【大阪→奈良】特別列車「青の交響曲」で大人旅をしてきた!

青の交響曲(シンフォニー)ってご存知ですか?これ、実は近畿日本鉄道の特別特急の名前なんです。「青の交響曲」は大阪の阿部野橋駅と奈良の吉野の間を1時間30分ほどで走行します。歴史ある街と豊かな自然の間を走る、濃紺のボディ。その美しさに魅了されるファンも多いんだとか。今回はそんな上質な大人旅をご案内します。
 

「青の交響曲」を満喫しましょう

100191:「青の交響曲」を満喫しましょう

写真/ユミヨシ

こんにちは、絶景案内人のユミヨシです。

本日は非日常を味わえる、大人旅をご案内します。

行先の吉野は桜の名所として知られ、山桜の美しさは奈良時代から和歌に詠み込まれてきました。
そんな悠久の歴史を持つ土地、私もずっと行きたかったんです!

期待に胸が高鳴ります。

今回は吉野へ行く道中で乗車する「青の交響曲」も含め、吉野の魅力をお伝えします。

美しい濃紺のボディ!

99699:美しい濃紺のボディ!

写真/ユミヨシ

構内のベルと共に、「青の交響曲」が到着しました。

濃紺のボディは美しいですね。

扉が開き、足を踏み入れます。

この雰囲気、ちょっとドキドキしちゃいますね。

落ち着いた雰囲気のデラックスシート

99701:落ち着いた雰囲気のデラックスシート

写真/ユミヨシ

客室は完全指定席。

ふかふかなシートは上質な大人旅にぴったりですね。

2人掛けのデラックスシートはこんな感じでした。

なんだか物語が生まれそうな雰囲気です。

発車のベルが鳴り、大阪阿部野橋駅を出発します。

電車の旅っていいですよね

99702:電車の旅っていいですよね

写真/ユミヨシ

大阪の街を超えると、少しずつ車窓から緑が見えるようになりました。

どうやら「青の交響曲」沿線には葡萄畑があり、そこで獲れたものを使ったワインが製造されているそうです。

車窓から外を眺めていると、確かに低い葡萄棚に蔦がからまっているのが目に入りました。

憧れのバーラウンジ

99704:憧れのバーラウンジ

写真/ユミヨシ

また「青の交響曲」は車内販売が充実しています。

1号車と2号車の間にはバーラウンジがあり、そちらで軽食やスイーツがいただけるんだとか。
停車のタイミングを見計らい、さっそくラウンジへ向かいます。

ちらっとメニューを眺めてみると、沿線で獲れた葡萄のワインもあるようです。

革張りのソファが素敵なバーラウンジ

99703:革張りのソファが素敵なバーラウンジ

撮影:ユミヨシ

自動扉を抜けるとバーラウンジです。
溢れ出る高級感!

なんだか映画の世界みたいです。

それでにしても特急のバーラウンジってめちゃくちゃ恰好良いですよね。

(少なくとも私はめちゃくちゃ好きです)

バーラウンジのシートは素敵な黒い革張りで、とてもゆったりと座ることができます。

少しはしゃいでから、奥のバーカウンターでいくつか注文してきます。

美しいアラベスク模様のカウンター

99705:美しいアラベスク模様のカウンター

写真/ユミヨシ

これまた美しいカウンター。
蔦が絡まった、美しいアラベスク模様の細工がしてあります。

バックライトで木製の切り細工模様が浮き出ていて、とってもお洒落。

このカウンターの写真を撮る時、実は乗務員の方はカウンター下にしゃがんでもらっています。

「カウンターの写真撮ってもいいですか?」(≒きれいなお姉さんにも映ってもらえたら嬉しい)とお願いしたところ、

「あ、じゃあ今から隠れますね!」

とおっしゃって、「せーの」でカウンター下にしゃがんでくださいました(笑)

素敵な車両とお茶目な乗務員さん…

最高の組み合わせです、ありがとうございます。

サービス精神旺盛というか、興奮して社内の写真を撮りまくる人の対応に慣れてらっしゃるのだな。

名物・柿の葉寿司とスパークリングの意外なマリアージュ

99706:名物・柿の葉寿司とスパークリングの意外なマリアージュ

写真/ユミヨシ

注文したのは「青の交響曲」特製、吉野梨リキュールのスパークリングと柿の葉寿司。

完熟梨を半年漬け込んだリキュールを吉野の水で割り、スパークリングに仕立げたんだとか。

…最高ですね。

あと食事は奈良と言えば「柿の葉寿司」だと思って注文したのですが、如何でしょうか?

柿の葉寿司はもともと奈良・吉野の郷土料理で、お祭りの時に食べられていたんですって。

素朴な酸味がスパークリングの爽やかな甘さで引き立ちます。

「青の交響曲」限定の絶品スイーツ!

99707:「青の交響曲」限定の絶品スイーツ!

写真/ユミヨシ

またデザートに「青の交響曲」限定販売の季節のスイーツを注文しました。

2017年の春季は「伊勢志摩サミット」でデザートを担当した赤崎哲朗氏監修なんだとか。

トップの白いふわふわは薄いホワイトチョコレート。
上品な金粉が「おしべ」のようにきらりと光ります。

桜の花を連想させるスイーツですね。

夢のように儚く、それだけに美しい…

底層のムースはとても薫り高いです。
どうやら河内ワインを使用しているそうで、

甘酸っぱいラズベリーがこれまた味のコントラストを綺麗につけていました。

上層部のアーモンド生地で全体の甘さが調和し、最高の食感に。

こうした限定メニュー中にも、美しく調和のとれた旋律を感じました。

それでこそ交響曲…!

もうすぐ終着駅!車窓の風景が変わってきました

99708:もうすぐ終着駅!車窓の風景が変わってきました

写真/ユミヨシ

食後の余韻を味わいつつ、元の座席に戻ります。

車窓から見える風景はいつの間にか、青葉青葉です。

この時はじめて、スイーツに目を奪われて車外の風景を見ていなかったことに気づきました。

それ程までに限定メニューが心をとらえた、というのもありますが。

アナウンスによると、もうすぐ終着駅のようです。

終着駅・吉野に到着です!

99710:終着駅・吉野に到着です!

写真/ユミヨシ

しばらくすると、「終着・吉野」を告げるアナウンスが。

素敵な時間を愛おしみながら駅に降り立ちます。

吉野駅構内は天上が高くて、すごく気持ちいい駅です。

近代建築家の岩崎平太郎という方が設計されたんだとか。

ホームの上の方は鉄骨でトラスが組まれていて、奥に見える改札上部の壁にはモダンなアーチ模様が見えます。

「それは木製の装飾によって作られており、一見ロマネスク風の印象が見られるものの、詳細に見ればインド・イスラームの意匠に通底する」

長い歴史の中で光る造形美、といってもいいかもしれません。

「青の交響曲」は古都・奈良の意匠を受け継いでいるように感じました。

ゆったり電車旅、いかがでしたか?

100195:ゆったり電車旅、いかがでしたか?

写真/ユミヨシ

過程を楽しむ、大人の旅。

今回は終着駅まで向かいましたが、

沿線には美しい棚田を見ることができる「棚田エリア」や豊かな自然に触れられる「みたらい渓谷」、関西の軽井沢とも呼ばれる「洞川温泉」など見所が満載です。

途中下車も、きっと楽しいと思いますよ。

上質な大人旅に「青の交響曲」はうってつけ!

「青の交響曲」の乗車には特別特急券が必要ですので、

事前に日本近鉄鉄道の窓口や旅行代理店へ空席の問い合わせをしましょう。

また通常は往復2便の運行のみとなっております。

特に3月、4月のお花見シーズンには予約が殺到するので、二か月ほど前から予約を取った方がいいと思います。

あなたも「青の交響曲」で素敵な大人旅に出かけませんか?