世界中で大人気の定額制動画見放題サービス『Netflix(ネットフリックス)』

今、アメリカではほとんどの家庭でインターネットを通した動画見放題サービスを利用しています。そのなかでも特に人気が高いのが、ネットフリックスです。このネットフリックスが、どのようにアメリカ人のテレビの見方を変えてきたのでしょうか。


世界中で見られる、新しいテレビの形

世界中で見られる、新しいテレビの形
全世界190以上の国や地域で、7400万人以上が利用する世界最大の定額制動画見放題サービスがアメリカ発の『Netflix(ネットフリックス)』です。
日本でも2015年の9月からサービスが始まり、大きく知名度をあげました。

様々な映画やドラマ、アニメ等が見放題で、更にはネットフリックスのオリジナルドラマ「ハウスオブカード」、「オレンジイズニューブラック」なども大人気です。

アメリカでは全世帯の1/3がネットフリックスに契約

アメリカでは全世帯の1/3がネットフリックスに契約
現在、ネットフリックスはアメリカ国内だけで4400万人もの契約者数をほこります。
これはアメリカの全世帯の約1/3がネットフリックスと契約していることとなります。
そのため1日のピーク時のインターネットの通信量の約37%がネット フリックスの視聴に当てられると言われています(ちなみにYouTubeは約16%)。

このようにネットフリックスは、現代アメリカ人が共通して経験して いる娯楽であり、そのために新たな流行やスラングなども生み出しています。

新しい形のドラマの見方、ビンジ・ウォッチング

新しい形のドラマの見方、ビンジ・ウォッチング
アメリカでの新しいテレビの見方として、最も有名な方法がビンジ・ウォッチングです。
ビンジ・ウォッチングとは日本語でいう一気見のことであり、例えばドラマの1シーズンを続けて見てしまうことなど。

これはネットフリックスの隆盛と共に生まれた流行で、それを表すような新しい言葉です。
多くの場合、ネットフリックスで新作のドラマなどが視聴可能になる際は、1シーズン全てのエピソードが見ることができるようになります。

来週までもう待てない…

来週までもう待てない…
Netflix以前はテレビの放送を週一回待ったり、レンタルビデオ店でDVDを何回かに分けて借りてくる等して、ようやく1シーズンを見終わることが 出来ました。

一方で、Netflixではソファーに座ったまま、部屋を一歩も出ないで好きなドラマをシーズン丸ごと見終わることが出来ます。
このよう に、ネットフリックスの登場で、自分の好きなドラマをより集中して見続けることができるようになってきました。

「家でNetflixでも見てゆっくりしよう」の裏の意味は?

「家でNetflixでも見てゆっくりしよう」の裏の意味は?
Netflixから発生したスラングとして、「ネットフリックス・アンド・チル」と言う言葉も最近の若者によく使われています。
文字通りの意味としては「家に来て、Netflixでも見てゆっくりしない」とでもいう感じです。

もし詳しく知らなければ、まさにカップル、恋人がお互いの家に行って、ネットフリックスを見てのんびり過ごすということを思い浮かべるでしょう。
しかしながら、現在の若者の間ではこの言葉はより深い意味を持っています。
家に来て、Netflixを見てゆっくりして、更にその後のことをも期待するという意味を持っています。

もしあなたがアメリカでこの言葉を言われたとしたら、その誘いを受ける前によーく考えてから返事をして下さい!

アメリカ人の生活に深く関わっているNetflix

このようにNetflixを始めとするオンライン動画配信サービスは、アメリカの娯楽シーンを大きく変えてきました。
現在これらの動画配信サービスは、世界中のほとんどの国で利用可能であります。
今後もこの動画配信サービスの勢いが続くなら、世界の様々な国の人々が共通の娯楽で楽しみ、共通の話題を共有するような、新しいテレビの形を作っていくのかもしれません。
photo by PIXTA
katsuya

Writer:

かつて仕事の都合で東京←→京都を年100回往復していました。京都の西七条に家を借り、なんと結婚相手も京都で見つけました。「地元民ではないけど、だからこそわかる京都」の魅力をお伝えします。

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