日本遺産「鯖の道」の絶景雲海を探しに…おにゅう峠と奥山渓谷の旅

小浜から京都まで続く「京は遠くて十八里」と言われた、古道・「鯖の道」。

この「鯖の道」の、福井県・小浜市と滋賀県・高島市の県境地点が標高820mのおにゅう峠です。

冬は2mを超す雪に覆われますが、春の新緑から石楠花などの花々、そして秋は紅葉と小入谷の雲海。四季を通じて自然の移ろいが楽しめる滋賀の超絶景ポイントです。

おにゅう峠から滋賀県側に下った処が「高島市、朽木針畑地域」。琵琶湖の源流・針畑川に沿って点在する7集落と北川沿いの最初の1集落をそう呼びます。西の山を越えると京都府。ここは高島市の最西部あたります。

今回はこのおにゅう峠と、針畑地域を針畑川沿いに下って、安曇川に合流する手前にある滋賀の隠れた絶景ポイントの「奥山渓谷」を中心にご案内します。

撮影:筆者

まだ雪深い我が家から、小入谷目指して出発!

まだ雪深い我が家から、小入谷目指して出発!

撮影:筆者

案内するのは、私(iti)と妻。
20年前に、大阪から旧・朽木村、現・高島市朽木小川集落に移住してきました。
写真は妻です。

針畑地区の一番下流にある集落が私の住む朽木小川で、「鯖の道」の丁度中間地点になります。
ここからおにゅう峠に向かう林道口・登山口がある小入谷集落までは、「1集落上る毎に1尺(約30cm)積雪が増える」と地元の方。

標高350mぐらいある我が家周辺の積雪は現在90cmあまりですが、小入谷集落までくると、2mを超えている処も。

ホラ、やっぱり!雪の山

ホラ、やっぱり!雪の山

撮影: 筆者

大雪で閉ざされている「おにゅう峠」への入口です。

朽木小川から県道781を北上して約15km余り走ると、小入谷集落に着きます。

今年は1月と2月中旬に二十数年ぶりに降った大雪で、登山口・林道入口は現在雪の山と雪原に。
この雪の状態を見ていると、林道を使っておにゅう峠に登れるようになるのは、早くて5月の連休頃ですかね。

今回はこのように雪深くて雲海ポイントには登れませんので、過去に撮影した写真でお送りさせていただきます。

ここでアクセスの説明を。
車で来られる方は、名神高速京都東インターから湖西道路に入り、真野インターからR477へ。
途中交差点からR367に入り、「大津市梅の木」から県道781に入ります。

電車を使って来られる方は、JR湖西線安曇川駅から江若バスで朽木学校前まで約30分。
そこから市営バス針畑線に乗り換え、約1時間でこの小入谷に到着します。

雪がない季節に、雲海ポイントに通じる道々

雪がない季節に、雲海ポイントに通じる道々

撮影:筆者

これは秋の雲海ポイントまでの山道です。
ポイントから撮影。
紅葉や時には立ち枯れにキノコと出会うことも。
秋の森林浴を楽しみながら、ドライブが出来ます。

クネクネした細い道で、舗装は一応してありますが、時々落石や枯れ木の枝が。
また、一カーブ上る毎に見える風景が広がりを持ち、ついついそちらに気をそらしそうに。
わき見運転には要注意。

冷えた朝、早朝の雲海

冷えた朝、早朝の雲海

撮影:筆者

こちらが実際に出現する雲海です!気候など条件が合えばこんなにきれいに見ることができます。

雲海の発生は、なかなか予想がつきませんが、前日晴れて放射冷却が起きるような早朝。

我が家からは30分ぐらいで雲海スポットまで行けますが、カメラマンの中にはいいポイントが取りたい、と前夜から泊まり込んでいる方も。

特に最近はここの雲海が「車で絶景ポイントまで登って見られる」ということで、有名に。
平日の朝、早朝にもかかわらず、たくさんの方が上ってきています。
休日にはマイクロバスでやってくる団体も。

もう少し上ると若狭と近江の国境

もう少し上ると若狭と近江の国境

撮影:筆者

雲海スポットから林道を数キロ上がると、おにゅう峠に到着。
数台止める駐車スペースがあり、祠にお地蔵様が祀られています。
福井県側を望むと、日本海が一望でき、案内板も設置されています。

秋の紅葉と雲海もですが、春はここまでの林道脇に石楠花が咲き誇り、ヤマボウシの白い花や少し登山道に入るとイワウチワのピンクの花が愛らしく咲いているのも楽しめます。

おにゅう峠の住所・アクセスや営業時間など

名称おにゅう峠
住所滋賀県高島市朽木小入谷
営業時間・開場時間24時間
利用料金や入場料無料
参考サイトhttp://touge1000.com/touge/4939/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

おにゅう峠のスポットページ

針畑でお茶タイムとお土産ゲット

針畑でお茶タイムとお土産ゲット

撮影:筆者

おにゅう峠の麓、滋賀県側の朽木中牧には、「山帰来(サンキライ)」という都市交流施設があり、軽食やコーヒーが楽しめます。
この「山帰来」では京都大学芦生原生林への入山ガイドの申込みが出来ますよ。

また、隣接する「針畑ルネッサンスセンター」では、地元の山菜加工品や名物の「鯖のなれずし」などの物産を買うことが出来ます。

榊始(iti)

Writer:

榊始(iti)です。長崎出身。大阪に住んでいましたが、子育てを終えてから滋賀県高島市朽木小川に移住して20年近くになります。滋賀県湖西や湖北の地域、妻(ご人)の実家がある兵庫県但馬地方、そこまでの経由地である京都府北部を中心にご紹介します。毎日『「朽木小川より」itiのデジカメ日記』というブログで地域の行事や風景・生活をフォトと共に発信中。http://kutsukikog.exblog.jp/ 

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