異色のお笑い芸人 キングコング・西野亮廣が開く絵本原画展

お笑い芸人・西野亮廣による絵画展「えんとつ町のプペル展」が2017年1月7日より29日までの3週間にわたり、神戸別品博覧会会場2階ギャラリーにて開催されます。
この絵画展で展示される絵本は、普通の絵本作家では到底作成することのできない、ユニークな方法で完成された作品。入場無料で誰でも自由に観覧することができるので、デートや休日のおでかけ先としてもいかが。

えんとつ町のプペル展

えんとつ町のプペル展

写真/株式会社フェリシモ

この絵画展の主役は『えんとつ町のプペル』。これはもう絵本のレベルではないと言っても過言ではないクオリティです。

「この絵本を1人で描いたの?」と誰もが思ってしまうことでしょう。そう、これは1人で描いたものではありません。1人で描いた作品でないことについては賛否両論あるかもしれません。

オールカラーで複数のアーティストが関わっているため、制作期間も約4年半とこれまた絵本としては規格外。それだけの長い期間をかけて完成した絵本は圧巻の仕上がりとなっています。

お笑い芸人 西野亮廣

お笑い芸人 西野亮廣

写真/株式会社フェリシモ

この壮大な絵本の制作を手掛けたのはお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏。

元々ツッコミ・ネタ担当として相方の梶原雄太氏と共に”飽和状態”と言われていた頃のお笑い界を席巻してきました。

その華やかな経歴をたどると、コンビ結成5か月、NSC(吉本総合芸能学院)在学中19歳という若さでNHK上方漫才コンテストの最優秀賞を受賞。その1年後のABCお笑い新人グランプリでは最優秀新人賞を受賞するなどその才能をいかんなく発揮。その後まもなく深夜枠で放送されていたお笑い番組「はねるのトびら」がゴールデンに。一気にお茶の間の人気者になったのです。

芸人としては異色の「絵本作家」

お笑い芸人として順調に歩んでいくと思われた彼らでしたが、西野氏はここから小説を執筆したり部隊の脚本を書いたりと、お笑いを続けながらマルチな活動にも進んでいきます。

そしてお笑い界の大物・タモリの進めもあり、2015年に絵本作家への転身を表明しました。当時はワイドニュースやネットニュースなどにも連日取り上げられましたが、「お笑いをしながら絵本作家ってどうなの?」と冷ややかな視線を送る人たちも少なくありませんでした。いや、ほとんどの人たちがそのような目で彼を見ていたのではないでしょうか。

このように世間から好奇な目で見られながら決して歓迎されていたとは言えない転身劇でしたが、彼は地道に活動を続け、そして着実に成果を上げていきます。その活動を可能にしたのが、今では資金集めのツールとして認知度が上がっている「クラウドファンディング」なのです。

クラウドファンディングは簡単に言うと「ネット上で自分のやりたいことを伝え、その活動を達成するための資金を募る」ことができるサービス。このサービスを活用することで彼はニューヨークで個展を開いたりもしていました。

補足ですがクラウドファンディングで募集すれば誰でも容易に資金が集められるかというとそうではありません。その事業がどれだけ人のためになるか?どのように世界が変わるか?など支援者の感情を動かすほどの情熱や思いが必要となるんですね。つまりは「この人の思いを達成させるためにお金を出したい」と思ってもらわなければなりません。

西野氏はまさにセルフプロデュースにより自力で活動の道を切り開いてきたわけです。

「完全入場無料で絵本『えんとつ町のプペル展』を開きたい」

この企画展の入場料はなんと無料。通常絵画の個展を開くには場所の確保が必要になるため入場者には入場料をいただくことが往々にしてありますが、前述の通り、クラウドファンディングで集めた資金によって開催されていることが今回の「入場料無料」という事実につながるのです。

今回西野氏が募った資金は180万円だったとのことですが、結果として5000人以上の支援者から4000万円強の資金が集まったと言われています。この支援者の数は国内でのクラウドファンディング史上最多ということですから、彼の活動が多くの人たちに受け入れられていることを如実に表していますね。

そんな多くの人たちに支えられて開催される絵画展、ぜひ足を運んでご覧になってみてはいかがでしょうか?

秀逸な絵本『えんとつ町のプペル』

秀逸な絵本『えんとつ町のプペル』

写真/株式会社フェリシモ

これまで絵本作家にしのあきひろの紹介をしてきましたが、その作品の特長は冒頭でも述べているように、何よりも圧倒的な画力。素人目でも分かるように細部までペンが入っており、リアリティも抜群。その仕上がりには誰もが目を惹きつけられます。当然ながらとても1人では描き上げられないクオリティなんです。

そんな絵本のストーリーは、モクモクと立ち上る黒い煙に覆われたえんとつの町という悪環境の町に生きるゴミ人間と、親を亡くした少年のもとに起こる奇跡の物語。これ以上はここでは紹介しません。ぜひ直接会場まで足を運んでご自身で確認してくださいね。

『神戸別品博覧会』とは

『神戸別品博覧会』とは

写真/株式会社フェリシモ

この絵画展が開催される『神戸別品博覧会』は兵庫県神戸市中央区三宮町で開かれる、神戸の企業はもとより全国から”神戸を盛り上げたい企業”と思いを同じくするクリエイターやアーティストが、新しい発想でコラボした魅力ある神戸名産品を開発し発売することを目的としています。

この博覧会には行政も関わっており、神戸の良いものを全国に発信するための絶好のチャンス。兵庫県生まれの西野氏としてもこれは見逃せないアピールの場となるわけで、博覧会会場の2階ギャラリーにて絵画展が開催される予定です。

開催期間 2017年1月7日 (土)~29日(日)

開催場所 『神戸別品博覧会』会場2階ギャラリー

     (神戸市中央区三宮町2丁目11-3)

アクセス JR元町駅東改札口から徒歩約5分

URL   http://www.felissimo.co.jp/s/pr16121302/1/

時 間  11:00~20:00(最終入場は19:30)

料 金  入場無料

問合せ gallery@beppin-expo.com

異彩のアーティスト・にしのあきひろと絵本『えんとつ町のプペル』

これまで紹介してきた通り、お笑い芸人としては異彩を放つ西野亮廣氏が手掛け、長期間をかけて制作した世界初の分業制による絵本を無料で見ることができる絵画展。

その会場内では、暗い空間の中で全41ページの絵本原画がLEDライトによりライトアップされることでそれらが強調されています。また原画だけでなく、絵本の制作過程で描かれたキャラクターの下絵や設定のほか、絵本の完成までの流れを紹介するパネルなどの展示もされているなど、無料では決して味わえない空間が作り上げられていますよ。

恋人とのデートや子供との家族水入らずの時間、そして将来絵本作家を目指す方など多くの人が満足した時間を過ごせるような雰囲気です。近隣の方だけでなく県内外からもぜひこの博覧会にお立ち寄りいただき、絵画展を楽しんでくださいね。

今後も絵本作家に留まらず様々な創作活動を続ける西野氏の動向にも注目です。
photo by PIXTA , iStock and so on.

かつをぱっく

Writer/Editor:

これまで遊びに仕事になんにでも好奇心旺盛(無鉄砲?)に手を出してきました。そんな豊かな経験をフル活用して楽しく記事を作っています。楽しみながらも「行ってみたい」「やってみたい」「買いたい」と思っていただけるような記事を作成して読者の皆様のお役に立つことができれば幸いです(*`・ω・´)ノ

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