インドの世界遺産「女王の階段井戸」が神殿っぽくてかっこいい!

インドの北西部に位置するグジャラートの世界遺産「女王の階段井戸」をご存知ですか。「Rani Ki Vav ラニ・キ・ヴァヴ」別名「女王の階段井戸」は、その壮大なる大きさ、芸術的な彫刻が特徴。1,050年に作られたそうで、約1,000年前というのだからさらに驚き。


水が慢性的に不足する地域につくられた井戸

水が慢性的に不足する地域につくられた井戸
「女王の階段井戸」(Rani Ki Vav、ラニ・キ・ヴァヴ)とは、インドのグジャラート州に多く見られる階段式に作られた井戸のこと。
水が慢性的に不足するため、この井戸に水を貯蔵していたとのことです。

ただの井戸ではない!圧巻の芸術性

ただの井戸ではない!圧巻の芸術性
水を供給する機能面のみならず、壁面に掘られたその芸術性には眼を見張るものがあります。
壁面にはヒンドゥー教の神々や、その説話をもとにした彫刻が掘られています。
一体何人もの職人により、なぜ作られたのか。

水の供給だけではなく「クーラー」としても使われる

水の供給だけではなく「クーラー」としても使われる
この「女王の階段井戸」は、もちろん水の貯蓄と供給という役割もありますが、水の蒸発を利用したクーラーとして利用されていたこともわかっています。
涼みにくる人々に、ヒンドゥー教を伝える役割もきっと果たしていたことでしょう。

美しい状態で保存されていたラーニキヴァーヴ

美しい状態で保存されていたラーニキヴァーヴ
ひとつひとつ丁寧に彫られた彫刻。
なぜこんなにも綺麗な状態で、現世にでてきたのでしょうか。
実はずっと地中に埋もれていたということです。
1986年に全容が明らかになりました。
発見された時代が違えば、「世界遺産」のような仕組みも無く、戦火の影響を受けて壊れていたかもしれませんね。

深さ27メートルと階段井戸の中でも最大級

深さ27メートルと階段井戸の中でも最大級
奥行き64メートル、幅は20メートル、深さ27メートル。
巨大な階段井戸として知られています。
階層として7階層、柱列が3列と構築されており、1000年前の建築水準ですでにこのような巨大かつ正確な設計ができたことにも驚きです。

最深部にある井戸に水を汲みにいく人々

最深部にある井戸に水を汲みにいく人々
まだまだ謎に包まれた「女王の階段井戸」。
意図してこのような深い井戸を作ったわけではなく当時、ここまで掘らなければ水が出なかったということでもありましょう。
また、人が集まるところに布教目的で神々の彫刻が掘られたのか、または貴重な水を守ってもらうために神々の彫刻を掘ったのか…その理由も謎のまま。

良好な保存状態で出てきたこの遺産には、まるでタイムスリップしたかのような魅力を感じることができるでしょう。

katsuya

Writer:

かつて仕事の都合で東京←→京都を年100回往復していました。京都の西七条に家を借り、なんと結婚相手も京都で見つけました。「地元民ではないけど、だからこそわかる京都」の魅力をお伝えします。

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