サンフランシスコで大人気のライドシェアサービス「Uber」「Lyft」

アメリカでの移動手段として、ライドシェアサービスが大きな割合を占めるようになってきました。登録した一般の人の車に乗せてもらい、謝礼を払うというサービスで、タクシーより安く、便利なのが売りです。新しいこのサービス、実態はどうなのでしょうか。


海外旅行中の問題、現地でのタクシー利用

海外旅行中の問題、現地でのタクシー利用
海外旅行中に多くの旅人の頭を悩ませる問題として、タクシー問題があると思います。
どこにいけばタクシーを捕まえられのか、目的地までどれくらい料金がかかるのか、夕食後や夜遅くにどうやってタクシーを呼んだらいいのかなどなど、言葉も分からない初めての土地では困難ばかりで楽しい旅行も気が重いものになりがちです。

しかしながらこれらの問題を一気に解決するものとして、現在アメリカで大人気のライドシェアサービスがあります。

“U”のロゴとピンクムスタッシュ(口髭)

“U”のロゴとピンクムスタッシュ(口髭)
サンフランシスコをはじめとする、アメリカの都市部を歩いてると、車のフロントガラスの所に“U”のロゴ、ダッシュボードにピンクのムスタッシュ(口髭)の小さなオブジェを置いた車を見かけます。

これらはライドシェアサービスを提供する会社 ウバー (Uber)と リフト(Lyft)、それぞれの契約ドライバー達の車です。
多くのドライバー達は専属の運転手ではなく、本業を持ちながらも空いた時間に車を運転し、乗客を運ぶことで副収入を得るという形態のサービスです。

アプリで支払いも簡単

アプリで支払いも簡単
乗客の方は専用のアプリをスマートフォンにインストールし、その操作によってどこで乗車し、どこで下車するかを入力します。
アプリ上にリアルタイムでのド ライバー位置が地図表示され、どれくらいで乗車できるかなども一目瞭然になっています。

乗車料金の支払いも、あらかじめ登録されたクレジットカードや PayPalによって引き落とされ、チップも払う必要はありません(リフトではチップの支払い可能)。
乗車が終わると、乗客と運転手が相互に評価をするこ とが可能で、迷惑客や危険なドライバーを見つけ出します。

タクシーよりも便利で安い!

タクシーよりも便利で安い!
ではなぜこれほどまでに人気が高まってきたのでしょうか。
まず第一に料金の安さがあげられます。
多くの場合、正式に登録されたタクシー料金よりも2−3割程度安いことが多いです。
それに加え、サービス自体の便利さが多くのアメリカ人、旅行者に受けている点でもあります。

例えば、 ウバー (Uber)と リフト(Lyft)の創業の町であるサンフランシスコでは、流しのタクシーを拾うことは非常に困難を極めます。
また電話での配車の手配でも10分以上の待ち時間がかかることがざらです。

一方の ウバー (Uber)と リフト(Lyft)は多くの場合が5分前後の待ち時間で捕まえることができます。
このように、ライドシェアサービスは便利さ、安さの点で従来のタクシーを凌駕し、スマホを自由に操る若者の間ではタクシーよりも身近で頻繁に使われているサービスとなっています。

従来のタクシー会社は…

従来のタクシー会社は…
一方で、面白くないのは正式な免許を持つタクシー会社です。
タクシーを運転するには、タクシードライバー用の特別ライセンスが要りますし、ライドシェアー用の車よりも、より厳しい車の検査があります(ライドシェアーも車の検査、ドライバーの年齢、事故歴等を調べます)。
これらが新規参入の障害になり、タクシードライバー数の過剰な増加を防ぎ、過当競争からの運賃値下げを防ぐこととなります。

しかし、近年のライドシェアーの隆盛、兼業ドライバーの増加は、運賃の値下げを招き、それにより専業ドライバーの収入の減少、またタクシー業界全体の地盤沈下に繋がります。
実際2016年1月にはサンフランシスコ最大のタクシー会社が倒産の憂き目をみました。
このようにライドシェアーサービスは、従来のタクシー会社の客を直接的に奪い、非常に強い競合相手なっています。

今後のライドシェアーサービスは?

このように、ライドシェアーサービスは、我々の生活を非常に便利で快適なものにして来ました。
一方で、従来のタクシー会社は過当な競合にさらされ、顧客を大きく奪われています。
これらのサービスはアメリカのみでなく、今全世界へも広がっている所です。

 

photo by PIXTA
katsuya

Writer:

かつて仕事の都合で東京←→京都を年100回往復していました。京都の西七条に家を借り、なんと結婚相手も京都で見つけました。「地元民ではないけど、だからこそわかる京都」の魅力をお伝えします。

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