人より神が多い街。不思議ワールド『カトマンズの谷』

ヒンドゥー教、仏教の二重聖地カトマンズ。ネパールの首都であるこの待ち周辺にはいたるところに神々の像があふれる不思議な世界が広がっています。ここではそんなネパールの世界遺産、カトマンズの谷についてご紹介します。


「カトマンズの谷」は、実際に具体的な谷ではなく、ネパールの首都カトマンズのある盆地一帯のことを指します。首都のカトマンズ市の他にラリトプル市(パタン)、バクタプル市が行政区として存在しており、この地域一帯がユネスコの世界遺産に登録されています。
ヒンズーの神々は実に人間的で散策しているだけで飽きません。恐ろしい形相で怒り狂う神もいれば、どこか憎めないおどけた神、病苦に顔を歪める神、男根像や男女交行像等々、とても個性豊か。さらに数々のストゥーパがあり、その周囲にはチベット仏教の象徴、マニ車を回す人々の姿が。まさに何でもありの信仰のごった煮状態のこの町は、「人より神が多い町」の異名も持ちます。
この地域一帯の中心地は、何と言っても首都のカトマンズ。ヒンズー教と仏教が融合したその信仰も非常に興味深いですが、特に独特なのが「ダルバール広場のクマリの館」です。クマリとは、シヴァ神の妃ドゥルガーあるいは女神タルジュの生まれ変わりといわれる少女のこと。化身である少女が慎重に選ばれ、少女は初潮を迎えるまで神として生活します。ネパール各地にクマリの館がありますが、ダルバール広場のクマリは国を代表するロイヤル・クマリと呼ばれ、最も尊い存在とされています。
カトマンズから約5kmの位置にあるのが「美の都」と言われるラリトプルの古都パタンです。3古都の中でも最も芸術性の高い街であり、今でも芸術の都として多くの芸術家芸術家が活動しています。

カトマンズの谷に位置する3つの都市のうち、最も落ち着いた風情があるのがカトマンズから約15kmの位置にあるバクタプル。ここにも多くの歴史的建造物が立ち並んでいますが、中でも最も人気があるのがダルバール広場の「55窓の宮殿パチャパナ・ジャル」です。その名の通り55個の窓が見所で、ひとつひとつが緻密な彫刻で飾られています。
カトマンズに来たら、歴史的な建造物な神々の像を見て回るだけでなく、ぜひ地元の人の住む路地へも行ってみましょう。活気がありながらもどこか皆信心深い街の雰囲気。異世界に足を踏み入れる楽しさを味わうことができます。
世界遺産巡り以外にも野生動物を見ることができるサファリや低山トレッキングなどアクティビティが豊富になってきているネパール観光。雨季は非常に雨が多くヒマラヤも望めない日が多いので、雨季を外した10~4月がオススメです。
wondertrip編集部

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