日本一種類が多い「鳥羽水族館」は変わり種の生き物たくさん!見どころはここ

豊かな伊勢湾に面した海の都、三重県。近畿の中でも独特な地位を占めているこの場所には、ユニークな見どころを持ったスポットが数多く存在しています。そのような三重県の中から今回紹介するのは「鳥羽水族館」。数々の個性的な海のいきものを飼育展示し、たびたびメディアにも登場するこの水族館の魅力について、関西専門の観光ライターであるこの賀川奈伸雄が改めて解説いたしましょう。

鳥羽に行くなら割引きっぷで

98798:鳥羽に行くなら割引きっぷで

撮影/賀川奈 伸雄

まずは、鳥羽水族館のある鳥羽駅へ向かわなければなりません。

私は大阪府在住なので、少々時間とお金がかかってしまいます。

そのようなときに有効活用したいのが「鳥羽水族館割引きっぷ」。

なんと、近鉄電車で鳥羽駅に向かうための運賃および水族館の入場料がまるごとワンセットになってお得料金で購入できるのです。

京都や名古屋からこられる方も利用できるこのサービス、利用しない手はないでしょう。

ただし、前売限定発売なので、当日購入することはできない点にご注意を。

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撮影/賀川奈 伸雄

ようやく鳥羽駅に到着。

大阪から電車でおよそ2時間ほどかかりました。

水族館へと向かう前に記念写真を撮っておきましょう。

かわいい海獣たちがお出迎え

98800:かわいい海獣たちがお出迎え

撮影/賀川奈 伸雄

それでは、鳥羽水族館へ入場です。
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撮影/賀川奈 伸雄

まず最初に出会ったのは、ずんぐりむっくりな体がなんともかわいらしいアザラシたち。

この「海獣の王国」では、アザラシやアシカ、トドたちが元気よく水の中を泳いでいます。

彼らはとても気まぐれなのでなかなか顔を出してくれないかもしれませんが、待っていればきっと期待に応えてくれるはず。

どうしても顔を見せてくれない場合は、すぐそばの階段を降りてみましょう。

水の中から彼らの姿を眺めることが可能です。

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撮影/賀川奈 伸雄

この「水の回廊」では、人気の高い水のいきものたちが大集合。

水の上でプカプカと浮く姿がなんとも愛くるしいラッコは、どの水族館でも人気もの。

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撮影/賀川奈 伸雄

でも、このエリアでお客さんの注目を一心に集めているのは、こちらのイロワケイルカ。

その白黒な見た目から「パンダイルカ」とも呼ばれています。

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撮影/賀川奈 伸雄

そんなシロワケイルカのライバル(?)が、「伊勢湾エリア」にいるスナメリ。

真っ白で小さな体に優しそうなその顔の通り、大変ひとなつっこい性格で、時折水槽を覗いている人の前に近づいてきて遊んでほしそうな仕草をするのだとか。

近づいてきてくれるかどうかはスナメリたちの気分次第ですが、是非ともふれあってみたいという方は、時間の許す限り粘ってみましょう。

ヘンないきもの、ダイオウグソクムシを見逃すな!

この館内で今高い人気を誇っているのが「へんな生き物研究所」。

ここには文字通り、ヘンテコな個性を持ったいきものたちが展示されているのです。

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撮影/賀川奈 伸雄

この場所のいちばん人気はこの「ダイオウグソクムシ」。

一見グロテスクなフォルムで「気持ち悪い」と思われるかもしれませんが、実は深海に生息し、上から落ちてきた魚やエビの死骸などを食べる海のスイーパー的存在。

動きもゆっくり、むしろほとんど動かないので、実際見てみるとあまり気持ち悪くありません。

このダイオウグソクムシには「絶食」という非常に不思議な特技があります。

なんと、丸々一ヶ月以上食事を食べなくても大丈夫なのです。

エサの少ない深海で生きてるからこそ身についた、すさまじい特性ですね。

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撮影/賀川奈 伸雄

その他、履き物のような「ゾウリエビ」に、到底生き物とは思えない「デヅルモヅル」、なんだかめでたい紅白ナマコに86本足のタコなど、他では見られない個性が爆発した生きものたちがたくさん登場。

このエリアを見ずして鳥羽水族館は語れませんよ。

ゆったりジュゴンとアシカのパフォーマンス

98807:ゆったりジュゴンとアシカのパフォーマンス

撮影/賀川奈 伸雄

次に訪れたのは「人魚の海」。

ここに長年住んでいるのは、鳥羽水族館でも1、2を争う人気もの、ジュゴンのセレナ。

その年齢なんと30歳のアラサーだそうです。

なぜこのエリアが「人魚の海」という名前がついているのかと言いますと、このジュゴンが実は人魚姫のモデルになったというエピソードがあるから。

そのずんぐりむっくりとした外見からは想像がつきませんが、そうらしいです(笑)。

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撮影/賀川奈 伸雄

となりの「ジャングルエリア」には、同じ海牛種であるマナティの夫婦が。

一見同じような姿をしていますが、よく見てみると目の形や大きさなどさまざまな点が異なっています。

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撮影/賀川奈 伸雄

そして水族館といえば、やはり愛嬌あふれる海獣たちのショー。

この鳥羽水族館でも「パフォーマンススタジアム」にてその妙技を楽しむことができます。

本日登場したのはアシカ。

得意技の輪くぐりをやってみせたり、鼻の先に人形を乗せたまま逆立ちポーズを決めるなどして、会場を盛り上げてくれました。

ごはんの後はカフェテラスで休憩

海のいきものたちの生態を楽しみながら館内をめぐっていると、時間もちょうどよい具合に。

そろそろお昼ごはんとしましょう。

館内レストランでランチです。

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撮影/賀川奈 伸雄

今回注文したのは伊勢名物「伊勢うどん」。

やわらかめにゆで上げた麺に濃い口醤油をたっぷりぶっかけた、まろやかなおいしさ。

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撮影/賀川奈 伸雄

一気にすすって食べるのがポイントだそうです。

鳥羽水族館はこれで終わりですが、この三重県鳥羽には他にも面白スポットが盛りだくさん。

水族館出入り口前のカフェテラス「オレンジ」でひと息ついて、次に行くべき場所を考えてみましょう。

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撮影/賀川奈 伸雄

ただし、日帰りされる予定の方は電車の時間にご注意を。

鳥羽駅は帰りの急行列車が数えるほどしか停まらないので、一度乗り遅れてしまえば大幅に予定が狂ってしまいます。

鳥羽水族館だけでない、周辺スポット紹介

98813:鳥羽水族館だけでない、周辺スポット紹介

撮影/賀川奈 伸雄

水族館のすぐそばには「ミキモト真珠島」という場所があります。

これは日本ではじめて真珠養殖に成功した「真珠の父」こと御木本幸吉によって作られた半人口の島。

島内にはさまざまな真珠工芸品が展示されており、天候がよければ海女によるパフォーマンスも見ることができるという、全国でも珍しいスポットです。

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撮影/賀川奈 伸雄

さらにここから信号を渡って左に5分ほど行ったところには「江戸川乱歩館」が。

「鏡地獄」「パノラマ島奇譚」などの幻想怪奇小説で知られる江戸川乱歩は三重県出身。

古民家を再利用したこの記念館にて、この不思議な作家の足跡を辿ることができます。

その他にも、水軍を率いて織田信長を支援した九鬼嘉隆が築いたとされる鳥羽城跡など、ユニークなスポットが盛りだくさん。

時間の許す限りお楽しみください。

個性あふれる鳥羽を楽しもう

鳥羽水族館は関西でも屈指の面白スポット。

飼育展示している生きものたちのユニークさでは他府県のそれらとも引けを取りません。

大阪や京都から行く場合は少々遠いかもしれませんが、それに見合った楽しみを味わうことができます。