をガイドツアーでめぐることができます。

ツアーを通して日本人のルーツに想いを馳せることができるスポットなのです。

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1.「ガンガラーの谷」とは

98163:1.「ガンガラーの谷」とは

撮影/Churako

ガンガラーの谷は、数十万年前に鍾乳洞の天井が崩れ落ちた場所にできた谷間に広がる亜熱帯の森。
敷地内に今も残る洞窟には、古代の人類が生息していた遺跡も発見されており、現在も発掘調査が続けられている場所なのです。
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撮影/Churako

貴重な場所ということもあり、「ガンガラーの谷」に入るためには専用のガイドツアーを予約する必要があります。

空きがあれば当日ツアーに入れることもありますが、できれば予約してから行きたいところです。

ツアーは年中無休で1日4回(10:00,12:00,14:00,16:00)ですが、日によってはホームページの時間以外に臨時ツアーが出ている場合があるので、まずは問い合わせしてみてくださいね。

私が行った日も平日だったのですが、臨時の13:40のツアーがありました。

オンライン予約も可能です。

ツアーについてのQ&Aはこちら

ガンガラーの谷の住所・アクセスや営業時間など

名称 ガンガラーの谷
住所 沖縄県南城市玉城前川202
営業時間・開場時間 10:00−16:00(予約制)
利用料金や入場料 ツアー料金:大人2,200円 高校・大学生1,700円
参考サイト http://www.gangala.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

2.ガンガラーの谷へのアクセス

98165:2.ガンガラーの谷へのアクセス

撮影/Churako

ガンガラーの谷は那覇市から車で約30分程度、有名な観光名所「おきなわワールド」の向かいにあります。
公式HPに詳しくアクセス方法が載っていますのでご確認ください。

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撮影/Churako

こちらの入口の奥に駐車スペースがあります。
実はガンガラーの谷の出口は「おきなわワールド」にあるので、そちらに駐車してもOKです。
駐車料金は無料。

3.ツアー時間より早めについて「ケイブカフェ」でまったり

98167:3.ツアー時間より早めについて「ケイブカフェ」でまったり

撮影/Churako

こちらが、ツアーの出発地、ケイブ(洞窟)カフェです!

ケイブカフェはその名前の通り、琉球石灰岩からできた鍾乳洞をそのままカフェにしています。
その発想が素晴らしいですよね。

どこにもないオリジナルのカフェだと思います。

せっかくですから早目に来てここでのんびりお茶してから行きたいものです。

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撮影/Churako

ところで、琉球石灰岩が何からできているかというと、サンゴなのです。
そう、このあたり一帯は、大昔はもともと海の中だったのですね。
洞窟の中は音の反響も良いので、ここではコンサートなどのイベントも開かれることがあります。
また、結婚式を行う方もいらっしゃるとか…!

沖縄には多くのロケーションカフェがありますが、ケイブカフェもぜひ訪れるべき場所の一つだと思います。

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撮影/Churako

さて、ケイブカフェには沖縄で有名な35COFFEEさんがあります。

35COFFEEはオリジナルブレンドのコーヒーを、なんと風化した珊瑚をつかって焙煎しているという沖縄限定のコーヒーショップです。

ちなみに夏のイチオシメニューは看板にもある「南国レッドを召し上がれ」のキャッチコピーで売り出し中のハイビスカスソーダとのことでした。

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撮影/Churako

メニューは他にも、35COFFEEオリジナルのアイスもあったり、沖縄のクラフトビールもあったりして、相当悩みましたが……

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撮影/Churako

定番のホットコーヒーをオーダーしました。
スッキリとクリアな味わいです。

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撮影/Churako

珊瑚が作り出した琉球石灰岩の洞窟の中で、珊瑚で焙煎されたコーヒーを飲むという体験はここならではのもの。
ぜひ体験してみてほしいです。
暑い日にはアイスコーヒーも美味しいです!

鍾乳洞なので水滴が上から落ちてくることがあります。
私は3回程やられました(笑)

特に雨の日やその翌日は気をつけてくださいね。

その水滴が今でもこの鍾乳洞をゆっくりと育てているのです…!

ケイブカフェの住所・アクセスや営業時間など

名称 ケイブカフェ
住所 沖縄県南城市玉城前川202
営業時間・開場時間 10:00−18:00
利用料金や入場料 35コーヒー 350円 ハイビスカスソーダ 370円
参考サイト http://www.gangala.com/cave-cafe/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

4.ガンガラーの谷ツアーに出発するよ!

98173:4.ガンガラーの谷ツアーに出発するよ!

撮影/Churako

今回はガンガラーの谷ガイドの安里(あさと)さんにお世話になりました!ありがとうございます。

4-1.ツアー出発前の説明

98174:4-1.ツアー出発前の説明

撮影/Churako

さて、ツアーの出発前には点呼の後、ガイドさんから行程の解説があります。
実はガンガラーの谷は日本人のルーツかも?と言われている古代人、 “港川人”の居住跡の可能性から、現在も発掘調査が進んでいるのです。
2016年には世界最古の釣針(なんと約2万3千年前のもの)が発掘されています。

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撮影/Churako

ツアーの行程は約80分。
ずっと歩きなので、歩きやすい靴(できればスニーカー)必須です。

途中の水分補給用に「さんぴん茶(ジャスミンティーのこと。
沖縄ではもっともポピュラーな飲み物のひとつ)」が配られます。
ちゃんと冷えているのがうれしいサービスです。

それでは、ツアーに行ってきます!

4-2.谷の中を歩く

98176:4-2.谷の中を歩く

撮影/Churako

洞窟を抜けるとそこは森。

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撮影/Churako

すごく背が高い大きな竹があります!これは巨大な竹……すなわち「巨竹(きょちく)」と呼ばれているものです。
見たまんまの名称。

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撮影/Churako

確かに太い!なんと1日に数十cmも伸びることがあるとか。

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撮影/Churako

森の向こうに見える岩肌には、かつてここも鍾乳洞だったことを表す鍾乳石があります。

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撮影/Churako

あちこちに「となりのトトロ」のカサのモチーフになったといわれるクワズイモが。

とりあえずお約束的にしゃがんでみます。

ちなみに名前の通りクワズイモは食べられないイモです。
死にはしませんが、口がしびれてとんでもないことになるそうな。

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撮影/Churako

もちろんガジュマルもそこかしこに生えています。

根っこの下をくぐりながら進みますよ。

ガジュマルの木は根を上からのばし、地表についたところから栄養分を吸収するというシステム。
この垂れ下がっている根が地表につくと、ぐんぐん太くなっていき、幹のような根っこになるそうです。

4-3.女性と男性の象徴!?イナグ洞とイキガ洞

98184:4-3.女性と男性の象徴!?イナグ洞とイキガ洞

撮影/Churako

こちらが「イナグ洞」。

急な崖になっており、キケンなので入れませんが、昔の方は安産や良縁を願ってこの中に入ってお祈りをしたそうな。
なぜ、「女性」なのかというと…

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撮影/Churako

洞の中にこのような鍾乳石があるからだそうです。

なるほど……

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撮影/Churako

こんな看板が入り口に。
どなたが置いていったのかは不明だそうです。

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撮影/Churako

次はイキガ洞です。
こちらは入ることができますが、中は真っ暗なので、1グループにつき1つずつランタンの貸し出しがあります。

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撮影/Churako

冒険ムードが高まります。

イキガ洞の入口には拝所(お祈りをするところ)があります。

琉球の信仰は、神なるものは、偶像や岩などのモニュメントに対してというより、それらが存在する空間そのものに宿るという考えから、自然の作り出した造形が宿るこの空間を大切にしてきたのですね。

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撮影/Churako

さて、イナグ洞が女性の象徴ならばイキガ洞の奥には男性の象徴が…

ということですが、ちょっとレディの口からは解説が難しいので(笑)、ぜひ実際に行って確かめてみてくださいね~♪

ご神体に触れながらお祈りすると子宝と繁栄を約束してくれるとか。

ということでツアーの皆様も熱心にお祈りされていました。

私も何度もナデナデしているおかげか、こうしてライターとしてお仕事も頂戴できて感謝です。

でもやっぱりイキガ洞の中が気になる方は…コチラからどうぞ☆

4-4.大岩

98190:4-4.大岩

撮影/Churako

こちらは「大岩(おおいわ)」

見たままの名前ですが、これは洞窟ではなく、ちょうど岩が崩れ落ちてきた場所に別の岩があって支え合っており、偶然にも通り道ができたものです。

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撮影/Churako

中は狭いので気を付けて。

4-5. 森の賢者・大主(うふしゅ)ガジュマル

98192:4-5. 森の賢者・大主(うふしゅ)ガジュマル

撮影/Churako

道をてくてくと進んでいくと、急に普通のトンネルが……これ、実は上は道路。

昔、ここには小高い丘があったそうです。

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撮影/Churako

トンネルを抜けるとそこには……

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撮影/Churako

巨大なガジュマル、そう……この森の主である「大主ガジュマル」がいらっしゃいます!

ガンガラーの谷の一番の見どころです。

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撮影/Churako

下から仰ぎ見たところ。

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撮影/Churako

立派なガジュマルの根っこの下をくぐっていきます。

4-6.ツリーテラス

98197:4-6.ツリーテラス

撮影/Churako

次は、スタッフの方の手作りというツリーテラスへ。

木の階段を昇っていくと……

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撮影/Churako

樹上にこんな素敵なウッドデッキが!

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撮影/Churako

ここからは古代人のおそらく生活圏内であった港川が一望できるのです。

4-7.武芸洞(ぶげいどう)

98200:4-7.武芸洞(ぶげいどう)

撮影/Churako

名残惜しいのですが、ツアー最後の場所へ……

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撮影/Churako

この「武芸洞(ぶげいどう)」は、縄文時代に人が実際に住んでいたところです。
ロープの手前からは石棺が出土、埋葬跡や人骨、さらには装飾品などが発掘されています。

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撮影/Churako

確かに、暑い沖縄でも洞窟の中はひんやりしているし、水場も近そうだし、生活するにはいいかも…?

実際に「古代人はこんな暮らしをしていたんじゃないかな~?」という考察を得て、特別アニメーションが制作されています。
「サキタリ洞むかしばなし」というアニメです。

「まんが日本昔話」を彷彿とさせる雰囲気です。
最後の終わり方がシュールで私は好きですね。

4-8. そして「おきなわワールド」へたどり着く

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撮影/Churako

さて、武芸洞を出てしばらく歩くと、そこはもう「おきなわワールド」。
そう、現代に戻ってきました。

最後にさんぴん茶のタンブラーを回収し、これでガンガラーの谷ツアーは終了です。
観光の方はこのまま「おきなわワールド」も楽しむことができますよ~

おきなわワールドの住所・アクセスや営業時間など

名称 おきなわワールド
住所 沖縄県南城市玉城前川前川1336
営業時間・開場時間 9:00−18:00
利用料金や入場料 フリーパス:大人1,650円 小人830円
参考サイト http://www.gyokusendo.co.jp/okinawaworld/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

訪れるたびに新たな感動があるガンガラーの谷に出かけよう!

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撮影/Churako

はるか昔から続く神秘の森と洞窟をめぐる「ガンガラーの谷」ツアーはいかがでしたか?

今回のような晴れの日も良いのですが、雨の時には森の中が潤いを取り戻す様も素敵なのでおすすめ。

季節や天気によって見せる顔も違うので、何度行ってもまた行きたくなる魅力的な場所です。

私の紹介では伝えきれないガンガラーの谷の素晴らしさが、こちらのPVでお楽しみいただけます。
ぜひご覧になってください。