中国の世界遺産「雲崗石窟」の特徴や歴史、観光見どころまとめ

中国にある雲崗石窟は5世紀から6世紀にかけてつくられた石窟寺院です。雲崗石窟には大小合わせて252の洞窟、51,000以上の仏像が残っており、それぞれの石窟で歴史を感じることができます。雲崗石窟の歴史を知り、旅行を楽しみましょう。


51,000体以上の仏像が残る!雲崗石窟とは?

51,000体以上の仏像が残る!雲崗石窟とは?

image by iStockphoto / 58031238

雲崗石窟は5世紀から6世紀初頭に建設された石窟寺院であり、中国北部にある山西省大同市の郊外に位置します。
雲崗石窟では大きいものから小さいものまで合わせて252の洞窟が東西約1㎞にわたって続いており、内部には51,000体以上の仏像が刻まれています。
仏像はギリシャをはじめとした西洋やインドなどの影響を受けて造られたものから漢民族の文化を表すものまでさまざまな様式で造られており、当時の文化を表しています。

image by iStockphoto / 53346418

時期ごとに石窟を眺めると中国の歴史を感じられるでしょう。
雲崗石窟は2001年に文化と芸術性が認められて世界文化遺産に登録されており、中国でも洛陽の龍門石窟、敦煌の莫高窟と並ぶ中国三大石窟の一つとして知られています。
雲崗石窟を訪れ、仏像と石窟の大迫力に圧倒されてみてはいかがですか。

雲崗石窟を見ると当時の仏教文化の偉大さに驚くこと間違いなしですよ。

雲岡石窟寺院群の住所・アクセスや営業時間など

名称 雲岡石窟寺院群
名称(英語) Yungang Grottoes
住所 山西省大同市礦区市西16公里的武周山麓
営業時間・開場時間 ピークシーズン8:10-17:00、オフシーズン8:30-16:30
利用料金や入場料 125元
参考サイト http://www.yungang.org/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

雲岡石窟寺院群のスポットページ

仏教文化を広めるために造られた雲崗石窟

仏教文化を広めるために造られた雲崗石窟

image by iStockphoto / 50993662

雲崗石窟の歴史は460年にまでさかのぼります。
386年に建国された南北朝時代最初の北朝である「北魏」は道教を重視しており、仏教は弾圧されていました。
446年には中国で最初の廃仏が行われましたが、第4代の皇帝、文成帝が仏教を国教化したことによって仏教を広める動きが活発化します。

460年、仏教の復興のために活動した仏教教団の中心的存在であった曇曜(どんよう)は5か所の石窟をひらき、雲崗石窟の歴史が始まりました。
5か所の石窟は「曇曜五窟」と呼ばれ、現在の16~20窟にあたります。
曇曜五窟には13.5m~16.8mの仏像が刻まれ、雲崗石窟のなかでも存在感を放っています。

曇曜五窟は北魏の歴代皇帝である道武帝、明元帝、太武帝とその長男拓跋晃、そして文成帝に似せて造られたと言われています。
特に道武帝に似せたと言われる第20窟は有名であり、雲崗石窟のシンボル的存在です。


image by iStockphoto / 9419953

雲崗石窟の最盛期に造られた第二期石窟

雲崗石窟の最盛期に造られた第二期石窟

image by iStockphoto / 52372288

雲崗石窟は465年から493年にかけて最盛期を迎えました。
曇曜五窟が第一期石窟と呼ばれることに対し、最盛期に建てられた石窟群は第二期石窟と呼ばれます。
第二期石窟の建設にはスリランカ人の仏教徒も含め、4万人以上の人が参加しました。

image by iStockphoto / 57340996

第二期石窟は孝文帝の時代に造られた石窟です。
特に現在の第9~13窟は色彩が鮮やかであり、「五華洞」と呼ばれています。
第二期石窟を見て北魏や仏教文化の繁栄を感じてみましょう。

第5窟には木造楼閣があり、雲崗石窟最大の17mを誇る黄金の仏像を見ることができます。
第5窟は漢民族の文化が濃く、中国の文化を感じることもできますよ。
外国の文化を感じたい人は第8窟と第9窟がおすすめです。

これらの石窟はインドのガンダーラに起源をもつと言われ、インドの要素を多く含んでいます。
第二期石窟にはさまざまな文化が混在しているため、歴史が好きな人には興味深い石窟群でしょう。

次のページでは『龍門石窟にも造形様式が継承された第三期石窟』を掲載!
次のページを読む >>

関連記事を見る

アジアの記事を見る

【タイ】パタヤ観光ならここ!グルメ・ショッピング、地元で人気のレストランも一挙に紹介
ホーチミン観光完璧ガイド!行ってわかったグルメもフォトジェも全部紹介
【台湾の温泉5選】温泉愛好家がおすすめする温泉施設はここ!
秀吉に「武士の鑑」と称賛された清水宗治の切腹!毛利家が惜しんだその忠義の人生
自転車で一周して決めた!台湾観光スポットランキングBEST15
戦国時代のハイスペック男子「宇喜多秀家」が八丈島で迎えた最期
世界遺産「カトマンズ」の魅力と歴史。ヒマラヤに抱かれし栄光の都
高層ビルファン必見!ニューヨーク高層建築の歴史を辿る旅
中国最大の国際都市・上海の成り立ちと歴史的スポット6選
【プーケット観光で行きたい!】タイの楽園リゾートで見られる歴史的スポット10選
インド旅行で行きたい、定番&歴史的観光スポット13選
「黄巾の乱」をざっくり把握!三国志のきっかけとなる話です