インドにある驚きの世界遺産!アジア最大の面積を誇る巨城『チットーガー・フォート』

「チットーガー城砦」は「チットールガル城砦」としても知られており、世界文化遺産登録されたラージャスターン州の丘陵要塞群6ヶ所の城砦のひとつです。メワールと呼ばれたこの地域に7世紀から16世紀にかけて君臨したラージプート族の栄華を示す巨大建造物です。

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)

出典:curious-places.blogspot.jp

インド北西部ラジャスタン州ニューデリーから約570㎞の場所、ニューデリーとムンバイの約中間地点にあります。
この巨大な城「チットーガー(チットールガル)フォート」は約2.8平方キロメートル(ディズニーシーが約6個分!)にもおよぶ広さで、地上から約180メートルの丘にあり、そこから眺めるチットガー(チットールガル)の街並みは絶景です。

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)

出典:1000lonelyplaces.com

王の名前をとったラナ・クンブハ宮殿。
「敵軍に負け支配される屈辱なら名誉の自害を選ぶ」という誇り高いラージプート族はイスラム教徒軍による城砦陥落の際、女王を始めとする女性たちが名誉の自害をし、男性たちは最後まで敵から城を守るため戦い抜き戦死しました。この宮殿の上の部分が一部黒く焼け焦げているのが、その当時の凄まじい戦いの様子を物語っています。

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)

出典:about.me

チットガーフォートの象徴として知られているのが、このヴィジェイ・スタンバ(勝利の塔)で、15世紀にメルワー王国にが戦いに負け、勝利したラナ・クンブハが記念として約10年の歳月をかけ建立したとされています。
また、9階建構造からなっているこの塔の高さは37mで、中に入ると螺旋階段があり、塔の上まで登ることができます。 

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)

出典:geocities.jp

ミーラー・バーイ寺院は「ミーラー・バーイ」という聖人でもあるメワール王国に嫁いできた王女の名前が付けられたヒンドゥー教のお寺です。 
ミーラー・バーイは夫が亡くなった後、ヒンドゥー教の神であるクリシュナを深く崇拝し、クリシュナ神に近づこうと神のための詩を読み続けることに人生のすべて捧げたそうです。詩人の彼女の詩はインドの人々に良く知られているようです。
2つになっている寺院の壁面は神の彫像やレリーフで飾られています。

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)

出典:flickr.com

ゴームク貯水池は崖の端にある牛の口と呼ばれる場所から泉が注ぎ込んでいて、チットガー城砦での多くの包囲攻撃の際には重要な水源として利用されています。
チットガーフォート内にはこの高さにありながら84の貯水池が造られていて、その内の22の貯水池は今でもこの土地の住民が洗濯などをして生活用水として使用しています。

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)

出典:flickriver.com

この湖水に立つパドミニ宮殿はメワール王国の王ラワル・ラタン・ シンの第2の妻で「絶世の美女」パドミニ王妃が暮らした宮殿です。
彼女の美しさに惹かれたデリーの王であったアラーウッディーン・ハルジーはパドミニ王妃に直接会うことは許されず、宮殿内の鏡に映った王妃の姿だけを見る事ができたという話です。その後、王妃を手に入れようとしたアラーウッディーン・ハルジーによって侵略されますが、王妃は自害します。

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)

出典:raredelights.com

深い歴史が刻まれた誇り高いラージプート族の栄誉の城砦は一見の価値ありです。
チットガー(チットールガル)城砦の全体を徒歩で回るのは大変なのでリクシャーと呼ばれる三輪のタクシーなどをチャーター(ガイド付き)して回った方が便利で安心です。
ジャイプール、アグラといった有名観光地からも遠くないので旅程にチットガーをいれてみてはいかがでしょう。 また個人で行かれるのが心配であればチットガーフォートに行くツアーに参加するのもおすすめです。

チットガーフォート(Chittorgarh Fort)への行き方

成田・関西空港からデリーへ直行便で約10時間。
デリーからチットガーの最寄の空港であるウダイプルのダボック空港まで国内線で約1時間30分。
ウダイプルからはチットガーの町までタクシーまたはバス約1時間30分から2時間。
チットガーの町からチットガーフォートへはリクシャーなど利用。

wondertrip編集部

Writer:

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