まるで剣のような奇岩が広がるマダガスカルの『ツィンギ・ド・ベマハラ』

「ツィンギ・ド・ベマハラ」はアフリカのマダガスカルの西部にある、景観保護を目的とした保護地域です。1990年に、ユネスコ世界遺産の自然遺産に登録されました。この一帯は、まるで剃刀の刃ののような尖った岩が無数に並んだ独特の景観となっています。

ツィンギ・ド・ベマハラ(Tsingy de Bemaraha)

photo by flight965.com

「ツィンギ・ド・ベマハラ」があるマダガスカル島は、アフリカの南東のインド洋に浮かぶ島で、世界で4番目に大きな島です。島全体がひとつの国になっていてマダガスカル共和国といいます。「ツィンギ・ド・ベマハラ」はそのマダガスカル島の西部に位置しています。

ツィンギ・ド・ベマハラ(Tsingy de Bemaraha)

photo by cloudnodes.co.uk

剣のような鋭くとがった奇岩が、無数に存在し一帯に広がっているこの土地は、”動物が住むことが出来ない先のとがった土地”という意味の「ツィンギ」という名前が付けられています。また、「ツィンギ・ド・ベマハラ」の奇岩地帯の谷間には豊かな原生林が点在しています。

ツィンギ・ド・ベマハラ(Tsingy de Bemaraha)

photo by atlasobscura.com/

「ツィンギ・ド・ベマハラ」この鋭くとがった灰色の奇岩が広がる独特な景観は、何万年という気の遠くなるような長い年月をかけて、石灰岩を主とするカルスト台地が風雨にさらされ侵食されることで、自然に形成されてきました。

「ツィンギ・ド・ベマハラ」には、マナンブル川という川が流れています。その川が長い時間をかけて大地を浸食し続けたため、川の両側には300mもの断崖がつくられました。この断崖には多くの洞窟や岩棚があり、そこにはこの地域に住む人々が故人を埋葬した跡があります。

ツィンギ・ド・ベマハラ(Tsingy de Bemaraha)

photo by pinimg.com

「ツィンギ・ド・ベマハラ」では、せっかく雨が降ったとしても、その雨が岩と岩との間を流れていってしまうために、この大地が水で潤うことはありません。そのため、多少水がなくても大丈夫なような乾燥に強い植物だけが生き残って、珍しい種類の植物が自生しています。

「ツィンギ・ド・ベマハラ」には豊かな原生林が点在しています。これは、奇石地帯の地下にある鍾乳洞が、自然の水瓶となり木々を成長させたためです。この原生林の中には、およそ90種を超える鳥類、爬虫類や、ワオキツネザルなどの数種類の猿が生息しています。

ツィンギ・ド・ベマハラ(Tsingy de Bemaraha)

photo by s-media-cache-ak0.pinimg.com

日本では絶対に見ることのできないような「ツィンギ・ド・ベマハラ」の独特で壮大なこの風景をあなたも自分の目で見てみませんか。運が良ければ、他の森を求めて移動中のワオキツネザルに出会うことができるかもしれませんよ。

ツィンギ・ド・ベマハラ(Tsingy de Bemaraha)への行き方


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「ツィンギ・ド・ベマハラ」に行くには、まず成田から飛行機でパリ経由で首都アンタナナリボへ向かい、その後さらに、飛行機で約1時間かけてムルンダバまで行きます。そこから公園入口ペコバカまでは、車をチャーターしおよそ8時間程で行くことができます。

wondertrip編集部

Writer:

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