実は英語じゃない!英語だと思っていた言葉を集めてみました

今や英語はできて当然とみなされるようになってきた日本。私たちの生活には多くのカタカナ英語が存在し、自然になじんでいます。しかし英語だと思っていた言葉が、実は外国人に全然通じなかったり・・という経験はありませんか?今回は、そんなカタカナ英語について、実は英語ではなかった驚きの外来語たちをご紹介します。

「カチューシャ」って誰?意外と多いロシア語

「カチューシャ」って誰?意外と多いロシア語
AKB48の楽曲にも出てきたことがあり、最近若者の間で流行している「カチューシャ」。
これ、実はロシア語だということをご存知でしょうか。

もともとカチューシャは、ロシア人に比較的多い女性の名前「エカテリーナ」の愛称。
髪留めが特徴だったカチューシャさんを見た日本人が、後に髪留めそのものをそのままカチューシャと呼ぶようになったことが発端と考えられているそう。

そのほかにも「イクラ」「アジト」「セイウチ」「カンパ」「コンビナート」「ウォッカ」など、明治時代末期から舶来品が盛んになっていた時期に、ロシア語も一緒に輸入され浸透していったのだそう。

英語だと思って疑わない「コップ」は、ポルトガル語

英語だと思って疑わない「コップ」は、ポルトガル語
毎日のように使用する「コップ」も、実は英語からきた言葉ではないのだそう。
英語よりも先に浸透したのは、ポルトガル語の「コップ」なのです。

日本とポルトガルの関係をさかのぼると1543年、種子島にやってきて最初に鉄砲を伝来させた外国人は、ポルトガル人でした。
それ以降彼らとの交流は続き、コップのほかにも「ブランコ」「おんぶ」「ベランダ」「カッパ」「こんぺいとう」「ジョウロ」などさまざま。

今日まで実に470年にもおよぶ長い歴史があります。
そのため私たちが生活するうえで日本語だと思っていたものが、実はポルトガル語だったということもよくあるそうです。

医療に関する言葉は英語よりもドイツ語

医療に関する言葉は英語よりもドイツ語
病院に行くと必ず耳にする言葉の「カルテ」は英語ではなく、ドイツ語からきた言葉なのです。
医学や化学の分野に多くみられるのが特徴のドイツ語の言葉は、ほかにも「ノイローゼ」「ギプス」「ウイルス」「アレルギー」など。

生活に関する言葉で言えば「グミ」「ウインナー」「アルバイト」「リュック」などもドイツ語由来とされています。
日本とドイツとの交流が始まったのは1861年、修好通商条約の締結にあると言われています。
以後、日本がドイツを近代化のお手本とし、言葉においても学術や文化、スポーツなど様々な分野でドイツ語を借用するようになったそうです。

日本の生活感あふれるフランス語

日本の生活感あふれるフランス語
多くの日本人が英語だと思っている「アンケート」、実はフランス語であることはご存知でしょうか。
英語では「Questionnaire」という言葉に代わります。
そのためアメリカ人に「アンケート」と言っても全く通じないのですから言葉って不思議です。

そのほかにも、私たちの生活の中にはフランス語由来の言葉が数多く潜んでいます。
例えば「クレヨン」「パラシュート」「バリカン」「レジュメ」「グラタン」「コロッケ」「ビュッフェ」など、特に芸術や服飾、製菓といったフランスを代表する分野に多く見られるのが特徴。

こうした言葉たちはすでに私たちの生活に広くなじんでおり、何語だか考えたこともない人が多いのではないでしょうか。







英語よりむしろ日本語だと思っていたオランダ語

英語よりむしろ日本語だと思っていたオランダ語
英語でドイツはGermany、では日本でよく聞く「ドイツ」という言葉はいったいどこからきた言葉なのか考えたことはありませんか?実はこの言葉、オランダから伝わった言葉なのです。
日本とオランダの関係は約400年前の1609年、オランダの東インド会社と長崎県の平戸で貿易を開始したのがきっかけと言われています。

以降かなり長い間オランダの文物が日本に伝わり続けたそうで、もはやオランダ語であるとは気づかないほど自然に日本語の中に親しまれている言葉が数多く存在します。

例えば小学生なら誰もが持っている「ランドセル」を始め「ぽんず」「おてんば」「レトルト」「ビール」「ゴム」などがあります。
鎖国政策が緩和するまでの江戸時代、オランダが日本への渡来を許された唯一の国であったことも影響しているといえます。

日本語は心のひろい言語

思っていたよりも世界中の言葉に影響されている日本語。
鎖国という時代を経験し外の世界を遮断していた日本ですが、鎖国廃止後からはその反動ともいえるほど飛躍的に成長してきました。
その過程には、外から来る「よそもの」を受け入れ理解しようとしてきた日本人の心の広さがあり、それが言語にも表れているのではないでしょうか。
現代では、ますます国際化が進む日本ですが、将来はまさかと思うようなマイナーな言語まで吸収し日本語として使われているかもしれませんね。
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