鉄で栄えた古代のアフリカ黒人文明の都市『メロウェ』

かつてアフリカ大陸の四分の一にも及ぶ強大な王国を築いた古代クシュ王国。その繁栄のあとは現在のスーダン北部に多く残されています。ここではそんな、古代遺跡群が眠る、スーダンのメロウェについてご紹介します。
メロウェは、現在のスーダンの首都・ハルツームの北東に繁栄した都市。古代クシュ王国が紀元前6世紀にここへ遷都し、紀元後4世紀にエチオピアのアクスム王国に滅ぼされるまで繁栄しました。
メロウェは鉄鉱石や樹木が豊富で、アフリカ黒人の歴史上最初の鉄器製造の中心地として栄えました。今に残るその遺跡群に、当時の繁栄の面影を見ることができます。
メロウェ遺跡は大きく分けて2つの部分で構成されています。北・南ピラミッド群のある「ベグラウィア」と、アモン神殿と王宮跡の残る「ロイヤル・シティー」です。
「ベグラウィア」のピラミッドは王の墓として建てられたことがわかっており、紀元前3世紀頃からの王が眠っていましたが、全て盗掘・破壊されてしまっています。







エジプトの文化的影響を色濃く受けたこの古代文明ですが、ピラミッドの角度はエジプトのものが52~53度なのに対し、ここでは65~68度となっていて、見た目でもより鋭角な形をしているのがわかります。
「ロイヤル・シティー」には、その名の通り王宮跡、アモン神殿、浴場跡、城壁、居住区などが残されています。ここで出土した、紀元前後に破壊されたと見られるアウグスゥスの像の頭部は、大英博物館に保管されています。
アフリカ黒人社会の、貴重な古代都市の名残であるメロウェの遺跡群。世界遺産にも登録されている貴重なスポットです。
次のページでは『メロウェ(Meroe)への行き方』を掲載!
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