「海の京都」鶴の港と赤れんが倉庫群の舞鶴

近代へと歩みを進めた明治日本。

ここ京都府舞鶴市にある舞鶴港は1901年(明治34年)、舞鶴鎮守府が開府され、日本海側の重要な軍港として整備されていきます。その一環として海軍倉庫など、近代化を進めていく礎として、多くの赤れんがの建造物が作られました。

舞鶴港、戦後は引き揚げ船の着く港として、現在は海上自衛隊の基地として、日本海側の重要な港湾とされています。

舞鶴港ウォーターフロント(旧海軍舞鶴鎮守府一帯)はそんな「海の京都・舞鶴」の魅力を満載。レトロな街並み散歩に、最新鋭の護衛艦を見学できる自衛隊桟橋と。さぁ、ワクワク散策に出かけよう!

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「海の京都」舞鶴の絶景はあちらこちらに

99757:「海の京都」舞鶴の絶景はあちらこちらに

撮影:iti

こんにちは。
ご一緒するのは大阪から滋賀県高島市朽木小川に20年前に移住してきた榊 始(iti)と妻(ご人)です。

ここ舞鶴は、ご人の実家(兵庫県養父市)からの帰りにいつも通る国道27号沿いに広がる港町。

今まで何回か寄り道した舞鶴のあちらこちらも含めて、ご案内します。

はじめの第一歩は舞鶴赤れんがパークの駐車場から

99758:はじめの第一歩は舞鶴赤れんがパークの駐車場から

撮影:iti

いつも自衛隊の護衛艦や赤れんがの街並みを左手に眺めながら、「見学したいね。」と話していました。

今回は滋賀の奥山から国道367号・303号・27号と下道を走り、舞鶴に。

赤れんがパークの駐車場が舞鶴散策には最適。

一番見たいのは護衛艦

99759:一番見たいのは護衛艦

撮影:iti

日曜日は、護衛艦が接岸している埠頭の見学ができるので、ワクワクしながら先ずは、赤レンガ倉庫に沿って、自衛隊桟橋へ。

入り口で、受け付けはあちらでとの案内に従って行くと、受付のテントが。
首から掛ける見学証が入ったケースを貰います。

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撮影:iti

見学証を首に下げて、真っ正面に接岸している護衛艦「ふゆづき」へ。
まじかで見て、見上げて、デッカイの一言。

「ふゆづき」は国道を走っていてもよく接岸していたので、近くで見たい、と思っていました。

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撮影:iti

停泊している護衛艦の乗船口には、立ち番の自衛官がいて、手が空いていると、こちらの質問にも答えてくれます。

「ふゆづき」について見上げながら質問すると、「パンフレット、ありますよ。」と看板から持ってきてくれました。

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撮影:iti

桟橋の所々にも、質問を受ける自衛官の方が配置されていて、応えられる範囲の質問に丁寧に応対してくれますヨ。
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撮影:iti

「護衛艦、形・線が美しいですね。」と言うと、「ハイ、でもボクは、タンカーが好きなんですが。」と、目線は対岸に停泊している、赤いタンカーを。

見学者の質問に答えてくれた、海上自衛官の男子くんでした。

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撮影:iti

「主砲は何インチ?」と聞くと「○○で、向こう側がイタリア製、こちら側がアメリカ製(2隻並んで停泊していた)」と。

「どちらの性能が良い?」と聞くと、「性能の基準が何かで…」と言いながら「イタリア製は、連発で一度にたくさん撃つ、アメリカ製は狙って撃つタイプ」と。
「マカロニ・ウェスタンかカウボーイ」かなぁと、フト。

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撮影:iti

護衛艦を近くで堪能して、入り口ゲート近くにある、売店へ。

ここでしか買えないグッズや白い手袋など必需品などが、所狭しと。
お菓子や飲み物なども売っていましたヨ。

そうそう、外に自動販売機があったんですが、80円から120円の激安。
思わず、1本ゲット。

売店の女子に「何故?」と聞くと、「共済会が販売しているからかなぁ」と。

レトロな赤れんが倉庫へはそのまま歩いて

99766:レトロな赤れんが倉庫へはそのまま歩いて

撮影:iti

つづいて、赤レンガ倉庫街へ。

現存する鉄骨レンガ建造物としては非常に古いものとして知られるそうです。

舞鶴鎮守府開庁にあわせて多くの赤れんがづくりの海軍倉庫が集中して建てられ、今も12棟が残っています。

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撮影:iti

丁度ひるメシ時だったので、赤れんが2号館の中にある喫茶コーナーへ。

食べるのは、ヤッパ「軍艦カレー」でしょう。

キャッチコピーは「金曜日は、軍艦カレー」でしたかネ。
飲み物付きで800円、肉じゃが丼もありましたヨ。

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撮影:iti

腹ごなしは、倉庫街をウロウロ。

私は古い窓ガラスに興味深々です。

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撮影:iti

この赤れんが倉庫街、現在はアート展示やイベントスペースとして利用されています。

4号館では、丁度コンサートが行われていました。

今日は無料で誰でも聞くことができましたヨ。

ご人は椅子に座って、しばらく動こうとしません。

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撮影:iti

赤れんが資料館も参観。
れんがの歴史や古くからのレンガの作り方・世界各国のレンガ造りの建物などの紹介が展示されています。

舞鶴港を海から眺める遊覧船乗り場はこの近くに。

行ったのですが、最終便13時発が出たすぐあとでした。
残念。

軍港のなごり、「舞鶴引き込み線」の赤れんがトンネル

99789:軍港のなごり、「舞鶴引き込み線」の赤れんがトンネル

撮影:iti

舞鶴には、明治37年に舞鶴鎮守府への資材輸送を主な目的として設営された、旧国鉄舞鶴線から軍港への引き込み線の線路跡やトンネルなどが残っています。
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撮影:iti

自衛隊桟橋にもその跡が。
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撮影:iti

自衛隊桟橋から5分ほど駅に向かって歩いて北吹トンネルへ。

この北吹トンネルは、当時の赤れんが造りのまま、現在は自転車・歩行者専用道路として活用されています。

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撮影:iti

美しいアーチ型のトンネル、JR舞鶴線東舞鶴駅から舞鶴港ウオーターフロントまで歴史を感じながら歩く中間点にあたります。

いよいよ舞鶴港を一望できる絶景ポイント、五老ヶ岳へ

99775:いよいよ舞鶴港を一望できる絶景ポイント、五老ヶ岳へ

撮影:iti

「この青空だし、きっとキレイだよ。」五老ヶ岳からの眺めを見に行こう、とご人。

国道27号をチョイ福知山方面に走らせて、峠の五老トンネル直前で左折してクネクネ道を、五老ヶ岳公園まで。

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撮影:iti

確かに、キレイでしたヨ。

彼方には舞鶴港の外側、若狭湾まで望めます。

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撮影:iti

舞鶴港の向こう側にそびえる「若狭富士(青葉山)」もクッキリと。

ここから眺めると、左右に大きく羽を伸ばして「鶴が舞う」のがよくわかります。

天気がいいときには私たちもよく寄る絶景ポイントです。

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撮影:iti

ここには、五老スカイタワーがあり、そこに上ると真下にさっきまでいた舞鶴港ウオーターフロントが見えるのですが、全面ガラス窓で、写真撮影にはチョッと。

(写真は五老スカイタワーを対岸の佐波賀の海岸線から見た遠望です。)

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撮影:iti

「五老ヶ岳に上らずして舞鶴に来たと言うべからず」と言いたいほどの絶景デス。

ただし、五老トンネル直前の左折、左折してすぐ右カーブの急な登り。
運転はくれぐれも慎重に。

「岸壁の母」の引揚桟橋

99780:「岸壁の母」の引揚桟橋

撮影:iti

戦後13年にわたり、最後まで中国や朝鮮そしてロシアからの引揚者と遺骨を乗せた船を迎え入れた舞鶴の引揚桟橋。

全国から寄付が寄せられて復元されたそうです。

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撮影:iti

ご人も慰霊と平和祈願をこめて鐘を3回響かせました。

「一目10万本」のアジサイ、舞鶴自然文化園

99782:「一目10万本」のアジサイ、舞鶴自然文化園

撮影:iti

先日、養父実家通いの帰り、高浜のスーパーで「一目10万本」のポスターを見ました。

「舞鶴自然文化園」のアジサイ園。

引揚桟橋から15分ぐらい走ると到着します。

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撮影:iti

アジサイ園のゲートをくぐると、木々に覆われた小道を下りていきます。

小道の両側は色んな種類のアジサイのトンネルになっています。

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撮影:iti

階段を下りると「アジサイの海」が。
斜面に広がる一面のアジサイです。

遠くには舞鶴湾も望めますヨ。

ここ舞鶴自然文化園には椿園もあり、たくさんの椿の木が植えられていました。

舞鶴湾の入り口を「三浜展望広場」で望む

99785:舞鶴湾の入り口を「三浜展望広場」で望む

撮影:iti

竜宮浜海水浴場方面に少し走り、左折。

細い道、行けども行けども展望台にたどり着かず、と思っていたら、視界が開けて、「美浜展望広場」の看板が。

遠くに見えるのは丹後半島です。

目を凝らすと天橋立も。

マイナーな展望台だと思いますが、眺めは最高。

舞鶴湾から丹後半島、そして日本海が眼下に広がっていましたヨ。

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撮影:iti

帰りの佐波賀の海岸線からは東舞鶴市街や若狭富士の遠望も。

最後にアクセスを

京都から京都縦貫道・舞鶴若狭自動車道で約100km、大阪・神戸から中国自動車道・舞鶴若狭自動車道で約130km。
名古屋から名神高速・北陸自動車道・舞鶴若狭自動車道で約190km。

JRで京都から山陰本線・舞鶴線で約1時間 40分、敦賀から小浜線で約2時間。

京都・大阪・神戸・東京から高速バスも出ています。

レトロな街並みと護衛艦で明治・大正そして昭和にタイムトリップ

99787:レトロな街並みと護衛艦で明治・大正そして昭和にタイムトリップ

撮影:iti

いまだに海軍と赤れんがの遺構があちこちに散在する舞鶴の街。

そして、鶴の舞う港や若狭・日本海の絶景を堪能できるポイントの数々。

今日は東舞鶴周辺しか行きませんでしたが、お城や古い寺社仏閣に「とれとれ市場」のある西舞鶴も、「海の京都・舞鶴」は見どころ満載です。

私たちもまた行きたい~。

そんな舞鶴にいらっしゃいませんか?