ベトナム旅行なら「水上人形劇」は外せない!見どころや観光情報

11世紀、タンロン(現在のハノイ)で生まれた水上人形劇。ハノイでは1956年に設立されたベトナム国家水上人形劇場をはじめ、数か所の劇場で毎晩公演が行われています。小規模な劇場で不定期公演しかなかったホーチミン市内にも、2007年に本格的な劇場がオープンしました。観光客はもちろん、地元の家族連れにも楽しまれている水上人形劇を紹介します。

1000年の歴史がある伝統芸能

1000年の歴史がある伝統芸能

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水上人形劇の歴史は古く、今から1000年近く前には存在していたといわれています。
もともとは、ベトナム北部の暑く湿気の多い地域の農民たちが、収穫の祭の時などに池や湖を舞台にして娯楽として楽しんでいたのがはじまりです。
11世紀頃には宮廷芸能としても上演されていたという記録があります。
水上人形劇はそんな歴史のある伝統芸能ですが、ステージはコミカルでユーモラスなので旅行者にも親しみやすい内容となっています。

タンロン水上人形劇の住所・アクセスや営業時間など

名称 タンロン水上人形劇
名称(英語) Thang Long Water Puppet Theatre
住所 57b Đinh Tiên Hoàng, Lý Thái Tổ, Hà Nội, Hoàn Kiếm Hanoi
営業時間・開場時間 16:10−20:00(夏期) 15:00−21:15(冬期)
利用料金や入場料 大人100,000VND 子供60,000VND
参考サイト http://thanglongwaterpuppet.org/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

タンロン水上人形劇のスポットページ

海外公演も行われている

海外公演も行われている

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1969年10月に9人で立ち上げた劇場も、今や人形使いと音楽家がそれぞれ20人以上、舞台技術者5人による2組のパフォーマンスチームを持つまでになりました。
また、劇場の管理のもと、劇に欠かせない人形制作も行われています。
また、近年では海外公演も増えてきました。
これまでに20ヵ国以上で公演を行い世界各国で称賛され、ベトナムを代表する伝統芸能となっています。

人形を動かす仕掛け

人形は、人が水中に潜って動かしているのではなく、池を囲むように仕掛けられた薄い布の奥に人が隠れ、人形に付けた長い竹と糸を操って人形を動かしています。
人形使いは腰まで水に浸るものの潜る必要はなく、濁った水によりこの仕掛けがうまく隠されています。

伝統的な楽器が演奏される

伝統的な楽器が演奏される

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人形たちのユニークな表情と動き、そしてテンポの速い展開に引き込まれ、息つく暇もなくあっという間に60分が過ぎていきます。
言葉が分からなくても、子どもから大人まで充分に楽しむことができます。
クラッカーなどの効果音も使われていますが、楽器には伝統的なものが使用されています。
奏者は男女混合の7人ほどで、太鼓、横笛、ハープや三味線、琴のような弦楽器など、ベトナムの伝統的な楽器が演奏されます。
なかには一人でいくつもの楽器を担当する人もいます。







ステージは短編で構成されている

ステージは短編で構成されている

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ステージは17の短編で構成されていて、1編は3~5分ほど。
伝統楽器の演奏と、男女の歌手たちの歌とセリフをバックに、妖精が舞い、牛が飛び跳ね、竜が昇天し、人は田植えをするなど、ダイナミックな動きを見せるドタバタ劇から、コミカルなダンス、ベトナムに伝わる伝説など単純明快でユーモアたっぷりなものばかり。
内容は庶民の生活を描いたものから、古くから伝わる伝説をモチーフにしたものまで多種多様。
照明、水しぶき、花火などの見せ場もあり内容は盛りだくさんです。

言葉が分からなくても楽しめるストーリー

言葉が分からなくても楽しめるストーリー

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水牛に乗った少年が故郷へ戻っておいでと歌う演目では、伝統楽器の演奏が郷愁を誘います。
科挙の試験に合格した村一番の出世頭の博士が帰郷する演目では、出世のために一生懸命勉強をしたと歌います。
3村対抗のボートレースの演目では、威勢の良いナレーションとダイナミックな動きが見もの。

ドタバタ劇や故事にまつわるストーリーも

ドタバタ劇や故事にまつわるストーリーも

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アヒルを狙うきつねを捕まえようとする老夫婦の話では、間違えて奥さんの頭にカゴをかぶせてしまうドタバタシーンも。
レロイ王のもとへ、神から授けられた神剣を返還せよと、湖から亀神が登場するのはホアンキエム湖の由来の話です。
仙女が高官を招いて舞を舞う演目では、仙女がゆらゆら手を動かして舞を舞います。
次のページでは『夕食と観劇が楽しめるツアーも』を掲載!
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