見るだけで足がすくみそう!?中国・河南省にある『郭亮トンネル』

中国・河南省の省都・鄭州市から北に120キロ程のところに位置する万仙山風景区内に急勾配の崖をくり抜いて作られたトンネルがあります。見るからに怖そうなそのトンネルの名は「郭亮トンネル」。最近では河南省の人気観光スポットの一つにもなっています。


たったの13人によって掘られたトンネル

このトンネル、今から約40年ほど前になんと13人の郭亮村の村人により掘られたものだそうです。
特にトンネル掘削の知識のない13人の農民たちが、ハンマーとのみを使い、自分たちの手で掘り上げました。

かつては急勾配の階段しか道がなかった

トンネルを掘る前の郭亮村は、外界から閉ざされた村と言ってもいいくらい、村までの到達手段は狭く険しい山道とほぼ垂直とも言える720段の階段を徒歩で進むのみという非常に厳しい状況でした。
行政の対応もなく、業を煮やした郭亮村の村人はShen Mingxinという村人を中心に自分たちでトンネルを作る計画を立てます。

命を落としながらも開通させたトンネル

そして1972年に掘削作業を始め、1977年5月1日に約5年の月日をかけ開通しました。
太行山脈の急な崖地という地理的に厳しい状況の中で、作業中に命を落とした村民もいるそうです。

1メートル掘るのに3日間

全長1,2キロ、高さ5メートル、幅4メートルとちょうど車が2台通れるくらいのこの手作りのトンネルは、最も難しい地点では、1メートル掘るのに3日ほどかかっているとか。

トンネル開通で思わぬ反響が

このトンネルは村の人々に車という新たな交通手段を与えただけではなく、世間からの注目という外界から孤立した村には今までまったくなかったものも与えました。
というのも、中国が一般の旅行者に門戸を開いて以来、この地区を旅行した観光客がこのトンネルの写真をインターネットに載せ、世界中から観光客が集まるようになったのです。

一大観光スポットへと成長

このように一大観光スポットとなったこのトンネル、現在では人口350人ほどの小さな村に旅行者向けの宿泊施設などもあるとこのことです。

スリルを味わいたい方はぜひ訪れてみては

郭亮トンネル、いかがでしたか?世界で最も危険なトンネルのうちの一つなどとも言われていますが、納得の怖さですね。
雨の日、日が暮れた後などは危険も増しますので晴れた日の日中の観光がオススメです。
wondertrip編集部

Writer:

wondertrip編集部です。世界の絶景や秘境、一度は見てみたい国、触れてみたい文化など綺麗な写真とともにお届けします。

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