北京にあった悲しい絶景…儚き中国の西洋建築「円明園」

近年急激な成長を果たし、世界の注目を浴びる中国。多くのビルが立ち並ぶようになった首都北京ですが、長く守られ続けた自然溢れる公園も今なお市民の憩いの場として残っています。今回は、北京の自然の中でも悲しい歴史を持つ円明園についてご紹介します。

円明園の基本情報

円明園の基本情報

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北京中心部から北西に位置する円明園は、北京市内でもトップクラスの敷地面積を誇るスポットです。
敷地内には大小様々な池が設けられており、「円明園」という駅もあるのでアクセスも簡単です。

円明園の住所・アクセスや営業時間など

名称 円明園
住所 北京市海淀区円明園
営業時間・開場時間 7:00-17:00
利用料金や入場料 10元
参考サイト http://www.yuanmingyuanpark.cn/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

円明園のスポットページ

オレンジに染まる池

オレンジに染まる池

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円明園を訪れる際は、日が沈みだす夕方が絶好の時間帯を狙いましょう。
天気がよければ写真のようなオレンジに染まる風景を見ることができ、雄大な自然を楽しむことが出来ます。

舟に乗って公園を楽しむ

池が多いことを活かし、公園内にはノスタルジックさを感じられる小舟に乗って移動することが出来ます。
上記の通り、非常に敷地が広いため、歩くよりはゆったりと公園内を回れる小舟のほうがおすすめです。

元々は離宮の敷地

元々は離宮の敷地

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円明園は本来公園として開発されたのではなく、中国最期の王朝である清の離宮として建てられました。
この離宮はこれまでの中国建築では使われなかった西洋文化を取り入れており、当時の人々にとってはとても印象深いものだったことでしょう。







アジアのヴェルサイユ宮殿

アジアのヴェルサイユ宮殿

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円明園を設計したイタリア人のカスティリオーネという人物は、円明園をヴェルサイユ宮殿のようなイメージで作り上げたと言われています。
彼は設計以外にも、清の歴代皇帝を描いた画家でもあり、キリスト教が禁止された時期でも、特例として追放されなかったことなど王朝に愛された人物でした。

戦争による儚き最期

清が中国を治めていた頃、次々とヨーロッパ各国が中国へ進出してきていました。
その頃に起きた戦争によって円明園は西洋人によって金品の略奪と同時に破壊されてしまい、現在では少しだけ当時の跡が保存されている状態です。

現在の円明園

現在の円明園

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中国国民にとっては円明園が略奪・破壊されたということは愛国心を侮辱された象徴として、今でも捉えられることがあります。
また、その際に奪われた金品も現在では中国へ戻っているものもあるので、いつか奪われたものが全て戻る時があるかもしれません。
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