北海道観光の王道!阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖をツーリング

こんにちは。札幌在住の文筆家・写真家の吉田匡和です。

今回は、誰もが一度は訪れたい北海道の観光地「阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖」をツーリングしてきました。

天気は最高!これまでに見たことがない風景と、出会いがありましたよ。

では、夢のような旅に出発します。

北海道の東を目指す

98892:北海道の東を目指す

撮影/吉田匡和

まずは札幌から高速道路等を使って足寄町を目指します。

距離にして228㎞、時間にして約3時間半。
途中で給油が必要となる長い道のりです。

曇りのち青空

98893:曇りのち青空

撮影/吉田匡和

晴れの予報でしたが、出発時は曇り。
青空を目指して進むものの、霧に行く手を阻まれ憂鬱な気持ちになりました。

しかーし!

足寄に入ると、突然青空が広がりました!思わずヘルメットの中で「ヤッター」叫び、テンション倍増。
やはり、旅は晴れが一番ですね。

足寄といえば パート1

98894:足寄といえば パート1

撮影/吉田匡和

足寄町の道の駅「あしょろ銀河ホール21」で一休み。

ここは、第三セクター鉄道「ふるさと銀河線」の駅でしたが、廃止後に道の駅として生まれ変わりました。
当時は路線名にちなみ、松本零士デザインの車両が走っていましたよ。
館内に線路が残され、当時を偲ばせています。

足寄といえば パート2

98922:足寄といえば パート2

撮影/吉田匡和

足寄町は、歌手「松山千春」の出身地です。

昭和52年にデビュー。
北海道の自然を歌い上げて、全国的な人気となりました。
道の駅には、デビューから直近までのレコードジャケットを展示。

千春の薄くなる頭髪と、太っていく過程を確認することができます(笑)

大空と大地の中で

98895:大空と大地の中で

撮影/吉田匡和

足寄から国道241号、通称「阿寒国道」を通って、さらに東を目指します。
集落はほとんどなく、出くわすのは牛ばかり。

それもそのはず、ここは人の数より牛の数のほうがはるかに多いのです。
大人の背丈以上に大きく育つ「螺湾フキ」が名物ですよ~。

神秘の沼「オンネトー」へ向かう

98896:神秘の沼「オンネトー」へ向かう

撮影/吉田匡和

一度国道をそれて、「オンネトー」を目指します。
アイヌ語で「年老いた沼」を意味する「オンネトー」は、周囲2.5㎞程度の沼ながら、太陽光の当たり具合によって、さまざまな色に変わる神秘さが魅力です。

立ち去ることができない美しさ

98898:立ち去ることができない美しさ

撮影/吉田匡和

この日は、まるで入浴剤を入れたようなグリーン!

背後にそびえる雄阿寒岳も美しく、感動しかありません。
思わず息をのんでしまいました。

第一チェックポイント『阿寒湖』

98901:第一チェックポイント『阿寒湖』

撮影/吉田匡和

札幌を出発して5時間半後に、最初の目的地「阿寒湖」に到着。
阿寒はアイヌコタン(アイヌの集落)と、マリモの生息地として有名です。

クマやフクロウなど、木彫りを扱った店が軒を連ね、昔ながらの観光地の雰囲気がプンプンします。

アイヌの守り神

98900:アイヌの守り神

撮影/吉田匡和

アイヌコタンの入り口で羽を広げるフクロウは、道東にしか生息しない「シマフクロウ」です。
かつては、アイヌの人たちの守り神とされてきましたが、現在の生息数は、わずか160羽といわれています。

ひめますを食らう

98902:ひめますを食らう

撮影/吉田匡和

お昼ご飯を食べるため、ブラブラと歩いていると、蕎麦屋に「阿寒湖のヒメマス入荷」の張り紙が! 刺身定食があるようなので、注文しました。
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撮影/吉田匡和

ヒメマスとは、海に出ずに湖などに残留したサケ科の淡水魚のこと。
川魚好きなら一度は味わいたい高級魚です。

支笏湖のヒメマスも有名ですが、阿寒湖のヒメマスを放流したものだそうで、こちらが元祖といえます。

とろける~

98904:とろける~

撮影/吉田匡和

鮮やかな紅色を舌に載せると、「ジワー」っと、とろける感じがします。
実に瑞々しく上品なおいしさ。
1,620円と値は張りますが、一度は食べたい絶品でした!

阿寒湖アイヌシアター・イコロ

98905:阿寒湖アイヌシアター・イコロ

撮影/吉田匡和

舌が満たされた後に向かったのは、アイヌコタンにある、「阿寒湖アイヌシアター・イコロ」ここでは、アイヌの古式舞踏や、民族楽器「ムックリ」の演奏を見ることができます。

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撮影/吉田匡和

アイヌの人たちは、神事に合わせて踊りを踊っていたそうで、そのどれもが自然に由来。
文字を持たなかったため、言葉や動作を頼りに現在まで伝承されています。

女性の踊り手4名と、男性演者1名、歌い手2名が、約30分にわたり舞を見せ、最後は観客も一緒になり、フォークダンスのように円になって舞を踊って終了しました。

マリモのお話

98909:マリモのお話

撮影/吉田匡和

阿寒湖からもキレイに雄阿寒岳が見えます。

水面をのぞくだけで、マリモが見れると思っている人もいるかもしれませんが、国の特別天然記念物であり絶滅危惧種なため、遊覧船で湖内の展示観察センターに行かなければ、見ることはできません。

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撮影/吉田匡和

ちなみに、土産屋で売っている多くのマリモは養殖で、天然マリモと書かれているモノはロシア産です。
どちらも阿寒湖の天然マリモのように丸くはならないので、時々おにぎりのように握ってあげるといいそうですよ。

第二チェックポイント『摩周湖』

98911:第二チェックポイント『摩周湖』

撮影/吉田匡和

次に目指したのは「摩周湖」です。

霧のイメージが強く、6~7月は特に霧が発生しやすいそうですが、本日は、これ以上ないくらいの摩周ブルー。
風がないため、鏡のように木々や雲を映し出しています。

周囲を険しい崖に囲まれて人が近づけないことや、火山の爆発でできたカルデラ湖なため、川とつながっていないなどが、抜群の透明度を誇る理由だといわれています。

摩周ブルーソフトクリーム

98912:摩周ブルーソフトクリーム

撮影/吉田匡和

これは摩周ブルーソフトクリーム。
他にもバニラとミックスした「霧ソフト」もあります。
ソーダ味なのかと思ったら、バニラに近い味でした。
酪農地帯だけあり、おいしさは保証付きですよ。
←(誰の保証?)

噴煙を上げる硫黄山

98913:噴煙を上げる硫黄山

撮影/吉田匡和

続いて訪れたのは「硫黄山」です。
この硫黄をアイヌの人たちは、焚き付けとして利用していましたし、明治以降は硫黄採掘もおこなわれていました。

「硫黄を採取するから硫黄山」そのまんまですね、そのまんま東ですね、かとうかずこですね。
当時は北海道で2番目となる鉄道も敷かれていたそうで、採掘が大規模だったことがわかります。

硫黄山名物「温泉タマゴ」

98915:硫黄山名物「温泉タマゴ」

撮影/吉田匡和

硫黄山名物は、なんといっても温泉たまご。
1個100円、5個なら400円。
お求めはレストハウスでどうぞ。
最近ダイエットを始めたのに、メキメキ増量してる気がします!

本日のお宿

98917:本日のお宿

撮影/吉田匡和

札幌を出発して約11時間後に、本日の宿「KKRかわゆ」に到着。
温泉に浸かれて素泊まり4000円以下とリーズナブルです。

露天風呂にて

98918:露天風呂にて

撮影/吉田匡和

露天風呂に入っていると、熊本から車で旅をしている男性と出会いました。
よく見ると右腕にマヒがあるようです。

「30年前に、バイクで転んで全身がマヒしましたが、なんとかリハビリをして右手以外は回復しました。
おかげで車の運転もできるし、キャンプも車中泊もしています」といいます。

「朝起きたら、体が治っていて、バイクも自転車も乗れるようにならないかと思うことがあります」という一方で、「障害を負ってよかった。
このおかげで妻とも知り合え、子供もでき、仕事もできるようになった」そういい切る言葉に力強さがこもっています。

現在はコンサルタント会社を設立。
社員に任せて、2か月間の旅を楽しんでいるそうです。

「本人は普通にやっているつもりでも、障害者が何かやっていると、頑張っているように見えるんですね。
そんな姿を見て、『自分も頑張らなきゃ』と思ってくれるのが嬉しいです」と話してくれました。

そんな前向きな言葉に、「俺って小さいな」と反省させられることしきり。
人との出会いこそが旅の醍醐味であることを痛感しました。

最終チェックポイント『屈斜路湖』

98920:最終チェックポイント『屈斜路湖』

撮影/吉田匡和

翌日、美幌峠から屈斜路湖を望みました。
その絶景に、思わず目を見張りました。

写真では伝わりにくいですが、左側に雲海、右側は水鏡、ひとつの湖が、異なる光景を作り出しています。
そのまま何時間でも立ち尽くしていたいほどの感動でした。

旅は、出会いと別れを繰り返す

98921:旅は、出会いと別れを繰り返す

撮影/吉田匡和

今回訪れた場所を「定番の観光地」とナメていました。
どれもこれも、これまで見たことがない美しさに溢れていました。

人との出会いも格別です。
美幌峠で会った年配のライダーは「これを記事にしてよ」と、スケッチを見せてくれました。
長い時間をかけて、絵をかきながら旅をしているそうです。

『ただ景色を見たり、おいしいものを食べるのだけが旅ではなく、人との触れ合いが一番の思い出である』そんなことを感じさせてくれる道東旅行でした。