富岳風穴に行ってきた!山梨県、富士山麓で洞窟探検

6月に入り梅雨入りをする時期、今度はジメジメむしむし。夏はどこかクールな観光スポットにいきたいところ!今回はそんな皆さんに、これからの季節おすすめのクールスポット!山梨県の富士山の麓にある天然記念物「富岳(ふがく)風穴・鳴沢氷穴」をご紹介。この記事では「富岳風穴」の行き方、楽しみ方をレポートします。後編では「鳴沢氷穴」も楽しみました。旅レポートはこちら

天然記念物「富岳(ふがく)風穴」からスタート!

 

98593:天然記念物「富岳(ふがく)風穴」からスタート!

撮影/橋詰 真紀

信州在住、旅ライターの橋詰真紀です。
まずはこちらの氷柱ご覧ください!今回は少し足を延ばしてお隣の山梨県富士山の麓までやってきました。
ここ「富岳風穴」の中はなんと平均気温3℃、とっても涼しーーい!というかちょっと寒ーい!

 

富岳風穴までのアクセスは?

 

98594:富岳風穴までのアクセスは?

撮影/橋詰 真紀

富岳風穴までのアクセスは、河口湖ICから国道139号線を通りおよそ20分。
道沿いにあるのでとってもわかりやすいです。
富士山を眺めながらドライブしながら、左手にまずは「鳴沢氷穴」があります。
その先に「富岳風穴」今回私は「富岳風穴」からスタート。
どちらから先に行っても大丈夫です。
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撮影/橋詰 真紀

富岳風穴には無料駐車場(150台)があります。
駐車場から入口までは徒歩2分。
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撮影/橋詰 真紀

この日の気温は30℃近く、日が当たる所では汗がかなりじわじわと出てきますが、樹木の間を歩いて行くので気持ち良く感じられます。

溶岩の上に木が生えてる?!

 

98618:溶岩の上に木が生えてる?!

撮影/橋詰 真紀

そうなんです!ここは溶岩地帯。
よく考えると今でこそ富士山はおとなしくしていますが、もともとは活火山。
何10万年も前には何度も噴火を繰り返していたという歴史が!
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撮影/橋詰 真紀

このように溶岩の上に長い年月をかけて樹木が育っています。
複雑に密集した根が溶岩の上や、その間に絡みあるというあまり見たことがない景色です。
しかしいくら落ちた葉や苔から栄養素を採ってとはいえ、こんな溶岩の上でこんなにも育つんだろうか?と思う程。
植物の生命力のたくましさに感心。

ガス孔の跡

 

98621:ガス孔の跡

撮影/橋詰 真紀

途中にはガス孔の跡も。
ガスが溜まっていたのが途中で抜けたらこうなったっていう事なんですが、これもなんだか不思議な形。
これもすべて自然が作り出したものなんですよね。

チケット売り場ではお得なクーポンを利用しよう!

 

98616:チケット売り場ではお得なクーポンを利用しよう!

撮影/橋詰 真紀

入洞料金は大人350円。
小人(小学生)200円。
(団体割引あり)公式ホームページからオンラインクーポンを利用すると、大人300円。
小人(小学生)150円になります。
※なお営業時間は天候・洞内状況により変更になる場合があるそうなのでご注意下さい。

 

富岳風穴は横穴型洞窟です!

 

98624:富岳風穴は横穴型洞窟です!

撮影/橋詰 真紀

富岳風穴は、横穴型洞窟。
総延長201m、最高部は8.7mでおよそ15分程で見学する事ができます。
なだらかな横穴型洞窟なので、お子さんからご年配の方でも大丈夫!
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撮影/橋詰 真紀

入口でスタンプラリーもやっていたので、何がもらえるのかな?とわくわくしながらスタンプを押してみました。

入洞する際の注意点

 

98625:入洞する際の注意点

撮影/橋詰 真紀

チケット売り場にヘルメットが準備されていましたが、富岳風穴では「注意して下さいね~」といったぐらいで必須ではないようです。
ただし洞窟内は滑りやすいので足元は要注意!必ず歩きやすい靴で。
パンプスなどのヒールの高い靴は大変危険です。
また天然記念物のためペットは入ることはできませんのでご注意ください。

さあ、いよいよ富岳風穴に!

 

98615:さあ、いよいよ富岳風穴に!

撮影/橋詰 真紀

もはや洞窟と聞くだけでわくわくします!探検隊になった気分でGO!GO!
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撮影/橋詰 真紀

暗く空いた大きな穴に向かって、少し傾斜のある階段を下っていきます。
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撮影/橋詰 真紀

ほんの1~2メートル程進んだぐらいで、「えっ?!」とびっくりするぐらい一気に冷たい風がすーーーっと流れてきます!少し下っただけでこんなに涼しいの?と思う程。
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撮影/橋詰 真紀

頭上に注意しながら進みます。
ここは少しかがみながら注意して進みましょう。

ライトアップされた氷柱

 

98627:ライトアップされた氷柱

撮影/橋詰 真紀

その先に進むと、入口付近にライトアップされた1mを超える巨大な氷柱が見事に輝いていました。
これが全部自然が作りだしたものだと思うと感動的!気温は平均3℃。
洞窟の中はまさに別世界。
涼しいというよりも、むしろ寒いぐらいなので上着を持参した方が良いです。
ところで氷柱はなぜできるかというと。
冬に地上に雪が降り、その雪が春先にかけて溶け地中の洞窟内にしみわたり、それが氷柱になっていくのだそうです。
秋になると氷柱は少なくなってしまうそうなので、これから夏にかけて見に行くのがベスト!
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撮影/橋詰 真紀

昭和初期まではここの氷が実際に関東方面に出荷されていたそうです。
確かに昭和40年代になって家庭用冷蔵庫が普及したわけですから、それまでは氷はそうとう貴重なものだったに違いない。
まさに天然の冷蔵庫。

洞窟なのに音が反響しない?!

 

98818:洞窟なのに音が反響しない?!

撮影/橋詰 真紀

さらに中に進んでいきます。
手すりも設置してあり傾斜も少ないので思ったよりも歩きやすい。
ただし足元のシートを外れると氷でツルツルなのでご注意を。
天井までの高さは、最高部だと8.7mもある本当に大きな横穴です。
なぜか洞窟なのに喋っている声や音が反響しません。
不思議に思っていると、壁の玄武岩質が音を吸収する性質をもっているからなのだそう。
という事はここでレコーディングすれば、とってもきれいな音が録れるって事?!かも(笑)

溶岩にも色々な形状がある

 

98631:溶岩にも色々な形状がある

撮影/橋詰 真紀

これは溶岩棚。
溶岩が固まる前に壁面が剥がれて丸太のようになって棚状に。
他にも縄の様な形をした縄状溶岩なども。

蚕や種子の貯蔵庫だった

 

98605:蚕や種子の貯蔵庫だった

撮影/橋詰 真紀

一番奥には貯蔵庫が。
ここは昭和30年代までは繭(まゆ)や種子の貯蔵庫として実際に使われていたそうです。
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撮影/橋詰 真紀

養蚕が盛んだった明治中期に孵化の時期を調整する目的で、ここに繭(まゆ)が保管されていました。
蚕の卵は春ごろに孵化(ふか)をするため、本来は養蚕の回数は年に1~2回。
繭(まゆ)をこうした涼しい所に保管して、孵化(ふか)の時期をずらすことで、養蚕の回数を年に3~4回に増やすことを可能にしたのだそうです。
絹の輸出が盛んだった時代、富岳風穴は当時の日本経済も支えていた存在でもあったという事なんですね。
書かれている文字も時代を感じます。
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撮影/橋詰 真紀

ここでは全国から集めた、樹木の種子の貯蔵も行われていたようです。
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撮影/橋詰 真紀

なら・からまつなどの種子が貯蔵されていましたが、この種って今でも植えたら芽が出てくるのかな?

珪酸華(けいさんか)光り苔も群生

 

98635:珪酸華(けいさんか)光り苔も群生

撮影/橋詰 真紀

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撮影/橋詰 真紀

なんとなーく光っているように見えますか?こちらは珪酸華(光り苔)初めて見たかも?こんなに寒くて暗い所でも苔は育つんですね。

およそ15分の洞窟探検終了!

 

98820:およそ15分の洞窟探検終了!

撮影/橋詰 真紀

同じ道を折り返しておよそ15分。
洞窟から外を見上げると、新緑と青空が広がっていました。
ここを上がると急に気温が上がり、体がびっくりしてしまうんじゃないかと思う程。
洞窟内が3℃で外気温は30℃ということは、その差はなんと27℃!真夏だったら、きっとずーっと入っていたい気分になるのでは?やはり夏は涼しさを求めて、ここに訪れる方も多いようですよ。

さあ、富士山の麓天然記念物「富岳風穴・鳴沢氷穴」に行こう!

 

98613:さあ、富士山の麓天然記念物「富岳風穴・鳴沢氷穴」に行こう!

撮影/橋詰 真紀

初めて訪れた「富岳風穴」は、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえる楽しいスポットでした。
今回前編では「富岳風穴」をご紹介しましたが、後編ではさらにアドベンチャー度が増す「鳴沢氷穴」をご紹介していきます。
乞うご期待!さああなたも、富士山の麓天然記念物「富岳風穴・鳴沢氷穴」に出かけてみてはいかがですか?

後編はこちら