【沖縄観光】琉球神話の聖地「大石林山」で不思議な光景を堪能

wondertripをご覧の皆様、はいたーい、沖縄現地ガイドのChurakoです。

今回は沖縄本島の北端に近い、やんばる(山原)にある「大石林山(だいせきりんざん)」に行ってきました!

やんばるは手つかずの亜熱帯の森がひろがる自然豊かな山地。

大石林山のある”安須杜(アシムイ)”は、沖縄の神様アマミキヨが最初に降り立って創った聖地とも言われています。二億年前の石灰岩と海が織りなす見事な眺望を見て回ることで、今まで抱いていた沖縄のイメージが覆りますよ!

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1.大石林山へのアクセス

99533:1.大石林山へのアクセス

大石林山の入口で記念撮影

大石林山は沖縄本島の最北端である辺戸岬(へどみさき)からほど近く。

古来より聖地として伝えられてきた安須杜(アシムイ)の山々を気軽に歩くことができるようトレッキングコースとして整備しています。

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撮影/Churako

自動車で向かうには、沖縄自動車道の許田(きょだ)ICを降りてからひたすら辺戸岬へと北東へ車を走らせます。
大体1時間~ほどで大石林山への入口が見えてきます。
(ここで北を目指すと美ら海水族館のある本部(もとぶ)方面に行ってしまうので注意)
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撮影/Churako

駐車場に車を停めたら、券売場でチケット(820円)を購入して待つことしばし。
入口まではマイクロバスで向かいます。

マイクロバスの道中では運が良いとヤンバルクイナやウリ坊に会えるそうです(会えませんでした……)

大石林山の入山料や詳しいアクセス方法はコチラから。

また、以下のリンクからスマホで使える割引券が取得できます。

2.大石林山の周遊コース

99571:2.大石林山の周遊コース

撮影/Churako

さて、大石林山は広いので、4つの周遊コースが設けられています。

チケット購入時にマップをいただけます。

以下、簡単に大石林山のコースを説明します。

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撮影/Churako

悩みましたが、全て歩く体力は私にはなさそうです……

そこで、「普段運動しない人でも大丈夫なコースを教えてください」と質問したところ、おすすめいただいたのは、(2)美ら海展望台コース(700m)。

(2)美ら海展望台コース(700m)は(3)バリアフリーコースを全て網羅し、かつ(1)巨石・石林感動コースの一部ルートと見どころの一つ「悟空岩」も入っているため見ごたえ充分とのこと。

取材当日はやや曇りでしたが、歩きなので曇り~小雨くらいが涼しくて回るのにぴったりの気候だそうです。
冬の沖縄観光にもお勧め。

3.美ら海展望台コースを巡ります

99537:3.美ら海展望台コースを巡ります

撮影/Churako

本日お世話になった、大石林山の金城(きんじょう)さん。
とっても親切でホスピタリティに溢れる素敵な方でした!ありがとうございます。
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撮影/Churako

コースを巡ろうとしたら、可愛いお出迎えが。

キノボリトカゲさん。
大人しくて逃げません!こちらの子はオスみたいですね~。
こんなに近くで見られるのは珍しいのだとか。
写真も撮らせてくれました。

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撮影/Churako

バリアフリーコースを抜けると、山を登っていく階段が。
なんだか冒険ムードが増してきましたよ~
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撮影/Churako

登ったところを振り返ると、こんなふうに一面の緑。

どこか遠い国に来たかのようです。

それでは、美ら海展望台コースの見どころをピックアップ!

(1)悟空岩(ごくういわ)

「西遊記」の孫悟空が生まれた花果山(かかざん)にあった仙石のイメージだそうです。

本場の中国でも孫悟空が生まれたとされる花果山(かかざん)は景勝地として観光地となっています。

(2)龍神岩

99542:(2)龍神岩

撮影/Churako

ここ大石林山を含む安須杜(アシムイ)の地は、山全体が古くから伝えられた神話の杜で、山全体が信仰の対象になっています。

この龍神岩は千手観音がいると言われている場所。

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撮影/Churako

山の先端が龍の頭のように見えます。

(3)石林の壁

99544:(3)石林の壁

撮影/Churako

「上から雨水が流れて石灰岩を溶かし、長い年月をかけて半透明なカルサイト(方解石)の結晶ができます」と金城さん。

この場所でできるカルサイトはイエローカルサイトで、成功や繁栄を象徴するパワーストーンと言われています。

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撮影/Churako

石林の壁はちょうど太陽が東側の山肌を照らす、最強のパワースポット。

太陽(てぃーだ)のパワーがこの石に集まると言われています。

もちろんこちらで採取されたこの大きなイエローカルサイトには、触れることで精神を安定させ、邪気を払い、運気をよくするパワーがあるのだとか。

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撮影/Churako

もちろん開運をお祈りしてきましたよ!

(4)生まれ変わりの岩

99547:(4)生まれ変わりの岩

撮影/Churako

3回くぐると、生まれ変われるという生まれ変わりの岩。

1回目で悪い過去(失恋・失敗・病気)を捨て、

2回目でリセット

3回目で新しく生まれ変わると言われています。

岩をくぐり、向こう側から回って戻るということを3回くりかします。

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撮影/Churako

勢いあまって4回くぐりそうになり、金城さんに止められました。

来世までリセットしてどうするのか……(笑)

(5)美ら海展望台

99549:(5)美ら海展望台

撮影/Churako

生まれ変わって到達するのは美ら海を眺められる展望台。

海抜200メートルほどの高さから、「ブロッコリーの森」とも呼ばれる森と、辺戸岬(へどみさき)から遠くは与論島までを見渡せる素晴らしい眺望が眺めることができます。

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撮影/Churako

写真奥、私の頭の上あたりにうっすらと与論島が見えるのがお分かりいただけるでしょうか。

3月ごろには辺戸岬近辺に鯨が来る様子をここから見られることもあるのだとか。

ぜひその時期に再訪したいです!

4.精気小屋(アシムイカフェ)でランチ

99551:4.精気小屋(アシムイカフェ)でランチ

撮影/Churako

さて、美ら海展望台コースが想像よりも楽に終えることができたので、帰る道すがらはマイクロバスには乗らずに、亜熱帯自然コース(1,000m)にチャレンジすることにしました。

戦?の前に、入口にある「精気小屋(アシムイカフェ)」で腹ごしらえです。

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撮影/Churako

アシムイカフェでは、やんばるで採れた月桃(げっとう)・ヨモギ・サクナ・ニガナなどの薬草やハーブを使った食事やドリンクが提供されています。
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撮影/Churako

おすすめはこちらの薬草ピザ。

載っているのは、サクナ、ニガナ、ヨモギ。
どれも栄養価が豊富な沖縄ならではの野菜です。

ベジタリアンの方はサラミを抜いてもらうことも可能。

手作りの柔らかい生地でとても美味しかったですよ!

他には薬草入りカレーも気になりましたね~

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撮影/Churako

こちらは沖縄ではなじみの深い月桃(げっとう)を使ったジュース。

月桃は沖縄では葉っぱにお餅を包んで蒸すのに使うことが多いです。
最近ではアロマオイルやお茶としても人気が高まっている有用植物の1つ。

沖縄では野生しているものをあちこちで見ることができます。

月桃は独特な甘い香りがしますが、蜂蜜の甘さがちょうど良く美味しく飲めました!

5.亜熱帯自然コースを巡ります

99555:5.亜熱帯自然コースを巡ります

撮影/Churako

さて、亜熱帯自然コースを巡ります。
こちらはソテツとガジュマルなどが広がる亜熱帯の森の中を歩くコース。

7つの大きな特徴のあるガジュマルが迎えてくれます。

そのうちいくつかピックアップしてみました!

(1)幸せのガジュマル

99556:(1)幸せのガジュマル

撮影/Churako

こちらは「幸せのガジュマル」と呼ばれています。

「キジムナー」と呼ばれる子供の精霊たちが集う樹として、楽しそうな声を聴いたという報告が多数あるところです。

体験されたというお客様が多くは家族連れ。
キジムナーはお子さんと一緒に遊びたくて出てくるのかもしれませんね。

(2)ムカデガジュマル

99557:(2)ムカデガジュマル

撮影/Churako

ここでは、2008年に映画「ゲゲゲの鬼太郎」の撮影がありました。
確かにこの形は敵の長老っぽい……?

こちらだけでなく、大石林山はその特殊な地形から様々な映画やドラマの舞台にもなっています。

(3)ガジュマルカーテン

99558:(3)ガジュマルカーテン

撮影/Churako

ガジュマルの根がまるでカーテンのように垂れ下がっていることから名付けられました。

以前はこの向こうには海が見えたのですが、森が育ったので現在は見えなくなっています。

亜熱帯の植物は生命力が強いですね……

(4)御願(うがん)ガジュマル

99559:(4)御願(うがん)ガジュマル

撮影/Churako

最後に登場するのが「御願ガジュマル」。
日本一の樹冠とも言われるその大きさに圧倒されます。

大変霊力が高いガジュマルだそうで、ここでも精霊であるキジムナーの目撃談が多数あったり、映そうとした方のカメラが壊れたりしたことがあったそうです。

(私のカメラは無事でした……良かった……)

(5)ソテツの群生

99560:(5)ソテツの群生

撮影/Churako

大石林山には場所を問わずたくさんのソテツが自生しています。

1億年以上も前から存在している植物で、生きた化石とも言われるソテツ。

ところでソテツには雌雄があることをご存知でしたか?こちらはソテツの若い雌の木です。

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撮影/Churako

こちらが若い雄の木。
雌の木は丸、雄の木は尖っているのですね。
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撮影/Churako

これがソテツの実。
見た目はかなりナッツぽいですが、毒があるので食べるには相当な下処理が必要だそうです。
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撮影/Churako

カゴがたくさん落ちていると思ったら、実はソテツの死骸。

「中はでんぷん質で早く土に還るため、こうして外皮だけが残るんですよ」と金城さん。

右手に持っているのがソテツの中身。
食糧難の時はこのでんぷん質を毒抜きして食べたこともあったのだとか。

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撮影/Churako

ソテツと言うのは背が低いイメージがありましたが、生育が遅いだけで、環境によってはとても背が高くなるんですね.。
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撮影/Churako

美ら海展望台コースから、ランチをはさんで亜熱帯自然コースを歩き、ちょうど足が痛くなってきたころに駐車場に到着。

古代の森から現代に帰ってきました~

普段運動不足の私でも歩けたのは、杜と山に住まう神様の力おかげかも?

力強い大地のパワーを受け取ることができる場所、大石林山へ

99572:力強い大地のパワーを受け取ることができる場所、大石林山へ

撮影/Churako

「ありきたりな沖縄観光はもう飽きた」という方にこそぜひ訪れてほしい大石林山。

一歩中に足を踏み入れると、力強い原始の世界にタイムスリップしたかのような光景が眼前に広がります。

今でも神人が山中の道なき道の先にある御嶽(うたき)、拝所に祈りの儀式のために絶え間なく訪れる神秘の地、琉球の開闢神話の伝説の山地が放つ大きなパワーをぜひ体感してみてください。

それでは、にふぇーでーびる(ありがとう)、またんめんそーりよ(また来てね)!

Churakoでした。

photo by PIXTA , iStock and so on.