東京ディズニーランドにある人気アトラクション「ピノキオの冒険旅行」の魅力

東京ディズニーランドの開園と同時に世界に先駆けて登場した「ピノキオの冒険旅行」。クラシックアトラクションの一つとして長年愛され続けています。今回はアトラクションの魅力から知られざる原作の裏話までたっぷりご紹介していきたいと思います♪

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「ピノキオの冒険旅行」ってどんなアトラクション?

ディズニー映画『ピノキオ』をテーマにしたライドタイプのアトラクション。
同じくファンタジーランドにある「白雪姫と七人のこびと」のように、映画に登場するシーンをトロッコ型ライドに乗って巡っていきます。
東京ディズニーランドがオープンした頃からあるクラシックアトラクションの一つです。

映画『ピノキオ』のストーリーをご紹介

原作は児童文学界の巨匠として評される、カルロ・コッローディの『ピノッキオの冒険』。
これをディズニー風にアレンジして作り上げたのが、皆さんご存知の映画『ピノキオ』です。

このアトラクションは、映画の中で登場する物語を忠実に再現しているため、物語を知らないと、逆に意味が良くわからないかも知れません。
ディズニー映画のストーリーをかいつまんでご紹介しますね。

ある晩、時計職人のゼペットじいさんの元に、ブルーフェアリー(妖精)が星からやってきて、おじいさんがつくった木の操り人形に魔法をかけます。
すると人形は人間のように自分で動けるように。
人形にピノキオと名づけました。

「善い行いをすればきっといつか人間にしてあげますよ」ブルーフェアリーはそうピノキオに言い残し、コオロギのジミニーがピノキオを導く指導係として任命されます。

しかし、悪巧みを図るキツネのファウルフェローと猫のギデオンに目をつけられてしまい、言葉巧みにピノキオと騙そうと仕掛けてきます。
ピノキオは誘惑に負け、悪の人形座へ足を踏み入れ、金儲けの道具にされてしまいます。

ブルーフェアリーの助けを得て、人形座から抜け出すことに成功。
ここの場面で、ピノキオが始めて「嘘」を付き、嘘をつくたびに木の鼻がどんどん伸びてくる、あの有名なシーンに繋がります。

人形座から家に帰る途中で、またもやキツネ達に誘惑され、今度は遊んで暮らせる「遊びの島・プレジャー・アイランド」へと足を踏み入れます。
物を壊し放題、喧嘩もし放題、そこは悪いことを何でもやりたい放題の場所でした。

しかし、本当はロバに変身してしまう魔の島だったのです。
金儲けを目的に子供たちをロバに変えて売り払うため、ピノキオたちをこの島へ連れてきました。
何とか脱出に成功し、ピノキオは家へ戻ることができましたが、ゼペットは行方知らずとなったピノキオを探しに、旅に出てクジラに飲み込まれてしまっていたのです。

ピノキオとジミニーは急いで助けに海へとむかい、クジラを見つけ、クジラのお腹の中でゼペットと再会。
みんなで協力し合い、クジラのお腹の中から脱出に成功します。
ピノキオは自分の危険をかえりみず、ゼペットを救い出しました。
その行いを見ていたブルーフェアリーは、ピノキオを魔法で人間に変身させ、家族全員みんなで仲良く暮らしハッピーエンドに。

これがディズニー映画『ピノキオ』の主なストーリーです。

原作では悲しいバッドエンド

カルロ・コッローディの原作『ピノッキオの冒険』では、ディズニーが描いたストーリーと大きく異なる点がいくつかあり、その中にはかなり衝撃的な話も。
一番はじめの作品では、ピノキオがキツネとネコに殺されてしまうというバッドエンドだったのです。

しかし、この終わり方は評判が悪く、続編を制作することに。
続編ではクジラに飲み込まれたゼペットをピノキオが助け出し、人間の男の子になるところまで描かれています。
ディズニーでもこちらのラストシーンを反映させていますね。

さらに物語の序章では、ピノキオがコオロギのジミニー・クリケットを殺してしまうシーンも。
原作ではかなりハードな内容となっています。
ディズニーはこのあたりをカットし、大筋の部分のみ取り入れたようです。

ちなみに「ピノキオ」ではなく、本来は「ピノッキオ」。
これは原作者カルロ・コッローディが、イタリアのフィレンツェ出身のため、母国語に近い発音で表しているのが小さい「ツ」を入れた「ピノッキオ」なのです。

またアトラクションはありませんが、ディズニーシーにもピノキオが登場してくれます。
シーにある「メディテレーニアンハーバー」は、ピノキオの原作者の故郷と同じく、イタリアがテーマのエリア。
そのため、ピノキオやファウルフェロー達がこのエリアでグリーティングを行っています。

週末でも平均待ち時間は25分前後

比較的空いているため、ファストパスを待っている間など、時間が空いた時に乗ると良いでしょう。
入場制限クラスの混雑時でも30分前後で乗車でき、普通の週末では平均25分前後で乗車できます。
平日では平均20分、夜の空いている時間では5~10分で乗ることができます。

「ファンタジーランド」にある同じタイプのアトラクションと比較するとこんな感じです。

ピーターパン空の旅>白雪姫と七人のこびと>ピノキオの冒険旅行

こちらのアトラクションが最も空いています。

アトラクションの展開が早い!?事前に映画をチェックしておこう

前述した通り、このアトラクションはストーリーを知っていないと、面白さが半減してしまいます。
次々にストーリーが展開していくため、全く話を知らないと、話について行けず、結局どんな話だった?と疑問が残ります。

乗車時間は120秒と短いです。
映画に登場するストーリーを全て盛り込めるわけではありません。
アトラクション中に登場するのは、ピノキオがキツネとネコに騙され、人形座で金儲けに利用されるシーンから、ピノキオが無事にゼペットをクジラから助け出し、家にたどり着いて人間に戻るところまで。

乗る前に一度ピノキオのDVDをレンタルして、映画を鑑賞してから乗ることをおすすめします。

このアトラクションって怖いの?

身長&年齢制限はなく、補助無しでしっかり座れることが乗車の条件です。
そのため1歳でも乗ることができちゃいます。
ライドの動きは平坦なレール上を進んでいくため、スリル系ではなく、ゆっくりまわっていくイメージ。

しかし、小さなお子さんは少し注意が必要です。
アトラクションの終盤に大きなクジラが登場するのですが、照明も暗く、大きな歯がむき出しの状態で正面に迫ってくるため、怖がって泣いてしまう子が。

そこのシーンだけ注意すれば、小さなお子さんとでも一緒に楽しむことができますよ。

隠れミッキーならぬ隠れモナリザ!?

パーク内には数多くの隠れミッキーが潜んでいて、ゲストたちを楽しませてくれていますが、このアトラクションには隠れモナリザまで登場します。

レオナルド・ダ・ヴィンチの有名作品「モナ・リザ」が、なんと「遊びの島・プレジャー・アイランド」に。
場所は「壊し放題の家」が登場するシーン。
床の部分をよく見てみると、無惨にもペンキが付き、額縁も壊れてしまったモナリザの絵が。

世界的有名な名作をこんな風にお粗末にしてしまうなんて。
やはりここは魔の島ですね。

アトラクションに乗る前から物語が始まっていた!?ピノキオの先にはあのコンビが!

アトラクションでは、物語の冒頭部分からピノキオが人形座に売り飛ばされるまでの話がカットされています。
実はアトラクションのすぐ近くにあるプロップス(飾り)で、カットされた部分のストーリーを演出している事をご存知でしたか?

アトラクションのすぐ近くにピノキオの噴水があります。
噴水の目の前にはトイレがあり、この周りに腰掛けて、待っているゲストをよく見かけます。
手にはジミニーを乗せたリンゴと本を持ち、楽しそうに歩いているピノキオの銅像。
この姿はピノキオが初めて学校に向かう時の映画のワンシーンですね。

そしてプーさんのハニーハントの方向には、木彫りで作られたキツネのファウルフェローとネコのギデオンがピノキオを指差して見ています。
ここからピノキオを見定め、人形座に売り飛ばそうとふたりで計画を練っているようです。

何度も遊びに来ているのに、気が付かなかったという方も多いのでは?アトラクションの周りでも、物語が続いているとは。
さすがディズニーです。

「ファンタジーランド」に広がるピノキオの世界

アトラクションだけではなく「ファンタジーランド」内には、まだまだたくさんピノキオの世界を楽しめるスポットがあります♪

パーク内にはたくさんのお土産ショップやレストランがあり、その中のひとつにワゴンタイプのお店があります。
ファンタジーランドにあるフードワゴンやショップワゴンのほとんどが、ピノキオをモチーフにしたデザインになっているのです。

ミッキーカステラケーキやドリンクを販売しているドリンクスタンド「クレオズ」は、ゼペットじいさんがとても大切にしている金魚のクレオがモチーフに。
お店の屋根にはクレオが眠っていて、とってもキュートな姿をみることができます。
また、屋根の上の風見鶏をよく見てみると、ニワトリではなく金魚の形になっています。
芸が細かいですね。

またチョコレートクリームをパイ生地で包み込んでいる人気スイーツ「ティポトルタ」を販売するフードワゴン「ビレッジペイストリー」は、人形劇を披露するための荷馬車なのです。

さらにアトラクションの目の前にあるワゴン「ストロンボリーズ・ワゴン」は、ピノキオを金儲けの道具にしようとした悪役「ストロンボリー」の人形劇場をモチーフにしています。
映画の中でも各地を移動しながら、人形劇を披露していました。
ここのワゴンでは光るおもちゃ「ライティンググッズ」や「フードキャップ」などがたくさん販売されています。

ピノキオの冒険は人生そのもの

世界中で愛されているピノキオの物語。
日本ではかつてアニメ放送もされ、馴染み深い作品でもあります。
何度も実写化映画化された作品ですが、2015年にはついにディズニーがピノキオの実写化を発表しましたね。

「ピノキオの冒険旅行」は、時代を感じさせるアトラクションでありながらも、あのレトロさがたまらず、何故だかまたあの世界に行きたくなる、不思議な魅力を持っています。

悪役に騙され、傷つき、それでも良心に従い、愛する人の事を想う。
ピノキオがしてきた冒険は、人生そのものを表しているのかもしれません。
そんなところもまた魅力のひとつ。

photo by PIXTA , iStock and so on.