台湾留学入門!台湾で学ぶ英語・中国語は?費用は?勉強できそう?

皆さんは、台湾では何語が話されているか、ご存知でしょうか? 答えは、台湾語と中国語です。中国語には2種類(北京語・広東語)ありますが、台湾の場合は北京語の方ですね。

海外留学をするとなると、つい世界共通語の英語を選んでしまいがちですが、この中国語、実は世界で最も話されている言語なのです。それは中国語と英語、そしてスペイン語を話せれば世界のどこへでも行けると言われているほど。今や英語はどの国でも必ず通じますから、だからこそ、これからはグローバル化社会に向けて、第3言語を習得しておけばかなり有利となるわけですね。しかしやはり、最も影響力のある言語は、英語。もしこの2つを同時に学ぶことが出来たら、美味しいと思いませんか? なんと台湾では、その夢が叶うのです。今回は、台湾留学が一体どのようなものなのかということについて、お話していきたいと思います。

日本からすぐ行ける「台湾」

日本からすぐ行ける「台湾」

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近年留学先として注目を集めている、アジア。

シンガポールやマレーシア、フィリピンやインドネシア、更にはベトナムまで、留学費用が安く抑えられるとして人気が高まってきています。

しかしその中に「台湾」という選択肢があることをご存知だったでしょうか?

やはり日本人で海外留学をしたいという場合、真っ先に目が行きがちなのはアメリカやイギリスなどの英語圏でメジャーな国々か、言語によってはヨーロッパ諸国、また、第2言語や第2公用語として英語を定めているシンガポールやマレーシア、フィリピンなどかもしれませんね。

しかし今回注目していただきたいのは、「台湾」。
日本人にとって台湾は海外旅行初心者にも優しい国ですが、実は留学先としても非常に優秀なのです。

それでは台湾とは一体どういう国なのでしょうか?

知っているようで実は知らない台湾の「地理」

台湾は台北(たいぺい)を首都とする、日本の南西方向に位置する国。
大きさとしては九州ほどですから、こじんまりとした国と言えますね。

しかしながら、台北ほどの大都市に行くとオフィスビルが立ち並び、まるで日本の東京を思わせるような雰囲気です。

日本の東京から台北までは約3時間強のフライト。
航空券や時期、プランによっては、下手に国内旅行をするよりも台湾に行った方が安く済むときもあるほどです。

海外とは言え、日本人にとっては意外と親しみやすい国なのですね。

忙し過ぎない台湾の「人口」

日本の九州ほどの土地面積である台湾ですが、その人数は約2352万人程度。
日本が優に1億人を越えていますから、その人口差は明らかですよね。
日本ほど忙し過ぎず、しかしのんびりともし過ぎないのが台湾の魅力のひとつでもあります。
日本人にとってはまさに「丁度良い」国なのです。
その快適さに魅せられる人も多いことでしょう。
日本人にとっては程良い忙しさなので、リラックスしながら勉強に集中することが出来ますよ。

日本より複雑な台湾の「民族」

台湾は実は多民族国家。
日本とは違いますので、私達日本人はあまり民族という観点において、日常生活で深く考えることはないかもしれませんね。

台湾という国では、様々な民族が生活しています。

まず、原住民。
原住民というのは、日本でいう「アイヌ」の人たちのことです。
これは少数派ですが、原住民の中にも16もの民族がおり、それぞれがそれぞれの伝統や文化を引き継いでいます。
彼らをなくしては台湾を語ることは出来ませんね。

そして、漢民族。
漢民族の割合はなんと98%にもなります。
これは中国大陸からやって来た人という意味。
しかし台湾の民族構成は少々複雑になっていて、中には原住民と大陸からやってきた人々の血を引いた「ホーロー人」という人々もいるため、これも漢民族に含まれることがあります。
留学をする際には、日本とは違った「民族」について勉強することも良い経験となるでしょう。

深く根付いている台湾の「宗教」

一度海外に出たことがある人は分かるかもしれませんが、日本の宗教観は海外の一部の国とは違うこともありますよね。
日本はクリスマスも正月も同じように祝う国。
特にクリスマスなどはイベント化してしまっているような部分もあるため、生活の一部となっています。

台湾には日本と似たような部分を感じますが、宗教の観点についてはどうなのでしょうか?

実は台湾では、仏教を始め、道教やキリスト教などの宗教が人々の生活に浸透しています。
国民のほとんどが宗教を信じているとのことです。
留学をすると、もしかしたら宗教に関連したことで驚くことがあるかもしれませんね。

宗教というのは割とデリケートな部分ですから、抵抗を感じる方もいるかもしれません。
しかし、留学するということは短期であれ長期であれ、現地に居住するということです。
宗教はその土地の文化や伝統、歴史に深く結びついていることが多いため、ぜひ勉強してみて下さい。

留学生活に必要不可欠の「言語」

それでは、今回の記事の本題ともなっている、「言語」問題について。

台湾で何語が話されているか、皆さんはご存知でしょうか。
中国語? もちろんそうなのですが、実は中国語というものには2種類あるのです。

ひとつが北京語、そしてもうひとつは広東語。
日本語ではあまり分けて話すことはありませんから、いまいちしっくりこないという方もいるかもしれませんね。

北京語というのが、私達が普段「中国語」として分類しているものです。
世界で最も話されている言語とされているものも、この北京語になります。
これは中国大陸や台湾で使用されている言語です。

一方広東語は香港を始め、マカオなどで使用されています。
マレーシアやシンガポールなどでも人によっては広東語を話しますね。

台湾では先述したように北京語。
そしてもうひとつ、台湾語があります。
北京語は簡体字を採用しているのに対し、台湾語は繁体字。
どちらを先に学ぶかという問題においては、北京語を推奨します。
そうすれば台湾のどの地域でもコミュニケーションを取ることが出来ますし、中国大陸に行っても困ることはありません。
使える幅というのが増えるのです。

何故2種類?アジア圏のドル国家台湾の「通貨」

「台湾は中国語圏だから元(げん)?」と思う方もいるかもしれませんね。
その通りです。
台湾では「台湾元」を採用しています。
ただここでややこしいのが、表記として「台湾ドル」とされているところもあるということです。
日本では日本円しか使われていないため、2つも通貨表記があるということに違和感を覚える方も多いかもしれませんね。

しかし実はこの2つ、表記が違うだけで全く同じもの。
実際のレートやお金の種類が変わるということはないのですね。
つまり「100台湾元」と言われたら「100台湾ドル」ということです。
因みに台湾ドルの英語表記は「NT Dollar(ニュータイワンドル)」。

通貨は、100、200、500、1,000、2,000元が紙幣、1、5、10、20、50元が硬貨となっています。

日本よりも紙幣や硬貨の種類が多いので、間違えないようにしましょう。

日本とほぼ同じだから安心の「時差」

続いて、留学中に思いの外重要になってくるのが「時差」。
留学は特に最初の方などは孤独との戦いという部分もありますから、日本に残してきた親や友人などとの連絡は、そこを乗り切る上でも必須となってきます。
しかしこの時差というものが多ければ多いほど、連絡は取り辛くなってきますよね。

台湾と日本の時差は、なんとたったの1時間。
日本の方が進んでいる状態です。
日本では「夏時間」と言われる「サマータイム制度」も取り入れていないので、常に1時間の時差が生じることになります。

生活リズムがほぼ同じになるため、日本にいる知り合いとも連絡が取りやすくて良いですよね。

風邪だけは引かないように!台湾の「気候」

海外留学において重要なのは、勉強に集中出来る環境作り。
それもこれは自ら作り出すしかないため、やはり最初に国を選ぶというところからしっかりと考えなくてはならないわけです。

何故なら、近年留学先として人気が高まってきている東南アジア諸国、例えばシンガポールやマレーシアなどは常夏の国。
もちろん建物の中はクーラーが効いていますが、一歩外に出ればまさに真夏です。
夏が苦手な方などは、留学先としてはあまり向かないかもしれませんよね。

しかしその点で言うと、台湾は日本人にとって快適な国。
日本と同じほどまで四季がはっきりと分かれているわけではありませんが、暑過ぎず寒過ぎず、非常に過ごしやすい気候となっています。
余計な煩わしさに惑わされず、勉強に集中する環境としては最適ですね。

ただ、台湾では交通機関や建物の中に入ると日本人としては過剰とも取れるほど寒い空調に設定されている場合が多いため、必ず羽織るもの一枚は用意しておくようにしましょう。

驚くほどの親日国家!肌で感じる台湾の「文化」

台湾はよく「親日国家」と言われますが、まさにその通り。
日本人大好きな国民性なので、心地良い留学生活を送れること間違いなしでしょう。

親日国家と呼ばれる国はオーストラリアやニュージーランドなど他にもありますが、台湾は群を抜いています。
私は台湾を含め、この3ヶ国全ての国を訪れたことがありますが、肌で親日の雰囲気を感じたのは初めてでした。

交通機関などを利用する際、少しでも迷っていれば「どうしたの?」と誰かが訊ねてくれ、電車を待っていると「あなた日本人? 私日本が大好きでね」と話し掛けてくれる。
日本人であることが誇らしく思える瞬間ですね。

しかも台湾では大体どこへ行っても必ず日本語を話せる人というのがいます。
商売日本語のような簡単なものでなく、会話が出来るレベルの人が多くいるのです。
台湾が留学と同時に観光先としても人気が高いのは、日本語または英語が出来るだけで簡単にコミュニケーションが取れるというところなのでしょう。

留学をする際には、日本のことを勉強して教えてあげると、喜んでくれるかもしれませんよ。

台湾語OR中国語?

台湾語OR中国語?

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上記でもお話した通り、台湾で話されている言語は主に2種類。
「台湾語」と「中国語(北京語)」です。
台湾は中国語圏ですが、この2種類は一体何が違うのでしょうか? 検証してみましょう。

世界で最も話されている言語「中国語(北京語)」

まず、台湾で広く話されている「北京語」。
これは私達が言うところの「中国語」と同義です。
もうひとつある中国語の種類としては広東語が挙げられますが、こちらは香港やマカオなどで使用されています。

この北京語は、簡体字を採用。
簡体字とは、元々使われていた漢字を簡略化したものなので、従来のものよりも画数が少なくなっています。
更に台湾語とは発音も違い、それは聞く人が聞けばすぐに台湾語か北京語か見分けが付くほどですが、あくまでも公用語は北京語。

台湾に留学する場合はまずこの北京語を学ぶことになると思いますので、中国大陸やその他北京語および簡体字を採用している国への旅行などにも使えて非常に便利です。

そして台湾留学でのキャリアアップを夢見る社会人の方。
中国語は現在、世界で最も話されている言語となっていますから、今後のビジネスチャンスを掴み取るにはうってつけです。

若者世代にも浸透した「台湾語」

上記でご紹介した北京語ともうひとつ、台湾で話されているのは「台湾語」です。

簡体字を採用している北京語に対して、台湾語は繁体字を使用した言語。
繁体字というのは、簡略化されていない従来の漢字のことです。
つまり北京語の方が字体としては簡単なので、私の台湾人の友人によれば、「台湾語が出来れば大体の北京語は読める」とのことでした。

北京語が公用語として定められている台湾ですが、せっかく留学をするのですから、現地の言葉も覚えて理解を深めたいものですよね。

総合的観点から見た「費用」

総合的観点から見た「費用」

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意外と実は留学先としては穴場である台湾。
しかし現実問題、先立つものがなければ実現出来ないのが海外留学の厳しいところです。
ただ逆を言えば、この問題さえクリア出来てしまえば、誰でも手軽に行けてしまうものなのですよ。
もちろん、あとはやる気とモチベーションの高さ、そして粘り強さや度胸次第ということになってきます。

留学するとなると初心者によくありがちなのが、学費だけを見てしまうということ。
日本であればそれでいいかもしれませんが、海外留学の場合、「その他」によって総費用が全く変わってくるものなのです。

まず、航空券代。
台湾は日本から3時間強のフライトで行けるということもあり、時期や航空会社などによっては2万円~という格安費用で行くことが出来ます。

学費に関しては語学留学なのか大学留学などでまた変わってくるのですが、語学留学であれば1年間で60万円~、大学留学は20万円~ほどです。
尚、上記のものは最低金額ですので、これ以上掛かってしまうこともあります。

生活費は約8万円~。
東京で一人暮らしをしたらもっと掛かると思いますから、安い方でしょう。
また、台湾留学の良いところは、就学中のアルバイトが認められているということ。
そのため、ある程度は台湾滞在中の収入からまかなうことが出来るのです。

世界の国々の中には学費が無料だったり数万円で済むような場所もあるため、意外と高いように見えてしまうかもしれません。
しかしそういった場所はおおよそにして航空費や生活費が掛かってしまったり、物価が日本よりも遥かに高かったりするため、総費用の観点で見ると一概に「お得」とは言えなかったりもするのです。

台湾は日本からアクセスが容易で物価も安く、学費も海外留学としては高くはありません。
総合的に見ると、非常に海外留学向けの国と言えますね。

台湾でも学べる!本格的な「英語」

台湾でも学べる!本格的な「英語」

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台湾の公用語は北京語。
そして広く使われている台湾語もあります。
しかしこの台湾、実は英語を理解出来る人もとても多い国なのですね。
私が台湾を訪れた際に驚いたのは、普通のレストランやお店でも、必ず英語を理解出来る人がいたことです。
日本だと、大きい駅や外国人観光客の多いレストランなどでしか通じないというような現実がありますよね。

台湾では特に若者世代では流暢な英語を操る人たちもとても多く、日本語、英語、北京語、台湾語のいずれかを理解出来ればコミュニケーションに困ることは全くありません。

もちろん彼らは英語ネイティブではありませんが、台湾には北京語を学びに、他の国からもたくさんの留学生が訪れます。
彼らとのコミュニケーションは英語が公用語となることもあり、また、語学学校の授業によっては説明などの補足が英語でされることも。
更に、大学院などでは英語で受けられるコースもあるため、北京語と同時に英語まで、世界のトップ2を占めている言語を学ぶことが出来てしまうのです。

何故今台湾留学?

何故今台湾留学?

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目的やプランなどによって、今や選び放題と言ってもいい留学先ですが、何故“今”台湾なのでしょうか?

筆者が台湾留学を強くおすすめしたいのには、費用以外にも様々な理由があります。

まず、台湾が日本人に優しい国であるということです。
先述しましたが、台湾は世界でも有数の親日国家。
困っていれば必ず手を差し伸べてくれる人もいるでしょう。
悲しいことですが、やはり差別がある国があるというのも事実です。
留学するのであれば、これが少ないに越したことはありませんよね。

そしてなんと言っても、英語、北京語、台湾語の3ヶ国語を勉強出来るということ。
東京オリンピックも2020年に迫り、特にグローバル化が注目されている現在、マルチリンガルになることは現代を生き抜いていく上でかなりメリットとなってきます。

特に北京語は世界で最も話されている言語、そして英語は世界共通語として、最も影響力のある言語とされているため、この2ヶ国語をマスターしただけで今後訪れるチャンスの多さは格段に変わってくるはずですよね。

日本がどんどん海外進出を果たしている今だからこそ、北京語と英語が、それも日本人に優しい環境で学べる台湾は、留学先として最高の国なのです。

今留学をするなら台湾がアツい!

グローバル化がぐんと進んできた“今”だからこそ、おすすめしたい台湾留学。
英語と中国語が出来れば、世界のどこへ出ても怖くありませんよね。
台湾留学は魅力とメリットで溢れていますから、一度ぜひ調べてみることを強くおすすめします。
そして上手く国際化社会の波に乗りましょう!
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