格安留学の落とし穴!?フィリピンのスパルタ留学

近年、日本人の間で流行してきたフィリピン留学。アメリカやイギリス、オーストラリアなどの渡航先を選ぶより、費用を格段に抑えられるということで人気ですよね。これは特に経済的限界がある大学生や社会人などには比較的手が届きやすい留学スタイル。フィリピン留学経験者からも、「楽しかった」「毎日英語に触れられた」など、メリットを感じさせるような話を聞けたりもします。しかし実は、このフィリピン留学、良い部分ももちろんたくさんありますが、学校によっては「スパルタ」と言われる厳しいルールに則った学生指導が行われているところもあるのです。今回は、フィリピン留学を経験した筆者の友人などの証言もふまえ、フィリピン留学のスパルタ教育とは一体どういうものなのかとお話していこうと思います。

フィリピンのここが好き!留学をすすめたい

フィリピンのここが好き!留学をすすめたい

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近年東南アジアへの留学が人気を集めていますが、特にフィリピンはその先陣を切っていると言っても過言ではなく、セブ島留学は注目されています。

学費が格安であったりアジア圏でありながら本格的な英語が学べるといった要素はもちろんですが、フィリピンをおすすめしたい理由は他にもあるのです。

年中リゾート気分が味わえる

フィリピンに留学するとなると、セブ島やマニラなどの観光地や大都市といったところになると思います。
特にセブ島留学などではビーチが近くにあるということもあり、毎週末海を見に行くことも可能。

もちろん留学の目的はあくまで勉強ですから、遊びに行くわけではありません。
しかしだからこそ、適度な息抜きは必要不可欠なのです。
日本ではあまり見ることの出来ない、透き通った海の青に癒されれば、また翌日から頑張れること間違いなしですよ。

日本から飛行機ですぐそこ

同じ東南アジアでも、留学先として人気の高いマレーシアやシンガポールなどは飛行機で8時間ほども掛かってしまいます。
ニュージーランドやオーストラリアなどでも直行便を利用すれば10時間ほどですから、意外と遠いのですね。

しかしフィリピンは飛行機で4時間ほど。
日本で緊急事態が起きたときなどにすぐに帰国出来るのは、大きなメリットです。
若いうちはあまり気にならないかもしれませんが、年齢を重ねれば重ねるほど、「身内に不幸があったら…」「何かあったときに帰れる準備をしておかないと…」と周りのことも考え出すもの。
すぐに帰国出来るというだけで安心感は違いますから、勉強だけに集中することが出来ます。

笑顔が一番の豊かな国民性

なんといっても注目していただきたいのは、フィリピン人の国民性。
日本はどこか忙しいイメージが付きものですが、フィリピン人はのんびりとした、大らかな国民性を持っており、常に笑顔でサービス精神も旺盛です。

学校の教師も、レストランのスタッフも、道行く人々も、誰もが明るい笑顔で生活をしています。
その雰囲気だけで、日本で送っていた忙しい生活から解放され、留学しながらもリラックスすることが出来ますよ。

日本人には欠かせない食事の美味しさ

日本人にとって意外と欠かせないもの。
それは食事のクオリティーです。
「そんなこと?」と思う方もいるかもしれませんが、実はこれは日本人に合った食事を常に食べることが出来ている現状だからこそ言えることなのですね。

食事は1日3回、それ以下の人でも必ず摂取しなければならないものです。
食事をせずに生きていける人はいないと思います。

1回の食事が「美味しくないな…」程度だったとしても、それが毎回重なれば少しずつストレスは溜まっていくのです。
私が留学していたときも、それが結果として、途中帰国にまで追い込まれてしまった人もいました。

フィリピンの、特にセブ島は観光客が多いこともあり、食事は非常に美味しく出来ています。
新鮮なフルーツや海鮮類をいただくことも出来ますから、留学中も食事に関してはストレスフリーです。

夜も出歩ける治安の良さ

フィリピンと言えば、治安を不安に思う方もいるのではないでしょうか? 実際に、東南アジアの治安は日本と比べれば悪いと言えます。
しかしそれは、日本の治安が世界的に見てトップレベルの良さを誇っているからなのです。

東南アジアではなくても、私がいたオーストラリアやニュージーランドなどでもスリや置き引きなどは起こっていました。
それはフィリピンでも同じで、鞄を置いたまま席を離れない、鞄はチャックなどで蓋が閉まるものを選ぶ、大量の現金を持たない、夜のひとり外出は避ける、危険な地域には行かないなどの基本的なマナーを守っていれば、「フィリピンは危険」というイメージほどの治安の悪さは感じません。

海外留学において、自分の身を守れるのは自分だけです。
出来る限りの準備をした上で、海外生活をまるごと楽しんでしまいましょう。

スパルタって何!?フィリピンならではの留学スタイル

スパルタって何!?フィリピンならではの留学スタイル

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皆さんは、海外留学というものにどういったイメージをお持ちでしょうか? 特にフィリピンは、先述した通り大らかで明るい国民性を持った人たちが暮らす土地ですから、ゆったりとした雰囲気で落ち着いて勉強が出来るというイメージが強いかもしれませんね。

しかしここで落とし穴にもメリットにもなるべき点がひとつあります。
それは、フィリピンにはならではの「スパルタ形式」の留学スタイルがあるということ。

ここで、「スパルタ留学」がどういったものであるのかをご紹介したいと思います。

ひたすら英語!英語脳が作れる時間割

フィリピン留学と言えば、基本的には語学留学で渡航する方が多いかと思います。
つまり英語を習得出来なければほぼ意味をなさないわけですよね。

スパルタ式の学校では、朝から晩まで授業が行われるようなところもあります。
更には宿題も非常に多く課されるため、英語脳を作るにはうってつけ。
時にストレスを感じることはあるかもしれませんが、確実に英語力を上昇させられるのが魅力的です。

気恥ずかしさは捨てる日本人同士の会話

スパルタ教育を取り入れているような学校では、校内では英語以外、他言語の使用を禁止するルールが設けられていたりもします。
セブ島留学は日本人の間で人気が高いため、同じ学校やクラスなどではたくさんの日本人と知り合うでしょう。
しかし使用出来る言語は英語のみ。
最初は気恥ずかしいものがあるかもしれませんが、すぐに慣れますよ。

何より日本人同士では、互いに文法や発音などで躓く箇所を理解することが出来るため、話しやすかったりもします。
格安とは言え普段と違う環境で勉強することが出来るのですから、「日本語に違和感がある!」と思えるほどに英語力を鍛えて帰りたいものですね。

自由はなくても絆は深まる「外出禁止」

中には「平日は外出禁止」などというルールを設けている学校も。
このフレーズだけを聞くと少々怖くなってしまいそうですが、休日にはビーチやマーケットに出掛けたりすることも自出来ますし、外出さえしなければ平日にも生徒同士の交流は自由ですから、完璧な缶詰というわけではありません。

この厳しいルールの下勉強した人は仲間として、絆がぐんぐんと強くなっていきます。
切磋琢磨しながら自分を成長させるには抜群の環境です。

ここでしか出来ない俗世から離れた生活

勉強に一番影響してしまうのは、日常生活に潜んでいる誘惑ですよね。
それを考え、学校の周囲には遊べる場所がなかったり、あるいは部屋にテレビすらないような学校もあります。

「そこまでするの?」と思われるかもしれませんが、そこまでするのです。
あくまでも「語学力の向上」や「言語の習得」という目標達成を主体として考えれば、決して不思議なことではありませんよね。

日本では有り得ない生活ですから、ある種の「ここでしか出来ない生活」を楽しむぐらいの余裕は持っておくようにしましょう。

スパルタ教育は必要なのか?

スパルタ教育は必要なのか?

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上記でご紹介したルールなどを見る限りでは、どうしてもマイナス面が際立ってしまうような気がしてしまいますよね。
しかし、海外留学は今や自分で選ぶことが出来るものなのです。

フィリピンならではのスパルタ教育ですが、全ての学校がそういうわけではありません。
イメージ通りの、のんびりと、安心して勉強が出来る環境を作ってくれる学校も多くあるのです。

ただ、時間の調整が苦手な方や怠け癖があると自覚している人などには、自分を成長させるという意味でも、スパルタ式の学校は非常におすすめ出来ます。

また、一重にスパルタ教育を取り入れている学校と言っても、それぞれ設けているルールなどは異なりますから、下調べは入念にするようにしましょう。

おすすめ出来る人、出来ない人

おすすめ出来る人、出来ない人

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海外留学での語学力向上という点に関しては、長期留学であれば必ずしも達成出来るというものではありません。
同様に、スパルタ教育を受ければ絶対的に英語力がアップするかと言えば、そうとも言えないのが現実。
何事にも、向き不向きというものはあるのです。

スパルタスタイルをおすすめしたいのは、先述した通り、時間の調整が苦手な方。
自分で勉強するとついだらけてしまう、というような人は、誰かが厳しく調節してくれた方が勉強も捗りますよね。
特にフィリピン留学はマンツーマンで行われることが多いため、常に教師やスタッフが時間管理をしてくれます。

また、追い詰められた方が本来の力を発揮出来る人というのも、このスパルタ教育に向いています。
目標達成のためとは言え、常に英語のみの生活となりますから、ストレスは付き物。
「やらなければいけない」というプレッシャーに強い方は、スパルタの方が語学力の向上には役立つかもしれません。

しかしながら、そういった圧が苦手だったり、母国語が一切話せないことに大きなストレスを感じてしまう方は、また違ったスタイルの学校を選んだ方が良いでしょう。

これはあくまでも海外留学。
耐え切れずに帰国ということにでもなれば、全く意味はありませんよね。
スパルタ式が効果的かおすすめ出来るのかということではなく、自分に合った留学スタイルを見付けることが一番重要なことなのです。

格安と言われるフィリピン留学。スパルタ教育の費用は?

格安と言われるフィリピン留学。スパルタ教育の費用は?

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格安の値段設定により、日本人からの大きな人気を誇るフィリピン留学。
スパルタ教育を取り入れている学校とそうでない学校、大まかに分けると2種類になるわけですが、この2種類において、費用に関する明確な差はありません。

費用は学校やプログラム、期間などの差によって変わってくるものだからです。
おおよそにして1ヶ月15万円~20万円程度。
これには現地滞在費や学費、教材費などが含まれています。
中には食費までこれで賄われるような学校もありますから、海外留学はまさに下調べが命ですね。

自分に合った留学プランを

海外留学との戦いは、下調べの段階で既に始まっています。
滞在先に始まり、留学スタイルや留学先、学校の選定など、実際に渡航する前が最も重要と言っても過言ではないのです。
より充実した海外生活を送るためにも、充分な下準備をしてから留学に臨みましょう。
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