【串カツ、レトロゲーム、通天閣】新世界で大阪を堪能しよう!食いだおれに遊びだおれ!

あらゆる「食」と「娯楽」が集う、食いだおれの町大阪。そんな大阪の”らしさ”を存分に堪能できるスポットはどこなのか、ご存じでしょうか。それは大阪市浪速区にある「新世界」です。マンガ「じゃりん子チエ」をはじめとする数々の作品の舞台となったこの場所の食と娯楽を、大阪出身の観光ライターであるこの賀川奈伸雄がお届け!

通天閣通りを通って新世界へ

98825:通天閣通りを通って新世界へ

撮影/賀川奈 伸雄

今回は地下鉄堺筋線恵美須町駅から出発。

新世界からもっとも近いこの駅の階段を上がれば、すぐそこに通天閣が見えています。

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撮影/賀川奈 伸雄

この通天閣通りを通っていきましょう。

と、その前に、この通りにもいろいろと面白いものがあるので、見ていくことに。

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撮影/賀川奈 伸雄

駅前にジュースサーバーが多数出店する時代になりましたが、こうした地元のジュース屋さんの雰囲気というのはいいものですよね。
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撮影/賀川奈 伸雄

ここで「ひやしあめ」を注文。

この飲み物、関東にお住まいの方はあまりご存じないかもしれませんが、れっきとした大阪名物のひとつなのです。

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撮影/賀川奈 伸雄

新世界通りにはこんな店も。

レトロゲーム専門のゲームセンター「ザリガニ」です。

中に入ると、かつて人気を博していたなつかしのゲーム筐体がせいぞろい。

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撮影/賀川奈 伸雄

他では滅多に見られない激レアなものも稼働しているので、ゲームマニアの方は必見といえるでしょう。

新世界に到着!まずはおいしいものを

98831:新世界に到着!まずはおいしいものを

撮影/賀川奈 伸雄

さて、いよいよ新世界のメインストリートに到着です。

かつては地元の人のみが知る隠れた観光スポットとされていましたが、近年はその「大阪的なノリ」が全国に広く評価され、平日であっても多くの人でにぎわうようになりました。

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撮影/賀川奈 伸雄

この通りの特徴と言えば、とにかく串かつの店が多いこと。

右を見ても左を見ても串カツだらけ。

確かに大阪名物といえば串カツではありますが、ここまでたくさんあるとどの店に入ればよいのか迷ってしまいそう。

とはいえ、ここは食いだおれの街大阪の中心的な場所。

どの店も一定のクオリティは保っているので「おいしくなくて損した!」と悲惨な結果になることはまずないといってよいでしょう。

やっぱ串かつ!

ひとまず今回は、大きな看板がよく目立つ「なにわ八」へ。
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撮影/賀川奈 伸雄

注文したのは「串かつ(牛)」「ホルモン」「ささみ」「アスパラ」そして「紅しょうが」です。

大阪に住んでおられない方にとってはなじみのないメニューがいくつかありますので解説をば。

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撮影/賀川奈 伸雄

ホルモンというのは豚や牛の内臓を焼いたもので、大阪特にこの新世界周辺では屋台などで広く食べられています。

紅しょうがというのは見ての通り、紅く色をつけたしょうがを揚げたものです。

関東ではあまりメジャーではありませんが、関西では紅しょうがの天ぷらをよく食べます。

しょうがのピリッとした辛さがビールと非常によくあるのです。

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撮影/賀川奈 伸雄

そしてこれが「土手焼き」。

牛肉のスジやこんにゃくを味噌で時間をかけて煮込み、ネギなどの薬味で味を調節したもの。

こちらもビールと非常に相性がよいので、是非お試しください。

デザートにはミックスジュースを

おいしい串カツを食べた後は「喫茶ドレミ」へ。

この新世界に古くからある老舗中の老舗です。

ここで注文するのはミックスジュース。

「なぜ?」と思われるかもしれませんが、実はこの大阪新世界こそがミックスジュース発祥の地なのです。

自動販売機では「みっくちゅじゅーちゅ」という名前の大阪限定商品も販売されています。

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撮影/賀川奈 伸雄

バナナにリンゴ、その他たくさんのフルーツとミルクをミキサーでブレンドしたそれは甘さたっぷり。

脂っこい串カツを食べた後のお口直しとしては申し分ないおいしさです。

スマートボール専門店で遊ぶ

98837:スマートボール専門店で遊ぶ

撮影/賀川奈 伸雄

お腹も膨れたことですし、少しばかり遊べる場所にいきましょう。

次に行くのは「ニュースター」。

日本でも珍しい、スマートボールの専門店です。

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撮影/賀川奈 伸雄

スマートボールとは、スプリングの入った発射台で弾を打ち出し、釘で仕切られたエリアに設置されたホールを狙う、パチンコの原型ともなった遊びです。

かつては縁日などで、スマートボール屋が出店している光景がよく見られました。

というわけで、この懐かしな遊びにチャレンジです。

100円を投入すると弾がもらえるので、それを打ち出していきます。

ところが、これがなかなかの難易度。

簡単にホールへ入らないようセッティングされています。

結局、一度も成功せずに弾が尽き、失敗に終わりました。

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撮影/賀川奈 伸雄

ちなみにうまくこなしていけば弾が増えていき、その数に応じてさまざまなお菓子と交換できるようになっています。

物語に描かれた新世界

98840:物語に描かれた新世界

撮影/賀川奈 伸雄

新世界にはその歴史が感じられるスポットもいくつか存在しています。

たとえばこの建物は「新世界東映」。

70~80年代の日本映画、それも任侠モノや時代劇を中心に上映しているという、大阪でも非常に珍しい映画館です。

そもそも新世界というのはそのエスニックな雰囲気から、さまざまな映画やドラマの舞台となってきました。

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撮影/賀川奈 伸雄

たとえば、将棋名人坂田三吉の半生を描いた物語「王将」は、勝新太郎主演で映画化がなされました。

その他にも、坂本順治監督による「どついたるねん」「王手」「ビリケン」などがあります。

当時高い人気を誇った朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」や、大阪情緒あふれる漫画「じゃりん子チエ」などは、映画をあまりご覧にならない方もご存じでしょう。

映画で映った場所を見に行く、いわゆる「ロケ地巡礼」的な楽しみ方をするのもおもしろいですね。

新世界といえば通天閣!

98843:新世界といえば通天閣!

撮影/賀川奈 伸雄

次は、いよいよ新世界のランドマーク的存在である通天閣へと向かいます。

「HITACHI」の文字がまぶしいこの展望塔は高さ108メートル。

あまり知られていないことですが、現在建っているものは2代目。

初代通天閣は残念ながら戦前に火災で消失してしまったのです。

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撮影/賀川奈 伸雄

この2代目通天閣が建てられたのは1955年。

以来、改修などを経て実に60年以上もの間、新世界の名物としてがんばってきました。

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撮影/賀川奈 伸雄

通天閣の中にはスイーツレストランも。

まるっこいパフェが乗った「通天閣パフェ」は、ここでしか食べられない限定メニューです。

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撮影/賀川奈 伸雄

また、道頓堀の看板でもおなじみの菓子メーカー、グリコのミュージアムもあります。

「ポッキー」や「プリッツ」に関するさまざまな雑学が学べるので、スイーツ好きの方はぜひ。

夜の通天閣でかすうどんを食べる

98847:夜の通天閣でかすうどんを食べる

撮影/賀川奈 伸雄

いろいろなところへ足を運んでいるうちに、夜が訪れました。

新世界の夜景は各所にもうけられた電灯が暖かく光っていて、なぜだか人情を感じさせてくれます。

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撮影/賀川奈 伸雄

先ほど訪れた通天閣もこのようにライトアップ。

満月の日は、特にこの光景がすばらしいものとなります。

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撮影/賀川奈 伸雄

最後に晩ごはんを食べて帰りましょう。

いただくのは、もうひとつの大阪名物かすうどんです。

かすうどんとは、牛の脂肉やすじ肉を具としてふんだんに使用したうどんのこと。

コクがたっぷりで、旨いもの大好きな大阪人のソウルフード的存在なのです。

油揚げとの相性もぴったり。

このかすうどんのおいしさを体に染み込ませたところで、今回の旅は終わりといたします。

新世界は大阪のメインスポットやで!

大阪の「食」と「人情」、そして「遊び」をそっくりそのまま体感できる最強の娯楽スポット、それが新世界です。

おいしいものも遊び場もたくさんありますので、はっきりいって丸一日すごすこともできます。

「THE PAX HOTEL」や「スパワールド」など、ユニークな宿泊施設も付近に揃っておりますのでどうぞご利用を。

お車で来られる方は、阪神高速よりいらっしゃいませ。