ベトナム・フエにある荘厳な霊廟「カイ・ディン帝廟」の見どころはここ

ベトナム中部の都市フエは、19世紀から20世紀にかけて阮朝の都として栄えていました。そのためこの時代の皇帝の霊廟がいくつか残っています。どれも美しく、建築的にも価値のあるものですが、そんな中でも今回ご紹介する「カイ・ディン帝廟」は、ほかとは建築様式が異なっていて、異質な存在となっています。そんな「カイ・ディン帝廟」の見どころや歴史、行き方などをまとめてみました。ぜひ、ベトナム旅行の参考にされてみてください。

カイディン帝とは?

カイディン帝とは?

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カイ・ディン帝(啓定帝:けいていてい)は、1916年から1925までの9年間にわたりベトナム阮朝の12代皇帝として国を治めていました。当時ベトナムはフランスの植民地で、多くの国民はフランスからの搾取に苦しんでいました。そんな中でカイ・ディン帝は、フランスの保護下で贅沢な暮らしを送る傀儡皇帝と国民から見られ、評価は高いものではなかったようです。

行き方は?

行き方は?

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カイ・ディン帝廟はフエの郊外にあり、他の皇帝の廟と比べても少し遠い場所にあります。ツアーなどで行くか、バイクタクシーと交渉して連れて行ってもらうのが良いでしょう。バイクタクシーは、おそらく高めの値段を提示してくるので、交渉してできるところまで安くしましょう。これもアジア旅行の楽しみ方の一つです。

完成まで12年!

完成まで12年!

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カイ・ディン帝廟は1920年から12年の歳月をかけて作られました。カイ・ディン帝本人は廟の完成を見ることなく建築開始の5年後、1925年に40歳の若さで亡くなっています。フランスからの搾取により国民が苦しめられていた中、これほどの時間とお金を費やして自分の廟を作ったことから、国民にはあまりいい印象は与えなかったようです。

カイ・ディン帝廟 の住所・アクセスや営業時間など

名称カイ・ディン帝廟
名称(英語)Lang Khai Dinh
住所Khải Định, Thủy Bằng, Tp. Huế, Huế
営業時間・開場時間7:00−17:00
利用料金や入場料100,000ドン
参考サイトhttp://www.hueworldheritage.org.vn/TTBTDTCDH.aspx?TieuDeID=59&TinTucID=68&l=en
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

カイ・ディン帝廟 のスポットページ

荘厳な雰囲気

荘厳な雰囲気

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階段を登って行くと、ヨーロッパ風の荘厳な門が出迎えてくれます。また、そこを通ると廟の前の広場には兵士や象の石像が廟を守るように配置されています。このような部分はかなり中国的と言えるでしょう。一見西洋的な装飾も、よく見ると龍であったりと、やはりアジアの文化も随所に見られますね。

西洋と東洋の融合

西洋と東洋の融合

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1922年にマルセイユ殖民博覧会に出席するためフランスを訪れたカイ・ディン帝は、フランスで見た巨大な建造物に感銘を受け大きな影響を受けました。帰国後、王宮内の造建築を行った際にもバロック様式を多く取り入れるように命令したとされています。そのようなカイ・ディン帝のフランスへの思いがこの霊廟にも見られます。他の皇帝の廟とは様式も雰囲気もかなり異なったもので、まさに西洋と東洋の融合ともいうべき建築でしょう。当時は多大な建築費などに批判も多かったようですが、今では優れた建築作品の一つとして評価されています。

陶磁器やガラスを用いた美しい装飾

陶磁器やガラスを用いた美しい装飾

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外観の装飾も豪華ですが、中に入るとグレーが基調の外観から一変して、中国的できらびやかな装飾に囲まれます。この豪華な装飾には中国や日本の陶磁器やガラスが用いられていて、よく見ると日本のビール瓶などを割ったものが使われているのがわかります。装飾の中からそういったものを探し出すのも楽しいです。

内部には遺品や写真

内部には遺品や写真

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帝廟の内部にはカイ・ディン帝の遺品や写真などが展示されていて、カイディン帝の生涯を見ることができます。中央にはカイ・ディン帝の銅像が立っています。これはフランスから送られたものなのだそうです。

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