世界の果てと呼ばれているインドの秘境『ヌブラ渓谷』

「世界の果て」と呼ばれるヌブラ渓谷は、長らく誰も踏み入れることのできなかった秘境中の秘境です。茶褐色の大地に突如現れたオアシスのような場所で、人々は今も昔と変わらぬ生活を送っています。普通の観光旅行に飽きてしまったあなた。次の旅行は人と触れ合える旅、ヌブラ渓谷はいかがでしょうか。

ヌブラ渓谷(Nubra Valley)

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ヌブラ渓谷は「世界の果て」とも言われる場所です。標高5600mの峠を越えた先に広がる、インドとパキスタンの国境地帯に位置する場所です。見渡す限りの不毛の大地にポツンと取り残されたように存在する集落、そこでは古来より残るチベット仏教の信仰と自然、そしてそこで生きる人々の生の優しさに触れることができます。

ヌブラ渓谷(Nubra Valley)

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ヌブラ渓谷までの道のりは、長く、険しく、しかし、それ自体が一つの観光伴っています。ヌブラ渓谷への出発点となるのは「レー」というインド北西部ラダック地方の中心都市です。そこから北に125km進んだところにヌブラ渓谷は位置しています。途中標高5600mの峠越えが必要なため、冬は道が閉ざされ、夏の限られた間しか行くことができません。

ヌブラ渓谷(Nubra Valley)

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道中は見渡すかぎり広がる不毛の大地です。茶褐色の大地と青い空、白い雲のコントラストが美しく、ここから先には何もないのではないかという錯覚に落ちいります。道中にある世界で一番高い峠、カーダングラ峠からは万年雪の山々も見渡せ、世界一高いところにある喫茶店でのティータイムを過ごすこともできます。

ヌブラ渓谷(Nubra Valley)

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カーダングラ峠から下り、不毛の大地を走り抜ければ、「世界の果て」ヌブラ渓谷が見えてきます。シャヨク川とヌブラ川の流域に広がるヌブラ渓谷は、茶褐色の大地の中で、唯一豊かな自然を湛える場所でもあります。そこはさながら砂漠の中のオアシスです。時間はゆったりと流れ、夜には満点の星空を眺めることができます。

ヌブラ渓谷(Nubra Valley)

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ヌブラ渓谷内にはいくつかの集落が存在します。その村々をタクシーやジープで観光するのですが、日本人に特に人気なのがパナミック温泉です。温泉と言っても日本のような温泉街はなく、岩山の合間に建つ1建の白い建物がパナミック温泉です。建物の裏手に源泉があり、当然源泉かけ流しのインドの硬水温泉が楽しめます。
ヌブラ渓谷で最も仏教文化を感じることができる場所がゴンパです。ヌブラ渓谷を訪れた人が必ず訪れる場所とも言え、茶褐色の大地の中で極彩色の僧院が異彩を放っています。仏教都市ならではですが、坊主頭の男の子が朝の勤行に勤しみ、お堂からは祈念の声が響き渡ります。また、建物内の美しい壁画も一見の価値があります。

ヌブラ渓谷(Nubra Valley)

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ヌブラ渓谷では時間がゆったりと流れます。そして、毎日、その日生きていくための営みが、ここでは繰り返されているのです。篤い信仰心をもち、自然と、動物と、植物と共存していく人々の姿は、現代に生きる私たちが忘れてしまったものを思い起こさせてくれるでしょう。それが、この世界の果てが私たちを惹き付ける所以なのかもしれません。

ヌブラ渓谷(Nubra Valley)への行き方

ヌブラ渓谷までは、インドのデリーから、ヌブラへのアクセス地点レーに行き、そこからヌブラを目指します。
日本からインドの首都デリーまでは直行便で8時間半程度です。
デリーからラダックに空路で入る場合、デリー~レー間のフライトを利用するのが一般的です。夏場は混雑するので、早めに予約しておいた方がいいでしょう。また、冬場はデリーの濃霧やレーの悪天候でよく欠航になるので、余裕を持って日程を組みましょう。航空会社は何社か就航していますが、ジェットエアウェイズがおすすめです。
陸路が通行可能になる夏の間は、マナーリという村からバスやジープでラダックに入ることができます。
レーからヌブラ渓谷まではジープをチャーターする必要があります。日本からインド専門の旅行会社等を通して手配していくのが便利でしょう。
もしくは現地でジープを所有している人は大抵ガイドも兼ねていますので、その人との交渉次第となります。

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